
よく使われるビジネス用語30選
こんにちは。
株式会社ベアーズの伊藤 圭です。
1月末になると人事・採用担当の皆さんは来季の新卒採用の準備と、4月に新卒を受け入れる準備で、忙しい時期かと思います。
新卒の方は初めての出社をワクワクと不安の両方を抱えながら、待っていると思います。
今日はそんな新卒の方が、仕事を始めてすぐにつまづきやすい、よく使われるビジネス用語についてお話ししていきたいと思います。
ちなみに私は以下で紹介するようなビジネス用語が好きではありません。
なぜなら、話す相手によって、伝わらない可能性があるからです。
端的に表すには良いですが、正しく伝わらなければ、お互いにとって不利益にしかなりませんので、よく考えて使いましょう。
また自分自身が使わないとしても、社会にはビジネス用語が溢れているので、相手の言っていることを理解するためにも学んでおくと良いと思います。
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1. アイミツ
"相見積もり"の略称です。
相見積もりとは、複数の業者に同内容の見積もりを取ることを指します。
より良い業者選定をする際に使用される方法です。
2. アウトバウンド/(対義語:インバウンド)
この言葉は業界や職種によって表す意味が異なるので注意が必要です。
直訳すると、outbound = 「外国行きの」「市街へ向かう」という意味で、概ね内側から外側へ矢印が向いているようなイメージです。
最も使用される意味合いとしては「営業電話」を指すケースです。
対して、インバウンド(inbound)は「内向きの」という意味で「訪日外国人旅行者」や「受電対応」などを指します。
観光・ホテル業界:海外旅行者
通信業界:ネットワークの出力情報
広告・マーケティング業界:広告などのプッシュ施策
テレマーケティング・営業:既存・見込み客への営業電話
3. アジェンダ
予定・計画のことを指します。
よく使われるシーンとして、プレゼンテーションを行う際の目次や、議論をする際の議題項目を指す際に使われることが多いです。
4. アポイント
アポイントメント(appointment)の略称で、取引先や商談相手との打ち合わせや商談を取り付けることを指します。
「アポ」とも呼ばれます。
5. アライアンス
企業同士の提携を指します。
アライアンス(alliance)は直訳すると、「同盟」を指し、通常は対等な立場としての提携を指しますが、元請けと下請けのような「上下関係」がある状況にも時折使用されます。
6. 粗利益/営業利益
粗利は売上総利益とも呼ばれ、売上高から売上原価(※1)を差し引いたものを指します。
営業利益は粗利益から販管費(※2)を差し引いたものを指します。
(引用(図):株式会社クレディセゾン - 粗利とは?)
(※1)販売した商品やサービスの仕入れや製造にかかった費用のことを指します。
(※2)「販売費及び一般管理費」の略称。企業が営業活動をする上で、販売業務や管理業務で発生した経費のこと。従業員の給料や交通費、広告宣伝費、事務所の家賃や光熱費などがこれにあたります。
7. イニシャルコスト/ランニングコスト
イニシャルコストは「初期費用」のことを指します。
サービスやシステムを導入する際に一度だけかかる費用です。
対してランニングコストは「継続的にかかる費用」のことを指します。
月額制のサービスで月々かかる費用などがこれにあたります。
8. エスカレーション
業務の中で上長に指示を仰いだり、対応が自身では追いつかない業務など引き継いで対応してもらう際に使われます。
クレーム発生時など自身の判断ではどうしようもできない時に使用されるケースが多いです。
9. エビデンス
エビデンス(evidence)は「根拠」「証拠」という意味合いです。
企業間で取引を行った際の支払い発生時に、根拠として請求書や明細書をエビデンスとして要求されたりします。
10. OJT
OJTは「On the Job Training」の頭文字をとったもので、上司や先輩が、部下や後輩に対して、実際の仕事を通じて指導を行い、知識や技術などを身に付けさせる教育方法のことを指します。
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11. KGI /KPI
KGIは「Key Goal Indicator」の頭文字をとったもので、最終目標に到達したかどうかの指標となるものをKGIと呼びます。
KPIは「Key Performance Indicator」の頭文字をとったもので、KGIなどの目標達成に必要なプロセス(過程)に対しての達成度合いを数値化して、計測できるようにした指標がKPIです。
KGIは会社や部署によって同じものが設定されることが多いですが、KPIは自身の携わる領域によって様々です。
12. コミット
コミットメント(commitment)の略称で、「約束」「責任」「参加」などを意味する言葉です。
責任をもって自分が関わっていくこと、責任をもってある事象や物事に関わっていくことを公約・明言すること、責任を伴う約束をすることを指します。
13. コンプライアンス
コンプライアンス(compliance)とは、「法令遵守」のことを指します。
企業や個人が、法令や社会的ルールを守って業務にあたることを意味しています。
14. コンバージョン
コンバージョン(conversion)とは、訪問者がホームページの目標としているアクションを起こしてくれた状態のことを指します。
同じコンバージョンでも「目標としているアクション」によって異なるものを表していることもあるので注意が必要です。
「CV」と表記されることが多いです。
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15. ステークホルダー
ステークホルダー(stake holder)は、株主・経営者・従業員・顧客・取引先のほか、金融機関、行政機関、各種団体など、企業のあらゆる利害関係者を指す言葉です。
企業が活動する上でステークホルダーに満足してもらえるような動きを追求していく必要があります。
16. セグメント
セグメント(segment)は「断片」という意味で、集団やまとまりを区切った区分のことを指します。
広告配信などの際によく使われる言葉です。
例えば広告を出す際に、自社のサービスや商品を「20代前半」「女性」「東京都に住んでいる」方に利用してもらいたいといったターゲットを設定します。
