掛けふとんや寝具の状態は、睡眠の質に影響を与えるとも言われます。家族みんなの健康的な眠りのために清潔な状態にしておきたいものです。では、掛けふとんは丸洗いやクリーニングはどうするのでしょうか?日々のメンテナンスは?そんな知っているようで知らない、掛けふとんのお手入れについてご紹介します。

質の良い眠りと、掛けふとんの関係とは?

睡眠の質は様々な要素に左右されると言われていますが、そのひとつに「掛けふとんの状態」というポイントが挙げられます。

人が熟睡するためには体温をスムーズに下降させる必要があると言われ、そのためにはふとんの中の温度を33度前後に保つことが望ましいと考えられています。ふとんの中の温度が低すぎると体が冷えてしまい、これに抵抗しようとして体温が下がりにくくなるそうです。
そのため、快適な眠りにつくためには、掛けふとんの保温力と保湿力を維持することが大切と言えます。

軽めの掛けふとんを使うことも大切

睡眠の質を高めるには、掛けふとんの「重さ、軽さ」も大切です。
掛けふとんが重いと寝返りを打ちにくく、睡眠の質が低下する恐れがあるそうです。最近は軽量タイプの掛けふとんがリーズナブルな価格で販売されていますので、ふとんを買い替える際にはこういった観点から商品を選んでみるのもいいでしょう。

掛けふとんは、汗・ダニ・雑菌などで思ったよりも汚れている!?

掛けふとんや敷きふとんは、ダニや雑菌の温床になると言われています。
人は一晩におよそコップ1杯分もの汗をかくと言われており、その多くはふとんに吸収されます。
また、ふとんはフケやアカなどダニの大好物が溜まりやすい場所でもあります。そのため掛けふとんや敷きふとんのメンテナンスを怠っていると、その内部でダニや雑菌が大量繁殖してしまう場合もあるのです。

ふとんの使い方やお手入れの状況によって違いはあるものの、「10年以上使用しているふとんには、50万匹以上ものダニが生息している」というデータも存在するのだそうです。
普段使っている掛けふとんの中に何十万匹ものダニが潜んでいるなんて、想像するだけでゾッとしますね。

掃除機だけでダニを除去するのは不十分?

最近は、ふとん用の掃除機などを使って掛けふとんのメンテナンスをする方が増えています。もちろん掃除機によるお手入れには一定の効果があり、表面に付着したダニについては、その40%~70%程度を除去できることがわかっています。
しかし、ふとん内部に潜んでいるダニについては、0.01%~0.06%程度しか除去することができないのだそうです。

掛けふとんの中に潜むダニや雑菌を除去して清潔な状態を保つには、丸洗いなど適切なケアをする必要がありそうです。

自宅でできる掛けふとんを清潔にキープする方法とは?

掛けふとんを清潔にキープするためには、干して乾燥させることが大切と言えます。
というのも、ダニや雑菌は「乾燥」に弱いため、掛けふとんをしっかり乾燥させることでその発生・繁殖を抑えることができると考えられるからです。

掛けふとんを干すタイミングは、天気が良く乾燥した日がいいでしょう。時間帯は、10時~15時くらいをおすすめします。太陽の光には雑菌作用が期待できると言われていますので、太陽光が全面に当たるよう両面ともに干すことをおすすめします。

ただし、掛けふとんを長時間にわたり干すと、ホコリが付着したり掛けふとんの生地を傷めたりすることがあります。掛けふとんは、天気が良く湿度の低い日に、適度な時間干すことが大切です。

※注意※
掛けふとんの素材、種類によっては、天日干しを避けた方がよいものもあります。お手持ちの掛けふとんの「洗濯表示(取扱い表示)」を確認するようにしてくださいね。
また、天日干しでの生地の色あせや傷みを予防するために、カバーをかけることもおすすめします。
掛けふとんが汚れたら「つまみ洗い」

掛けふとんが汚れてしまった場合、すぐに「つまみ洗い」をすることをおすすめします。汚れを放置してしまうと、そこでダニや雑菌が繁殖し、掛けふとんの衛生状態が悪くなってしまう恐れがあるためです。

最近ではウォッシャブルタイプの掛けふとんもありますが、頻繁な洗濯は掛けふとんを傷める原因にもなりかねません。ちょっとした汚れについては、その都度丸洗いをするのではなく「つまみ洗い」で対応するといいでしょう。

掛けふとんを丸洗いしたほうがいいタイミングとは?

普段から気を付けていたとしても、掛けふとんは、定期的に丸洗いすることをおすすめします。丸洗いをすることで汗やアカ、フケなどによる汚れをかなり落とすことができるうえ、掃除機では除去しきれない内部のダニや雑菌についても、その多くを取り除けると言えるからです。
また、掛けふとんを丸洗いしてキレイにすると、保湿力や保温力が回復する効果も期待できます。

それでは、掛けふとんはどのタイミングで丸洗いすればいいのでしょうか?

丸洗いの目安は6か月に1回

厚生労働省が旅館をはじめとする宿泊施設に向けて発した通達『旅館業における衛生等管理要領』によると、ふとんの丸洗いについて、「布団や枕は、6カ月に1回以上丸洗いすることが望ましい」としています。

もちろん、家庭と旅館ではその環境が異なるため、一概に同じとは言えませんが、おおよその目安にはなるでしょう。掛けふとんの丸洗いは6カ月に1回、具体的には、夏用掛けふとんと冬用掛けふとんを交換するタイミングで行うのがよさそうですね。

掛けふとんはクリーニング可能?どうやって行うの?

掛けふとんを清潔に保つには、定期的に丸洗いしたほうがいいとわかってはいても、ふとんの丸洗いを家庭でするのは至難の業でしょう。
仮に丸洗いできたとしても、内部までしっかり乾燥させられない場合も考えられます。

そこでおすすめしたいのが、掛けふとんをクリーニングに出す、という方法です。
掛けふとんの丸洗いを専門業者に依頼すると、内部までしっかり洗浄したうえで特殊乾燥をし、内部まで清潔な状態にクリーニングしてくれます。

もちろんクリーニングを依頼するにあたっては所定の料金がかかりますが、頻繁に出すものでもありませんし、年に数回、徹底洗浄してキレイにしてもらうことで手に入る心地よさ、快適さがあります。

【参考】ベアーズの布団クリーニングサービス ふとん丸洗いお届けパック

【まとめ】掛けふとんは定期的に丸洗い!クリーニング業者に依頼して快適な眠りへ

掛けふとんの衛生状態は、睡眠の質を左右することがあると言われています。
そのため、掛けふとんは年に数回、定期的に丸洗いをして清潔に保つことが大切です。
掛けふとんを干してはいるものの丸洗いをしたことがないという方は、「ふとんクリーニング」がおすすめです。清潔な掛けふとんを使うことで、睡眠の質が向上して快適な眠りにつけるかもしれません。