【秋掃除のススメ】暖房を使い始める前にエアコン掃除をして快適な空調を

エアコン掃除


エアコン

カビやダニは夏に繁殖し、そのダニの死骸やフン、カビの胞子などは、乾燥した秋の空気で部屋中に拡散してしまうことがあります。冬になってエアコン暖房を使い始める前に、季節的にも掃除しやすい秋の今の内に、しっかり掃除しておきませんか?

エアコン掃除の時期として秋が適している理由

エアコン掃除の「時期」について考えたことはありますか? 冷房を使い始める前? 暖房を使った後? というように、エアコン掃除の時期に関して迷っている人は少なくありません。エアコン掃除の時期としておすすめしたいのが、冷房から暖房に切り替わる前のこの時期「秋」です(もちろん夏前もやるのがベストです)。

冷房を使った後のエアコンはカビが発生しやすい?

夏場に冷房を使うと、空気を冷やすためエアコン内部に余分な水分が生じます。この水分による湿気と夏場の気温は、カビが繁殖するのに絶好の環境といえます。
そのため夏場のエアコンはカビが発生しやすい状況にあり、秋にエアコンを掃除することは、エアコン内の環境をリセットするうえで非常に重要です。

秋ならば掃除中も快適に過ごせる?

真夏や真冬などエアコンを使う時期は、エアコン掃除には向いていません。
当然ですが、エアコンを掃除している間は作動させることができないため、夏は暑いのを我慢しながら、冬は寒さに耐えながらやることになりますよね。

秋(9月~10月頃)であれば冷暖房を使わずとも快適に過ごせる日が多いので、そういった意味でもこの時期はエアコン掃除に適しているといえます。

クリーニング業者の予約が取りやすい?

本格的にエアコンを掃除したい場合、プロに依頼するのも一つの方法です。エアコンのクリーニング業者は一般的に6月~8月が繁忙期となっているため、この間は予約を取りにくい傾向にあります。
それに対して、繁忙期を過ぎた秋(9月~10月)であれば予約が取りやすくなり、料金が手頃になっている場合もあります。

自分でできるエアコン掃除は?

エアコン掃除

プロに頼むことが多いエアコン掃除ですが、自分でできることもあります。

エアコン掃除の基本は?

エアコンを掃除する際は、フィルターなどを取り外す必要があります。そのため事前にカバーの取り外し方などについて、よく確認しておきましょう。
また、細かい部分を掃除するための歯ブラシや隙間スポンジ、掃除中の汚れを防ぐための養生テープや大きめのゴミ袋なども用意しておくと安心です。
ちょっと難しい部分もあるかもしれませんが、一般的なエアコン掃除の基本を紹介します。

エアコンフィルターの掃除

まずは、比較的簡単なエアコンフィルターの掃除から始めてみましょう。
本体からフィルターを取り外し、裏側からぬるま湯をかけて洗います。


汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を薄めてタオルやスポンジに含ませ拭き取るとよいでしょう(使えるか事前に確認しておきましょう)。細かい部分の汚れは、歯ブラシを使うと取り除きやすいですよ。

冷却フィンの掃除

冷却フィンの掃除では、まず掃除機を使ってホコリなどを吸い取ります。その後でスチームクリーナーやエアコンクリーナーを吹き付けフィンの洗浄を行います。エアコンの電装部分に水がかかると故障の原因にもなるので、ビニール袋などを使って事前に養生しておきましょう。

ファンの掃除

冷却フィンの掃除とは異なり、ファンの掃除では水が外に排出されません。そこでまずはビニール袋を使い、壁や部屋に汚水が流れないようエアコンの後部をしっかり養生しておきましょう。
冷却フィンの奥を覗いてみると、ファンが見える場合があります。その部分めがけてエアコンクリーナーを吹き付けながら、もう一方の手でファンを回転させましょう。これを何度か繰り返すことで、汚れが浮き上がってくると思います。


細かい部分については小さくカットしたスポンジや歯ブラシ、綿棒等を使って汚れを落とします。
最後に霧吹きを使って水を吹き付けて汚れを洗い流し、古布で水分を拭き取れば終了です。
また、清掃後ですが、「送風」にして2時間程度試運転させることで、内部を乾燥させましょう。

自分でエアコンを掃除する時の注意点

ここまでエアコン掃除のやり方について基本を説明しましたが、自分で掃除する場合、まずは感電などしないよう安全を確保したり、基盤に水をかけて故障させないようにしたり、そもそも自分で掃除できない箇所があったりと、注意すべき点が意外にたくさんあります。


たとえば市販のエアコン洗浄スプレーはアルミのフィン(熱交換器)を掃除するためのものであり、ファンなど他の場所には使用しないように注意が必要です。また、ドレンホースの有無などによっても使えない場合もあったり、フィンに吹きかけたゴミなどが取り除ききれず奥に残ってしまったりすることも考えられます。

徹底的にやるならプロに任せて安心

自分でできることもあるとはいえ、注意点も多く手順を間違えると故障の原因になってしまいかねないエアコン掃除。
自分でするのはちょっと面倒だな、不安だな、しっかりきれいに掃除したい、という人はプロに任せましょう。内部までしっかり分解洗浄し、アレルギーのもととなる花粉やカビ、ホコリなども徹底的に除去してもらいましょう。

まとめ:冬が来る前に早めのエアコン掃除

秋は、エアコン掃除にピッタリの季節。
自分で掃除できる部分もありますが、共働きや子育て真っただ中の家庭では、その時間を取れないことも多いでしょう。
それならば、エアコンの早めの大掃除として、ハウスクリーニング業者に依頼して、内部までしっかり掃除してもらいましょう。きれいになったエアコンから流れ出る暖房、あたたかな空気によって、家族団らんを過ごすリビングがより心地よい空間になるでしょう。

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