お風呂掃除にキッチンハイターは使えるの?

お風呂掃除


お風呂やキッチンはどうしても水を多く使う部分なので、自然とヌメリがでたり、黒カビが生えたりします。

そのような汚れにはハイターがとても有効であり、強力にヌメリやカビを除去してくれます。

ただ使うときは手に付かないよう、またガスを吸い込まないように注意しましょう。

キッチンハイターにはお風呂のヌメリやカビの除去に効果的な成分が含まれる

ハイターは塩素系漂白剤であり、主にお風呂場の他に、キッチンなどでも使えます。

ハイターのなかでも洗浄成分がプラスされており、特にヌメリや黒カビを除去しやすくしているのがキッチンハイターです。

主に水回りの除菌でカビや黄色ブドウ球菌などを殺菌する、または布やタイルに根を張り内部まで入ってしまったカビなどを漂白して取り除くという使い方をします。

ただ脱色効果も生まれてしまうので、色のついたタオルなどには使えず、使うと色落ちしてしまいます。

主に白物専用の漂白剤や除菌剤として使うことができ、お風呂場のタイルやその間のゴム部分、排水口などに使えます。

使用すると塩素のニオイが蔓延しますので、お風呂場やキッチンなどの水回り以外では使うことはなく、たとえば壁や床の板材に使うとそのまま塩素が染みこんでしまい良くありません。

タイルやステンレスなど、内部まで塩素が染みこまないようなところに使用します。

キッチンやお風呂場では黒ずんだところやヌメリが気になるような場所にふりかけて使用します。

特にブラシなどでゴシゴシとこする必要はなく、ふりかけて数分置き、その後シャワーで洗い流すだけできれいになりますので、とても簡単にキッチンやお風呂場の掃除が出来ます。

簡単!お風呂の【黒カビ取り】掃除方法4選

キッチンハイターとお風呂用ハイターの違い

塩素系漂白剤には「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれていて、カビ取りに高い効果があります。一般的にお風呂のカビ取りには塩素系漂白剤のお風呂用ハイターを使いますが、同じく塩素系漂白剤であるキッチンハイターでも代用できます。では、その二つにはどのような違いがあるのでしょうか。

答えは、次亜塩素酸ナトリウムの濃度の違いです。キッチンハイターの濃度は6%ですが、お風呂用ハイターの濃度はさらに低くなっています。お風呂用ハイターの濃度が低い理由は、カビ取りの目的だけであれば高い濃度である必要がないということと、大変強いアルカリ性であるため高濃度の溶液をお風呂掃除に使うのは危険だからです。お風呂掃除の場合は、キッチンで使用するよりも「溶液が目に入る」、「飛沫を吸い込む」、「手に付く」などのリスクが高いと考えられます。そのため、お風呂用ハイターはカビ取りに最低限必要な濃度に調整されています。

キッチンハイターの場合は、本来カビ取りが目的ではなく布巾や食器の漂白や除菌などです。通常は、それらの目的に合った濃度に水で薄めてから使います。お風呂のカビ取りに使用する場合は、キッチンハイターをそのまま薄めずに使うと塩素の臭いで気分が悪くなってしまう恐れがありますので、必ず水で薄めるようにしましょう。

キッチンハイターとキッチン泡ハイターの違い

キッチン泡ハイターはキッチンハイターと同じく塩素系の台所漂白剤であり、泡スプレーボトルから泡を噴射して除菌・漂白を行うものです。

キッチンハイターの場合は、水で薄めて浸け置きするやり方が一般的ですが、キッチン泡ハイターの場合は水で薄める必要がありません。また、スプレーで泡を対象物に吹きかけるだけですので、浸け置きをするよりも簡単です。そのため、できる限り触りたくないヌメヌメした排水口のようなものを掃除するときに、ピッタリの商品といえます。

お風呂汚れの種類

お風呂汚れは、すべて同じ洗剤を使って掃除してもOKというわけではありません。汚れの種類によって洗剤を使い分け、素早くキレイに落としていくことが大切です。

まずは汚れの種類を知り、汚れに合わせた洗剤を選んでいきましょう。

赤カビ・黒カビ

お風呂場で見られるカビは、主に「赤カビ」と「黒カビ」の2種類です。

赤カビはピンクヌメリとも呼ばれ、酵母などのぬめりのある菌が繁殖したものです。赤カビはお風呂場の水が溜まりやすい場所に発生し、中性洗剤をスポンジに含ませて軽くこするだけですぐに落とすことができます。

