買い置きしておくと便利な食材リスト12選
料理・洗い物
更新日:2020.03.27

皆さんは、食材を常に買い置きしていますか? 食材を買い置きしても、ついつい忘れて賞味期限が切れてしまうことがあり、あまり買い置きはしないという人も多いかと思います。しかし、食材は計画的に食べ切ることさえできれば、買い置きをしておくほうがたくさんのメリットがあります。
そこで、買い置きをすることのメリットや買い置きをすると便利な食材、保存方法、買い置きをする際の注意点などを紹介します。
目次
買い置きするメリットは?
食材を買い置きすることで、次のような4つのメリットが挙げられます。
1.食材を買い置きすると買い物へ行く頻度を減らすことができ、家事の時間を大幅に短縮することができます。そのため、生活に時間の余裕が出てきます。
2.頻繁に使用する食材は、余分にストックをしておくことで「その食材を切らしてしまったために料理を作ることができない」という失敗がなくなります。
3.セール時に日常でよく使うストック品が安く売られていた場合は、このチャンスにその食材をまとめ買いしておけます。そのため、高い値段の時期にその食材を買うことがなくなり、お金の節約にもなります。
4.災害で食料の流通がストップしてしまった場合でも、備蓄していた食材があればそれを使って食事を作ることができます。
買い置きしておきたい食材(乾き物)
それでは、買い置きしておきたいおすすめの食材とその保存方法を紹介します。
まずはお米や麺類、海藻類、出汁類、粉物などの「乾き物(乾燥食品)」から説明していきます。これらは長期保存できるものが多く、幅広いレシピで使うことができます。そのため、なるべく多くの種類をストックしておくと便利です。
白米、玄米などのお米類
白米、玄米などのお米類はもっとも需要が大きく、ストックしやすい食材です。日本人にとって毎日欠かせない食材ですので、ぜひ買い置きしておきましょう。
お米は長期保存が可能ですが、精製したお米を買ってきた場合、美味しく食べることができる期限は意外と短いものです。これを家庭内で保存する場合、秋から冬ならば約1~2か月、春は1か月、夏は2~3週間ならば常温でも鮮度を保つことができます。つまり、およそ2週間で食べ切る量のお米を常に買い置きしておけば、いつもおいしいお米を食べることができることになります。
パスタ、蕎麦などの麺類
お米の次に需要が高い食材といえば麺類です。麺類はパスタや蕎麦、うどん、そうめん、春雨など種類が豊富です。乾麺であれば保存期間も長く、買い置きをしておくには最適の食材です。直射日光が当たらず通気性の良い場所で、湿気を避けた状態で保存しておけば、そうめんならば3年半、冷や麦で2年、うどんで1年くらいは持たせることができます。
乾麺を常にストックしておけば、忙しくて買い物ができなかったときにも、さっと茹でてタレやソースと和えたり、薬味を添えたりするだけ一品料理ができます。特に子育て中の忙しいママには強い味方となってくれる食材ですので、数種類の乾麺の買い置きをおすすめします。
わかめ、あおさ、ひじきなどの海藻類
乾燥した海藻類は、未開封ならばおよそ1年は常温で保存が可能です。開封して使い切れずに残ってしまった海藻は、旨味を逃さず長持ちさせるために密閉容器に移し変えて保存するといいでしょう。できれば乾燥剤も一緒に入れておくと、湿気から守ってくれます。
保存に適した海藻類は、わかめ、あおさ、ひじき、のりなどです。これらは低カロリーで栄養価が高く、味噌汁やサラダ、煮物などさまざまな料理に使うことができる利用価値の高い食材です。
かつお節、しいたけ、昆布などの出汁類
かつお節や干ししいたけ、昆布、煮干などの出汁類は、和食には欠かせない食材です。1度で使いきれなかったものは、以下の方法で保存しましょう。
かつお節(削り節)は空気に触れると新鮮な香りがすぐに抜けてしまいますので、パッケージの空気を抜いて密閉し、冷蔵庫で保存するといいでしょう。
昆布は、使いやすい大きさに切って高温多湿・直射日光を避け、密閉容器に入れて常温で保存します。
干ししいたけも密閉容器に乾燥剤を入れて、高温多湿・直射日光を避けた常温で保存します。
煮干は空気となるべく触れないように袋を密閉し、冷蔵庫で保存しましょう。
