食器の素材によりお手入れの仕方が変わることを知っていますか?お気に入りの食器を長く使えるように素材に合ったお手入れをしましょう。

食器の手入れ方法は素材によって違う

毎日使っている食器ですが、お手入れ方法をちょっと工夫することで美しい状態を維持して、長く使い続けることができます。食器のお手入れ方法は、素材によって変えることが大切です。日常的に使っているため、あまり意識をしていませんが、日本の食器には実にさまざまな素材が使われています。

主な食器の素材には、以下のようなものがあります。それぞれに特徴があり、特徴に合った料理を入れると見た目にも美しく、おいしさをキープしたり、食べやすくなったりするものです。

・漆器
木製の土台に漆を塗ったもの。茶たくやお盆など、あまり汚れないものから、お椀やお重、弁当箱など、油ものなどを入れる用途のものまであります。熱すぎる料理には向きませんが、意外と丈夫で、日常使いに適した素材です。

漆は耐酸性、耐アルカリ性、耐水性に優れ、天然の塗料、接着剤としては最強といわれるほど。もちろん、取り扱う上で気をつけるべきことはありますが、毎日の食卓に並べる食器としてお使い頂くにあたっても、丈夫で頼れる存在です
出典 : 【お椀?お箸?】漆器の種類別おすすめランキング|やさしい漆(うるし)

・金属・銀

鉄、ステンレス、銅、アルミ、錫、真鍮などの金属や銀製、もしくは銀メッキなどは、カトラリーを中心に多く使われている素材です。丈夫で柔軟性もあり、壊れにくい素材ですが、サビや変色の可能性を持っています。

金属はほとんどのものが変色します。
水・塩・酸(湿気や汗など)に反応するからです

出典 : 金属食器のお手入れ方法|sorarie ささきりえWEBSITE

・陶器・磁器

陶器、磁器は焼き物であり、陶器は粘土が原料で、磁器は石の粉が原料です。どちらも基本的には熱いものや冷たいものなど、色々な料理に使えて便利ですが、衝撃に弱く割れたり欠けたりする恐れがあります。磁器の方が陶器より丈夫で食洗機やレンジ対応も多くなりますが、温度変化に弱い性質です。

・プラスチック

プラスチックは割れる心配はありませんが、柔らかく、変形や傷のリスクがあります。熱や尖ったものには注意が必要です。また、食品の色や油がしみこみやすく、汚れやにおいの原因になります。

・ガラス

ガラスの食器は輝きが美しく、料理を盛り付けると涼しげで、飲み物を注ぐと飲み物の色が映えます。ただし、ガラスは繊細なため、熱いものを入れたり、急激な温度の変化があったりすると、割れる恐れがあります。また、衝撃にも弱くなっています

素材別の手入れ方法

それぞれの素材によるお手入れ方法を実践してみましょう。適したお手入れをすることで、食器が美しくなり、長持ちします。

漆器は優しく洗って拭くことさえ守れば、意外とお手入れが簡単なものです。食器洗浄機の利用はできませんが、汚れが落としやすく、普通の食器洗い洗剤も使えます。こびり付いたご飯粒などは10分程度水に浸して落としやすくし、傷がつきにくい柔らかいスポンジを使って洗浄しましょう。洗い終わったら、乾燥する前に柔らかい布巾で拭いておくと水滴のあとが残りません。

金属・銀

金属のお手入れの方法は簡単です。使った後は早めに液体洗剤とスポンジで洗い、柔らかい布で水気を完全に拭き取ります。研磨目的の洗剤やスチールウールなどは、傷をつける恐れがあるため、注意が必要です。変色が出てきたら、固めのスポンジでどう方向に磨くと美しくなります。銀製の食器は銀専用の磨き粉がありますが、歯磨き粉でも代用可です。

陶器・磁器

陶器は長時間水につけることや生乾きのままで放置するのは避けましょう。洗剤と水で素早く洗い、きちんと乾燥させてから収納します。磁器は熱いままで冷たい水につけることを避けましょう。食器洗浄機も使えますが、金銀の装飾があるものは手洗いします。どちらも割れ物なので、丁寧に扱い、他の食器とぶつけないように注意が必要です。

プラスチック

プラスチックの食器は、傷つきやすいため、柔らかいスポンジと洗剤で優しく洗います。付いたにおいが気になる場合には、セスキ炭酸ソーダを薄めた水でつけおき洗いしましょう。基本的には、においや色の強い料理に使わない方が安心です。

ガラス

ガラス食器は中性洗剤で優しく洗います。足付きグラスは足の部分をひねって洗うと破損の恐れがあるため、注意が必要です。ガラスは酸で仕上げをしているため、食器洗浄機専用洗剤に多いアルカリ系の洗剤はくもりが出る原因となります。くもりが出たら、酢やレモンなど酸性のもので拭くとキレイになります。

お手入れ方法に不安を感じたらプロにお任せ

食器のお手入れは毎日必要ですが、汚れが落ちにくかったり、大切な食器をお手入れする時は家事代行でプロの家政婦さんに依頼することもお勧めです。適切な洗い方やお手入れ方法を知っているため、安心して任せることができます。また、一緒にお手入れすることで、コツなどを聞けるかも知れません。

まとめ:毎日の食器の手入れにちょっとだけこだわって

食器のお手入れは毎日必要ですが、汚れが落ちにくかったり、大切な食器をお手入れする時は素材に合わせたやり方をよく調べてから行いましょう。
ちょっとこだわってみるだけで、食器がより美しくなり、食卓を華やかにしてくれるでしょう。
正しい方法で丁寧にお手入れをして、お気に入りの食器を長く使いたいですね。