リスキリング導入に必要な3ステップ
Home リスキリング導入に必要な3ステップ 2022-12-01 働き方改革 ウェルビーイング, テレワーク, 生産性向上, 福利厚生, 退職抑止 こんにちは。 リスキリング真っ只中の伊藤 圭です。 最近注目されているリスキリングですが、 リスキリングは、リカレント教育と混同して認識している方が多くいらっしゃいます。 まずは言葉の定義からご説明します。 リスキリングとは… リスキリングとは 「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必 要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、 必要なスキルを獲得する/させること」 (経済産業省 – リスキリングとは) リカレント教育とは 「学校教育からいったん離れたあとも、それぞれのタイミングで学び直し、仕事で求められる能力を磨き続けていくこと」 (厚生労働省 – リカレント教育) 上記の言葉の定義だけ見ると同じように捉えてしまいますが、二つの違いは軸が企業なのか、または個人なのかによって分けられています。以下のような言葉にすると分かりやすいと思います。 リスキリングは”企業が従業員に新しいスキルを身につけてもらうこと” リカレントは”自らの意思で興味関心に基づいてスキルを身につけること” 人事異動などは分かりやすいリスキリングの代表例です。 なぜリスキリングが注目されているのか? 第四次産業革命に突入している現代において、AIやロボットの活用、DX化が急速に進んでいます。 そういった背景の中で、必要性がなくなった職種や、規模縮小傾向にある職種などが出てきています。 必然とそのような職種に務めていた者は別の仕事をせざるを得なくなってしまいます。 人材の価値が上がっている現代において、既存社員の有効活用は大きな課題の一つであり、その課題解消として新たなスキルを身につけてもらい、有効に活用していく必要があることから”リスキリング”が注目されている要因であると言えます。 また新型コロナウィルスの流行により、働き方改革に拍車がかかり、テレワークの導入や、対面での商談からオンラインでの商談に変わっており、これまでの働き方では対応できないケースも増えてきています。 それに伴って新たな技術やツールなどの導入もあり、新たなスキル習得が必要な状況も発生しているのも”リスキリング”が注目されている要素の一つと言えます。 リスキリングのメリット 新しいスキルを習得することで単純に業務時間の短縮が期待できます。 さらには新しい角度から物事を見ることが出来るようになり、新しいアイデアが生まれやすくなります。 そして最大の魅力は、会社の文化を知っている人間がリスキリングに取り組むことによって、新しく得たスキルをどのように活かすかイメージしながらスキル習得が出来るという点です。 新しいスキルを習得しても役に立たなかったり、役に立つスキルでも会社で使用できる形に応用できなかったりすると意味を成しません。 新しいスキルを習得させるだけでなく、実際に仕事でつかえるようになって初めてリスキリングが意味を成し、効果を実感できるようになります。 リスキリングに必要な 3ステップ リスキリングはこれまで上記で説明した通り、企業が主体的に進める必要があります。 以下の三つは、私が人事として実践する中で感じた必要最低限準備が必要なものです。 習得すべきスキルの可視化 スキル習得に必要な環境整備 従業員に浸透させる仕組み ①習得すべきスキルの可視化 まずは企業や職種によって必要なスキルは異なります。企業が主体的に必要なスキルを明示することによって、従業員はスキル習得に迷いなく取り組むことが出来ます。 従業員の自己判断で必要なスキルを判断させると、企業としては正しい方向に進まず、無駄になってしまう恐れがあります。 […]
タレントプールとは?分かりやすく解説!
