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”ヤングケアラー”から見る社会の課題

“ヤングケアラー”から見る社会の課題 2025-01-26 ウェルビーイング SDGs, 企業価値向上, 健康経営, 共働き, 福利厚生, 退職抑止 こんにちは。 株式会社ベアーズの伊藤です。 皆さん”ヤングケアラー”をご存知でしょうか?なかなか家庭の中の問題で、課題として顕在化しにくく、水面下で問題となっています。 ヤングケアラーとは? 「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと。責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。 (引用:厚生労働省 – ヤングケアラーについて) 言葉の定義としては、国によって異なるものの、日本では18歳未満の方が対象のようです。このような言葉ができたのは近年になってからですが、ご自身の過去を振り返ってみると、ヤングケアラーだったという人もいるのではないで しょうか。 ヤングケアラーの実態 ・ヤングケアラーの割合 厚生労働省が令和2年度に中学2年生・高校2年生を、令和3年度に小学6年生・大学3年生を対象に行った調査(ヤングケアラーの実態に関する研究報告書)によると、お世話をしている家族が「いる」と回答したのは小学6年生で6.5%、中学2年生で5.7%、高校2年生で4.1%、大学3年生で6.2%でした。 統計上、15~17人に1人がお世話をしている家族が「いる」と回答しています。これはあくまでも本人の申告による統計であって、実際には潜在的なヤングケアラーも多くいるはずです。過去を振り返ってみると、私自身もヤングケアラーに当てはまります。兄弟が大病を患い、数十年に及んで身体的な介助など、身の回りのお世話が必要になりました。両親は共働きという環境の中で、必然と私がその立場を担うことが多くありました。ただ、私の場合は全く苦に感じることはなく、またお世話をしているという感覚も無くこなしていました。当時、上記のようなアンケートがあったとしてもお世話をしているという感覚が無かったので「いる」と回答しなかったのではないかと思います。このように、自身がヤングケアラーであると認識していない方も多く存在すると思います。実際には上記の割合より多くのヤングケアラーが存在すると推測されます。 ・ヤングケアラーが抱える悩み ヤングケアラーが抱える悩みとして、“自由に使える時間の少なさ”が挙げられます。以下は令和2年度に埼玉県が行った、「ケアを行う頻度」と「ケアにかける時間」の割合に関する調査結果です。 (引用:埼玉県 – ケアラー支援計画のための実態調査) 毎日ケアしている方が69.9%と最も多く、1日あたりケアしている時間は2~4時間が最も多い結果となっています。皆さんは毎日2~4時間の余裕ができたら何をしたいですか?もちろん、私自身はヤングケアラーだったので十分に理解できますが、ヤングケアラーの方達が毎日2~4時間を無駄にしているわけではありません。とはいえ、毎日2~4時間の余裕ができたら、やりたいことはたくさんあると思います。 やるべきことや、やりたいことができない状況が及ぼす悪影響 例えば、予習や復習、宿題を行う、塾に通う時間が確保できず、学校の勉強についていけないということがあります。学校の勉強についていけないと劣等感や、疎外感を感じやすく、遅刻が増えたり、不登校になったり、心身共に健康を害してしまう可能性があります。このような状況になる前に、支援の手を差し伸べたいものです。 (引用:埼玉県 – ケアラー支援計画のための実態調査) 企業にある介護等ケアへの課題 これまでヤングケアラーについてお話ししてきましたが、企業においても、介護等ケアをする人への支援やケアによる自由時間がないことでの弊害は多々あると感じます。以下は年代問わずケアによる就業状況の変化割合を表したものです。 (引用:日本財団 ヤングケアラーと家族を支えるプログラム – 数字で見るヤングケアラー) およそ25%(4人に1人)は就業状況を変化を余儀なくされてしまっています。少子高齢化社会である昨今、介護等ケアにあたる人が増える一方で、社会の変化が望まれています。もし経営されている会社や、お勤めの会社で上記のような課題感を感じていらっしゃる場合、株式会社ベアーズが提供する法人向けサービス「ウェルビーイングプラン」を導入することをおすすめします。この法人向けサービスは、企業がベアーズの家事代行やキッズシッター・ベビーシッターなど、サービスの利用料金の一部、または全額を負担することで、サービス利用を促進し、従業員のエンゲージメントを高めたり、生産性の向上など、企業と従業員の関係性を良好に保つ役割を果たすものです。ベアーズの家事代行は最長3ヶ月に及ぶ研修を受けて、実技テストに合格したスタッフのみお伺いするため、品質の高いプロのサービスを受けられます。介護負担の軽減だけでなく、従業員に対して”時間”を提供できるサービスです。導入をご検討の方は以下より資料をダウンロードしてください。▽▽ 詳細な資料のダウンロードは以下の画像をクリック ▽▽ 2023年2月14日 取締役副社長 高橋ゆきによる無料セミナー開催! “ 日時:2023年2月14日(火) 14:00~16:00テーマ: ~まったく新しいカタチの福利厚生~ 『従業員の暮らしサポートは帰属企業が考える時代』会場:株式会社ベアーズ東京本社(東京都中央区日本橋浜町2-1-1田辺浜町ビル6階)またはオンライン実施(Zoomを使用)申し込み期限:2023年2月13日(月)終日参加費:無料定員:20名(オンラインは100名までご参加可能です。) ▽▽ お申し込み・詳細確認は以下の画像をクリック マ▽▽  編集画面上部の […]

