エアコンから水の音がするのはなぜ?ポコポコ音の原因と対処法を解説

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エアコンから「ポコポコ」や「ぴちゃぴちゃ」「ポタポタ」という水の音がしたら、故障かと思い慌ててしまいますよね。本記事では、エアコンから水の音がする場合の原因と対処法を詳しく解説します。また、自分でできるドレンホースの掃除方法や応急処置についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

エアコンからポコポコと水の音がする原因とは?

エアコンからポコポコと水の音がする原因とは?

エアコンからの水の音がうるさい場合、エアコンの外に水を排出する「ドレンホース」から音が出ていると考えられます。水の音の主な原因となる以下トラブルについて詳しく見ていきましょう。

・ドレンホースから室内に空気が入ってくる
・ドレンホースに異物が詰まっている

ドレンホースから室内に空気が入ってくる

エアコンから水の音がする場合、エアコンのドレンホースから空気が入ってきている可能性があります。

最近の気密性の高い住宅やマンションの部屋は、換気扇を長時間回していると空気が外に出続け、外気より気圧が低くなっています。空気は気圧の高いところから低いところに移動するので、外気が部屋に入り込もうとドレンホースから逆流してしまいます。

ドレンホースを逆流した空気が、エアコン内の結露の受け皿である「ドレンパン」に当たって「ポコポコ」や「ぴちゃぴちゃ」「ポコポコ」という音が発生します。

ドレンホースに異物が詰まっている

また、ドレンホースに異物が詰まってエアコンの結露水がうまく排出されず、水の音がする場合もあります。室外機から音がしているように感じることがありますが、近くにあるドレンホースが詰まって出る音です。

ドレンホースは内径が14ミリから16ミリしかありません。入ってきた虫やほこりなどの異物が詰まりやすい形状です。詰まった部分にエアコンからの結露水がたまっていき、水が流れづらいためポコポコ音が発生します。ドレンホースの詰まりをそのまま放っておくと、虫やほこりなどの汚れが室内に逆流してしまう恐れがあります。

エアコンから水の音がするときの応急処置

エアコンから水の音がするときは、以下のような応急処置をすることで音を止められる可能性があります。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ試してみてください。

・窓や換気口を開けてみる
・ドレンホースの向きを変えてみる
・換気扇を止めてみる
・ドレンホースを水に浸しておく

窓や換気口を開けてみる

部屋の窓や換気口を開けて、ドレンホース以外の空気の通り道を作ると、エアコンからの水の音が止む場合があります。高気密の住宅で、空気の通り道がエアコンのドレンホースしかないという場合に有効です。

空気が窓や換気口から出ていくので、外気と室内の気圧差がなくなります。ドレンホースから空気が入り込まなくなり、エアコンの結露水に当たる音が発生しません。簡単にできる方法なので、まず試してみるべき応急処置です。

ドレンホースの向きを変えてみる

風の強い日に、エアコンから水の音がするときは、風がドレンホースの排出口に吹き込まないように、ホースの向きを変えてみましょう。強風がドレンホースの排出口から吹き込み、エアコン内部のドレンパンの結露水に当たって音がしている可能性があるためです。

誰にでも簡単にできる対処法なので、風の強い日に水の音がする場合はまず試してみてください。

換気扇を止めてみる

24時間換気を稼働させていたりキッチンの換気扇のスイッチが入れっぱなしだったりする場合、いったんスイッチを切って、エアコンのポコポコ音が止むか様子を見ましょう。

窓を閉め切って換気扇を回していると、部屋の空気が外に排出され続けるため、部屋の中の気密性がより高まります。そのため、ドレンホースから空気を取り込もうとする力が働き、ポコポコ音の発生につながる場合があるためです。

ドレンホースを水に浸しておく

水が半分ほど入ったペットボトルにドレンホースの先を浸すと、水がふた代わりになるので、空気の逆流を防ぎポコポコ音を止められます。

ただし、ホースを水に入れっぱなしにすると、エアコンから排出される雑菌混じりの汚水でペットボトル内にカビが発生する危険性があります。あくまで一時的な応急処置にとどめましょう。

エアコンの水の音がそれでも解決しないときには?

エアコンの水の音がそれでも解決しないときには?