タレントプールとは?分かりやすく解説! 2022-11-30 その他 ウェルビーイング, 家事代行, 採用, 生産性向上, 福利厚生, 退職抑止 タレントプール という考え方が、近年の採用市場では注目されています。 先日「元人事が選ぶオススメ3選!ダイレクトリクルーティング」の記事でも触れましたが、 タレントプールという考え方が、近年の採用市場では注目されています。 “ タレントプールとは、短期的あるいは中長期的に自社の採用候補となる人材の情報を蓄えるデータベースのことを指します。人材に関する情報を自社内に蓄えていくことで、適切なタイミングで候補者にアプローチできたり、採用コストを削減できたりといったメリットがあります。 (パーソル株式会社 – タレントプールとは?) 私が以前人事をやっていた時に部下には魚を養殖する”生け簀”みたいなもの、と説明していました。 餌をあげて大きく成長させ(魅力付け・関係構築)、最適かつ必要なタイミングで出荷(採用)できるようにする生け簀と考え方は同じだと思っています。 毎回大海原に出て漁を行うのでは、労力を使うのはもちろんのことコストもかかります。そして良い人材がいるかどうか分かりませんし、 採用できるかも分かりません。 そんな状況から生まれた考え方がタレントプールです。 このタレントプールという考え方は基本的に中長期的な採用施策であるため、人材不足で今すぐに採用したいと考える企業にはあまり向きま せん。 そのような場合は人材が不足する原因を分析し、根本から対処する意識を持ちましょう。 正しくPDCAサイクルを回していけば、すぐには改善できない要素に突き当たることはあるものの、確実に改善に繋がります。 採用するだけが人事や採用担当の仕事ではなく、企業の”ヒト”を扱うプロとして意識して、行動することが大事です。 少し話が逸れましたが、タレントプールをするためには、ただ良い人材に声を掛けて、リスト化するだけでは不十分です。 しっかり魅力付けして、関係を構築していく必要があります。 魚を生け簀に入れるだけで、餌をあげなければ弱ってしまいますよね? では魅力付け・関係構築をしていくにはどんなことをしたらいいのでしょうか。 以下は私がIT・Web系企業の人事として主にプールしている人材との関係構築を目的として、実際にやっていた取り組みです。 “ ・tech系イベントの主催・共同参加 ・社員交流イベント(即席のプログラミングコンテストやゲーム大会、漫画座談会など)の開催 ・全社ランチ会への招待 ・オフィス見学会 ・代表や役員との面談 扱っているコンテンツが独自性の強いもので、ファンが多くいたのでそれを活かしたイベントや、特徴的なオフィスでもあったので、印象付けるためのオフィス見学会なども取り組んでいました。 上記の活動を通じて感じたのは、独自性があるという大きな強みに助けられていたと感じます。 企業として独自性のある取り組みを行うことが、タレントプールを実現させるカギだと思います。 独自性のある取り組みは企業や、属する従業員の性質などによって大きく異なるため、一概に正解があるわけではありません。 そんな中でオススメなのは家事代行のベアーズが提供する福利厚生制度「ウェルビーイング」プランです。 企業が家事代行やキッズシッター・ベビーシッターなどのサービス利用料金の一部または全額を負担することで、サービス利用を促進し、従業員のエンゲージメントを高めたり、生産性の向上など、企業と従業員の関係性を良好に保つ役割を果たします。 従業員の性質に左右されること無く、必ず行っていると言っても過言ではない”家事”を福利厚生として支援する仕組みは珍しく、独自性のある福利厚生と成り得ます。 導入してタレントプールに活かしてみてはいかがでしょうか? ▽▽ 詳細な資料のダウンロードは以下の画像をクリック▽▽ […]
チャイルドペナルティのない環境作り|ウェルビーイングを目指す企業様へ
チャイルドペナルティのない環境作り|ウェルビーイングを目指す企業様へ 2022-11-29 その他 SDGs, ウェルビーイング, 共働き, 女性活躍, 家事代行, 福利厚生, 育休 こんにちは。 株式会社ベアーズの伊藤 圭と申します。 チャイルドペナルティという言葉をご存じでしょうか? “ 「チャイルドペナルティー(Child Penalty)」とは、出産や子どもを持つことによって生じる社会的に不利な状況のこと。出産や育児によるキャリアの中断や昇格昇進の遅れ、賃金格差や職場での居場所のなさなどから、キャリアを築く上で不利になり、仕事を辞めたり雇用形態を変えたりせざるをえないことが社会問題となっています。チャイルドペナルティーは過去にも多く研究されてきましたが、2019年の米国プリンストン大学のヘンリック・クレベン教授らの提起から徐々に認知が進んでいます。