黒カビは、黒いポツポツとした汚れがお風呂場のあちらこちらに発生します。でき始めの黒カビであれば、ブラシなどでこするだけで簡単に落とすことができます。けれども、根強く増殖してしまうとこするだけではキレイに落とすことができなくなるため、塩素系漂白剤を使用して除菌・漂白していきましょう。

黒カビ掃除にはお風呂用のカビ取りハイター以外にも、台所用のハイターでも落とすことができます。特にキッチン泡ハイターは、お風呂用のカビ取りハイターと同じように使うことができますので、お風呂場のカビ取り剤としてぜひ利用してみてください。

皮脂汚れ

浴槽の中がザラザラしていたり、黄色く変色していたりする場合は、身体に付着した油や垢が湯船の中で浮き出し、浴槽の壁面に付着してしまった「皮脂汚れ」です。

皮脂汚れは酸性の油汚れのため、スポンジに水を含ませてこすっただけでは簡単に落とすことができません。さらに放置してしまうと、こびりついて落としにくい厄介な汚れと変化します。そのため、汚れがこびりついてしまう前に、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水のようなアルカリ性の洗剤を使って、小まめに皮脂汚れを落としていきましょう。

石鹸カス

お風呂場の床や壁などに白くモヤっとした汚れが付着していれば、それは「金属石鹸」の石鹸カス汚れです。金属石鹸はアルカリ性の汚れであり、シャンプーやボディソープなどの石鹸成分と水道水に含まれるミネラルが反応して白い汚れに変化したものです。そのため、クエン酸などの酸性の洗剤で中和すれば、汚れを落とすことができます。

洗面器や椅子などに黒や灰色でベタベタやヌルヌルした汚れが付いている場合、その正体は皮脂汚れと石鹸が反応してできる「酸性石鹸」の石鹸カス汚れです。酸性石鹸は酸性の汚れであるため、重曹やセキス炭酸ソーダなどのアルカリ性の洗剤を使えば簡単に掃除できます。

水垢

鏡や蛇口などに付着しているウロコ状の白い汚れは「水垢」で、水道水に含まれるミネラルが結晶化したアルカリ性の汚れです。軽いものであれば水とメラミンスポンジで軽くこするだけでも落とすことができます。これで落ちないようであれば、クエン酸水などの酸性の洗剤を吹きかけ、ある程度結晶を緩めてから、再度メラミンスポンジでこすってみてください。

水垢は化学的な結合力が強いため、水垢を放置してしまうとさらにハードで頑固な汚れとなってしまいます。そのため、水垢汚れはできるだけ早めに掃除しておくことが大切です。

お風呂掃除で必要な道具

それでは、キッチンハイターを使ったお風呂掃除に必要な道具を紹介します。

準備するもの

・ゴーグルまたはメガネ
・ゴム手袋
・マスク
・空の容器とハケまたはスプレーボトル

キッチンハイターは原液で使わずに、少なくとも2,3倍以上に薄めて使うほうが安全です。キッチンハイターを薄めた溶液をスプレーボトルに入れて吹きかける方法か、薄めた溶液を空の容器に入れてハケで塗っていく方法がいいでしょう。カビ取りをする際は、必ずゴーグルまたはメガネ、ゴム手袋、マスクを着用しましょう。天井のカビ取りも行う場合は、天井から溶液が垂れ落ちてくる可能性がありますので、メガネよりもゴーグルがあるとより安全です。

ゴーグルには水泳用、花粉症用、医療用などいろいろな種類がありますが、掃除用のゴーグルとして販売されているものもあります。掃除用ゴーグルは、サイズ調整が容易で、フレームが柔らかくてフット感があり、レンズが透明で見やすく、メガネの上からもつけられるものがお

ハイターは注意点を守って正しく使いましょう


ハイターを含めた塩素系漂白剤は、混ぜるな危険という注意書きが必ずあり、酵素系漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生し吸い込むと危険です。

このために、酵素系漂白剤と混ぜて使う、一緒に使うようなことはでせず、ハイターを他の容器に移すのもしてはいけません。

またタンパク質を溶かす効果もありますので、使用するときはマスクをする、ゴーグルをする、ゴム手袋をして使うということを行ないます。

スプレータイプだと飛び散る危険もありますので、注意しましょう。

万が一手に付いた場合は、すぐに流水によってよく洗い流します。

使用すると塩素ガスが発生しますので、ガスを吸い込まないように、よく換気を行ないながら使用します。

換気扇があれば回しておく、窓は開けて通気を良くするということを行ないながら使用しましょう。

くれぐれも窓や換気扇の無いような密閉した空間では使用しない方が良いです。

ちなみにスプレーのようにして使うようなタイプのハイターは、すべてが液体が泡状になるようになっており、これは原液が飛び散って体などに付かないように配慮されているからです。