この例の「20代前半」「女性」「東京都に住んでいる」というターゲットの区分がセグメントの一つです。
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17. ダイバーシティ
ダイバーシティ(diversity)とは、直訳すると多様性を意味する言葉で、集団において年齢、性別、人種、宗教、趣味嗜好などさまざまな属性の人が集まった状態のことを指します。
人権問題や海外人材の活用などウェルビーイングやSDGsに関連する分野でよく使われます。
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18. バッファ
バッファ(buffer)は「緩衝材」や「緩和する物」といった意味で、ビジネス上では「時間・資源的なゆとり、余裕」のことを指します。
19. PDCA
PDCAは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の仮説・検証型プロセスを循環させ、取り組んでいる事柄をより良い方向へ導くフレームワークのことを指します。
正しく運用すれば着実に目標達成に近づくため、多用されるフレームワークです。
20. B to B / B to C
B to Bは"Business to Business"の頭文字をとったもので、企業から企業へサービスや販売取引を行うビジネスモデルを指します。
例えばスーパーや小売店が、卸売業者から食品など製品を仕入れることはB to Bとなります。
B to Cは"Business to Customer"の頭文字をとったもので、企業から顧客へサービスや販売取引を行うビジネスモデルを指します。
スーパーや小売店などはB to Cのビジネスモデルになります。
B to BやB to C以外にもビジネスモデルを表すものがありますので以下に挙げておきます。
B(Business) = 企業・法人
C(Customer) = 一般消費者
D(Direct) = メーカー
E(Employee) = 従業員
G(Government) = 行政
21. フィックス
フィックス(fix)とは、「修正する」「調整する」「決定する」などの意味を持つ英単語で、ビジネスでは主に「正しい形に改善すること」や「確定させること」という意味で使われています。
例えば、自動販売機で100円のコーラを販売したいが、販売予定地の周辺では似たような製品が90円で売られているとします。このままでは売れない可能性が高いので、金額を調整もしくは内容量を変更して販売することにしました。
この際の「金額を調整もしくは内容量を変更」がフィックスを指しています。
物事や状況に合わせて、修正して確定させることを意味しています。
22. ペンディング
ペンディング(pending)は「ぶら下がる」という意味があり、ビジネスでは「保留」「宙ぶらりんになっていること」を指します。
23. ペルソナ
ペルソナ(persona)は「仮面」を意味する言葉で、ビジネスでは「架空のユーザー像」「人物モデル」という意味で使われています。
主にマーケティング領域で使われる言葉で、「ペルソナマーケティング」という架空の人物を想定して、その人物が商品の購買やサービスの利用に繋がるように設計するマーケティング手法があります。
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24. マネタイズ
マネタイズ(monetize)は、「貨幣を鋳造する」「通貨を発行する」「資産などをお金に換える」を表す英語で、ビジネス上では「収益化」という意味で使用されます。
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25. ユーザビリティ
ユーザビリティ(usability)は「使いやすさ」を指します。
Web関係で使われることが多く、ユーティリティ(Utility) = 「機能・性能」が優れたWebサービスが増える中で、「使いやすさ」という観点が重要視された結果、ビジネスシーンでも使用されるようになりました。
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26. リスケ
リスケは、「リスケジュール(reschedule)」を略した和製英語です。
日程の再調整やスケジュールの組み直しといった意味を指します。
商談や打ち合わせのスケジュールの再調整や納期の延長など、あらかじめ決まっていた予定を変更する際に使用されます。
27. リスクヘッジ
リスクヘッジ(risk hedge)は、懸念される危険(リスク)に対して、防止策(ヘッジ)を講じることを指します。
何か施策など新しい業務に取り組む上で、必ず何かしらのリスクが存在します。
そのリスクを発生する前に考え、対策をすることでより良い成果を生むことができます。
28. リソース
リソース(resource)は、能力や時間、資金、資材など資源全般を指す言葉です。
ビジネスを行う上で必須である経営資源(リソース)は以下とされています。
・人
・モノ
・金
・情報
・時間/知的財産
29. リマインド
リマインド(remind)は「思い出させる」という意味で、再度周知する際に使用されます。
例えば、取引先との商談を1ヶ月先に取り付けた場合、前日に再度案内をするなどします。
この行為を「リマインド」と呼びます。
30. ローンチ
ローンチ(Launch)は、「発売する」「(ミサイルなどを)発射する、打ち上げる」という意味があり、新しいサービスや商品を世の中に出すことを指します。
似た言葉として「リリース(release)」がありますが、「手に取れるモノかどうか」という基準で、手に取れる商品の発売はローンチ、Webサービスなど手に取れないものを世の中に出す際はリリースとされています。
最近では混同して使われることも多く、あまり違いを意識する必要は少ないです。
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皆さんが知っているビジネス用語はいくつありましたか?
会社や職種によっても使われるビジネス用語は様々なので、日々勉強が必要です。
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