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(初級編) 面接テクニック 〜 面接官の心得 〜

こんにちは。

株式会社ベアーズの伊藤です。


今日は面接のテクニックについてお話ししていきたいと思います。

私は以前、人材紹介会社で10,000人のキャリアコンサルの経験と、某Web系企業の採用責任者として年間約40,000人の応募者の対応をしていました。

その時から面接のテクニックについて、求職者向けの情報は溢れているものの、面接官向けの情報は少ないと感じていました。

自身の経験から少しでもお力になれる情報提供ができればと思っています。


面接官の心得①:面接は準備が9割!

まず念頭に置いておきたいのが、面接は会社や求めているポジションにとって応募者が適正な人材かどうかを確認する場です。

”起業経験があるとか、大手企業で管理職経験があるとか、”なんとなくスゴそうな人”を採用する場ではありません。

事前に適正な人材像を明確に描いておくことが重要です。

多くの場合は、現在そのポジションで活躍している人をイメージすると良いです。

適正な人材像が明確になれば、そのような人材かどうかを判断するために知るべき内容が見えてくるはずです。

その内容を履歴書や職務経歴書などの事前提出書類を見て、聞くべきことをリスト化しておくと良いでしょう。

特に面接に慣れていない方にとっては「何を聞いたら良いのかわからない」という、あたふたした状況を作らないためにも準備しましょう。

面接に少し慣れてきた方は、聞くべきことに対しての回答を複数パターン想定して、次に聞くべきことなど考えておくとベターです。


面接官の心得②:面接の流れを意識しよう!

面接には流れがあります。

皆さんも面接って”こういうもの”というイメージはあると思います。

例えば以下のような感じです。

1. 自己紹介

2. 雑談(アイスブレイク)

3. 志望理由

4. 過去の経歴について

5. 今やっている仕事について

6. これからやりたいことについて

7. 会社紹介

8. 質疑応答

9. クロージング

あえて流れを崩して、臨機応変な対応や本質的な人材としての質の良さを見極めようとする企業もありますが、多くの企業でこのような流れでやっていると思います。

先ほど聞きたいことを準備することが重要と伝えましたが、聞きたいことを意識するがあまり、面接開始からすぐに尋問のように質問が続いていくと、お互い疲弊してネガティブな面接になってしまいます。

流れに沿って自然と聞く意識を持つと良いでしょう。

ある程度できるようになった面接中級者以上の方は、一問一答のように聞くだけでなく、自然と話してもらえるような雰囲気と展開作りを意識していきましょう。

質問することは良いですが、質問が多くなるとストレスになります。

求職者の多くは面接に緊張感を持って参加することが多いので、求職者のストレスマネジメントができるようになると上級者の仲間入りです。


面接官の心得③:会社や面接官もジャッジされている意識を持とう!

冒頭で面接は会社や求めているポジションにとって応募者が適正な人材かどうかを確認する場である、とお伝えしましたが、我々が面接で応募者の合否を判断するように、応募者も入社すべきかどうかを判断します。

会社の印象だけでなく、面接や面接官の印象をポジティブに感じてもらえるように、身だしなみや言動は常に意識しましょう。

特に面接の印象(本人が思っている出来)が悪いと辞退することに繋がりやすいです。

応募者が「面接がうまく出来なかった」と感じると、ネガティブな思考が走り、落ちる前提で物事を考え出します。

また防衛反応として「会社が良くなかった」「面接官と相性が悪かった」などネガティブが思考のスパイラルに陥ります。

面接官として応募者に良い印象を持っていても、応募者が辞退してしまっては何も意味がありません。

特に面接という場においてはネガティブな問い詰めが多くなりがちなので、ポジティブな質問を意識的に行いましょう。


面接を勉強するきっかけ作り

ここまで面接官の心得についてお話ししてきましたが、面接の勉強が進まないのには理由が二つあると思っています。

面接は勉強するものという認識がない

皆さんは面接を実施する前に研修など、面接について学ぶ機会を提供されましたか?

大半の企業では面接官向けの指導カリキュラムが充実しておらず、そもそも指導する用意がないという会社も多いと思います。

なんとなくイメージで面接対応して、面接しながら技術を体得している人も多いのではないでしょうか。

人材の価値が高騰してきたことにより、面接の技術という観点も注目され始めていますが、まだまだ面接は勉強するものという意識は浸透していないと思います。

もしこの記事を人事担当者が読んでいたら、面接の質が上がり、辞退率の減少や適正な人材の獲得につながると思いますので、面接を学ぶ機会を作ってみましょう。

そもそも勉強する時間がない

面接を主業務にしている方であれば別ですが、多くの方は違うと思います。

主で目指すべきKPIや指標が別にあるため、面接について学ぶ優先順位が低くなっている現状があります。

面接の重要性を伝えることはもちろんですが、時間を創出してあげることで面接について学べる環境を作ることも大事です。

その時間を創出するのに最適なサービスとしてベアーズの家事代行をご紹介します。

ベアーズの家事代行は最長3ヶ月に及ぶ研修を受けて、実技テストに合格したスタッフのみお伺いするため、品質の高いプロのサービスを受けられます。

またそのような家事代行サービスの利用を企業が支援できる福利厚生制度、ウェルビーイングプランのご用意もございます。

この福利厚生制度は、企業がベアーズの家事代行やキッズシッター・ベビーシッターなどのサービスの利用料金の一部、または全額を負担することで、サービス利用を促進し、従業員のエンゲージメントを高めたり、生産性の向上など、企業と従業員の関係性を良好に保つ役割を果たすものです。

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