ジョブ型雇用とは? 従来の雇用方法とは何が違う?
全ての記事 ジョブ型雇用とは? 従来の雇用方法とは何が違う? July 14, 2023 ウェルビーイング こんにちは! 株式会社ベアーズの上野 拓人 (うえのたくと)と申します。 『ジョブ型雇用』 皆さんはご存知でしょうか。 従来のメンバーシップ雇用とは異なる、欧米で多く見られる雇用方法です。 この記事ではジョブ型雇用とは何か、メリット・デメリット、導入方法などについて解説していきます。 ジョブ型雇用とは ジョブ型雇用とは、企業の中で必要な職務内容に応じて、その内容に適したスキルや経験を持った人材を採用する雇用方法のことを指します。 2020年に経団連が発表した 『Society 5.0に向けた大学教育と採用に関する考え方』では、ジョブ型雇用について下記のように定義されています。 する雇用形態のこと」「特定のポストに空きが生じた際にその職務(ジョブ)・役割を遂行できる能力や資格のある人材を社外から獲得、あるいは社内で公募 「Society 5.0 に向けた大学教育と採用に関する考え方」 自分が就活をしていた際の話ですが、”総合職”という募集について最初は違和感を覚えていました。 私は音楽大学出身なのですが、オーケストラの求人でいうと「どんな楽器もできる方!」 という募集がかかっているかのように思えてしまったのです。 法律や会計など、多くの会社にとって必要な知識を、人によっては大学で学んでいたという方も少なからずいるはずですが、そういったスキルを活かせず総合職に就くのかと思うと、もったいないような気がしました。 ジョブ型雇用を新卒向けに出している企業はあまり見かけませんが、そういった専門知識をすぐに活かせる新卒採用があってもいいのかなと、個人的には思っています。 ジョブ型雇用のメリット・デメリット ジョブ型雇用には、企業・求職者それぞれにメリットとデメリットがあります。 企業側のメリット・デメリット メリット デメリット ・専門性の高い人材を確保できる ・生産性の向上や業務効率化が期待できる ・専門性の高い人材を確保できる ・生産性の向上や業務効率化が期待できる 求職者側のメリット・デメリット メリット デメリット ・自分のスキルを活かすことができる ・モチベーションの向上に繋がる ・自ら研修を受けるなどの自己研鑽が必要となる ・業務が不要となった場合に失職の恐れがある 企業・求職者それぞれにメリットとデメリットがあるので、職種や役職に沿って、適切な雇用方法を検討するとよいでしょう。 ジョブ型雇用の導入方法 ジョブ型雇用は従来のいわゆるメンバーシップ雇用と、異なる点がいくつかあります。 導入にあたってはいくつかのプロセスを経て、企業の風土や職種に応じて準備をしていく必要があります。 ①職務内容を定義する ジョブ型雇用を行う職務内容を、具体的に定義します。名称・内容・目的・責任・職務の範囲などの観点から定義します。既にある職務であれば、該当社員と面接を行うなどして、認識の齟齬が起こらないように注意しましょう。 ② ジョブディスクリプション(職務記述書)を作成する 職務内容を定義したら、職務の遂行に必要なスキル、経験、知識などをまとめたジョブディスクリプション (職務記述書)を作成します。 […]
SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは┃SNSを活用して採用人数を増やすには
全ての記事 > SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは| SNSを活用して採用人数を増やすには 2023-07-01 ウェルビーイング こんにちは! 株式会社ベアーズの上野拓人 (うえのたくと)と申します。 皆さんは普段SNSを利用しておりますでしょうか? 最近では企業がSNSを使用することも当たり前となり、『SNS 採用』という採用方法も出てきました。 この記事ではSNS採用 (ソーシャルリクルーティング)について、解説していきます。 SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは SNS採用は LINE や Twitter、Facebook、Instagram、TikTok などのSNS (ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した採用活動を指し、「ソーシャルリクルーティング」とも呼ばれます。 SNSの利用率が高い新卒採用をターゲットの中心とすることが多く、2000年以降のIT革命により、徐々に各企業でのSNSの活用が進みました。 場合によっては採用活動のみならず、企業のブランディングや広報活動にも関わるため、運用にあたっては慎重を期すことが重要です。 ちなみに弊社ベアーズでも、新卒の新卒による新卒のためのSNS採用を行っておりますので、ぜひご覧ください。 