キッチンの汚れを落とすとき、汚れの種類で洗剤を使い分けていますか? 市販の洗剤は用途に合った様々なものがありますが、種類によっては人体や環境に負担がかかるものも。そこで、人にも環境にも優しい重曹やクエン酸を使って掃除できる、ナチュラルクリーニング方法を紹介します。

環境にも人にも優しい「ナチュラルクリーニング」とは?

化学薬品を使わずに身の回りにあるものを使って掃除を行うのがナチュラルクリーニングですが、具体的にどういったものを使うのかというと、それは重曹やクエン酸です。この2つをうまく活用することで、環境や人体へあまり負荷をかけずに掃除できるようになるのです。
重曹とクエン酸にはそれぞれ得意とする汚れがあるため、汚れの性質に合わせて使い分けることが掃除のコツとなります。
この使い分けに一度慣れてしまえば、普段の掃除は市販の洗剤や薬品に頼らずとも手軽にできるようになるでしょう。以下に重曹とクエン酸それぞれの掃除の仕方を紹介しますので、ぜひ参考にして一度試してみてくださいね。キッチン周辺の掃除がぐっと楽になるはずです。

頑固な油汚れに! 重曹を使ったお掃除

弱アルカリ性の重曹は、油汚れや焦げといった酸性の汚れ、ヌメリに強いのが特徴です。使い方としては、粉状のまま使う場合は直接掃除する場所にふりかけていきます。シンクにふりかけてスポンジで磨いていけば、油汚れやヌメリも意外に簡単に落ちるでしょう。
水に溶かして使う場合は、スプレーの容器に入れて吹き付けるようにすることで凹凸のあるガスコンロにも対応しやすく、吹き付けたところを拭き取ることで油汚れもさっと落とせます。
また、重曹を溶かした水を電子レンジにかけて4~5分ほど加熱し、そのまましばらくおいてからレンジ内を拭き取るようにすると、庫内に広がった重曹水の蒸気によって油汚れや飛び散り汚れなどを落とせます。もちろん、重曹が得意な汚れであれば、使用する場所はキッチン周辺に限りません。

水垢汚れに! クエン酸を使ったお掃除

一方、クエン酸はその名からもわかるように酸性で、水垢や石鹸のカスなど、水まわりの掃除に活躍します。水に溶かしてスプレー容器に入れて吹き付けたり、キッチンペーパーに含ませて掃除したい箇所に貼り付けるといった使い方をします。キッチン周辺は油汚れ以外に水垢もたまりやすい場所なので、重曹と合わせて使うことで掃除もはかどるでしょう。
クエン酸には消臭効果もあり、たとえばニオイの元が生ゴミだった場合には粉末のまま直接ふりかけることでニオイを抑えることもできます。重曹同様、人体に優しいものですが、塩素系洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので市販の洗剤を使うときには注意してください。
また、クエン酸は金属を錆びさせるという特徴もあるので、鉄のフライパンや銅鍋などの掃除には適していないことに注意しましょう。

まとめ:ナチュラルクリーニングで環境に優しい暮らし

重曹とクエン酸、それぞれの特徴と得意とする汚れについて紹介しました。この2つはそれぞれ単体で使えるのですが、実は混ぜ合わせることで発泡し、この泡の力を使って手の届きにくい箇所の掃除も手軽にできます。このように応用も利く重曹とクエン酸は食品にも使われているもので、環境や人にやさしい洗剤といえます。お子様のいるご家庭でも安心して使えますね。
重曹やクエン酸といった身近なものを使ったナチュラルクリーニングは、習慣づけることで心も身の回りもスッキリすることができる掃除方法といえます。まずは掃除という生活に密着したところから、余裕のある暮らしを目指してみてはいかがでしょうか。