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ワークライフバランスインタビュー

ワークライフバランスインタビュー

岩上貴洋さん

気の合う仲間と「Life is Good」をかたちにしていく

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株式会社LIG
代表取締役社長 岩上貴洋さん
取締役副社長 吉原ゴウさん

Profile

株式会社LIG
代表取締役社長 岩上貴洋さん

学生時代、モバイルマーケティング、ITベンチャー企業数社に参加する。在学中からアーリーステージを対象とした独立系投資会社にて、投資業務、コンサルティング業務に従事。 2007年、株式会社LIG創業。

取締役副社長 吉原ゴウさん

中学校を卒業後、農家、カヤックインストラクター、雀荘、ビデオ店員を経て、ウェブデザイナーに。その後独立し、2007年に株式会社アストロデオを設立。2012年に株式会社LIGと合併し現職。

2つの会社が同棲を経て結婚。そして今の「LIG」ができた
高橋
お二人は、岩上さんが社長、吉原さんが副社長として、一緒に「LIG」を経営されているんですよね。会社を立ち上げたきっかけはなんだったのでしょうか?
吉原
はじめは、それぞれ別の会社を経営していたんです。貴くん(岩上貴洋)が「LIG」、僕が「ASTRODEO」という会社をやっていました。僕はもともと、いまLIGの最高技術責任者をしているづや(高遠和也)と二人で会社をはじめたんです。
岩上
どっちも2007年に起業したんですよね。そうしたらある日、ウェブでうちの会社をみつけたづやから、なにか一緒にやりませんかっていう連絡が来たんです。会ってみると、同じくらいの歳だし、なぜかアポイントの間中、メガネがずり落ちてる(笑)。おもしろい人だなあ、と思ってASTRODEOとの交流がスタートしました。
吉原
1年くらいうちが制作を受託して、LIGが発注するという関係が続いたんですけど、そのころに貴くんの会社のメンバーがみんな会社からいなくなっちゃって。
岩上
方向性の違いから、ほぼ解散という事態に陥りました……。
吉原
で、貴くんがうちのオフィスに転がり込んできたんです。うちもメンバー3人くらいだったし、席もあいてるしいいかなと。そのころのASTRODEOは、制作力はあるけれど、専任の営業がいないことが不安の種だった。一方、貴くんは仕事を取ってくるのがすごくうまい。だから、お互いの力を活かしてオフィスをシェアしながらやっていくのがいいんじゃないか、ということになりました。
岩上
そして、2年くらいオフィスをシェアし、お互い7人くらいの組織になったときに、じゃあそろそろ……。
高橋
結婚しようか、みたいな(笑)。
吉原
まさにそうです(笑)。相性もいいし、じゃあ結婚しましょうと。そこで、どっちの姓を名乗るのか話し合って、「LIG」を名乗ることになったんです。
高橋
同棲を経て結婚に至ったと(笑)。すてきな出会いだったんですね。
吉原
役員3人のキャラクターや役割がまったくかぶっていないところもよかったと思います。
岩上
人間関係も重ならないもんね。
吉原
バラバラっていうのは、逆にいいよね。経営者って基本的に孤独じゃないですか。でも、僕らの場合は3人だから、何かに悩んだときは3人で話せる。それがすごく楽なんです。
高橋
2人だけだと向き合うのがつらい時もありますが、3人だと社会ができますもんね。3人は運命の出会いだったんですね。それでは、今のLIGはどんな事業をしているんですか?
岩上
大きく分けて、LIGには制作事業部とメディア事業部という2つの事業部があります。制作事業では、ホームページやショッピングサイト、ニュースサイトなど、ウェブに関わる制作物をつくっています。メディア事業部というのは、自社のLIGブログの運用から始まったんですけど、いまはクライアントさんのメディア運用を任せてもらったり、メディアをつくってそこに人を集めるまで請け負っています。
高橋
最初からその2つの事業を展開していたんですか?
岩上
いえ、最初は制作事業だけで、3年前にメディア事業部を本格的に立ち上げました。メディアに力を入れた理由は、クライアントさんから名指しで「LIGにお願いしたい」と言われるような強みをつくりたいと思ったからです。制作だけでは競合が多いし、代理店経由で仕事をもらっていると、安さを売りにする価格競争に巻き込まれてしまいます。
吉原
たまたま僕が、文章を書いたり、写真を撮ったり、ネタを考えるのが好きだったので、自社のブログでおもしろい企画をどんどんやって、とにかく自分たちはウェブを楽しんでいるということを外に伝えていったんです。そうすることで、LIGのファンをつくりたいと思いました。「LIGが好きだから、LIGに発注しよう」という流れをつくりたかった。値段が一緒で、サービスも変わらなかったら、最終的に好きなところを選びますよね。
岩上
それで、2012年の1月からLIGブログを本格的に書き始めて、1年後には月間140万ほどまでPVを集めることができました。自社のブログに人を集めてメディア化する、ということを実践し、そこから他社のメディア運用も任せてもらえるようになったんです。
高橋
たしかに、LIGさんのブログ、おもしろいですよね。記事一つひとつに力が入っているし、社員の皆さん全員が書かれているのがすごいと思います。
吉原
自社のブログは実験場だと位置づけています。社員教育にもなっているし、対外的なプロモーションの意味もあるんですけど、どういったプロモーション施策をすると人が集められるのかという実験を最前線でやって、ノウハウをためて、それをアウトソーシングできるようにしたいんです。
岩上
サイトを制作するだけの会社はたくさんありますが、つくった上で1年後に500万PVにしますというところまでコミットできる会社はそうそうありません。一つの軸だけだと同じような会社はたくさんいるのですが、他の軸とかけ合わせると競合がどんどん減っていく。いまは、制作事業とメディア事業をかけあわせることで、あまり競合がいない状況をつくれていると思います。
吉原
ブログをやることのもう一つのメリットは、社員の顔が見えることですね。外に向けて、オープンに情報を発信し続けること。これはすごく他社との差別化要因になっていると思います。顔がわかっていると、親近感がわくんですよね。通常だと、企業のトップや広報の顔が知られていることはよくあります。でも、うちの場合はプログラマーやデザイナー、アシスタントにいたるまで、みんなの顔がわかる。それって、ほとんどないことだと思います。
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