様々な液性の中で、油汚れに効果が高いのはアルカリ性だといわれています


洗剤は酸性、弱酸性、中性、弱アルカリ性、アルカリ性と6つに分類することができます。

その中でもpH(水素イオン濃度)が11以上のものがアルカリ性となり、油汚れに効果が高い液性だと言われています。

換気扇の油汚れには適しているといえるでしょう。

液性には特質があるため、使用用途に合ったものを選ぶとよいです

洗剤には“液性”と呼ばれる物があり、大きく「酸性」「中性」「アルカリ性」と分別することができます。

また、細分化していくと、酸性、弱酸性、中性、弱アルカリ性、アルカリ性と6つに分類することができます。

それぞれの液性はpH=水素イオン濃度の値によって変わり、それぞれ異なった性質を持っています。

ここでは、アルカリ性以外の液性を見てみたいと思います。

酸性

pHが0~3程度のものを指します。

トイレや浴室用の洗剤は酸性であることが多いですが、それには理由があります。

酸性の洗剤は水垢やサビ、便器の尿石や黄ばみなどを落とす効果が高いといわれているからです。

天然石や金属などにダメージを与えてしまうというリスクがあります。

弱酸性

pHが3~6程度のものを指します。

酸性と比べると、人体(皮膚や目など)に与える影響は少なくなりますが、その分洗浄力は劣ります。

石鹸カスや水垢など、汚れの程度が軽いものであればこれで十分です。

中性

pHが6~8程度のものを指します。

家庭用の台所洗剤は中性のものがほとんどです。

なぜなら、酸性やアルカリ性と比べると安全性が高いといわれているからです。

しかし、洗浄力には両者に劣ります。

換気扇の油汚れに高い効果を発揮するのは、アルカリ性だといえます


換気扇の油汚れにはアルカリ性が良いと言われている理由は、酸性や中性とは異なる性質にあります。

ここでは、弱アルカリ性、アルカリ性の液性を見てみたいと思います。

弱アルカリ性

pHが8~11程度のものを指します。

中性に比べて洗浄力が高く、油汚れにも効果を示します。

食器を洗う目的で使用されることもありますが、皮膚にダメージを与える可能性があるため、食洗機用のものがほとんどです。

アルカリ性

pHが11以上のものを指します。

アルカリ性は油汚れを洗浄する力が強く、換気扇のしつこい油汚れを落とすのに効果が期待できます。

人体への影響が大きくなるため、使用の際にはゴム手袋や眼鏡をはめることをおすすめします。

このように、換気扇の掃除で使うのであれば、弱アルカリ性もしくはアルカリ性の洗剤を使用すると作業が楽になるといえます。

油汚れの程度によって使い分けるとよいです。

セスキ炭酸ソーダや重曹がアルカリ性洗剤の代用になります

アルカリ性の洗剤は、酸性の洗剤と混ぜてしまうと効果が減少してしまうため、避けた方がよいです。

また、素手で使用すると、皮膚に洗剤が付着してしまった場合、肌荒れやかぶれなどを起こしてしまう可能性があります。

肌の弱い人や小さいお子さまがいるご家庭で使用するには、少し不安が大きいかもしれません。

アルカリ性の洗剤を使用するのに抵抗がある人は、別のもので代用することを考えてみましょう。

重曹やセスキ炭酸ソーダはpHが8~11程度の弱アルカリ性に相当します。

また、炭酸ソーダはpHが11以上のアルカリ性に相当します。

これらは基本的に自然由来の成分で製造されているものですから、皮膚に付着しても心配ありません。

重曹は粉の状態で使用することもできますし、水に溶かして使用してもよいでしょう。

また、セスキ炭酸ソーダなどは水に混ぜてスプレーを作ると掃除に使いやすいです。

(まとめ)換気扇の掃除にアルカリ性が適しているのは本当?

1.様々な液性の中で、油汚れに効果が高いのはアルカリ性だといわれています

換気扇の汚れというものは、その大半が油汚れです。

酸性や中性など6つある液性の中でも、油汚れに効果が高いといわれているアルカリ性の洗剤を使うのがよいといわれています。

2.液性には特質があるため、使用用途に合ったものを選ぶとよいです

洗剤にはpH=水素イオン濃度の値によって異なる液性というものがあります。

酸性はトイレや浴室用の洗剤に多く、キッチンで使われることはあまりありません。

また、中性の洗剤は食器洗い用洗剤などで使用され、洗浄力にやや劣ります。

3.換気扇の油汚れに高い効果を発揮するのは、アルカリ性だといえます

弱アルカリ性やアルカリ性の洗剤は、中性洗剤よりも洗浄力が高く、油汚れにも効果が期待できます。

換気扇の油汚れを落とすには、液性の中にはアルカリ性が適しているといえます。

4.セスキ炭酸ソーダや重曹がアルカリ性洗剤の代用になります

アルカリ性の洗剤は人体に影響を与える可能性がありますので、抵抗がある方は重曹やセスキ炭酸ソーダ、炭酸ソーダなどで代用することをおすすめします。

いずれも水に溶かして使用することができ、皮膚に付着しても問題ありません。