大掃除はどこから始めるべき?順番・場所・片付けのコツも徹底解説

家事の悩み

大掃除 どこから 大掃除している女性と男性

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  • 忙しくて時短できる暮らし術が知りたい

  • 効率的に掃除するためにおすすめの方法を知りたい

  • 仕事や子育てと家事の両立が大変で、家事代行が気になっている

「大掃除は、まずどこから始めたらいいのかわからない」「大掃除をやる順番がわからない」と、頭を悩ませていませんか?大掃除を効率よく進めるためには、大掃除の順番を工夫することが大切です。

この記事では、大掃除のおすすめの順番、片付けのコツなど、詳しく解説します。一人暮らしの方、実家住まいの方でも参考にできる「掃除場所」ごとの掃除のポイントも紹介していますので、最後までご覧ください。

大掃除を始める前に意識するべきこと

大掃除 どこから 掃除機をかけている女性

年末の慌ただしい時期に、大掃除も完璧にこなすのは、なかなか難しいものです。年末の大掃除をなるべくスムーズに終わらせるためにも、以下の5つを意識しましょう。

・完璧を求めない
・何年も使用していない不用品は断捨離する・片付ける
・「上から下へ」「奥から手前」の基本を意識する
・事前に大掃除の1日スケジュール・計画を立てる
・大掃除のチェックリストを活用して効率化する

それぞれを詳しく、見てみましょう。

完璧を求めない

年末の大掃除では、完璧を求め過ぎないことが重要です。なかなか落ちない小さな汚れや、細かいホコリなど、細部までピカピカにしようとすると時間も手間もかかります。ひとつの掃除場所に時間をかけ過ぎてしまうと、他の掃除場所が疎かになったり、大掃除が終わらないまま新年を迎えたりする原因につながります。

まずは、大掃除のスケジュールを決めて、時間内に無理のない範囲で進めることが大切です。時間が来たら、次の掃除場所に取り掛かるようにしましょう。また、お風呂や冷蔵庫など、普段はあまり掃除できていない場所を重点的に掃除するのもおすすめです。

何年も使用していない不用品は断捨離する・片付ける

何年も使っていない家電や、ダイエットグッズなどが収納スペースを占領していませんか?これらを整理しながら掃除を進めてしまうと、途中で疲れてしまい、掃除も整理も中途半端になってしまう可能性があります。そのため、大掃除を始める際は、整理・収納・掃除の順番で進めるのがおすすめです。まずは、断捨離を行い、必要な物の収納場所を決めて整理してから掃除を始めましょう。

断捨離する際のコツは、不要な物と必要な物の基準を決めることです。1年以上使っていない、必要な時に買い足せる物は不要と考えて良いでしょう。一方、緊急時に必要な物、後から入手するのが困難な物は、必要な物として保管しておくのがおすすめです。

なかには、なかなか判断が難しい物や、子どもの創作品など思い出の品があるかもしれません。処分するかどうか悩むときは一度保留し、後日改めて判断するといいでしょう。また、思い出の品は写真として保管するのもおすすめです。

「上から下へ」「奥から手前」の基本を意識する

大掃除に限らず、スムーズに掃除を進めるためにも「上から下へ」「奥から手前」を意識しましょう。「上から下へ」というのは、天井や壁など高い箇所のホコリを下に落とし、最後に床をきれいに掃除することです。床から掃除を始めると、後で上を掃除した時にホコリが下に落ちて、せっかくきれいにした床がまた汚れてしまいます。二度手間にならないよう、掃除を始める際は上から始めるようにしましょう。

また、モップや雑巾を使って掃除をする際は、部屋の奥から始めて、手前の入り口に向かって拭くのが基本です。手前、つまり入り口から始めると、きれいに拭いた箇所を踏んでしまったり、奥にホコリや汚れが残ったままだったりします。効率よく汚れを取り除くためにも、「奥から手前」を意識しましょう。

事前に大掃除の1日スケジュール・計画を立てる

大掃除は、計画的に進めるのが大切です。大掃除を始める前に、掃除場所をピックアップし、どのくらいの時間がかかりそうかを見極めながら、スケジュールを立てましょう。大掃除は掃除場所が多いため、無計画のまま進めてしまうと、掃除をし忘れてしまう可能性があります。

