【家事のコツ】料理・掃除・洗濯を賢く「時短」するテクニック

料理・洗い物


どんなに苦手でも、生活をしている以上は家事をしなければなりません。面倒になって先送りにしてしまうとどんどん溜まっていき、散らかった部屋では気持ちも落ち込んでしまいます。家事は毎日やることだからこそ、いくつかのコツを掴むことで、落ち着いた理想的な生活を送れるでしょう。

今回は家事が少し楽になる時短のコツを解説します。毎日忙しくてやる気が起きないという人は、ぜひ参考にしてください。

家事のコツは「完璧を目指さない」こと

家事をスムーズにこなすコツは、「完璧にやろう」と思い過ぎないことです。家事は頑張れば頑張るほどタスクが増え、面倒に思ってしまいやすくなります。そのため、毎日の家事を全て完璧にこなそうとすると、次第に時間が足りなくなってしまいます。特に働きながら家事をする場合、毎日忙しく動き回っているうちに一日が終わってしまった、休みの日は家事で一日潰れてしまう、なんてこともあります。

生活を豊かにするためには、家事にかける時間を減らし、自由な時間を確保することが大切です。完璧にしなければいけないと思うのではなく、賢くサボって時間に余裕が持てるようにしましょう。自分の時間を少しずつでも確保できるようになれば、気持ちにもゆとりが生まれます。

料理を時短するコツ

まずは、毎日行う料理の時短アイデアから紹介します。効率アップして時短に繋げるために、「こうしなければいけない」という考えを一度捨ててみてください。

まとめて作って冷凍する

時間のあるときにおかずをまとめて作り、冷凍しておきましょう。毎日異なる料理を、全て作りたてで用意するのは大変な作業です。献立を考えたり品数を考えたりと、食事の準備を思っただけで億劫になってしまうこともあるでしょう。一度火を通してあるので保存がききやすく、ちょっと品数が寂しいと思ったときや、時間がない日など、レンジで温めるだけですぐに食べられます。一週間分の献立を考え、常備菜として作り置きしておくのもおすすめです。

キッチンバサミを活用する

食材を切る際には、キッチンバサミを活用してみましょう。材料を切る度にまな板や包丁を使うと、毎回洗い物が増えてしまいます。しかし、必ずしも食材を包丁で切らなければならない決まりはありません。ちょっとしたものであれば、キッチンバサミで十分切り分けられます。お肉や万能ねぎなどの野菜も切りやすく、ボウルやフライパンの上でそのまま使えるのも便利なポイントです。

肉専用のものや分解して丸洗いできるタイプのキッチンバサミなど、たくさんの種類が販売されています。

テイクアウトサービスを活用する

自炊はほぼせず、食事は飲食店のテイクアウトサービスを活用しているという家庭もあります。お店によっては栄養バランスが良く、自炊よりもコストがかからないケースもあるのです。自炊は外食よりコストがかからないといったイメージがありますが、家族の食べる量や商品の価格により、高くついてしまう場合もあります。何より、プロが作った食事を家で手軽に食べられるのは魅力的です。

献立をルーティン化する

今日の夕飯は何にしよう?と毎日頭を悩ませている人も多いでしょう。そんなときは一週間の献立をルーティン化するのがおすすめです。

例えば、月曜日は肉を炒める日、火曜日は揚げ物の日、水曜日は煮込み料理の日、木曜日は魚を焼く日、金曜日は丼ものの日など、ざっくりとメインを決めておきます。

毎週同じ料理だと飽きてしまいますが、具材や味付けを変えれば変化も楽しめて栄養が偏ることもないでしょう。何より、買い物や献立作りで悩む時間が減ります。買い過ぎて食材を腐らせてしまうこともなくなり、無駄遣いが減って節約にもつながるでしょう。

簡単に味が決まる調味料を活用する

調味料をいくつも合わせる料理は時間がかかりやすいです。計量スプーンで測るのも手間がかかり、分量を覚えていなければレシピを調べなければなりません。

調理の時間を削減するには、調味料選びがポイントです。塩胡椒などのシンプルな味付けにするか、ひとつで味が決まる調味料を活用しましょう。例えば、塩麹やにんにく醤油、めんつゆなども万能です。ほかにも、焼肉のタレやトマトペーストがあればバリエーションも豊かになります。鶏肉を焼肉のタレでソテーしたり、別の日にはトマトペーストで煮込んだり。トマトペーストは、パスタやオムライス、ミネストローネにも使えます。

