布団を洗濯するタイミング、種類を調査!布団クリーニングとは?

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ジメジメと湿気が気になり始める季節。雨が続くと、布団を外に干せずに雑菌の繁殖や汚れが気になってくる方も多いでしょう。毎日使うものですから、すっきり清潔に保ちたいですよね。

とはいえ重くて大きな布団をどうやって洗えば良いのでしょうか?そこで専門業者に依頼する「布団のクリーニング」について調べてみました。

布団には見えない汚れや雑菌がたくさん!?

私たちが毎日使う布団には、見えない汚れや菌がたくさん付着していると言われています。それは、どのようなものなのでしょうか?

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくとされていますが、その汗はニオイや雑菌を繁殖させる原因となります。また、汗に含まれた皮脂などはダニの餌になるとも言われています。特に春から夏にかけては気温も湿度も高くなり、汗をかきやすくなる季節ですね。一見、白く綺麗に見える布団やシーツも、目に見えない汚れが付着しているかもしれません。

しっかりお手入れをして清潔に保つことをおすすめします。

洗濯した方が良い時期、タイミングとは?

しっかりお手入れが必要とはいえ、布団は大きくて重く干すのも一苦労。天気にも左右されるため、つい後回しにしてしまいがち。さらに布団の適度な洗い時が分からず、気がつけば数カ月以上経っている、なんていうこともあるかもしれません。

布団のお手入れのタイミングはいつが良いのでしょうか?

布団の洗濯時期と頻度

布団は毎日使うものなので、できる限り清潔な状態で使いたいですね。しかし、あまり頻繁に洗ってしまうと生地や詰め物が傷んでしまう可能性も心配です。特にデリケートな素材のものには注意が必要です。

布団はもともと頻繁に洗うことが推奨されているものではないそうです。布団カバーをこまめに洗濯したり、天日干しをしたりと、丁寧に手入れをすることで、ある程度は清潔に保つことができるでしょう。そして半年~1年に1度ほど布団クリーニングに出し、丸洗いしてもらえば十分と言えるでしょう。

もう少しこまめに丸洗いをしたいという方は、水洗い可能で洗濯に強い素材の布団を選ぶのも良いですね。たとえば、長期間押し入れやクローゼットにしまい込んでいた布団を出して使う前や、夏の間に使った布団をしまう前など、“布団の衣替え”の時期に合わせて布団全体を洗って清潔にしておくことをおすすめします。

洗濯できる布団の種類と注意点

布団の素材によっては、クリーニングが難しいものもあります。素材それぞれに合ったお手入れをしっかり覚えておくと安心ですね。ここでは、素材別の特徴や、洗濯の注意点をご紹介します。

羊毛が使われた布団

羊毛に防虫加工を施し、製綿したものです。掛け布団にも敷き布団にも適した素材で、吸放湿性が特に優れていると言われています。自宅での洗濯は、基本的にはしないほうが良いとされています。自宅での洗濯では、繊維同士が絡み合い大きく縮んでしまう可能性が高いようです。

部分的な汚れであれば、あまり水に濡れすぎないよう注意し、やさしく手洗いすることが可能と言えますが、全体的な汚れやニオイが気になる場合は、布団のクリーニングに出すことをおすすめします。

羽毛が使われた布団

羽毛に防虫加工を施し、製綿したものです。ガチョウ・アヒルなどの水鳥の羽毛が原料とされています。保温性が抜群によく、お手入れも比較的簡単なので、今では掛け布団のスタンダードになっています。

最近では、自宅で洗える羽毛布団も多く販売されおり、自宅での布団丸洗いに挑戦する方も多いでしょう。その際、最初に必ずチェックして欲しいのは洗濯表示です。水洗いマーク、手洗いマーク、洗濯機マークが記載されていたら、その布団は洗っても大丈夫と言えます。しかし水洗いマークにバツが付いているものは、そもそも水洗いができない布団です。この場合は、布団のクリーニング店や布団の販売店など、専門知識のある方に一度相談したほうが良いでしょう。