また、リビングなど普段から掃除している場所は、比較的短時間で掃除が終わる場合もありますが、キッチンや風呂場などは時間がかかりがちです。掃除にかかる時間を見極めながら計画を立てないと、あまり時間がない時に手間がかかる掃除場所に着手してしまう場合も考えられます。自分や家族の都合も加味しながら、余裕を持ったスケジュールを組むといいでしょう。スケジュール表の活用も検討してみてください。

大掃除のチェックリストを活用して効率化する

大掃除のスケジュールと合わせて、チェックリストを作成し活用しましょう。チェックリストでは、掃除エリアごとに掃除する場所、担当者、予定日、実施日を管理します。掃除に必要な道具や掃除方法なども、記載しておくと便利です。チェックリストで管理することで、掃除の抜け漏れを防ぐ効果があります。

さらに、大掃除の進捗状況を細かく確認できるため、家族で分担して掃除する場合もスムーズです。ぜひスケジュールと合わせて、チェックリストも作成しましょう。なお、大掃除のチェックリストの一例を下記に記載しているので、参考にしてください。

大掃除チェックリスト
掃除場所 掃除順番 担当者 予定日 実施
キッチン 換気扇 パパ 12/1 12/1
ガスコンロ
キッチン台
シンク
シンク下 ママ 12/1 12/3
コンロ下
食器棚
太郎 12/5 12/5

年末の大掃除はどこから手をつける?順番の決め方

大掃除 どこから ハンディモップで掃除している女性

「年末の大掃除はどこから手をつけるのが正しい?」と、お悩みの方も多いでしょう。大掃除の順番を決める際は、「汚れがひどい場所・普段はあまり掃除していない場所」を優先するのがおすすめです。

例えば、キッチンの換気扇やコンロ、浴槽の落ちにくいカビなどは汚れがひどく、普段の掃除だけでは手が届きにくいといえます。これらの箇所は、洗剤をなじませたり、つけ置きする放置系掃除がおすすめです。放置系掃除では、洗剤が馴染むまでの待ち時間が発生するため、その間に他の掃除場所を進めると時間を有効活用できます。

まずは、大掃除のスケジュールを組む際に掃除場所を書き出し、「汚れがひどい場所・普段はあまり掃除していない場所」を優先に順番を決めると良いでしょう。

大掃除はどこから始めるべき?おすすめの順番とキレイにするコツ

大掃除 どこから 掃除道具の一覧

ここからは、大掃除のおすすめの順番を解説します。それぞれの掃除場所ごとに、きれいにするコツも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

1.天井・電球・壁・家具・カーテンレール・窓枠等のホコリや汚れを落とす
2.奥の部屋から掃除機をかける
3.キッチンの換気扇(レンジフード)に洗剤をなじませておく
4.お風呂・浴室のカビにカビ取り剤をスプレーする
5.トイレの便器内に洗剤をなじませる
6.窓・網戸の掃除をする
7.キッチンの掃除をする
8.お風呂・浴室の掃除をする
9.トイレの掃除をする
10.洗面所・洗濯機の掃除をする
11.リビング・寝室・各部屋の床や棚などを拭き掃除する
12.玄関の掃除をする
13.ベランダの掃除をする

それぞれを、詳しく見てみましょう。

①天井・電球・壁・家具・カーテンレール・窓枠等のホコリや汚れを落とす

まずは、天井・電球・壁・家具・カーテンレール・窓枠等のホコリや汚れを落としましょう。先ほども述べた通り、掃除は「上から下」「奥から手前」が基本です。天井や壁など、高い場所のホコリや汚れを徐々に下のほうに落としていきます。

部屋の順番は、奥の部屋から始めて、最後に玄関を掃除するようにしましょう。手前から奥に進んで掃除をすると、かき集めたホコリや汚れが奥に溜まり、掃き出せなくなるため非効率です。年末の大掃除をスムーズに行うためにも、「上から下へ」「奥から手前」を意識しながら進めましょう。