ネットスーパーを活用する

ネットスーパーを活用すれば空き時間に買い物を済ませられます。売り場を回ったり、レジに並んだりする時間がかからず、重たい荷物を持ち帰る必要もありません。ネットスーパーでは目当てのものを検索して買うことができるので衝動買いも防げます

また、スーパーに行って買い物をすると途中で合計金額を知ることはできませんが、ネットスーパーなら精算する前に金額を確認できるので、「予定よりも買い過ぎちゃった」という散財も防止できます。一定金額以上の商品を購入すれば送料が無料になることも多いため、まとめ買いをしてお得に活用しましょう。

掃除を時短するコツ

続いて、多くの人が頭を悩ませやすい掃除の時短について紹介します。掃除をする箇所は家中にあるため、キリがないとうんざりしてしまう人も多いでしょう。ポイントは、毎日少しずつ、ちょこちょこです。

お風呂グッズは吊るす

お風呂掃除で厄介なのは、浴室に置いてあるお風呂グッズのぬめりや水垢です。置いてある小物が多ければ多いほどぬめりがつきやすくなり、掃除をする手間が増えてしまいます。汚れを防止するために、お風呂にある小物類は吊るして保管するようにしてみましょう。水垢やぬめりが付きにくくなるほか、掃除の際に退かさなくても済むので掃除の手間もぐっと軽くなります。

浴室用にひっかけるワイヤークリップなども売られているので、買い物のついでにチェックしてみましょう。

お風呂あがりに掃除する

毎日の入浴タイムにも、ちょっとした掃除をするのがおすすめです。お風呂からあがる際、浴槽や壁を簡単に掃除すれば、汚れがこびりついてから掃除するよりも手間はかかりません。湯船にお湯を張っている日は、お湯を抜きながら手で水垢をこすると、こびりつかずにすんなり落ちてくれます。浴室に発生しがちな水垢やカビは、一度こびりつくとなかなか厄介です。なるべく水垢やカビがつく前に、こまめな掃除で予防しましょう。

トイレは毎日サッと拭く

家族が毎日使っているトイレも、いつのまにか汚れがこびりついてしまいます。気付いてからでは遅いので、汚くなってしまう前に、一日一回便器や床をサッと拭いておくのがポイントです。特に目に見えづらい尿汚れには、ホコリがこびりつきやすくなります。忙しい毎日の隙間時間や、トイレのついででも良いでしょう。毎日仕事に行く前にサッと拭くなど、タイミングを習慣化するのもおすすめです。

掃除の導線を工夫する

汚れているところを見つけたら、まず掃除道具を取りに行くことからはじめる人がほとんどでしょう。しかし、床が汚れていたら雑巾を取りに行ったり、ソファのほこりが気になったら粘着クリーナーを取りに行ったりしていると意外と時間がかかるもの。隙間時間に掃除をするには、すぐに掃除できるように掃除場所と掃除道具の動線を工夫することが大切です。

そのため、できるだけ掃除場所の近くに掃除道具を設置し、掃除の動線を短くしましょう。例えば、洗い物のついでにシンクやコンロをさっと拭けるように、スポンジや布巾を置いておくなどです。手を伸ばせば届く範囲に掃除道具を置いておけば、掃除の負担も減らすことができるでしょう。

忙しいときは目に見える場所だけ掃除する

掃除は溜め込まないことが大事です。部屋は放っておくとすぐに汚れてしまい、汚れが溜まってしまうと掃除をするのが億劫になってしまいます。

そのため、カーペットの上など、目に見える部分だけでも毎日軽く掃除をするようにしましょう。コードレス掃除機や粘着クリーナーを手の届く場所に置いておくと便利です。そうすれば、髪の毛が落ちていたらすぐに取り除くことができるので、汚れも溜まりません。汚れている部分だけ掃除機をかけるなら5分程度で片付けられます。毎日5〜10分程度なら掃除を負担に感じることなく、きれいな部屋をキープできるでしょう。

洗濯を時短するコツ

最後に、洗濯を時短するコツについてご紹介します。家族の人数にもよりますが、洗濯は毎日出ることもあり、まとめて行うと結構な時間がかかってしまいます。面倒な洗濯も、コツを掴んで効率よく終わらせてしまいましょう。

