株式会社トレジャー・ファクトリー 代表取締役社長 野坂 英吾さん

対談
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ワークライフバランスインタビュー

野坂 英吾さん

「事業拡大こそが社会貢献」

第5回

株式会社トレジャー・ファクトリー 代表取締役社長
野坂 英吾さん

Profile

野坂 英吾 / 株式会社トレジャー・ファクトリー 代表取締役社長

1972年5月6日生まれ
神奈川県出身
大学4年生の時にリサイクルショップで起業を決意し創業。
現在東京、神奈川、埼玉、千葉に大型総合リサイクルショップ「トレジャーファクトリー」を26店舗、福島に同FC店2店舗、洋服・服飾雑貨を扱う専門リサイクルショップ 「トレジャーファクトリー スタイル」を2店舗、リサイクル品の販売・買取サイトを展開。

第5回ワークライフバランスインタビュー“ハッピーバランス”
『リサイクル ハッピーバランスは循環型』

今回のゲストは、半年前に上場を果たしたばかりの話題の方、㈱トレジャー・ファクトリーの野坂英吾社長です! 社会貢献とビジネス、そして社長の尽きることの無いチャレンジ精神とバイタリティについてお話を伺いました。

起業のきっかけ - 『偉大な父を超えたい』

高橋
まずは起業のきっかけを教えていただけますでしょうか。
野坂
中学2年生の時、父を超えたいと思ったことが最初のきっかけです。商社マンの父はバイタリティに溢れ、私たち子供にとって目標となるような偉大な人でした。その父を超えるには、父と同じサラリーマンの道ではかなわないと思い、自分で起業し社長になる道を意識し始めました。
さらに同じ時期、クラスの皆が私を生徒会長に推薦してくれ、立候補しました。結果、見事落選したのですが(苦笑)、その時、周囲からの期待を嬉しく感じると共に、その期待に及ばない自分を悔しく思いました。この経験が、“期待に応えられるだけの力を持つ人間になりたい。起業し、社長になる。”という高い目標を自分の人生に掲げる決め手になりました。
そして大学4年生の頃、起業への準備を始めました。どんな仕事で起業しようか思い悩み、様々なベンチャー企業の社長を質問責めにしました。今考えてみると、良くそんなことを聞いていただけたなと思うのですが(笑)、優しく教えていただいて。
『身の回りにこういうものがあったらいいなと思うものをとにかく50個ノートに挙げきってみなさい』とアドバイスをいただいたのですが、そんなことでこれから取り組んでいく事業が決まるのかと半信半疑ながら1つ1つ書いていたら、学生時代アルバイトをしていた先で、「まだまだ使えるものが沢山捨てられてもったいない。」と感じたことを思い出し、もしかしたらこれが自分の仕事かな・・・と。
高橋
捨てられていく物を見て直感的にそう思われたのですか?
野坂
直感的にというよりも、大学1年生から3年生まで続けていたアルバイトで、ずっとそう思っていたのです。何よりも自分自身の経験が最大のヒントになりました。
高橋
なるほど。普通は「こういうサービスないのかな」で終わる人がほとんどですが、野坂さんの「商社マンのお父様を越えたい。」という想いが、ヒントをアイデアにし、実行に移させたのですね。
では、どのように起業の準備をされたのでしょうか。