なお、普段の掃除ではあまり手をつけない電球やカーテンレールなどは、ホコリがひどく溜まっています。掃除の際に吸い込まないよう、必ずマスクを着用しましょう。

②奥の部屋から掃除機をかける

次に、奥の部屋から順に掃除機をかけます。順番はホコリを落とす時と同じでも、問題ありません。また、掃除機をかけている間は、窓を開けずに閉めておきましょう。その理由は、窓を開けると、外からの風により床に溜まったホコリが舞い上がり、掃除機で吸えなくなってしまうからです。

さらに、舞い上がったホコリは空気中を浮遊しやすく、床に落ちるまで時間がかかります。掃除機をかける前も、同様の理由で窓は閉めておきましょう。掃除中は窓を開けて換気したくなりますが、「掃除機をかけたばかりなのに、うっすらホコリが目立つ」といった事態に陥らないよう、窓は閉めた状態で掃除機をかけるようにしましょう。各部屋に掃除機をかけた後は、窓を開けて空気の入れ替えを行っても問題ありません。

③キッチンの換気扇(レンジフード)に洗剤をなじませておく

キッチンの換気扇(レンジフード)は、調理中の油、ホコリやタバコのヤニなど頑固な汚れがこびりついています。これらを楽に取り除くためには、洗剤をなじませて放置する放置系掃除がおすすめです。なお、換気扇の電源は必ず切った状態で掃除するようにしましょう。

手順としては、まず換気扇カバー、フィルター、ファンなどの部品を取り外します。バケツやシンクにお湯を張り、中性洗剤を混ぜておきます。取り外した部品を入れて、1〜2時間ほどつけ置きしてください。汚れがひどい場合は重曹などのアルカリ性洗剤が効果的ですが、金属部や塗装された部品だと腐食や変色する可能性があるため注意しましょう。

④お風呂・浴室のカビにカビ取り剤をスプレーする

油汚れと同じくらいしつこいのが、お風呂のカビです。とくに、タイルの隙間やドアのゴムパッキンなどに発生する落ちにくい黒カビは、塩素系のカビ取り剤を使う必要があります。まずは、カビが発生している箇所にカビ取り剤をスプレーし、こすらずにそのまま放置しましょう。

壁など垂直な箇所は、液がたれたり乾いたりしないように、カビ取り剤をスプレーした後にラップを貼るのがおすすめです。カビにカビ取り剤を密着させ、奥まで浸透させることで効果が高まります。天井のカビは、フローリングワイパーにドライシートを装着し、カビ取り剤をスプレーしたもので拭き取ります。所定の時間に合わせて放置した後に、しっかり洗い流しましょう。

カビ取り剤を使う際は、カビ取り剤は塩素系の強アルカリ性のものが多いです。酸性の洗剤と混ぜない、ゴーグル・マスク・ゴム手袋を装着しカビ取り剤を吸い込んだり目に入ったりしないよう注意しましょう。また、大理石など浴室に使われている素材によっては、カビ取り剤が使えないケースもあります。カビ取り剤の注意書きに沿って、使用するようにしましょう。

⑤トイレの便器内に洗剤をなじませる

トイレの便器に付着する黄ばみや尿石は、普段の掃除ではなかなか落としにくい汚れです。これらの汚れには、トイレ専用の漂白剤をなじませ、汚れが落ちやすい状態にしておくと良いでしょう。とくに、便器の縁の部分は汚れが溜まりやすいため、忘れずにしっかりと洗剤をなじませておくことが大切です。

また、トイレ専用の漂白剤を使用する際は、お風呂のカビ取り剤と同様に、他の洗剤と混ざらないように注意してください。塩素系洗剤と酸性洗剤が混ざると、有毒なガスが発生し、人体に影響を及ぼす恐れがあります。

⑥窓・網戸の掃除をする

放置系掃除が必要な箇所に洗剤をなじませている間、各部屋の窓・網戸の掃除に取り掛かりましょう。窓や網戸の拭き掃除をする前に、まずは、窓のサッシに溜まっている砂やホコリを取り除きます。砂は水を含むと泥状になり、落ちにくくなるため、乾いた状態でブラシやヘラなどを使ってこすり落としてください。掃除機で吸い込むのも、おすすめです。