「スピードコース」を使う

多くの場合、洗濯機には「スピードコース」が備わっています。汚れの軽いものと酷いものを分け、あまり汚れていないものは「お急ぎコース」や「スピードコース」を活用してみましょう。時短になるばかりではなく、水道代や電気代の節約にも繋がります。注意点として、スピードコースはすすぎの回数が少ないため、洗剤をあまり入れ過ぎないよう注意してください。洗剤の量が多すぎると、溶け残りが生じることがあります。

洗濯機の乾燥機能を使う

洗濯機に乾燥機能がついているようであれば、ぜひ活用しましょう。乾燥機で少しだけ回しておけば、干したあとに乾く時間がぐっと短くなります。脱水後に低温で10分だけ乾燥すると、シワが伸びやすい点もメリットです。長時間の乾燥は衣類を傷めることもあるので、最初は短時間から少しずつ試してみてください。家事の軽減をするためには、便利な家電に頼るのも手段の1つです。

ハンガーのまま収納する

ハンガーラックやクローゼットなどの収納スペースがあれば、ハンガーのまま服をしまうのもおすすめです。服をたたむ時間が大幅に短縮できるほか、洋服の型崩れやシワを防いだり、服を選ぶ際にも見やすくなったりと、意外にもメリットが多くあります。複数のズボンやスカートを省スペースでかけておけるピンチも売られているので、そうした便利グッズも活用してみましょう。

大容量のピンチハンガーを使う

洗濯を時短したいなら、洗濯物を早く乾かすのも大切です。せっかく干した洗濯物が生乾きだとなかなか取り込めないうえに、生乾きの臭いが残っていると洗濯をやり直さなければならなくなってしまいます。

洗濯にかかる時間を減らすためには、一度にたくさんの服を干せるピンチハンガーを使うのがおすすめです。ピンチハンガーを使えば、洗濯物同士がくっつかず、生乾きを防いでくれます。また、大きくて厚いバスタオルには専用のワイドハンガーを使うと乾きやすくて便利です。毎日洗濯するのが理想ですが、忙しくて洗濯物が溜まってしまった場合は、大容量のハンガーを活用するといいでしょう。

部屋干しにする

洗濯物は必ずしも外に干す必要はありません。部屋干しによって時短できることもあります。部屋干しなら、天気を気にすることもなく、花粉の付着や衣類の日焼けも抑えられます。さらに、外に出て干すのと比べて移動距離も少なくて済むでしょう。

部屋干しする際は、簡単に洗濯スペースが作れるランドリースタンドを設置するのもおすすめです。また、扇風機やサーキュレーターを置いて空気を循環させたり、吸湿効果がある新聞紙を洗濯物の下に置いたりすると早く乾きやすいです。

​​時短を叶える便利アイテム

家事を効率的にこなすために頑張っても「どうしても時間が足りない!」という人も多いでしょう。毎日忙しくしていると家事に費やせる時間には限界があります。そんなときは、道具の力を借りましょう。時短に役立つ便利なアイテムをご紹介します。

食洗機

食洗機は洗い物の時間を大幅に削減できるお助けアイテムです。食器を食洗機に入れて洗剤を投入したら、スイッチを押すだけ。あとは食洗機が食器を洗浄して乾燥までやってくれます。洗い終えた食器を定位置にしまったら、食器の後片付けは完了です。食器洗いは毎日する家事なので、自動化できるだけでかなり時短になります。

また、自分で洗うと洗い残しに気づくことがありますが、食洗機なら洗いムラが残らず節水できるのもメリットです。食洗機は高温のお湯で食器を洗いあげるため、雑菌の繁殖も防いでくれます。

乾燥機能付き洗濯機

乾燥機能付き洗濯機は、洗濯するだけではなく乾燥まで全自動で行ってくれる洗濯機です。洗濯物を干す必要がないので大幅な時短になります。乾燥まですると熱のダメージやシワが気になる場合は、下着やタオル類は乾燥まで行い、デリケートな衣類は洗うだけにしてハンガーにかけて干すというように使い分けるのもおすすめです。

中には、シワがつきにくい乾燥機能付き洗濯機もあるので、そういった機種を選ぶとまとめていろいろな服を洗うことができます。また、乾燥機能付き洗濯機を使うと節水できて洗剤の量も少なく済むというメリットもあります。