小麦粉、片栗粉などの粉物
小麦粉、片栗粉、強力粉などの粉物は料理に使う出番が多いため、買い置きをしておくと大変便利な食材です。ホットケーキミックスなどはホットケーキを作るだけでなく、パンやお菓子作りにも役に立つ食材ですので、ぜひストックしておきましょう。
粉類が残ってしまった場合は、買ったときの袋では密閉しにくいため、適切な密閉容器に入れての保存をおすすめします。このときに冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫のにおい移りや結露による品質の劣化、カビや固まりの発生に繋がりますので、あまりおすすめしません。高温多湿・直射日光を避けた常温での保存がいいでしょう。
買い置きしておきたい食材(冷凍OK)
乾物の次に買い置きしておきたいものは、パンや野菜、チーズ、肉類などの「冷凍可能食品」です。冷凍することができて使う頻度が高い食材は意外と多く、そのような食材を買い置きしておくと買い物をする回数をかなり減らすことができます。
パン
毎日の朝ごはんはパンという家庭も多く、食べる頻度が高い食材です。そのままでは日持ちが悪いパンでも、上手に冷凍をすれば1か月ほど持たせることも可能です。ただし、パンであればすべて冷凍が可能というわけではありません。生クリームやフルーツを使ったパンは味が変化してしまうため、冷凍には不向きです。
パンを冷凍する場合はラップでパンを個別に包み、さらに冷凍保存袋に入れると霜がつきにくくなります。この方法でストックのために買ったパンや、朝ごはんで食べきれなかったパンを冷凍しておけば、数日後でも美味しく食べることができます。
水分と繊維質が少ない野菜
野菜も冷凍すると日持ちがするので便利ですが、野菜には冷凍に向いているものと向いていないものがあります。一般的に水分や繊維質が少ない野菜は冷凍をしても美味しく食べることができます。ほうれん草や小松菜などの葉物野菜やブロッコリー、きのこ、ねぎ、生姜などは冷凍しやすく、料理に頻繁に使われやすい野菜ですのでぜひ冷凍してみてください。
冷凍するときのポイントは、「解凍したときのことを考えて下処理をしておく」ことです。例えば、しいたけや玉ねぎなどはスライスやみじん切りにしてから冷凍しておくと、凍ったまま鍋やフライパンに投入してすぐに使うことができます。また、インゲンやオクラなどは冷凍をすると変色してしまうことがありますが、軽く下茹でをしてから冷凍をすると変色を防いで冷凍することができます。
チーズ
生で食べるチーズを冷凍すると、解凍するときに風味や舌触りが悪くなってしまいます。ですが、加熱して食べるチーズであれば、一気に熱を加えて調理をすれば風味を落とさずに食べることができます。ピザ用のミックスチーズなどは、冷凍でストックしておくことでいつでもピザトーストやチーズオムレツなどに利用できるので便利です。
ミックスチーズを冷凍保存する場合は、1回分ずつ小分けでラップし、それらを冷凍保存用の袋に入れておくと後で取り出しやすくなります。また、大袋に入れた状態で保存する場合は、平らに薄く伸ばして冷凍しておくと、使用したい分だけをパキッと折って使うことができます。
鶏、豚、牛などの肉類
肉類は高単価ですが、特売日などで安売りされることも多い食材です。そのため、安いときにまとめて買って冷凍保存しておけば、かなり倹約することができます。とはいえ、肉の美味しさを味わうには早く使いきってしまうことがベストです。冷凍保存した肉類は、1か月以内で食べ切るようにします。ひき肉の場合は、空気に触れる部分が多いため、2週間以内を目安にして食べ切ってしまいましょう。
冷凍された肉は、塊肉よりもひき肉や細切れ肉、薄切り肉など細かくカットされたもののほうが解凍しやすく、解凍してからもすぐに使えるのでおすすめです。これらはミックスチーズと同じ方法で冷凍するといいでしょう。
買い置きしておきたい食材(レトルト、缶)
買い置きしておきたい食材の最後に紹介するものは、レトルトパウチ食品や缶詰、パックご飯などの「長期保存可能食品」です。
これらは、年単位で保存ができ、調理され、味付けされたものが多いので、忙しくて料理に時間を割けないときなどに活用すると便利です。また、開けてすぐにそのまま美味しく食べることができるものも多いので、災害時などにも利用しやすいという利点があります。