産後パパ育休制度について

産後パパ育休制度について 2023-04-07 生活支援 ウェルビーイング, 両立支援, 共働き, 家事の悩み, 生産性向上, 育休 こんにちは。株式会社ベアーズの平井です。4月に入りましたね。新しい季節の始まりや新学期の始まりなど、たくさんありますね。弊社も新卒が入社し、どこか懐かしいと感じました。2022年10月1日から施行された産後パパ育休(出生時育児休業) はご存じでしょうか。弊社でも産後パパ育休を取得している者もいます。 【産後パパ育休制度の概要】 この制度は、改正育児・介護休業法により男女ともに仕事と育児を両立することを目的に新設されました。男性が育休取得取得し、子育てに積極的に関わることで、女性の雇用継続や夫婦が希望する家族像やキャリアビジョンの構築もつながりそうですね。また、出生後8週間の期間内に、合計4週間 (28日)までの取得が可能です。 引用:厚生労働省 【申請期限のタイミング】 休業の2週間まで 男性従業員が産後パパ育休の取得を希望する際に、人手不足が予想される場合には分割して2回の取得が可能です。例えば、 1回目の産後パパ育休を10日取得、2回目の取得を5日という運用も可能です。 引用:厚生労働省 【給付金額について】 (月給:30) ×67%×休日日数分の金額が支給されます。例、月給250,000円 4週間(28日)の休業をした場合(250,000円+30) ×67% ×28-156,333円となります。 ※計算式は厚生労働省のPDFファイルをご参照下さい。 【産後パパ育休中の就業】 通常の育児休業期間においては、原則として就業は不可とされていますが、産後パパ育休中においては、労使協定を締結している場合に限り、労働者が合意した範囲内で働くことができます。ただし、就業可能日数については上限が設定されてます。●休業期間中の所定労働日・所定労働時間の半分●休業開始・終了予定日を就業日とする場合は当該日の所定労働時間数未満 【育休からの復帰について】 もちろん、育休取得率も大事になるかと思います。子育てに集中してほしいなど。ですが、優秀な社員ほど、早期復職を望まれる企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。また、復帰後の業務となると負担になるかと思います。家事・育児支援することによって、業務に集中できる体制も必要です。そこで、家事・育児負担を軽減できるものが福利厚生制度 【Well-Beingプラン】です。以下の効果が見込まれます。・家庭生活の充実による生産性の向上・優秀な従業員の離職防止・復職後も仕事に専念出来る・一般事業主行動計画の策定に貢献▽▽ 詳細な資料のダウンロードは以下の画像をクリック ▽▽ 是非、福利厚生の一部として、家事代行サービスを検討してみて下さい。 編集画面上部の 「ページ設定」から「著者」を設定してください シェアする ポスト LINEで送る < 前の記事 あなたは副業? それとも複業? パラレルキャリアとは 次の記事 インタンジブルズを高める人的資本経営 >