窓や網戸の掃除は、網戸用のワイパーとスクイージーを用意しておくと効率的です。網戸用のワイパーを使えば、網戸の高い場所も簡単に掃除ができます。力を入れすぎると、網戸が変形したり破けたりするため注意しましょう。

スクイージーは、窓の水滴を取り除く際に便利です。水をかけた後に、スクイージーで上から下にスライドさせれば、吹き残しもなく汚れがきれいに落ちます。

⑦キッチンの掃除をする

窓掃除が済んだ後は、キッチン周りを掃除します。まずは、ブラシやたわしを使って、洗剤をなじませておいた換気扇の汚れを落とし、水で洗い流してください。

次に、冷蔵庫や電子レンジ、シンクなどを洗剤を使って掃除します。換気扇と同様にキッチン周りは油汚れが付着しているため、キッチン用の洗剤を使ってしっかり拭き取りましょう。

「食べ物を扱う場所だから、なるべく洗剤は使いたくない」という方には、重曹をおすすめします。酸性の油汚れには、アルカリ性の重曹が効果的です。スプレーボトルに、水200mlと重曹をスプーン1杯分を目安に入れてください。あとは、油汚れがひどい場所に吹きかけて、雑巾やキッチンペーパーで拭き取ると汚れがきれいに落ちます。冷蔵庫も、重曹を溶かしたものをスプレーした後に拭き取れば、消臭効果も期待できます。

シンクのしつこい水あかには、水200mlにクエン酸を小さじ1/2の割合で溶かしたクエン酸水を使うと良いでしょう。シンク全体にクエン酸水をスプレーした後、キッチンペーパーなどでパックし、10分程放置すれば汚れが落ちやすくなります。

⑧お風呂・浴室の掃除をする

お風呂のカビ取り剤を洗い流し、全体を掃除します。カビ取り剤の効果で落ちやすくなっているため、カビ汚れがひどい箇所はこすり洗いしてください。

洗面器やバスチェアに発生しがちなピンク色の滑りには、重曹が効果的です。また、滑りが気になる排水溝は、重曹100gを粉で振りかけ、その上からクエン酸50gを注いだ後にコップ1杯のお湯を流し込みます。お湯をかけると発泡するため、そのまま5分ほど放置してください。あとは、使い古しの歯ブラシなどで磨けば汚れがきれいに落とせます。

⑨トイレの掃除をする

次に、洗剤をなじませておいたトイレの便器内をブラシを使って掃除します。洗剤を浸透させることにより、便器内の黄ばみが浮き、尿石も柔らかくなっています。このタイミングでブラシでこすれば、頑固な汚れもすっきり落とせるでしょう。

トイレの壁や天井は、フローリングワイパーにトイレクリーナーを装着し、拭き掃除すれば効率的です。トイレのタンクや床、ペーパーホルダーなども、トイレクリーナーを使ってしっかり拭き掃除しましょう。

⑩洗面所・洗濯機の掃除をする

洗面所の汚れは、水あかや石鹸かす、皮脂汚れなどさまざまです。さらに、洗面ボウルや蛇口、鏡など素材も異なるため、汚れや場所に応じて洗剤を使い分けながら掃除を進めましょう。

洗面ボウルの主な汚れは、酸性の石鹸かすと皮脂汚れ、アルカリ性の水あかです。どちらの汚れにも対応できるよう、中性のお風呂用洗剤を使って掃除してください。こびりついた汚れや黒ずみは、メラミンスポンジを使って擦ると落ちやすいです。ある程度、汚れが落ちたら洗剤をしっかり洗い流しましょう。

蛇口や鏡の水あかがひどい場合は、アルカリ性のクエン酸を使うと効果的です。スプレーボトルに、水100mlと小さじ1/2のクエン酸を溶かしたクエン酸水をスプレーし、スポンジでこすり洗いすればきれいに落とせます。

