【セミナーレポート】マンションでより良く暮らす方法 〜第一回More well-beingセミナー〜

日本の暮らし方研究家
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10月6日(日)にセミナー「マンションでより良く暮らす方法」をベアーズにて開催いたしましたセミナーのレポートとなります。

  
1999年10月に創業したベアーズは、家事代行サービスを「日本の暮らしの新しいインフラ」とし、誰もが安心・安全・快適・便利に暮らせるためのサポートを産業化してきました。

  
私たちベアーズのサービスを利用することによって、お客様は心身共に家事に対するストレスから解放されて暮らしが豊かになり、お茶の間が笑顔で溢れ家族がさらに仲良くなり、そして、日本はもとより世界中の人々が平和に暮らしていかれる仕組みづくりを目指しています。
  
「新しい暮らしの提案」を創業から20年してきた中で、世の中の暮らしという言葉の意味や考え方が変わってきたように感じます。
その中で立ち上げた、より良く暮らしていくことについて考えていくコミュニティ「More well-being」。

  
記念すべき第1回目のイベントでは、今、メディアから注目されている「都心のマンションでの暮らし」について、一般社団法人 全国タワーマンション協会の代表理事、副島 規正氏にお話していただきました。

  

  
1.自分に合ったマンション選びのコツ
マンションと言っても、大規模・中小規模、タワー(高層)・低層、都心・郊外…様々なタイプがあり、金額も様々です。
選ぶ上でのファーストステップとして、新築か・中古かを漠然とイメージしてみてください。
それぞれマンションを決める上で一つ大切なポイントがあります。

  
新築の場合:沢山のモデルルームを見る
気に入っていてもいなくても・たまたまチラシで見かけたものでも、通勤途中に見かけた建築中のものでも構いません。とにかく1つでも多くのモデルルームを見に行ってください。
期待して見に行ってもイメージと違う場合もありますし、逆の場合もあります。
見学していくうちに、「ここだ」と思えるマンションが見つかるでしょう。そこに決めましょう。

  
中古の場合:住んでいる人の話を聞く
長きに渡って管理組合の理事長を務めていますが、購入希望の方から話を聞かれたことは一度もありません。
中古マンションの販売は仲介業者さんが一手に握っている場合が多いですが、ぜひマンションの管理組合も利用してみてください。
マンションを魅力的に語れる理事長がいるマンションは、いいところがたくさんあるマンションだと言えるかもしれません。

  
さらに新築・中古に共通して抑えておきたい点があります。

  
値下がりしにくいマンションを選ぼう
一般的な予想では、2020年の東京オリンピックが価格上昇のピークで、以降は右肩下がりと言われています。
そんなことを言うと大幅に下がりそうな錯覚を覚えますが、下がり幅は非常に緩やかであると予測できます。

  
私が購入した2つのマンションは、共に購入後に買値を上回っています。
マンション購入時のポイントは「都心」で「大規模」。
都心であれば駅からとんでもなく離れていることはほとんどないので、「都心」で「大規模」なマンションを探してみましょう。

  

  

2.マンションの管理組合とは
マンションを購入する上での心配事で、最も多く寄せられることは…「近所づきあいがなく、寂しい思いをするのではないか」ということです。

  
意外にもマンションの管理組合の活動によって回避できることをご存知でしたか。

  
マンション管理組合とは…
① 全員加入なの?
区分所有者=部屋の所有者は全員加入です。
管理組合の最高意思決定機関である総会が招集され、自動的に全員が組合員となります。

  
② 何をするの?
管理組合は、共有部(ベランダや外廊下など専有部以外の全て)は区分所有者で共同で維持管理をします。

  
③ どんな仕組みなの?
会社組織にあてはめると、従業員はマンションの区分所有者、その中から代表や会計が選出されます。
株主総会と同じように、マンションの管理組合にも総会があります。

  
マンション理事会の成功事例
国土交通省の統計によると、終の棲家としてマンションを選ぶ人は、住宅購入を検討している人の6割以上もいます。
マンションは隣にどんな人が住んでいるか分からないといったイメージもありますが、理事会の運営次第でマンション内にコミュニティを作ることができます。

  
マンションを終の棲家とする人が増えてきた中で、長くお付き合いするご近所さんの存在は、防犯の意味でも不可欠です。
交流のためにはイベントを行うと良いでしょう。
盆踊り、夏休みラジオ体操、ハロウィンなど季節ごとの行事はマンション内コミュニティの形成に役立ちます。最近ではラグビーのパブリックビューングを無料で開催することもできました。
お金がかかりそうですが、私が居住しているマンションでは、ほぼ全額が受益者負担です。
大型イベントだけは全世帯に月300円ずつ負担していただき開催しています。
その結果、十分なコミュニティを作れ、様々な場面で住民同士が挨拶をするようにもなり、LINEグループなどもできて様々な交流をしています。

  

3.自分が住んでいるマンションの価値を上げよう
市場価値が上がる健全なマンション運営の条件とは、以下の3つが挙げられます。
① 住民交流が活発である
② 修繕が適正に実施されている
③ 修繕積立金が潤沢に積み立てられている

  
マンションを運営するのは管理組合の代表である理事と監事(理事会)であり会社経営に似ています。つまり自分たちの資産は自分たちで守らなければなりません。

  
この管理組合が機能していないと、潤沢に資金を集めて運用することができず赤字に陥ってしまいますが、
区分所有者が支払う管理費の運用を適切に行うことで設備等のメンテナンス等が充実し、マンションの資産価値を上げることができます。
皆さんも、ご自分が居住しているマンションの運営について、改めて考えてみましょう。

  

  
Well Being=良い環境で生き抜く
今後、ベアーズは、お客様がより良く生き抜くことができる社会を作る一役を担い、そのための情報発信に力を入れてまいります。
この取り組みを通じて人々の繋がり、輪を作ることができたら本当に嬉しいです。
ベアーズの新しいコミュニケーションツール「More Well Being」にご期待ください。