企業主導型内閣府ベビーシッター利用者支援事業について

企業主導型内閣府ベビーシッター利用者支援事業について 2023-02-24 その他 ウェルビーイング テレワーク 健康経営 両立支援 両立支援 こんにちは。 株式会社ベアーズの平井優太です。   前回、地方公共団体が育児支援をしていることについて触れました。 今回は内閣府の育児支援についてお話しします。 内閣府ベビーシッター割引券についてご存知でしょうか。 内閣府ベビーシッター券とは (※以下情報は内閣府のホームページを参照して記載しております。) 内閣府ベビーシッター券は、従業員がベビーシッターサービスを利用した際に使用できるものです。 ※企業主導型内閣府ベビーシッター利用支援事業の承認事業主となっている企業が対象です。 1日(回)対象児童1人につき最大 4,400円分(2,200円×2枚) の補助を受けることができます。(交通費、キャンセル料は対象外) ※多胎児の場合 多胎児2人:9,000円、 多胎児3人以上:18,000円 ・利用回数 1家庭で1ヶ月最大24枚まで利用可能です。 最大 52,800円 の補助となります。 ■対象のお子様 ①乳幼児又は小学校3年生までの児童 ②その他健全育成向上の世話を必要とする小学6年生までの児童 ※兄弟が対象児童であれば、人数分利用可能(2人場合ベビーシッター券を4枚使用し、8,800円割引) ・身体障害者手帳の交付を受けている場合 ・療育手帳の交付を受けている場合 ・地方公共団体が実施する障害児施策の対象、上記2つと同等程度の障害を有すると認められた場合 ■利用可能なサービス内容 家庭内における保育やお世話および保育等施設への利用可能。 ※利用金額が1回につき2,200円以上のサービス ▼対応不可なサービス ・保育等施設間の送迎 ・同一家庭以外の複数の乳幼児等を同時に送迎 ・保護者が就業時間外の対応 ・ベビーシッター業務以外の対応 引用:企業主導型ベビーシッター利用者支援事業における「ベビーシッター派遣事業」の令和4年度の取扱いついて ■内閣府ベビーシッター券を利用できる企業 認定を受けている企業のみ利用可能で、弊社も利用可能です。 ■ベアーズでのご利用の場合 お問合せフォーム、またはフリーコール(0120-552-445)からお問合せください。 また、割引券を使用する場合は下記が必要となりますので、お控えいただき、お問い合わせの際にお申し付けください。 ①承認番号 ②承認事業社名 ③労働者氏名 下記、URLからお申込みができますので、ご検討の方は是非!! お申込みはコチラ […]

完全無料!高橋ゆきによる無料セミナー開催!

完全無料!高橋ゆきによる無料セミナー開催! 2023-01-17 ウェルビーイング セミナー, 企業価値向上, 健康経営, 共働き, 女性活躍, 生産性向上, 福利厚生, 退職抑止 こんにちは。 株式会社ベアーズの伊藤 圭です。 先日「越境学習」に関する記事を出しましたが、新しい環境に身を置くことは少し勇気のいることでもあるので、腰が重くなりがちです。 私自身は普段から越境学習に積極的に取り組むようにしていますが、越境学習を始める際は何から手をつけたら良いのか分からず、調べるばかりで、頭でっかちになってしまいました。 しかし実際に行動してみると、仕事がスムーズに進められるようになったり、いろんな人との人脈が広がって多様性を受け入れられるようになったり、新たな発想を生み出す手助けになったりしています。 考え過ぎず、まずは行動を起こしていきましょう。 そんな方におすすめなのが「セミナー参加」です。 数時間だけ、単発で行える越境学習なので、まずやってみたいという方に特におすすめです。 ただセミナーに参加して終わりにするのではなく、ご自身なりの目標を決めて参加すると効果的です。 「〇〇の知識を身につける」や「登壇者と名刺交換をする」、「参加者と5人以上会話する」などなんでも構いません。 セミナー終了後にどうなっていたいのかを明確にイメージすることが重要です。 そんな越境学習を考えている皆様にお知らせです。 ベアーズでは、この度弊社主催の無料セミナーを実施することになりました。 今回はベアーズ史上初のリアル×オンラインのハイブリッド開催となります。 数々のセミナーに登壇してきたベアーズの取締役副社長である高橋ゆきが登壇し、お話させて頂きます。 詳細は以下の通りです。 日時:2023年2月14日(火) 14:00〜16:00 テーマ:~まったく新しいカタチの福利厚生〜『従業員の暮らしサポートは帰属企業が考える時代』 会場:株式会社ベアーズ東京本社(東京都中央区日本橋浜町2-1-1田辺浜町ビル6階)またはオンライン実施(Zoomを使用) 申し込み期限:2023年2月13日(月)終日 参加費:無料 定員:20名(オンラインは100名までご参加可能です。) ぜひこの機会に参加してみてはいかがでしょうか? ▽▽ 参加お申し込みや詳細な情報は以下の画像をクリック ▽▽ ▽▽ ウェルビーイングプランに関する詳細な資料のダウンロードは以下の画像をクリック ▽▽ 編集画面上部の 「ページ設定」から「著者」を設定してくださ シェアする ポスト LINEで送る