ポリエステルが使われた布団

水と石油と石炭を原料とした繊維で、近頃はポリエステルが主流と言えます。洗う事を前提に作られた化学繊維のものもあり、洗濯に強いタイプも多く販売されています。こまめに洗濯が可能なので、アレルギーの方や清潔志向の方にはおすすめと言えます。

布団を家で洗う方法

布団の取り扱い絵表示に洗濯機マークや手洗いマークが付いていれば、家庭で洗うことができます。それでは実際に、「洗濯機を使った布団の洗い方」と「浴槽を使った布団の洗い方」を紹介します。

洗濯機を使った布団の洗い方

洗濯機を使って布団を洗う前に、次のような準備が必要です。

最初に「洗濯機の容量がこれから洗う布団の大きさに合っているのか」を取扱説明書などで確認します。布団の大きさが洗濯機の洗える容量よりもオーバーすると、故障の原因になることがあります。もし、自宅の洗濯機の容量が小さいようであれば、大きいものが洗えるコインランドリーを利用してみるのも1つの方法です。

次に準備するものは「寝具用の洗濯ネット」です。布団の型崩れや傷みを防ぐためにも、洗濯ネットに入れて洗濯するようにしましょう。使い方は、布団を縦方向に3つ折りにし、空気を抜きながらクルクルと丸めて洗濯ネットに入れます。

最後の準備です。布団にムラなく洗剤を行き渡らせるためにも、洗濯槽に水を少し張り、洗剤を入れてよく溶かしておきましょう。

いよいよ洗濯開始です。洗濯ネットに入った布団を洗濯槽の中にバランスよく入れ、布団(毛布)洗いコースがあればそれを選択してスタートボタンを押します。布団(毛布)洗いコースが無ければ、大物洗いや手洗いコースなどを選ぶといいでしょう。手動の場合は、洗濯時間6分、すすぎ2回、脱水6分程度がおすすめです。

浴槽を使った布団の洗い方

浴槽を使って布団を洗う場合、まずは布団に水かぬるま湯のシャワーをかけて予洗いします。この予洗いで、表面のホコリやペットの毛などを落としておきましょう。予洗いが済んだら、布団を縦方向に3つ折りにし、クルクルと丸めて布団内の空気を軽く抜いておきます。

次に、浴槽の半分くらいまでぬるま湯を張ります。そこに洗剤を入れて、よく溶かしてから布団を浴槽内に入れ、十分に水を吸わせます。そして、手や足を使って上からまんべんなく優しく押し洗いしましょう。

全体的に押し洗いが済んだら、水を入れ替えて再び押し洗いをします。これを2~3回繰り返せば、すすぎが完了です。

洗った布団を干す方法

浴槽で洗った場合、水を吸った布団はかなり重くなっていますので、浴槽の縁に30分~1時間くらい掛けておきましょう。ある程度脱水ができたら、いよいよ布団干しです。

水分を吸った布団はかなり重量があります。物干し竿に布団を掛けて干す場合は、2本の竿にまたがるようにM字型にして掛けると重みが分散されます。布団洗濯バサミを使って、布団が風で落ちないように留めておきましょう。

布団は、直射日光による色落ちやダメージなどを防ぐためにも影干しがおすすめです。陰干しが難しい場合は、布団の上に大きな布を掛けて乾かしましょう。

布団を洗って干す場合は、しっかりと乾燥させないとカビやダニの発生原因になることもあります。洗濯当日から2、3日後まで天気が続くような日を選んで洗い、干すといいでしょう。

布団クリーニングとは?