電気圧力鍋

電気圧力鍋は、食材を入れて予約時間を設定するだけで料理が出来上がるキッチン家電です。メインのおかずからサイドメニュー作りまで、マルチに活躍できる一台です。煮込み料理を普通の鍋で作ると時間がかかり、煮込む間に吹きこぼれたり焦げ付いたりしないように鍋を見ておく必要があります。

しかし、電気圧力鍋を使えば自動で温度管理をしてくれるので、完全にほったらかしていても問題ありません。時間と手間がかかる煮込み料理がボタン一つで簡単に作れます。

コードレス掃除機

掃除の時間を短縮したいなら、コードレス掃除機を取り入れるのがおすすめです。コードレス掃除機はコードがなく充電式の掃除機です。スタンドに立てかけて収納するので、収納スペースも小さく済みます。

最大のメリットは、コードを気にせず気軽に使えることです。コードが届かないところはコンセントを差し替えなければいけないので面倒ですが、コードレス掃除機なら充電式なので、コンセントを差す必要はありません。ハンディタイプになるものなら、階段掃除や車内の掃除も効率的です。気づいたときにすぐ使えるので部屋をきれいに保てます。

実際に家事代行を使って変わったこと

どんなに家事を時短しても、ときには「家事を誰かに任せたい」という日があるかもしれません。その場合には、家事を外注する「家事代行サービス」という選択肢もあります。家事代行を使うことで、暮らしがどう変化するのかをご紹介します。

「家事代行サービス」とは?

家事代行サービスとは、プロのスタッフが自宅の家事を行ってくれるサービスです。家事を外注すれば自分の時間が確保できるほか、プロの技術を間近で学ぶことができるため、さらに暮らしが快適になります。室内の片付けや料理の作り置き、指定場所の掃除など、いつもは手の届かない場所まで要望通りに対応してくれるのが魅力です。サービスを依頼している間、もちろん家事を効率よく行うコツも相談できますし、外出も可能です。

初めての家事代行で不安な場合は、「初回お試しプラン」で試してから検討するのも良いでしょう。

「いつも時間がなくてできないキッチンシンクまで対応していただけて、気持ちよくキッチンを使うことができるようになりました」

https://www.happy-bears.com/kaji/jirei/5541

「心の余裕ができて家族との時間も増えました」

https://www.happy-bears.com/kaji/jirei/1198

などの感想もあり、家事代行の定期利用を活用することで、心と時間の余裕にもつながります。

【参考】家事代行サービス 初回お試しプラン/株式会社ベアーズ

自分でも掃除をするようになった

家事代行を利用すると、きれいに整えられた室内で気持ちよく生活できるようになります。汚れていても気にならないという人もいますが、きれいな家の中はやはり気持ちもさっぱりするでしょう。また、一度きれいにしてもらうと、ベースがきれいなため「汚さないようにしよう・きれいな状態を維持しよう」と考えるようになります。

また汚れた状態を作らないよう整理整頓したり、ちょっとした皿洗いや洗濯をこまめにしたり、心境にも変化が訪れることもあるのです。溜まった家事をしてもらうのも良いですが、一度きれいな状態に戻してもらい、自分も掃除するためのきっかけ作りとしてもおすすめです。

ストレスから解放された

普段掃除できない部分をピカピカにしてもらうことで、気持ち良さを感じ、掃除のストレスから解放されたというケースもあります。仕事や育児などで忙しい毎日を送っていると、普段いくら掃除を頑張っていても、どうしても手の届かない箇所が出てしまいます。家事代行サービスは行ってほしい家事を要望として伝え、限られた時間内でできる限り対応してもらうものです。

そのため、汚れ具合や時間のかかり方により、すべて対応できるとは限りません。しかし、優先して行ってほしい家事を伝えておくことで、自分の家事にかかる負担を軽減することは可能です。あらかじめスタッフには優先順位を的確に伝え、「掃除しきれない」というストレスから解放されましょう。

まとめ

毎日の家事を時短するコツは、完璧を目指さず、賢くサボることにあります。「こうしなければ」という固定概念をなるべく切り離し、便利なグッズは積極的に活用することが大切です。家事代行サービスを活用することで、家事にかける時間を減らし、心と時間に余裕のある暮らしへ繋げられます。時短をしても家事に疲れてしまった、掃除しきれない箇所をサポートしてほしいと思ったら、一度試してみてはいかがでしょうか。

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