①職務内容を定義する
ジョブ型雇用を行う職務内容を、具体的に定義します。名称・内容・目的・責任・職務の範囲などの観点から定義します。既にある職務であれば、該当社員と面接を行うなどして、認識の齟齬が起こらないように注意しましょう。
② ジョブディスクリプション(職務記述書)を作成する
職務内容を定義したら、職務の遂行に必要なスキル、経験、知識などをまとめたジョブディスクリプション (職務記述書)を作成します。
明確でいて簡潔な職務記述書を作成できるかが、ジョブ型雇用を成功に導く重要なポイントとなります。
③給与を設定する
ジョブ型雇用では、普遍的な年功序列の給与体系ではなく、成果に見合った給与体系であることが大切です。また市場価値に見合った報酬であることも意識しましょう。他社と比較して雇用条件が悪いと、短期で条件の良い企業に転職される恐れがあります。
④ジョブ型雇用の導入について社内周知をする
ジョブ型雇用制度を導入する際には、求職者のみならず既存の社員に対しても、制度の説明が必要となります。「ジョブ型雇用の社員」と「既存の社員」の間で不公平感が生じないよう、ジョブ型雇用導入の経緯や雇用条件について、詳細に説明をしましょう。