2015年7月8日「国家戦略特区」にて家事支援サービス分野にも外国人労働者受け入れを拡大することが決まりました。
近い将来、日本の暮らしの新しいインフラとなるであろう家事代行サービス(家事支援サービス)分野も人材が足りない時代がやってくる!
私は1995年、今から20年前の香港という地で一人のフィリピン人と出逢いました。
彼女との暮らしという私たちの原体験が、家事代行サービス会社 ベアーズを生みました。
彼女は私より5歳年上、
当日5歳の男の子を母国にいるご主人様に預けてメイド業として香港で活躍する笑顔のステキな女性(^-^)
その名は”スーザン”
当時の私は0歳児を抱えながら現地の企業に勤めるフルタイムのワーキングマザー
メイドであるスーザンは私の家事育児のパートナーとして、我が家の家事の一切合切のサポートをしてくれました
日常の掃除機がけ、拭き掃除、整理整頓、収納、買い物、料理、洗濯、アイロン・・・
彼女が我が家の暮らしをサポートすることは、「私が私らしくイキイキと日々を丁寧に送ることができる」ということに直結していました。
仕事から帰宅して私がやることは、
息子を抱きしめ、絵本を読み、お風呂に一緒に入り、布団でゴロゴロしながら
親子の至福時間を過ごす
朝、目が覚めたら、
息子を抱きしめ、息子の歯を磨いてあげ、着替えを手伝い、一緒に朝ごはんを食べ、朝お散歩に出かける
そして出社前の日課は、一輪挿しの花瓶の水を取り替え、リビングの小さな窓から広がる空を眺めながらジャスミン茶をいただく
今の日本で小さな子を持つワーキングマザーの皆さんにこの子育て期の体験談をお伝えすると、皆一様に「なんでそんな時間と心のゆとりがあるんですか?掃除に、洗濯に、料理に・・・エンドレスに続く家事がある以上私にはあり得ません!」という反応が大半。今の日本の暮らし方では確かにそうだ、よく解る。
家庭を持ち、仕事を前向きに続け、自己成長を感じながら心穏やかに幸せな子育て、楽しい子育てをができたのも香港という社会だったら
いや、スーザンという存在がが我が家に居たからである
現在ベアーズにはおよそ4000名強の日本人「ベアーズレディー」が所属し、来る日も来る日もお客様のご家庭の笑顔の為に!と喜んで汗を流すスタッフがいる
そして、我が国ニッポンは今、これらの社会課題を抱えている
出生率2.0
女性の労働率M字カーブ問題
企業における女性の幹部育成
香港でスーザンがそばにいてくれた私の人生には少なくとも上記3つのことは無縁であった
私は利用者、従事者ともに女性の笑顔につながるフィールドがこの家事代行サービス(家事支援サービス)だと強く信じ、自社を、産業を磨いています
◼︎新しい暮らし方の提案(自分じゃなきゃいけないことに自分の全力を注ぐ、それ以外のことをアウトソーシングする生き方)
◼︎新しい雇用創造(これまでのお母さん業、主婦業、仕事のキャリアが他人のために活かせる定年のない仕事)
私は、今とこれからの日本の女性には、20年前の香港で心穏やかに暮らしていた高橋ゆきのような女性だらけになって欲しい!(そのためには特に小さな子を持つ子育て期、親の介護で頑張っている中年期の女性を支えるインフラが必要!働く女性だけではない、主婦という単位を支えることが女性の活躍推進であると考える)
『子育てが幸せ、子育てが楽しい国
働くことが嬉しい、やりがいを感じる国
男女の笑顔が輝く国』
では、本当に近い将来、家事代行サービス(家事支援サービス)が日本の暮らしの新しいインフラになったら、利用者は急増し、日本人雇用創造だけでは間違いなく人材不足になるのだろう。
~整備されていないことは整備すればいい
道無き道は、道を創ればいい~
家事代行サービス(家事支援サービス)分野の外国人労働者は単純労働でもなければ決して、日本人労働者の置き換えや低賃金の固定化につながるなんという話ではない。そんな議論に時間を費やすより、どうやったら安心安全に国民が使えるサービスにするのか、どうやったら外国からメイド業として来てくれる人たちに日本人家庭をサポートすることで生きがいややり甲斐を感じてもらえるのか!を国と一緒に考え整備したい。
少なくとも介護支援サービス分野のように日本人スタッフが足りなくなってから(そういう現実に直面してから)慌てて近隣国へ外国人労働者を確保するような真似だけは繰り返したくない。