先進国共通でみられる現象ですが、特に日本ではその傾向が顕著になっています。 (引用:日本の人事部 – チャイルドペナルティとは) このチャイルドペナルティで犠牲となってしまうのは女性が圧倒的に多いです。 最近では男性も家事や育児を行う家庭も増えてきていますが、になっている割合は女性の方が圧倒的に多いのが現状です。 以下は以前本ブログの「男性育休」の記事でご紹介させて頂いたデータです。 (参照:厚生労働省「令和3年度雇用均等基本調査」) 2022年に厚生労働省が発表した情報によれば、女性の育児休業取得率は85.1%、男性の育児休業取得率は13.97%となっています。ここ数年で男性の育休取得率は大きく改善されていますが、依然として男女の育児休業取得率に大きな差がある状況です。 日本では特に性別による分業意識が強く、家事や育児は”女性がやること”という価値観が昔から醸成されてしまっていることが原因とされています。 子供の有無やジェンダーによる差を無くし、ウェルビーイングな状態を作り出す行動が、個人としても、企業としても必要です。 企業が出来ることとしては、産休や育休、時短勤務制度等の福利厚生の導入・拡充があります。 その一つとして、家事代行のベアーズが提供する福利厚生制度「ウェルビーイング」プランをご紹介します。 福利厚生として企業に導入して頂き、企業が家事代行やキッズシッター・ベビーシッターなどのサービス利用料金の一部または全額を負担することで、サービス利用を促進し、従業員満足度の向上や生産性の向上、企業と従業員の関係性を良好に保つ役割を果たします。 ぜひ導入を検討して見てください。 福利厚生制度のご紹介をさせて頂きましたが、まずは企業がチャイルドペナルティの状況を理解し、対象となる方に歩み寄る姿勢が最も重要です。 子供の有無やジェンダーによる差を無くし、ウェルビーイングな状態を作り出す行動が、個人としても、企業としても必要です。 ▽▽ 詳細な資料のダウンロードは以下の画像をクリック▽▽ 編集画面上部の 「ページ設定」から「著者」を設定してくださ < 前の記事 ディズニーでも実践されるジョブクラフティングとは? 次の記事 タレントプールとは?分かりやすく解説! > シェアする ポスト LINEで送る
ディズニーでも実践されるジョブクラフティングとは?
Home ディズニーでも実践されるジョブクラフティングとは? 2022-11-28 働き方改革 ウェルビーイング, 健康経営, 女性活躍, 家事の悩み, 家事代行, 生産性向上, 福利厚生, 退職抑止 こんにちは。 株式会社ベアーズの伊藤 圭です。 健康経営、ウェルビーイング経営を目指す上で”ジョブクラフティング”という手法があります。 “ジョブクラフティング”とは、従業員一人ひとりが仕事に対する認知や行動を自ら主体的に修正していくことで、退屈な作業や“やらされ感”のある仕事を“やりがいのあるもの”へと変容させる手法のこと。会社や上司の指示・命令ではなく、働く人々が自分自身の意思で仕事を再定義し、自分らしさや新しい視点を取り込んでいくことで、モチベーションが高まり、パフォーマンスの向上につながるという考え方です。(引用:日本の人事部 – ジョブクラフティング) 「従業員に主体的に考え、行動してもらうこと」は経営する上で最も重要な課題の一つです。 多くの企業ではウェルビーイング経営目指す上で、従業員にとってネガティブな要素を改善させて、ポジティブな要素を増やすことは後回しにする傾向があります。 なぜならその方が課題が明確であり、効果も見えやすいからです。 どちらも改善することでウェルビーイングつながる、従業員のためになることは間違いありませんが、ポジティブな要素を増やすことは、仕事へのやりがいや活力を増進させ、自発性を引き出します。”ジョブクラフティング”はポジティブな要素を増やすことで、自発性を引き出す手法の一つです。 このジョブクラフティングの例としてよく挙げられるのが、東京ディズニーリゾートで掃除を担当する「カストーディアル」の一例です。 元々は掃除をする担当ということで、ディズニーリゾートの中でも不人気な職種で、離職する方も多かったそうです。 しかし、自身の役割を単なる掃除係だから掃除を行うと捉えるのではなく「来場者をおもてなしする一員」と捉え、扱うことによって、来場者に楽しんでもらうために様々な取り組みを自発的に考え。実行するようになりました。 例えば、バケツの水で地面にキャラクターの絵を描いたり、パントマイムのような動きを取り入れるエンターテイナーが続々と誕生しています。 その結果、離職するキャストの方も減り、今ではディズニーリゾートの中で人気職種の一つになっています。 