天井埋め込み型の換気扇を自分で掃除する方法はある?

換気扇掃除


天井埋め込み型の換気扇を自分で掃除する方法はある?

天井埋め込み型の換気扇は自分での掃除が難しいですが、方法はあります

天井埋め込み型の換気扇は、プロペラ式の換気扇とは使用されているファンの種類が違います。

天井埋め込み式には、プロペラファンではなくシロッコファンが使われていることがほとんどです。シロッコファンは装着した状態で掃除するのが難しいですが、自分で外して掃除することも可能です。

換気扇を定期的に掃除する必要性や自分で掃除する手順をご紹介します。

天井埋め込み型の換気扇の掃除は必要なの?

ご自宅の換気扇はどの場所に設置されているでしょうか?

一般的には、キッチンや浴室、トイレなどに設置されていることが多いです。
浴室やトイレにはプロペラ式の換気扇が使われていることも多く、掃除が大変という話はあまり聞きません。

それに比べ、キッチンにある換気扇はシロッコファンタイプが増えており、また、その汚れの大半を油汚れが占めています。

換気扇の掃除を長期間しないでいると、浴室やトイレ以上に問題が起きやすいため、定期的に掃除しましょう。

換気扇が異音を発している時は、もしかすると換気扇が汚れているのかもしれません。長期間掃除をしなかったことによる故障の可能性もあります。

換気扇の掃除をしないと、本体の寿命を低下させ、換気風量が落ちてしまう可能性もあるのです。さらに、上から埃が落ちてくるなど、天井に換気扇があることならではの問題も起きます。

換気扇メーカーが推奨しているお手入れの頻度は、一か月に一回ということを覚えておきましょう。

シロッコファン換気扇のお掃除方法をご紹介!

シロッコファン換気扇の掃除は少し難しいですが、ご自分でできないわけではありません。一般的なシロッコファン換気扇のお掃除手順をまとめてみました。

必要な道具はこちら

  • ゴム手袋やビニール手袋
  • マスク
  • 新聞紙やゴミ袋など下に敷く物
  • 中性洗剤もしくは油汚れ専用洗剤
  • 歯ブラシやシロッコファン専用ブラシ
  • 雑巾



手順1. 運転盤のブレーカーを落とし、本体カバーを外す

ビニール手袋やゴム手袋をはめ、マスクを装着します。
キッチンが汚れることが心配な方は、新聞紙やゴミ袋などをあらかじめ下に敷いておきましょう。

はじめに、ブレーカーを落とします。そして、天井にある換気扇のルーバー(カバー)やフィルターを本体から外します。

この時、大量の埃や油のカスが落下してくることがあるので注意が必要です。

外した部品は掃除の最後に元の位置に戻すことになります。部品の位置を覚えておくようにしましょう。


手順2. シロッコファンを換気扇から外す

オリフィスと呼ばれるファンを固定している部品を取り外し、シロッコファンを換気扇から外します。

最新式のタイプであればワンタッチで外れますが、従来のタイプはネジが付いており、外れにくいことがあります。ネジは無理に外さないようにしてください。

ネジを外す方向が通常のネジとは反対方向の、時計周りであることがあります。ファンの回転と逆方向でネジがゆるむ構造になっていますので、分からなくなったらファンの羽の向きを確認しましょう。


手順3. シロッコファンの汚れを落とす

取り外しができた場合

ルーバー(本体カバー)やフィルターともに台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯に30分ほど浸け置きします。お湯を使うことで、油汚れがやわらかくなり落ちやすくなります。

この段階で油汚れが落ちている場合は、そのまま水洗いをしましょう。

油汚れがまだこびりついている時は、歯ブラシやシロッコファン専用ブラシで全体を丁寧にこすりましょう。その後水ですすぎます。


取り外しができなかった場合

掃除機で全体の埃を吸い取ってから、雑巾で汚れをふき取ります。この時、台所用中性洗剤をお湯に溶かし、そこに浸した雑巾を使ってください。

汚れが落ちるまで拭き上げます。最後に、洗剤が残らないように水拭きしましょう。


手順4. シロッコファンを本体に取り付ける

掃除した部品を乾かし、元の位置に戻します。水分が残ったまま部品を設置してしまうと、故障の原因になります。必ず十分に水気をとってから、取り外した部品を戻すようにしてください。

最後にブレーカーのスイッチをオンにし、換気扇が正常に作動するか確認しましょう。

天井埋め込み型の換気扇を自分で掃除する時は事故やケガに注意しましょう

天井埋め込み型の換気扇掃除は、ルーバー(本体カバー)を外す時点で高所の作業となります。身長の低い方は足場が必要になるでしょう。

特に高齢者の方は事故やケガを起こしやすくなりますので、注意が必要です。

また、濡れた手で電源プラグに触れたり、ブレーカーを入れたまま掃除したりするのは大変危険ですから、絶対に避けましょう。

換気扇の性能を保つためには、掃除後の部品の取り付けも確実に行う必要があります。

下手をすれば換気扇の寿命を縮めることになりますので、無理をしない範囲で行いましょう。

高所での作業やしつこい汚れを落とすことが難しい場合は、無理はせず専門業者に頼んでしまうのが得策です。自分で掃除をする際には事前に工程を確認し、十分に注意をはらいながら進めましょう。

(まとめ)天井埋め込み型の換気扇を自分で掃除する方法はある?

  • 天井埋め込み型の換気扇は自分での掃除が難しいですが、方法はあります。
  • 換気扇の掃除をしないと換気扇の寿命の低下につながるため、定期的にお掃除が必要です。
  • ルーバー(本体カバー)やシロッコファンなどの部品を取り外す手順をしっかりと確認しましょう。
  • 天井埋め込み型の換気扇を自分で掃除する時は、事故やケガに注意してください。
  • 場合によっては換気扇の故障などを招くため、無理せず専門業者に頼むことも念頭に置きましょう。

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