カレーやシチュー、スープなどのレトルト
レトルトパウチ食品は、カレーやシチュー、スープ、お粥、パスタソースなどさまざまなものがあります。これらは気密性や遮光性が高く、未開封であれば常温で長期保存が可能であるため、買い置きしやすい食材です。ですが、開封してしまうと中に雑菌が入ってしまいますので、開封後はすぐに食べ切ってしまう必要があります。
特にお粥は、災害時の非常食としていくつかストックしておきたい食材です。電気やガスが使えない状況になっても、開封してそのまま美味しく食べることができます。
ツナ、トマト、鯖などの缶詰
缶詰は長期保存が可能であり、ツナ缶やトマト缶、鯖缶など、料理の材料に使えるものを数種類ストックしておくと便利です。
缶詰の保存方法は、高温多湿を避け、できれば25℃以下の場所で保管しておくと缶が錆びることなく長期で保存しやすくなります。未開封の缶詰は冷凍庫に入れると、缶が破裂してしまう可能性がありますので気をつけましょう。缶詰の中味には保存料が含まれていないので、缶を開けたら日持ちはしません。1度で使いきれなかった場合は、中味を他の容器に移して冷蔵庫で保管し、なるべく早く使い切るようにしましょう。
パックご飯
パックご飯は、忙しくてご飯を炊く時間がないときや、お米のストックが切れたとき、災害時などに役に立ちます。常温で保存ができ、家族がこれを食べて何日か過ごせる量を買い置きしておくといいでしょう。
パックご飯はそのままではボソボソとして固く、美味しく食べることはできません。電子レンジで温めるか熱湯でパックごと茹でると、炊きたてのご飯と変わらない味で美味しく食べることができます。
買い置きするときのポイント
食材はやたらに買い溜めすればいいというものではありません。買い置きには意識してほしいポイントがありますので、次のことに注意して食材を買いましょう。
賞味期限を確認し、買いすぎない
買い置きをするのであれば、なるべく日持ちの良い食材を選ぶことが大切です。食材を購入するときは賞味期限や消費期限をチェックして、できるだけ期限が先のものを選ぶようにします。また、いくら安くても消費しきれない量を買うことはNGです。賞味期限を見て、その期間内で食べきれるかどうかを頭の中できっちりとシミュレーションしてから購入を決めましょう。
食材の賞味期限を管理するには、食材管理のアプリを利用するとスマホで簡単にチェックできるので便利です。バーコードを読み込んで食材の管理をするものや食材の写真を撮って管理するものなどいろいろとあります。また、パソコンや手書きで買い置き食材の一覧表を作り、食品庫などに貼ってひと目で管理できるようにしてもいいでしょう。
食材を余らせないように作り置きもおすすめ
買い置きした食材をきっちりと使い切るためには、計画的に料理をすることが大切です。もし、賞味期限が迫ってきているにもかかわらず使いきれない食材がでてきた場合は、日持ちのする「作り置きおかず」を作ってみてはいかがでしょう。
家事代行サービスのベアーズでは、「お料理作り置きプラン」が用意されています。このプランを利用すれば、買い置き食材を使って作り置きのおかずを何品か頼むことができます。好き嫌いの好みやアレルギーなどにも対応して作ってもらうことも可能ですので、出来上がった料理はすべて安心して美味しく食べることができます。
【参考】家事代行サービス 料理代行初回お試しプラン/株式会社ベアーズ
このようなサービスは、忙しくて時間がないときや、子育てで大変なときなどに利用すると大変便利です。この作り置きおかずだけで何日間かを過ごしてみるのも、たまにはいいかもしれません。
まとめ
以上のように、食材の買い置きにはさまざまなメリットがあります。今回のリストを参考に、特売日にぜひストック食材のまとめ買いをしてみてください。買い置き食材をうまく利用すれば買い物の回数が減り、料理時間の短縮も可能です。
しかし、それでもまだ忙しくて時間の余裕が足りない場合は、外部の代行サービスを利用して作り置きおかずを作ってもらったり、夕食作りをおまかせしてみたりすることをおすすめいたします。
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