ドラム式換気扇を自分で掃除することは可能?

換気扇掃除



プロペラ式の換気扇とは違い、厄介に思えるドラム式換気扇の掃除。

そのイメージ通り、ドラム式換気扇の掃除は自分の手で行うには様々なリスクを伴うことがあります。

できれば、掃除の専門家に依頼した方が無難だといえるでしょう。

プロペラ式の換気扇は、ドラム式換気扇よりも掃除が簡単

皆さんのご自宅に必ず付いていると言っても過言ではない換気扇。

住宅はもちろん、店舗やオフィスにも欠かせない存在だといえます。

最近はドラム式換気扇もかなり増えてきていますが、以前はプロペラ式の換気扇の方が主流だったといわれています。

住宅の築年数が新しければ新しいほど、ドラム式換気扇の可能性が高いかもしれません。

では、プロペラ式とドラム式、具体的にどのような点に違いがあるのか、両者を比べていきましょう。

まず、プロペラ式換気扇の方からです。

このタイプの換気扇は、直接排気式とも呼ばれており、その名の通りプロペラの羽根が回転する仕組みになっています。

基本的に外壁に設置されているものが多く、直接的に屋外へ排気することができます。

取り付けが簡単な分、解体もわりと容易で、素人が取り外して洗浄することも難しくはありません。

構造もシンプルですし、掃除が大変なのは羽根の後ろ側くらいでしょう。

羽根の部分の油汚れは、浸け置きしておけば綺麗に落とせると思います。

ドラム式換気扇の掃除は、プロペラ式換気扇よりも手間がかかる


次に、今回の主役であるドラム式換気扇です。

壁や天井などに設置されたダクトを通して排気する仕組みになっており、どの位置にある場所でも屋外に排気することを可能にしています。

一般的には、“換気扇”よりも“レンジフード”という名称の方が浸透しているのではないでしょうか。

フードは換気扇の覆いの部分を指しています。

フードで油や煙をためることができるため、プロペラ式に比べ集気効果が高いとも言われています。

また、ドラム式換気扇は、プロペラ式換気扇のプロペラファンと対抗し、シロッコファンなどと呼ばれています。

ドラム式換気扇の掃除では、このシロッコファンが最も厄介だともいわれており、狭い間隔で羽根がたくさんついているものになるため、完全に汚れを落とそうとするなら、非常に手間がかかります。

積もり積もった換気扇の油汚れはそう簡単には落とせません。

中のパーツを分解し、スポンジや歯ブラシを使って一つ一つ丁寧に洗い上げていく必要があります。

このことから、ドラム式換気扇の掃除をプロの業者に頼む方がかなり多いのです。

ドラム式換気扇を自分で掃除すると、様々なリスクが

ドラム式換気扇を自分で掃除することは不可能ではありません。

しかし、プロペラ式の換気扇と比べ構造も複雑になっているため、素人の手で完全に綺麗にするのは難しいといえます。

また、自分で掃除することにより様々なリスクが生じることを忘れないでください。

例えば、分解する際のリスクを挙げてみましょう。

換気扇というものはキッチンの高い位置に設置されていることが多いです。

ただでさえ大変な分解作業を、無理な体勢で行うというのは、思わぬ怪我や事故につながる恐れがあります。

さらに、シロッコファンがワンタッチ式のタイプであればまだしも、ネジ式のタイプの場合、固くてネジが外れないというケースも多いです。

無理にネジを外すことで元に戻らなくなってしまったという話も少なくありません。

洗い方や使用する洗剤などを誤ると、パーツ自体に不具合が生じてしまうこともあります。

このようなリスクを避けるためにも、掃除のプロに任せるのが得策ではないでしょうか。

(まとめ)ドラム式換気扇を自分で掃除することは可能?

  1. ドラム式換気扇の掃除は、掃除のプロに任せた方が無難です プロペラ式の換気扇であれば自分で掃除することは十分可能ですが、ドラム式換気扇の掃除は勝手が違うため、自分の手で行うには少々リスクが高すぎるかもしれません。 掃除の専門家に任せた方が安心です。
  2. プロペラ式の換気扇は、ドラム式換気扇よりも掃除が簡単です 古い住宅に多いプロペラ式の換気扇は、キッチンの外壁に設置されており、プロペラの羽根が回転するタイプの換気扇です。 羽根の部分を取り外すだけで良いため、素人でも掃除が簡単に行えるというメリットがあります。
  3. ドラム式換気扇の掃除は、プロペラ式換気扇よりも手間がかかります レンジフードと呼ばれているドラム式換気扇。 プロペラ式に比べ集気効果が高いなどのメリットも多い特徴がありますが、その分パーツの分解や洗浄も困難といえます。 時間も手間もかかるため、プロの業者に頼む方が多いです。
  4. ドラム式換気扇を自分で掃除すると、様々なリスクが伴います ドラム式換気扇を掃除するには、シロッコファンなどのパーツを分解する必要があります。 ネジを外した後元の位置に戻らなくなるといったケースも多く、最悪の場合、換気扇に不具合が生じてしまうこともあり得ます。

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