またハイターを使用してふりかけたところは、よく水で洗い流して、ハイターの成分が残らないようにしましょう。

ハイターの使用方法を覚えましょう

まずはハイターを使用する前には、使う場所の換気扇を回す、窓を開けるなど通気を良くして、最低でもゴム手袋は着用し準備します。

そして次に黒カビやヌメリのある部分にふりかけて、数分置いておきよく染みこませます。

その後、十分に染みこませたら、シャワーなどを使用し、水でよく洗い流すと、カビやヌメリが洗い流されてきれいになります。

ただスプレーしても、タイルの壁などではそのまま垂れて液体が床に流れて、あまり効果を発揮しないこともあります。

そのような場合は、まずは壁にティッシュペーパーを貼り付け、そこにハイターをスプレーすると、液体が垂れて落ちずに、壁の黒カビなどを十分に除去してくれます。

ティッシュペーパーを使うときも、最後は水で洗い流せばきれいになります。

排水口にも、ふりかけると詰まったり悪臭がしたりしているような場合も、きれいにすることができます。

またキッチンの油汚れであれば、やはりそのままふりかけて、水で洗い流しても良いです。

広い部分を除菌するならば、タオルなどを使用し、ゴム手袋を装着し、キッチンなどの平らな部分を拭いて掃除する事も出来、ガスレンジの上などの掃除にもおすすめです。

タオルを使う場合は、必ずハイターを水で50倍に薄めて、薄めた液にタオルを浸して絞り、そのタオルを使って拭いて除菌します。

キッチン泡ハイターでお風呂掃除する

キッチン用の塩素系漂白剤をお風呂掃除に使うのであれば、キッチン泡ハイターが活躍します。ここでは、キッチン泡ハイターをお風呂掃除に使うメリットを紹介します。

手軽に使える

キッチン泡ハイターは原液を薄める必要がなく、スプレーで汚れに泡を吹きかけるだけなので、キッチンハイターを使うよりも時短で掃除ができます。また、直接汚れに触らなくてもいいという点でもお風呂掃除には最適です。

忙しくて掃除に時間をかけられない人や掃除はできるだけ簡単に済ませたい人は、ぜひお風呂掃除にキッチン泡ハイターを使ってみてください。お風呂掃除用としてもう1本お風呂場の近くに用意しておくと、いつでも使えて便利です。

消臭ができる

お風呂場周辺がなんとなくカビ臭いという場合は、お風呂場で発生しているカビが臭いの発生源の可能性が高いといえます。キッチン泡ハイターには酸化消臭作用があるため、カビを殺菌する以外にもカビの臭いに対する防臭効果も期待できます。まずはキッチン泡ハイターをお風呂場の気になる部分や壁や床などの広い範囲で使用し、お風呂場で発生しているカビを徹底的に退治してみましょう。

カビ予防になる

キッチン泡ハイターは塩素系洗剤であるため、赤カビや黒カビなどのカビ汚れの掃除には最適です。キッチン泡ハイターを使用すると、カビの根本から殺菌され、同時にカビの胞子も殺菌することができます。そのため、その後一か月ほどはその部分のカビ予防ができると言われています。

カビが生えていないお風呂は清潔感があり、入浴タイムが快適になります。日常で行うお風呂の掃除もかなりラクになりますので、定期的にキッチン泡ハイターでのカビ取りを行ってみてはいかがでしょう。

カビ取りするときのコツ

それでは、次にキッチンハイターを使ったカビ取りのコツを紹介します。カビは表面だけに付着したものであればブラシでこするだけでも落とすことができますが、菌糸を奥深くまで伸ばしたカビは、表面をこすっただけでは落ちません。奥に残った菌糸が生き残っていれば、そこからすぐにまたカビが表面に出てきます。特にパッキンなどのように柔らかい素材にカビが付着すると奥まで菌糸を伸ばしやすいため、キッチンハイターの溶液を奥まで浸透させて死滅させるような工夫が必要です。キッチンハイターはそのままの溶液で使うと濃度が濃いので、少なくとも2、3倍以上に水で薄めて使いましょう。

奥まで浸透したカビをしっかりと除菌するためには、キッチンハイターの溶液がお風呂場の水滴でさらに薄くならないようにしましょう。そのためには、カビ取りの前に壁の水分を拭き取っておくか、お風呂場が完全に乾いていてからカビ取りをスタートします。

