フローリングの汚れは、長時間放置すると落ちにくくなり傷みにもつながるため、日頃から清潔にしておきたいものです。そこで、なにかと重宝する「重曹」を使った方法を中心に、プロの掃除方法を参考にしたフローリング汚れの対処方法を紹介します。

フローリング汚れの種類と対処法は?重曹の活用法は?

フローリングの汚れには重曹を使うと良いと聞いたことはありませんか? 
重曹は、安全な天然素材であり、ものによっては「ふくらし粉」として食べ物に混ぜて使うこともありますね。

そんな自然で安全な重曹を使って掃除が出来れば、肌に触れても安心なフローリングに仕上がりそうです。素足で歩いても安全で快適なフローリングになる重曹による汚れ落とし。しかし、使い方と使うタイミングを間違えると失敗することもあります。掃除に重曹を使おうと考えている場合には、正しい使い方と、使っても良いタイミングを知っておきましょう。ポイントは、汚れの種類を見定めることです。

重曹を使った正しい汚れの落とし方

重曹を使ってフローリングの汚れを落とす場合には、フローリングに施されたワックスを剥がさないように注意が必要です。
ワックスを守るためには、濃すぎる重曹液を使わないことと、しっかりと溶かしきってから使うのがおすすめです。

重曹液は、お湯1カップに対して重曹小さじ1/2杯の割合で作ります。冷たい水では溶けにくいため、十分に溶かすためにはお湯を使うと良いでしょう。
ただし、65度以上の熱いお湯を使うと分解によって刺激の強い強アルカリ性になるそうなので、ぬるま湯を使ってください。
ぬるま湯で溶いた重曹液は、弱アルカリで油汚れに効果的だといわれています。

スプレーボトルで吹きかけてから、水拭きしても良いですし、ぞうきんに浸して絞ってから拭いても良いでしょう。重曹が残ると白っぽくなるので、最後は水拭きで仕上げましょう。

日常的な軽めの汚れには中性洗剤も

ひんぱんに重曹を使うとフローリングが剥げる恐れがあります。そのため、日常的な軽いホコリ汚れに対しては、重曹ではなく単なる水拭きや掃除機でのホコリ取りを中心に行なった方が良いかも知れません。

また、重曹ではなく中性洗剤を使っても油汚れは落ちますし、中性洗剤の方がワックスが剥がれるリスクを抑えやすいといわれています。もちろん、その場合でも濃すぎる液を使ったり、強い成分の洗剤などを選んだりすると、フローリング材にダメージを与える恐れはあります。

頑固な汚れにも重曹が活躍

頑固で落としにくいフローリングの汚れにも、重曹が適しているといえます。フローリングには、調理時の油はねや人の足の皮脂などがこびり付きやすい場所。床のべた付きが気になった時や、年に数回の大掃除などには、重曹を使ってしっかりと油脂汚れを落とすとよいでしょう。拭いた後のフローリングに白っぽく重曹が残ってしまう場合には、最後にクエン酸を溶いた水で拭きあげるという方法もおすすめだそうです。

フローリングの種類と長持ちさせるメンテナンス方法は?

フローリングを長持ちさせるには定期的なメンテナンスが大切といえます。メンテナンス方法の種類をチェックして、自宅の床材やお手入れの利便性などを考えて、適したメンテナンスを行ないましょう。

メンテナンス方法としてのワックスとコーティングの違い

フローリングのメンテナンス方法には、主にワックスとコーティングがあります。どちらも床材の面に膜を作り、その膜によって傷や汚れを付きにくくするという目的で使われるものです。ただし、2つの方法には使われる材質や耐久性などに違いがあります。

ワックスは樹脂製のものなどで、半年に1度程度の定期的な塗り重ねをすることで、きれいな床を維持しやすくなるとされています。

また、一般的に5年に1度くらいはワックスを剥がして塗りなおすことも必要とされています。
ただし、床材の中にはシートフローリングなど、ワックスを塗れない(塗ると滑りやすくなったり、汚れやすくなったりする)ものもあるので注意が必要です。

一方、コーティングはワックスよりも耐久性に優れており、長期間床を保護することができるものとされています。ガラスコーティングやウレタンコーティングなどがあり、素材によって数年~数十年と耐久性に差があります。ガラスコーティングは比較的長寿命といわれています。

各家庭の事情に合った汚れ対策とは?

フローリングを採用した家が増えており、フローリング掃除は欠かせないものとなっています。みんなが快適に過ごすためには、各家庭の人数や住宅環境に合わせて、より良い汚れ対策を講じることも大切ですね。

ペットがいる家庭での床の汚れ対策

ペットのいる家庭では、足跡や爪のひっかき傷、エサや水の汚れなどが多くなります。しかし、床を化学製品で掃除するとペットが知らずに舐めて、体に害が起こりそうで怖いものです。そのため、フローリングの掃除には重曹を使用するのが良いでしょう。
また、ワックスはペットが滑りやすくなることがあるため、滑り止め効果のあるワックスを使用するか、特殊コーティングをすると安心です。特殊コーティングは業者への依頼をおすすめします。

小さなお子様がいる家庭での床の汚れ対策

小さなお子様がいる家庭でも、フローリングの掃除には体に優しく安心な重曹やクエン酸が向いています。お子様が小さいうちは汚れも多いでしょうから、汚れが落ちやすく安全性も高いガラスコーティングなどの無機系コーティングを利用したり、天然成分のワックスを使ったりすると良いでしょう。

無垢材のフローリン汚れ対策

フローリング素材として、無垢材や生木を使っている場合には、重曹での掃除は出来ません。重曹を使うと木材が黒ずんでしまう恐れがあります。

また、ワックスやコーティングなどを行なわないでいると、自然素材の風合いを強く感じられると思いますが、その分お手入れが大変です。水に弱くシミが出来やすかったり、ひび割れが生じやすかったりすることもあるため、定期的なメンテナンスが重要といえます。

まとめ:フローリングは種類に応じた掃除とメンテナンスが必要

フローリングの床は足裏に心地良く、おしゃれなお部屋を演出してくれます。しかし、フローリングを快適な状態に保つためには、汚れが付いたら正しい方法で掃除をすることと、定期的にメンテナンスすることが必要といえます。

自宅の床の素材や家族に合わせて、適切な方法を選び、安全かつ快適な暮らしのためのお手入れを行いましょう。適した掃除方法が分からない場合には、ハウスクリーニングに依頼する方が安全かも知れません。ハウスクリーニングなら、全部お任せで快適な仕上がりが期待できるでしょう。