年末の大掃除では、普段はなかなか手入れが行き届かない洗濯機も掃除しましょう。洗濯機内は、ホコリやカビ、水あか、洗剤のかすなど、想像以上に汚れています。掃除せずにそのまま放置すると、洗った衣類にカビや雑菌が付着し、人体に悪影響を及ぼす恐れがあります。これらのリスクを防ぐためにも、しっかり洗濯機の掃除を行いましょう。

洗濯機を掃除する際は、まず洗剤投入ケースやゴミ取りネット、乾燥フィルター、排水フィルターなどを取り外してください。各パーツをぬるま湯につけ、使い古しの歯ブラシなどでこすり洗いすれば汚れが簡単に落ちます。

洗濯槽は、洗濯槽用の洗剤を投入し、通常コースで運転すれば掃除は完了です。ただし、洗剤によって使用方法が異なるため、説明書きを必ず確認しましょう。

洗濯機を支える洗濯パンの下や隙間には、ホコリや髪の毛などが溜まっているため、しっかり掃除しましょう。ハンガーにストッキングを巻きつけたものでサッと拭くだけで、細かいホコリや髪の毛が簡単に取れます。洗濯機を動かす手間もないため、ぜひ試してみてください。最後に、洗濯機全体をタオルで拭き取れば終了です。

⑪リビング・寝室・各部屋の床や棚などを拭き掃除する

次に、リビング・寝室・各部屋の床や棚などを拭き掃除します。棚などの収納スペースや家具は、掃除機やモップを使ってホコリを取り除いた後に、住居用洗剤と雑巾を使って拭き掃除してください。テレビは、ディスプレイに傷がつかないよう、柔らかい布を使って丁寧に拭きましょう。

リビングは、掃除する頻度が高い場所のため、落ちにくい汚れはないかもしれません。絨毯やラグ、ソファの掃除を念入りに行うと良いでしょう。

エアコンは、外側とフィルターを掃除します。エアコンカバーと吹き出し口は、住居用洗剤を使って拭き掃除を行いましょう。フィルターは細かいホコリや塵で、酷く汚れています。本体から取り外し、掃除機などで表面のホコリを吸い取った後、中性洗剤を混ぜたぬるま湯に浸しながら使い古しの歯ブラシなどを使ってこすり洗いしてください。乾いた雑巾や布で水滴を拭き取り、陰干しでしっかり乾かした後に本体に取り付けましょう。

ただし、家庭内でのエアコン掃除だけでは、内部の汚れまでは取り除けません。エアコン内部の掃除は、分解掃除が必要となり、専門的な知識や技術が必要です。「エアコンの掃除ができていない」「せっかくの大掃除だから、エアコンもすっきりきれいにしたい」という方は、プロの業者への依頼がおすすめです。

ぜひベアーズのエアコンクリーニングにお問い合わせください。
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⑫玄関の掃除をする

年末の大掃除のなかでも、これだけはしておきたいというのが玄関掃除です。風水において、玄関は最大の開運スポットといわれています。地道にコツコツと大掃除を進める方も、1日でサッと大掃除を済ませたい方も、玄関は忘れずにきれいに掃除しておきましょう。

玄関掃除を始める際は、まずは傘立てや下駄箱の中の靴など、玄関にあるものを全部出します。この時、長期間履いていない靴は、臭いやカビの原因となるため、処分するようにしましょう。

玄関のドアを開け風通しが良い状態にしてから、玄関を掃く作業を行います。掃き掃除で砂や土ぼこりを取り除いた後は、固く絞った濡れ雑巾でたたきを水拭きしてください。たたきの材質が大理石など天然素材の場合は、ブラシや洗剤の使用は厳禁なので注意しましょう。人工素材のたたきであれば、デッキブラシが使えます。水をスプレーしデッキブラシでこすった後に水拭きすれば、頑固な汚れも落ちやすくなります。

靴箱は、小石や砂などを取り除いた後に雑巾を使って水拭きしてください。完全に乾いたら、カビ防止のためのアルコールスプレーを振りかけ、乾拭きしたあとに靴を収納しましょう。