ジョブクラフティングは、少しの工夫が自発性を引き出し、大きな成果を生む可能性があるのです。 では、少しの工夫や従業員の自発性を引き出すために企業が出来ることは何でしょうか。 様々あると思いますが、私が最も重要だと思うのは”時間的な余裕”です。 日々過ごす中で”やらなきゃいけないこと”の対応に追われていませんか? 一日の中で睡眠・仕事に次いで家事をする時間が多いというデータがあります。 (山口県統計分析課 – 令和3年社会生活基本調査(生活時間及び生活行動に関する結果)) 一日あたり7~8時間は家事の時間として消費されています。 この時間が2時間でも、3時間でも少なくなれば、家事ストレスからの解消はもちろんのこと、”時間的な余裕”も生まれます。 家事をアウトソーシング出来る家事代行を利用すれば、家事時間を減らし、時間的な余裕を作ることが実現可能です。 そして企業として従業員に家事代行を利用する機会を提供できる仕組みが家事代行のベアーズが提供する福利厚生制度「ウェルビーイング」プランです。 福利厚生として企業に導入して頂き、企業がサービス利用料金の一部または全額を負担することで、サービス利用を促進し、従業員満足度の向上や生産性の向上、企業と従業員の関係性を良好に保つ役割を果たします。 この福利厚生制度を導入することにより、”時間的な余裕”が生まれ、自発性を引き出す要素と成り得ます。 ぜひ導入を検討して見てください。 ▽▽ 詳細な資料のダウンロードは以下の画像をクリック ▽▽ < 前の記事 Googleや電通も取り組むDE&Iとは? 次の記事 ITエンジニアが企業に求めること > シェアする ポスト LINEで送る
嫁ブロックとは?‐採用に影響を与える企業の印象
嫁ブロックとは?‐採用に影響を与える企業の印象 2022-11-25 その他 ウェルビーイング, 女性活躍, 採用, 福利厚生 こんにちは。 株式会社ベアーズの伊藤 圭です。 “嫁ブロック”という言葉をご存じでしょうか。 私が以前属していた人材業界でよく使われていた業界用語のようなもので、男性の方が奥様に転職を反対されることを指します。 最近では女性の活躍が目立ってきて、“夫ブロック”という言葉も生まれています。 以下はエン・ジャパン株式会社が”嫁ブロック”について35歳以上の男性から回答を得たデータです。 参照:(エン・ジャパン株式会社 – 嫁ブロック実態調査) 総計として24%の方、4人に1人が”嫁ブロック”の経験があると回答しています。 では嫁ブロックを受けた方のうち、どのくらいの割合の方が実際に内定を辞退しているのでしょうか。 参照:(エン・ジャパン株式会社 – 嫁ブロック実態調査) なんと44%、2人に1人が辞退しているという総計データがありました。 既婚者8人採用したら、1人は嫁ブロックによる辞退が起きている状況です。 これは企業にとって大きな問題だと思います。 では、なぜこのようなブロックが起きてしまうのでしょうか。 私が人材紹介会社にてキャリアコンサルタントをしていた際によく聞いていたのは以下の二つです。 ・待遇が良くない ・会社の印象が良くない これまでの生活に大きな変化が生まれる転職について悲観的に考えるのは当然の心理だと思います。 つまり企業は採用において、応募者だけでなくそのご家族までケアが必要な時代になってきています。 以前とあるIT系の会社の新卒採用で内定を出した応募者の親に対して、代表が直接挨拶とキャリアプランのご説明にお伺いしているという話を聞いたことがあります。 ここまでするのは調整などかなりの労力が必要になりますが、我が子が入る会社の代表が直接挨拶に来て説明してくれたら、とても安心すると思います。 ”良い会社”と応募者もご家族も思って頂けるような取り組みが採用成功に大きく繋がります。 良い会社=従業員満足度の高い会社と置き換えると重要なのは”福利厚生”ではないでしょうか。 福利厚生の充実を目的として家事代行NO.1のベアーズの福利厚生制度「Well-Being」を導入している企業が増えています。 福利厚生として企業に導入して頂き、企業がサービス利用料金の一部または全額を負担することで、サービス利用を促進し、従業員満足度の向上や生産性の向上、企業と従業員の関係性を良好に保つ役割を果たします。 家事代行などの家庭支援サービスを利用を支援することで、従業員に対して”時間”を提供することが出来ます。 ご家族との時間ややりたいことをする時間、自主学習する時間が増えて、生産性の向上と従業員の満足度向上に繋がります。 まだ導入していない企業の方はぜひ導入いかがでしょうか。 ▽▽ 詳細な資料のダウンロードは以下の画像をクリック▽▽ 編集画面上部の 「ページ設定」から「著者」を設定してくださ シェアする ポスト LINEで送る