エアコンの水の音を止めるための応急処置を施しても解決しないときは、どうすればよいのでしょうか。次に、より根本的な解決を図るための方法を解説します。

・ドレン用逆止弁を取り付ける
・ドレンホースを清掃する

ドレン用逆止弁を取り付ける

ドレンホースにドレン用逆止弁を取り付けるのも、ポコポコ音の防止に役立ちます。ドレン用逆止弁は、ホームセンターなどでエアカットバルブという名前でも販売されている、空気の逆流を防ぐ弁です。虫やごみがドレンホースからエアコン内に侵入するのを防ぐ効果もあります。

ただし、定期的にドレン用逆止弁の清掃や動作確認などのメンテナンスをしないと、操作不良でエアコンから水漏れを起こすことがあるため注意が必要です。

ドレンホースを清掃する

窓を開けたり換気扇を止めたりしても、エアコンのポコポコ音が止まらない場合は、ドレンホース内に異物が詰まっている可能性が高いでしょう。その場合は、ドレンホース内を清掃する必要があります。

まずは、歯ブラシや棒などで、ドレンホースの排水口付近のごみを取り除きましょう。

詳しい掃除方法は、次項で詳しく説明していきます。ドレンホース内が汚れで詰まると、排水ができず、エアコンの室内機に逆流して水漏れする可能性があるため注意が必要です。

エアコンの水漏れについてさらに詳しく見る

ドレンホースの清掃方法

ドレンホース内を掃除することで、エアコンのポコポコ音が解消されることがあります。自分でできる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

・掃除機を使って清掃する方法
・ポンプを使って清掃する方法
・専門業者にクリーニングを依頼する

掃除機を使って清掃する方法

掃除機を使って、簡単にドレンホース内を掃除する方法です。感電を防止するために、必ずエアコンの電源を切ってから始めましょう。

以下の手順で進めます。

1.ホース内のごみを割りばしなどで取り除く
2.次にホースの排出口に不要な布を巻き付けて輪ゴムで固定する
3.掃除機を排出口に当てながらごみを吸い取る
4.掃除機のスイッチを切り、布を外して排出口を下に向け水を排出する

掃除機に水が入ると掃除機が故障する原因になるので、水の音がしたらすぐに掃除機を離しましょう。吸い取ったあとは、巻き付けた布にごみが付着し、ホースから水が出てきたら詰まりの解消が確認できます。

ポンプを使って清掃する方法

掃除機を使うのは、故障や悪臭の原因になりそうで抵抗があるという方もいるでしょう。その場合は、ドレンホースの詰まりを解消するための専門の道具「ドレン用サクションポンプ」を使用しましょう。

サクションポンプは、ドレンホースの排出口に直接差し込んで、ハンドルを押し引きすることでごみなどの詰まりをとる吸引ポンプです。

吸引後、水やごみがホースの排水口から一気に流れ出たら、詰まりが解消されます。サクションポンプは、ホームセンターやネットショップで購入が可能です。

専門業者にクリーニングを依頼する

自分でドレンホースを清掃するのが難しいと感じる場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。エアコンは精密機械なので、誤った方法で清掃すると故障の原因になりかねません。

ベアーズのエアコンクリーニングなら、エアコン本体だけでなくドレンホース内の清掃もでき、掃除機やポンプによる簡易的な掃除より効果的です。家庭ではできない徹底したエアコンの分解洗浄を行うので、安心してクリーニングをお任せいただけます。

エアコンの水の音を解消するには定期的なメンテナンスが重要!

エアコンから聞こえる水の音は、部屋内外の気圧の差による場合以外は、ドレンホースの汚れなどによる詰まりが原因のことが多いのです。

今回は、エアコンの水の音を解消するための応急処置や解決するための方法を紹介しました。また、より根本的に解決するためにドレン用逆止弁の取り付けとドレンホースの清掃方法についても解説しました。

エアコンのトラブルを回避し、性能を維持して快適に過ごすためには、定期的にメンテナンスすることが効果的です。しかし、エアコン内部は複雑な構造になっており、清掃するにも専門的な知識が必要です。ベアーズのエアコンクリーニングなら、徹底的に研修を受けたスタッフが、エアコン内部の徹底的な分解洗浄からドレンホース内の掃除まで行いカビやほこりを除去します。

また、ベアーズは250万件をこえるサービス提供実績があり、丁寧な作業とご説明、アフターフォローを実施しているので、初めての方でも安心してご利用いただけます。

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