⑬ベランダの掃除をする

ベランダの掃除は、まずほうきなどを使って掃き掃除を行います。床についた落ちにくい汚れは、住居用洗剤と雑巾を使ってこすり落としましょう。あとは、物干し竿や手すり、エアコンの室外機は、固く絞った雑巾で水拭きしてください。

戸建ての場合は水を撒いて、デッキブラシを使って掃除するのも可能ですが、マンションのベランダやバルコニーは水を流すのを禁止しているケースも多いため注意が必要です。

また、ベランダの掃除は、風がない曇りの日に行うようにしましょう。風が強い日は、ホコリやゴミが舞い上がるため、ベランダ掃除は避けた方がベターです。また、曇りの日は晴れの日よりも湿度が高く、ホコリが湿気を吸い込み、空気中に舞い上がりにくくなります。ゴミやホコリが舞い上がると、掃除が非効率なだけではなくご近所にも迷惑がかかるため、注意しましょう。

家・部屋の大掃除を効率よく進めるコツ・やり方

大掃除 どこから 雑巾を持っている女性

「簡単に大掃除を進めるコツが知りたい」「1日で大掃除を、済ませるためのやり方が知りたい」と考えている方も多いでしょう。以下では、年末の大掃除を効率よく進めるコツ・やり方を紹介します。

・大掃除に便利な掃除グッズ・アイテムを活用する
・時間を決めて大掃除に取り掛かる
・洗剤のつけ置き時間も考えて大掃除を始める
・複数人で掃除するなら、得意・不得意で場所を割り振る
・汚れごとに適した洗剤を使う

それぞれを詳しく見てみましょう。

大掃除に便利な掃除グッズ・アイテムを活用する

大掃除を効率よく進めるためにも、大掃除に便利な掃除グッズ・アイテムを活用しましょう。普段の掃除道具にプラスするだけで、掃除の時間短縮につながります。以下に、おすすめの掃除グッズ・アイテムをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

おすすめの掃除グッズ・アイテム
使い古しの歯ブラシ 毛先をハサミで揃えて、手の届きにくい隙間の汚れを取り除く。
キッチンペーパー、サランラップ 放置系掃除の際に、洗剤が乾かないよう上からパックする。
プラスチック製のカード(使わなくなったポイントカード等) 油汚れ、床の隙間に入り込んだ汚れなどを、こそぎ落とす。
割り箸、定規 タオルを巻きつけて、サッシの隙間やエアコンの吹き出し口の隙間の汚れを取り除く。
ハンガーとストッキング ハンガーにストッキングを被せ、洗濯機パンの下や電球の上にたまったホコリやゴミを取り除く。
メラミンスポンジ 水に濡らして、さまざまな汚れを擦り落とす。
マイクロファイバー 窓拭きや電化製品など、洗剤を使いたくない場所の拭き掃除におすすめ。

どれも、ダイソーなどで簡単に手に入るものばかりです。洗剤のストックや必要な掃除道具を買い足すタイミングで、これらを買い足してみると良いでしょう。

時間を決めて大掃除に取り掛かる

先ほども述べた通り、年末の大掃除はあらかじめスケジュールを組み、それに沿って作業を進めることが大切です。掃除エリアごとに時間を決めて、掃除が途中でも時間が過ぎたら次の掃除場所に取り掛かるようにしましょう。

大掃除は、ある程度の妥協が必要です。細かい汚れが気になるからといって、ひとつの掃除場所に時間や体力を使い過ぎてしまうと、疲弊し他の掃除がおろそかになってしまいます。全体の進捗を意識しつつ、掃除場所の優先順位を決めて掃除に取り組みましょう。

洗剤のつけ置き時間も考えて大掃除を始める

年末の大掃除では、キッチンやお風呂、トイレなどの水回りをしっかり掃除したいと考えている方も多いでしょう。これらの掃除場所は、落ちにくい汚れが溜まりがちなため、洗剤をなじませて放置する放置系掃除がおすすめです。

