冷蔵庫は気が付かないうちに汚れていることが多い場所。よく見ると、手が触れるドアやパッキン部分、庫内に汚れが付いていませんか?実はその汚れ、カビかもしれません。特に、湿気の多い梅雨時期はカビが増えやすくなります。予防には定期的な掃除が必要。プロの技を拝借してみましょう。

冷蔵庫が汚れる原因とは?

そもそもどうして冷蔵庫が汚れるのでしょうか?常に汚れた手で触るというわけでもないのに、知らないうちに意外に汚れていますよね。その原因は大きく分けて4つあると言われています。

・冷蔵庫汚れの原因1:食品のこぼれ
冷蔵庫内で保管している食品などを取り出す際、容器から中身がこぼれてしまうことはありませんか?ケチャップなども気圧の関係で、漏れ出すケースもあるそうです。後でキレイに掃除しようと思って汚れを放置してしまうと、そこからカビが繁殖してしまうかも知れないのです。

・冷蔵庫汚れの原因2:パッキンの不具合
冷蔵庫は気密性を高めるためにドアにパッキンが使用されています。長く使い続けるうちにパッキンが劣化してしまい、気密性が下がることがあります。その結果、外部からカビが入りやすくなり庫内に定着してしまうというわけです。

・冷蔵庫汚れの原因3:食品についたカビ
野菜や果物といった青果類は、土がついたまま販売されているものも多くあります。土には「カビ胞子」が含まれていることがあると言われ、冷蔵庫内に付着する可能性が出てきますね。
また、目には見えなくとも食材が傷んでいることもあるでしょう。気が付かない間に食材から冷蔵庫内にカビが移ってしまいます。

・冷蔵庫汚れの原因4:湿気
冷蔵庫内は湿度が低く乾燥しがちですが、その分外気の影響を受けやすいデメリットがあります。特に、梅雨のシーズンはじめじめと湿度が高く、冷蔵庫の開閉によって外気が入り込んで冷蔵庫内の湿度も上がってしまい、カビが繁殖しやすくなります。

冷蔵庫内、箇所別の掃除方法は?

日常生活を送っているだけで自然についてしまうとされるカビですが、どのようにして落とし、予防すればいいのでしょうか。庫内の箇所別に掃除方法をご紹介しましょう。

・冷蔵庫の外側
中性洗剤を薄めて、キレイな雑巾に浸し、硬く絞りましょう。汚れを落とすように拭きます。このとき、雑巾に水分が残っていると、乾燥したときに水滴汚れが残ってしまうので、乾いた雑巾で乾拭きします。
鏡面仕上げの冷蔵庫の場合、雑巾の素材が荒いと鏡面に傷が入る可能性があるので、柔らかな布を使いましょう。

・冷蔵庫のパッキン
ドア部分につけられているパッキンは、本体との接合部分に汚れが溜まりがちです。そこで、歯ブラシや綿棒を使って汚れを取り除きます。後に紹介する重曹水を使うと汚れが落としやすくなります。

・冷蔵庫内のプラスチックトレー
取り外し可能なプラスチックトレーは、丸洗いをおすすめします。食器用の中性洗剤であらい、乾燥させます。

・冷蔵庫内の棚
取り外しがきかない棚部分は、薄めた中性洗剤がついた雑巾で汚れを拭き取ります。水拭きをして洗剤と汚れを取り除いた後、カビを防ぐためにも、乾いた雑巾で乾拭きしましょう。

食べ物にも安全・安心、簡単な掃除方法はコレ

冷蔵庫を清潔にしたいけれど、カビ取り剤を使うのは体への影響を考えると心配ですよね。そこで、掃除には体に安全で手軽に使える重曹を使ってみましょう。重曹には研磨剤、そして消臭剤としての働きがあるとされています。
研磨剤というと、「冷蔵庫内が削れて傷んでしまうのでは?」と心配になるかもしれませんが、重曹の粒子は柔らかく細かいので汚れを落としやすく冷蔵庫内を傷めにくいと言えます。
また、冷蔵庫内は食品のニオイがこもりがちですが、消臭作用でスッキリとした庫内に変えられます。