Twitter: https://twitter.com/Bears 1stGraderInstagram: https://www.instagram.com/bears firstgrader/?igshid=MZRIODBiNWFIZA%3D%3DTik Tok: https://www.tiktok.com/@bears firstgrader SNS採用のメリット・デメリット SNS採用を行う上でのメリット・デメリットをいくつか紹介いたします。 【メリット】 若年層や転職潜在層など、幅広い層にアプローチができる。 情報の拡散力がある。 採用にかかるコストを抑えることができる。 求人サイトなどへの掲載だと、求職者へのアプローチのみとなってしまいがちですが、SNS採用の場合だと、「今のところは転職を考えていない」「まだ就職活動を始めていない」といった転職潜在層 へのアプローチも可能となります。またSNSは拡散力があるため、より様々な層に情報を届けられる可能性が広がります。SNSによっては有料プランもありますが、基本的には無料で利用することができるため、コストがかからないことも大きなメリットになります。 【デメリット】 運用にあたって工数がかかる 即効性がない 炎上する恐れがある SNS採用には多くの工数がかかります。 更新頻度が少なかったり、メッセージへの返信が遅いと、逆に悪いイメージを持たれてしまう可能性もあります。 SNS採用はすぐに効果の見えるものではなく、時間をかけて長期的に継続していくことが大切です。 またネットリテラシーも非常に重要で、不特定多数のユーザーが閲覧するSNSでは不適切な表現があった場合、思わぬ形で非難や批判が殺到してしまうこともあります。 SNS採用の導入手順 SNS採用を導入にあたってのポイントを4つご紹介させていただきます。 ① 目標とターゲットを定める SNS採用をするにあたって「何人採用したいのか」 「どのような人材を採用したいのか」 「どのような人材に情報を届けたいのか」など、目標とターゲットを定めることが重要です。 […]
女性の活躍を阻む?2022年の新語・流行語にもノミネートされたOBNとは
全ての記事 女性の活躍を阻む? 2022年の新語・流行語にもノミネートされたOBNとは 2023-05-31 ウェルビーイング 皆さんこんにちは! 株式会社ベアーズの上野 拓人 (うえのたくと)です。 皆さんは2022年の新語・流行語大賞にもノミネートされたOBNという言葉をご存知でしょうか。 女性の社会的活躍や人手不足が課題となっている今の日本において、このOBN問題の解決は重大な問題となっています。 OBNとは 「OBN」(オールド・ボーイズ・ネットワーク)とは、Old Boys Networkの頭文字をとった言葉です。 男性中心に組織された人間関係の総称で、上層部が男性陣で固められていたり、男性のみのコミュニティが築き上げられている状態を指します。 旧体制の組織に見られることが多く、女性の社会進出や組織のイノベーションを阻害する存在として近年注目を集めており、2022年のユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされました。 OBNが抱える問題 OBNが力を持っている組織では、男性間のコネや人脈が重視されてしまいます。 もちろんそういった関係性が功を奏することもあるかもしれません。 しかしOBNが抱える問題は、女性がそのネットワークに入れず、意見が通らなかったり昇進・昇格ができない、など女性の活躍を阻んでしまう点にあります。 またOBNは「おやじネットワーク」とも呼ばれており、例としてよく挙げられるのが、喫煙所や飲み会、ゴルフなど男性コミュニティが目立つ場所での関係性です。これらは女性とのジェンダーギャップだけでなく、「おやじネットワーク」という名の通り、若者とのジェネレーションギャップも生んでしまっていると私は思います。 厚生労働省が発表した「令和元年国民健康・栄養調査報告」によると、20代~30代男性の喫煙率・飲酒率は、平成元年のデータと比べるとおよそ半分以下となっており、男性と言えど若者の中にも、このOBNの壁に阻まれてしまっている人は少なからずいるのではないでしょうか。 出典:厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査報告」p.209~ https://www.mhlw.go.jp/content/001066903.pdf 私もお酒は大好きで飲み会も好きですが、たばこは一切吸わないので、もし喫煙所でOBNが構築されているかと思うとやるせないですね。 よくあるOBNの例 それでは実際の職場ではどういったものがOBNにあたるのでしょうか。 具体例を挙げてみました。 