ただし、洗剤をなじませたりつけ置きしたりする間の時間を有効活用するのを、忘れてはいけません。放置系掃除では、60分ほどの放置時間が発生します。大掃除の最後に放置系掃除を行なってしまうと、掃除が終わる時間が遅くなり、1日で終わらないといった事態に陥ってしまいます。そのため、放置系掃除は午前中など、なるべく早い時間に洗剤をなじませておき、その間に他の掃除場所に取り掛かるのが効率的です。

複数人で掃除するなら、得意・不得意で場所を割り振る

家族みんなで手分けして大掃除をする場合は、得意・不得意で掃除場所を割り振ると良いでしょう。例えば、天井や壁など高い場所の掃除は、背が高い家族にやってもらうとスムーズです。他にも、トイレ掃除は嫌いだけど窓拭きは好きというお子さんもいるかもしれません。

家族みんなで、掃除が得意な場所、やりたい場所を割り振りしてから作業を進めれば、大掃除がはかどります。

汚れごとに適した洗剤を使う

年末の大掃除では、キッチンやリビングなどさまざまな掃除場所があり、当然汚れの種類も異なります。軽い汚れは中性洗剤で落ちる場合がほとんどですが、落ちにくい汚れについては、汚れの種類や掃除場所に合わせて洗剤を使い分けた方が効果的です。まずは、中性洗剤を試して、いまいち汚れが落ちないという場合には、以下を参考に使う洗剤を変えてみましょう。

・中性洗剤:場所を問わず、軽い汚れ全般
・アルカリ性洗剤:ガスコンロや換気扇の油汚れ、手あかや皮脂などの酸性の汚れ
・酸性洗剤:キッチンの水あか、尿石、石けんかすなどのアルカリ性の汚れ
・塩素系洗剤:黒カビの汚れ

ただし、掃除場所によっては、強い洗剤を使うと破損したり変色したりする可能性もあります。まずは、目立たない場所で試してから使うようにしましょう。

プロの力を借りるのもおすすめ!大掃除を簡単に済ませるならベアーズにお任せ

大掃除 どこから エアコンクリーニングを行っているスタッフ

「大掃除する箇所が多過ぎて、優先順位が決まらない」「年末は忙しく、1日しか大掃除の時間が取れない」という方は、「ベアーズ」にお任せしてみてはいかがでしょうか。ベアーズは、20年以上の実績と250万件以上の利用実績を誇る家事代行・ハウスクリーニングサービスを提供しています。汚れや洗剤、素材に関する知識と技術を持ったプロスタッフが、家中丸ごとすっきりきれいに掃除します。

また、汚れが気になる水回りだけ、家庭での掃除には限界があるエアコンだけなど、掃除場所を限定して依頼するのも可能です。今年の大掃除は、ぜひベアーズに任せて、ゆとりのある年末を過ごしてみてはいかがでしょうか。

ベアーズのハウスクリーニングについて詳しく見る

まとめ

大掃除 どこから 換気扇を掃除している女性

年末の大掃除を成功させるためにも、まずは完璧を求め過ぎないことが大切です。なかなか汚れが落ちないからといって、1箇所に時間をかけ過ぎてしまうと他の場所の掃除が終わらない事態に陥ってしまいます。そのため、大掃除を始める際は、あらかじめ大掃除のスケジュールとチェックリストを作成し、それに沿って進めましょう。

また、大掃除ではつけ置き時間が発生する放置系掃除が必要な場所もあります。効率よく進められるよう、なるべく早い時間に洗剤をなじませて、つけ置きしている時間を使って他の掃除場所に取り掛かるようにしましょう。掃除の便利グッズを活用したり、汚れの性質に合わせて洗剤を変えたりするのも良いでしょう。

大掃除の順番は、「上から下へ」「奥から手前」が基本です。奥の部屋から玄関に向かって掃除に取り掛かり、上のホコリや汚れを下に落とし、最後に床を掃除するときれいに仕上がります。本記事で紹介した大掃除のおすすめの順番も参考にしてみてください。

大掃除の負担が大きい方は、プロの清掃サービスを利用すると良いでしょう。家事代行の「ベアーズ」は、20年以上の実績を持ち、プロのスタッフが適切な洗剤や機材で徹底的に掃除を行います。ぜひ活用し、忙しい年末を乗り越えましょう。

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