布団の汚れが気になるときに一番おすすめなのは、専用のクリーニングです。専用の大型の洗濯機で、中綿の汚れをしっかりと落とすことができると言われています。また、素材を傷つけにくい機材や洗剤、乾燥方法を取り入れており、自宅では大変な布団の洗濯も、クリーニングを利用すれば中まですっきり清潔にすることができるでしょう。

布団クリーニングの便利なサービス

布団クリーニングサービスでは、クリーニングの申し込みをすると発送キット(梱包用ビニール袋や発送伝票)が届きます。カバーやシーツは全て外し・依頼伝票を記入・名札に名前と電話番号を書いて、布団に取り付けます。布団を専用の布団袋に入れ、外側のポケットに送り状を入れたら発送準備完了です。あとは発送するだけで、クリーニング完了後にはスッキリ綺麗になった布団が自宅に届きます。こちらは依頼するクリーニングサービスによっても変わってきますので、よく注意して事前に確認しておきましょう。

クリーニングに出せる布団の種類

布団クリーニングサービスでは、洗える布団は羽毛、羊毛、綿、ポリエステル、ウレタンのものとされています。また、洗えない布団は、シルク、ムートン、ノンキルトの羽毛布団、ポリエステルと記載されています。こちらは依頼するクリーニングサービスによっても変わってきますので、よく注意して事前に確認しておきましょう。

布団クリーニングの料金相場

布団をクリーニングに出した場合の平均的な料金相場を紹介します。

クリーニング店に羽毛布団を持ち込んだ場合、シングル1枚で5,000~6,000円くらいが相場です。宅配サービスのクリーニング店の場合は送料が料金に含まれていることがあり、シングル1枚9,000~11,000円と、少し高めの料金設定になっていることが多いようです。ですが1~2枚では割高であっても、3枚以上であれば宅配サービスのほうが安くなることもあります。

どちらのクリーニングの場合でも、キャンペーンやまとめ割引などが適用されることがあります。また、仕上がり日数なども違いがありますので、利用する際にはどちらがいいかを十分にチェックしておきましょう。

布団クリーニングを依頼するペース

布団クリーニングを依頼する頻度の目安は以下のとおりです。

布団の衛生面を考えると半年に1回~1年に1回が理想的ですが、クリーニングの回数が多ければそれだけ布団のダメージも大きくなります。布団をできるだけ長く使いたいのであれば、2、3年に1回程度はクリーニングしたほうがいいでしょう。

布団をクリーニングに出すタイミングは、夏布団から冬布団へ、もしくは冬布団から夏布団へと入れ替える季節の変わり目がおすすめです。次のシーズンに気持ちよく使うためにも、ぜひこのタイミングを逃さないようにしてください。

ベアーズのふとん丸洗いクリーニング

家事代行サービスのベアーズでは、布団がまるで新品みたいにふかふかで清潔になると好評の「ふとん丸洗いクリーニング」サービスを提供しています。

ベアーズのふとん丸洗いのこだわりポイントは以下の通り。

・手洗いではなく、洗いの工程をプログラム化した専用の機械で布団を丸洗いする
・漂白剤や溶剤は使わずに布団生地を傷めることなく洗う
・平面乾燥機を使用し、布団にダメージを与えずに乾かす

また、中性洗剤を使って洗い上げるため、ダウンの羽枝1本1本が絡み合うことなくキレイに仕上げることができます。

ベアーズのふとん丸洗いクリーニングの料金表はこちらです。

【布団クリーニング】羽毛1点9,328円(税込)
【布団クリーニング】羽毛2点11,990円(税込)
【布団クリーニング】1点11,880円(税込)
【布団クリーニング】2点14,190円(税込)
【布団クリーニング】3点16,335円(税込)

【参考】ベアーズの布団クリーニングサービス ふとん丸洗いお届けパック/株式会社ベアーズ

まとめ

大きな布団はさまざまな種類があり、自宅の洗濯機では洗えないほど大きなものや、自分では洗わない方がよい素材もあります。それでも季節の変わり目や、汚れが気になり始めた際など、すっきり清潔に洗いたい時もありますよね。

そんな時こそ「布団クリーニング」の利用がおすすめです。専用の機材や洗剤を用いて、素材に合わせた方法でしっかりとクリーニングをしてくれるでしょう。依頼する方法も、宅配便などで発送でき、クリーニング完了後は自宅まで届けてもらえるので便利ですね。

すっきり清潔な布団で気持ちの良い睡眠を手に入れるためにも、季節の変わり目ごとに、布団の丸洗いを検討してみてはいかがでしょうか。

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