男性同士の根回しで会議前から結果が決まっている 飲み会や喫煙所で人間関係が形成され、役職や仕事の割り振りがそこで決まる 育児中の社員に対し、本人に確認せず過剰に配慮をして仕事を振らない(もしくは過剰に業務を振る) 雑務を無意識に女性に依頼し、お茶汲みや掃除を女性ばかりがやっている 職場の空調の効きすぎて寒いと感じる 一つ一つは小さなことかもしれませんが、そういった積み重ねが組織の見えない『文化』を作っています。 男性同士だったら暗黙の了解となっていることでも、女性にとっては仕事を進めていく上での大きな障壁となっているかもしれません。 OBN問題の解決方法 女性の社会的活躍が叫ばれる中、OBN問題にどのように立ち向かえばいいのでしょうか。 一人一人の意識を変えることはもちろんのこと、様々な会社や自治体が仕組みを変えることでこのOBN問題に取り組んでいます。 例えば北九州市役所では「キャリアの早回し」制度を実施しており、通常だと庶務業務を積んでから中核業務に移る育成プランを、女性には20代で中核業務を担わせる、というキャリア支援制度を導入しています。 また他の企業でも、出産を控えていたり育児中の社員へ向けた環境整備として、テレワークやスーパーフレックス、越境リモート勤務の導入や、 転居を伴う転勤を廃止する動きもあります。 出産や育児を機にキャリアステップを諦めてしまう女性が増えると、管理職には男性ばかりが増えてしまい、OBNが構築されてしまいます。これらを防ぐためにも女性のキャリアアップ支援や、出産・育児を控えた社員への環境整備というのは、早急な対応が必要となっています。 そこで是非お勧めしたいのが、家事代行のベアーズが提供する法人向けサービス 「ウェルビーイングプラン」です。 ウェルビーイングプラン(株式会社ベアーズ) ベアーズの家事代行サービスは、女性の社会的活躍への貢献はもちろんのこと、OBN問題の解決にも大きく役立ちます! ベアーズでは家事代行だけでなく、料理代行やキッズ・ベビーシッター、高齢者支援などさまざまな生活支援サービスを提供しております。 家庭でやらなければいけないことの大半をベアーズが解消いたします! OBN問題の解消を目指して、株式会社ベアーズが提供する福利厚生制度「Well-being」 ぜひこの機会に導入をご検討ください! ▽▽ 詳細な資料のダウンロードは以下の画像をクリック▽▽ […]
ファーストペンギンについて
全ての記事 ファーストペンギンについて 2023-04-21 ウェルビーイング こんにちは。 ベアーズの平井です。 ここ数年でファーストペンギンというワードを聞くことは増えたのではないでしょうか。 ファーストペンギンというドラマもあったかと思います。 今回は、ファーストペンギンについてお話しします。 ファーストペンギンとは 新しい技術やアイデアに早く取り組み、 成功を収める人々を指す言葉です。 この言葉は、ペンギンが水に飛び込む際に、 最初に飛び込むペンギンが他のペンギンたちを率いて 行動することから、その意味が派生したと言われています。 ファーストペンギンは、 新しい分野やビジネスに参入する人々にとって非常に重要です。 なぜなら、彼らはリスクを冒して最初に取り組むことで、 市場の先陣を切り、 成功する可能性があ るからです。 また、 彼らは新しい分野のパイオニアとして、他の人々にとっても役立つ情報や知識を提供する ことができます。 成功を収めた企業や個人こそが、 「ファーストペンギン」 と呼ばれる存在となります。 私自身も、ベンチャーマインド、失敗を恐れずに挑戦していきたいです。 ファーストペンギンになるには 新しいアイデアや技術に敏感であることが重要です。 また、リスクを恐れずに、早期に取り組むことが必要です。 ファーストペンギンは、成功するために必要な資源や情報を収集し、市場に対する見通しを持って いることも重要です。 ファーストペンギンの例 「ファーストペンギン」の例としては、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなどが挙げられま す。彼らは、パソコンやスマートフォンなどの革新的な製品を開発し、市場に導入することで、成 功を収めました。彼らが「ファーストペンギン」であったことは、その後のビジネスや技術分野に 多大な影響を与えました。 ファーストの影響とは 技術革新やビジネスの発展に大きな役割を果たしています。彼らは、新しいアイデアや技術を市場に導入することで、競争力を高め、市場の成長を促進することができます。彼らは、リスクを冒して新しい分野に参入することで、社会全体の発展に貢献しています。最後に、ファーストペンギンは、新しい分野に参入する人々にとって、重要な存在です。その分野におけるパイオニアとして、貴重な情報や知識を提供することができます。また、彼らの成功は、他の人々にとっても模範となり、新しい分野への参入を促進することにつながるので競争の激しい市場においても重要な存在です。 