・重曹水の作り方
 水またはぬるま湯100mlに対して、重曹小さじ1をふり混ぜて溶かします。溶けにくい時は水の温度を40度前後にすると溶けやすくなります。

・重曹水の使い方
パッキンやプラスチックケースの隅などの細かな汚れは、重曹水に綿棒などを浸して使いましょう。
冷蔵庫内の棚など広い範囲を掃除する際は、マイクロファイバー製のミニタオルが活躍します。マイクロファイバーは細かな繊維で作られているので、通常のタオルや雑巾では落としきれない細かな汚れや頑固な汚れも取り去れます。

重曹で汚れを拭き取った後は、除菌とカビ予防を兼ねての消毒をします。ドラッグストアで購入できるエタノールを庫内に吹き付け、一旦ドアを閉め10分ほどおきましょう。

冷蔵庫の掃除で光るプロの技とは?

ここまで、ご家庭でできる簡単な掃除の方法をご紹介してきましたが、中には落としきれない汚れがあるでしょう。特にカビは根深いため掃除で表面的にキレイになったように見えても、時間が経つと同じところからカビが生えてくることがあります。

そのような汚れやカビに対しては、プロならではの機材やノウハウ、技術力が光るハウスクリーニングの利用がおすすめです。
ハウスクリーニングでは、冷蔵庫内の部品を取り外し、ひとつひとつ洗浄していきます。
業者専用の洗剤を用いておこなうため、しつこい油汚れも徹底的に除去してくれるはずです。
また、カビ取り対策も万全と言えるほどで、掃除の後は防カビ、消臭、抗菌、防汚の専門的な仕上げをおこないます。
専門知識と技術力、実績を身につけたプロの作業員は、専門的なブラシなどを用いるため手際も良く、かかる時間も1~2時間程度とスムーズかつ的確に掃除がおこなわれます。そして、食品を保管する冷蔵庫へ強い洗剤を使用するのは、と懸念される方向けに、なめても害のないエコ洗剤を使用することも可能です。

では、具体的な手順についてみていきましょう。

1.冷蔵庫内の食品類を外に取り出します。
2.卵ケースやスライドケースなど、取り外せる部品を取り外し、洗います。
3.パッキン類など細かな汚れを落とします。
4.仕上げに抗菌剤をふきつけ、部品や食品を戻します。
5.冷蔵庫表面の汚れやシール跡などを取り、拭き上げます。

プロの掃除手順は、このような流れでおこないます。家庭で掃除をする際にも応用できる流れではないでしょうか。

また、先ほどご紹介した汚れとり用の重曹ですが、家庭では薄めて使うのが一般的ですが、プロは異なった使い方をしているようです。

・粉をそのまま使う
冷蔵庫内の汚れでぬめりや粘着性が強い場合、粉を直接汚れに振りかけて、その上から濡らしたスポンジで汚れをこすります。粉のまま使う方が研磨剤としての働きが強くなるため、しつこい汚れを取り除きやすくなります。

・ペースト状で使う
乾燥してこびりついた汚れは、水分を与えて浮き上がらせることが大切です。
重曹2:水1の割合でペースト状にして汚れの上に塗り、ラップをしましょう。5分~10分ほど放置すると汚れが浮き上がって落ちやすくなるはずです。もちろん、汚れを落とした後は水拭きと乾拭きを忘れずにおこなってくださいね。

まとめ

想像以上に汚れやすい冷蔵庫は、こまめなお掃除が一番です。春から夏にかけてのシーズンは湿度があがるためカビも繁殖しがちです。
今回ご紹介した重曹を使って手早く掃除してカビを予防してみてください。

自分では取りきれない汚れはプロの業者に任せて。
また、定期的にハウスクリーニングを利用して汚れが溜まらないようにするのもいいでしょう。掃除や家事を代行してもらうと時間にもできるため気持ち的にも余裕を持って過ごせるはずです。