フェムテック推進 – 誰もが自分らしく生きることを実現させるために

Home フェムテック推進 – 誰もが自分らしく生きることを実現させるために 2022-12-07 女性の活躍 SDGs, ウェルビーイング, 共働き, 女性活躍, 家事代行, 福利厚生, 育休 こんにちは。 株式会社ベアーズの伊藤です。 フェムテック(femtech)という言葉をご存じでしょうか? フェムテックとは Femtechは、FemaleとTechnologyをかけ合わせた造語で、女性が抱える健康課題をテクノロジーで解決する製品やサービスなどを指します。 ジャンルは、月経や不妊治療、出産、育児、子育て、婦人科系疾患、女性向けケアアイテム、セクシャル・ウェルネスに関わるものなど多岐に渡ります。 (経済産業省 – フェムテックプロジェクト) 経済産業省も後押しするフェムテックですが、最近ではより広義な意味として、女性の健康や仕事、ライフイベントを後押しするサービス全般をフェムテックの領域として捉えられることも増えてきています。 最近では日本フェムテック協会も設立され、官民ともに推進する体制が醸成されています。 ※ちなみに株式会社ベアーズの取締役副社長である高橋ゆきは日本フェムテック協会で理事を務めております。個人としてはもちろんのこと、ベアーズの家事代行サービスを通じてフェムテック推進やウェルビーイングな社会の実現に尽力しています。 フェムテックが推進される理由 少子高齢化による生産労働人口の減少 少子高齢化により生産労働人口の減少は今後も長期的に続く見通しです。 日本の社会構造の変化に伴い、これまでの男性が働き、女性が家庭を守るというような考えでは、日本の社会・経済が縮小・破綻する恐れがあります。 その改善を目指す上で、従業員の生産性の向上施策や日本社会の労働力向上として女性に注目が集まっています。 メディア・SNSの発達 メディアやSNSが発達したことにより、様々な人が平等に情報を得たり、発信したりできるようになってきました。 それによりこれまで公に出なかった女性としての健康不安や悩みなどが可視化されるようになり、個人の問題としてではなく、社会全体の問題として捉えられるようになりました。 上記の背景から「女性も働きやすい社会を作っていこう」「女性が女性らしく、平等に暮らせるように」という考えが生まれ、フェムテックの誕生に繋がったと考えます。 フェムテックサービスの例 ninpath – 株式会社ninpath 不妊治療をしながらも働きやすい世の中づくりのために不妊治療可視化アプリ「ninpath」を提供している会社です。 主に中小企業に対し、不妊治療のために利用可能な休暇制度等の整備コンサルティングを行い、企業単独では難しい制度整備を支援します。企業が知っておくべき不妊治療の知識や課題の理解を促し、「サプライズ退職」を防ぐ取り組みを行っています。 フレンドナース – 一般財団法人ウェルネスサポートLab 女性特有の問題に対して、友人のように気軽に相談できる「フレンドナース」サービスを提供している会社です。 「病院に行くべきか分からない」「何科に行ったらいいのか分からない」というような身近な質問から、「生理痛がつらい」「不妊治療をしたいけど不安」などなかなか相談しづらい内容もナースにLINEで気軽に相談できるサービスです。 Well-Being(ウェルビーイング) – 株式会社ベアーズ 家事代行やキッズ・ベビーシッターサービスを通じて女性の家事負担や家事や育児ストレスの軽減したり、暮らしの中にあるお困りごとを解決する事業を展開しています。 女性が働きやすい世の中を作る上で、最も大きな課題である家事や育児。 家事や育児をアウトソーシングすることで、これまで要していた家事や育児の時間を減らし、仕事など社会活動に時間を使うことが出来ます。 このようなサービスの利用を企業が促進できる仕組みがベアーズの提供するウェルビーイングです。 企業が女性の活躍を支援する上で重要なのは、まず課題や悩みを知ろうとすることです。 各企業の女性が抱える課題に対して最適な支援方法を実施することで、不要なコストや労力をかけず女性の活躍を後押しすることが出来ます。 是非、女性従業員が抱える課題や悩みを知り、上記のようなサービスの導入をご検討ください。 […]