優秀な人材を確保するためには 優秀な方、ハードワークされているかと思います。 帰宅後や休日の家事・育児は、大変ではないかと思います、 そこでベアーズでは福利厚生制度として家事代行を導入する「ウェルビーイング」プランのご用意がございます。 この福利厚生制度は、企業がベアーズの家事代行やキッズシッター・ベビーシッターなどのサービ スの利用料金の一部、または全額を負担することで、サービス利用を促進し、従業員のエンゲージ メントを高めたり、生産性の向上など、企業と従業員の関係性を良好に保つ役割を果たすもので す。 ▽▽ 詳細な資料のダウンロードは以下の画像をクリック ▽▽ < 前の記事 インタンジブルズを高める人的資本経営 次の記事 […]
インタンジブルズを高める人的資本経営
全ての記事 インタンジブルズを高める人的資本経営 2023-04-14 ウェルビーイング こんにちは。 株式会社ベアーズの伊藤 圭です。 近年、経営戦略において”人的資本”が重要な役割を果たすようになってきました。 人材育成や労働環境改善など、人的資本経営は企業が成長し続けるために必要不可欠な要素です。 しかし、人的資本は「インタンジブルズ」と呼ばれる資産の1つであり、測定や評価が困難な点があります。 そこで、本記事ではインタンジブルズと人的資本経営の関係について解説し、その重要性や対策について考えていきます。 【インタンジブルズとは?】 インタンジブルズとは、企業が保有する資産のうち、形のないもの(無形資産)を指します。 具体的には、ブランド価値や顧客満足度、技術力や知的財産などが挙げられます。 これらの資産は、会計上の評価が難しく、見落とされがちですが、企業の存続において重要な役割を果たしています。 【人的資本経営とは?】 人的資本経営とは, 人材の能力やスキルを最大限に引き出し、企業目標達成に貢献することを目的とした経営手法です。 具体的には、人材育成やキャリアアップ制度の整備、労働環境の改善などが挙げられます。 人的資本を有効に活用することで、企業の競争力を高め、経営成績の向上につながります。 【インタンジブルズと人的資本経営の関係】 人的資本は、インタンジブルズの1つとされています。 人材のスキルや経験は、企業のブランド価値や顧客満足度に直結しています。 また、技術力や知的財産は、人材の育成によって向上することができます。 一方で、人的資本の評価や測定は容易ではありません。 従来、人的資本はコストとして捉えられ、人件費などの費用が会計上認められてきました。 しかし、人的資本の価値を見直し、投資として評価する考え方が広がってきています。 人的資本を投資対応で評価することで、企業価値の向上や長期的な成長につなげることができます。 また、人的資本経営がインタンジブルズに直結することで、企業の持続可能性にも影響を与えます。 例えば、従業員の離職率が高く、人材流失が起きると、企業の知識や技術が失われ、競争力の低下につながります。 そのため、人的資本を有効に活用し、従業員の定着率を高めることが求められます。 【人的資本経営の取り組み例】 人的資本経営に取り組む企業は、多くの場合、従業員の育成や働き方改革などの施策を行っています。 以下に、その具体的な取り組み例を紹介します。 ・従業員のスキルアップ支援 従業員のスキルアップを支援するために、研修やセミナーなどの機会を提供する企業があります。 また、キャリアアップ制度を整備し、従業員の成長を促すことで、モチベーションの向上や定着率の向上につなげています。 ・労働環境の改善 ストレスチェックやメンタルヘルス支援など、労働環境の改善に力を入れる企業も増えています。 従業員が健康であることは、生産性の向上や離職率の低下につながります。 ・ダイバーシティ&インクルージョン(D & I)の推進 多様な人材を受け入れ、それぞれの能力を最大限に活かすことで、企業の競争力を高めることができます。 ダイバーシティ&インクルージョンの推進によって、企業イメージの向上や従業員のモチベーション向上につながるとされています。 【まとめ】 本記事では、インタンジブルズと人的資本経営の関係について解説しました。 人的資本経営がインタンジブルズに直結し、企業の競争力や存続に大きな影響を与えることがわかりました。 人的資本を有効に活用するためには、従業員のスキルアップ支援や労働環境の改善、ダイバーシティ&インクルージョンの推進などの取り組みが必要です。 これらの施策を行うことで、従業員のモチベーション向上や定着率の向上につながり、企業の持続可能な成長につなげることができます。 今後も、インタンジブルズが企業価値の中心に位置する時代において、人的資本経営への注目が高まっていくことが予想されます。 企業は、従業員を資産と捉え、彼らのスキルや能力を最大限に引き出し、持続的な成長を実現していくことが求められます。 […]