カビは溶液を染み込ませたキッチンペーパーでパックをするか、溶液を塗ったあとに食品用のラップを貼り付けてパックをすると流れ落ちずカビのある箇所で液が奥まで染み込みやすくなります。パックした後は、1時間~数時間ほど浸け置きしてカビが完全に死滅するまで待ちましょう。カビが消えてきれいになったらパックを外し、水で洗い流して溶液が残らないようにします。

お風呂のカビ取りはプロに任せるのも◎

お風呂場にはさまざまな種類の汚れやカビが存在します。ピンクカビや黒カビなど代表的なものがありますが、床や壁、天井などに発生する黒ずみや黄ばみ、水垢や湯垢などは、発生場所や汚れの種類によって掃除方法や使う洗剤などを変えたほうが効果的です。そのため、一般の人が綺麗にお風呂掃除をしようとしてもなかなか難しいところがあります。そのような場合は、一度ハウスクリーニングを考えてみてはいかがでしょう。

ハウスクリーニングの場合、専門のスタッフが専用の器具と薬剤を使って効率良く掃除します。そのため、普段掃除してもなかなか落とすことができなかったカビや各種の汚れなども、プロのテクニックで驚くほど短時間で綺麗にすることができます。このようなお風呂場のスペシャルケアを一般の人が同じように行おうとすると、手間や時間ばかりがかかってしまいます。掃除が趣味という場合は別として、忙しくて掃除に時間が取れないと感じている人こそハウスクリーニングに依頼し、プロの手に任せてみましょう。

お風呂掃除をプロに任せた体験談

では、実際にベアーズに届いたハウスクリーニングを利用した人の声を紹介します。

「きれいになったお風呂に家族で感動しながら入りました!夜は、浴室クリーニングできれいになったお風呂に家族で感動しながら入りました。今後もぜひ利用させて頂ければと思います。」

引用元:https://www.happy-bears.com/area/houseclean/tokyo/fuchu/5049

「壁や天井がピカピカです!清掃後、数日経ちましたがお風呂に入る度に綺麗になったなぁと実感し、頼んだ甲斐があるとしみじみ思っています。壁や天井が特にピカピカに落ちて、非常に満足しています。」

引用元:https://www.happy-bears.com/area/houseclean/kanagawa/kawasaki/saiwaiku/3482

「お手入れアドバイスをいただけて嬉しかったです。2名で来てくださり、一生懸命やっていただきました。特に、蛇口が新品のようにピカピカになったので本当に感動いたしました!」

引用元:https://www.happy-bears.com/area/houseclean/tokyo/kunitachi/7637

以上のようにベアーズのハウスクリーニングを利用した人は、「お風呂がピカピカになったことで、お風呂の時間が楽しみになった」と喜びのメッセージを寄せています。日常のお手入れでなかなか落ちない汚れやカビがある場合は、時間をかけてその汚れと格闘するよりも、ハウスクリーニングにお任せしてしまうほうが簡単です。新品のように綺麗になったお風呂はとても気持ちのいいものですので、毎日のバスタイムが待ち遠しいと感じることでしょう。

【参考】家事代行サービス ハウスクリーニング/株式会社ベアーズ

(まとめ)お風呂掃除にキッチンハイターは使えるの?

  1. お風呂掃除をするにもキッチンハイターは有効といえます ハイターは、お風呂やキッチンに出来てしまったヌメリや黒カビを除去するのに有効です。 使うときは手に付かないように注意し、発生するガスを吸い込まないようにしましょう。
  2. キッチンハイターにはお風呂のヌメリやカビの除去に効果的な成分が含まれています ハイターは塩素系漂白剤であり、ヌメリや黒カビを除去するのに有効です。 使うときは汚れの部分にふりかけるだけでよく、そのあと数分置いてから水で洗い流すだけでよいです。
  3. ハイターは注意点を守って正しく使いましょう ハイターは塩素系漂白剤であるため、体には有害であり、使用方法は注意が必要です。 手や顔や目などに付着しないようにする、付着したらよく水で洗う、使用する場所は通気良くして換気しながら使用します。
  4. ハイターの使用方法を覚えましょう ハイターを使って黒カビやヌメリを取り除くには、汚れている部分にふりかけます。 その後数分放置して水で洗い流すだけできれいになります。 また50倍に薄めたハイターなら、タオルを使い拭いて除菌するという使い方もできます。

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