雑巾がけは梅雨に行なうといいって本当?

床掃除


雑巾がけを行なうならば、いつの時期にするのが良いのでしょうか?
実は大晦日などの年末よりも、梅雨の時期に行なった方が、より綺麗にしやすいです。

特に湿気の多い時期は汚れが浮きやすく、しかも掃除するとカビなどを防止できるというメリットもあります。

梅雨の湿気が掃除に役立つ

ジメジメと雨が続くような梅雨の季節は、掃除はしない方が良いと考える人も多いでしょう。

しかし、実は雨で湿気の多くなっている梅雨の時期は、掃除にはとても適した季節となっているのです。その理由としては、以下の3つがあります。

  • 適度な湿気で、カビの胞子や埃の飛散を抑える
  • 湿気が多いため、静電気が発生せずに埃を取りやすい
  • 夏や秋にかけたダニの増殖を抑えるのに役立つ

たとえば、大晦日の12月は湿度が低く、乾燥しているため、静電気が発生しやすく埃なども床や壁に付着します。気温の低い時期なため、脂汚れなどは固まっており、掃除するにも綺麗にするのは大変です。

また、何かと忙しい時期であるため、その時に大掃除を行なうと、急いで行なわねばならず手を抜いたりすることもあるかもしれません。

梅雨になり雨が降る日が続くと、外出を控えて遊びに行ったりすることも少なくなります。このために家にいる時間が長くなりますので、一人暮らしの方でも家族住まいの方でも、掃除をする時間ができてとても良い季節なのです。

また、湿気が多くなりますので、梅雨の時期に掃除をしておけば、カビが発生するのも防げて、暑い夏を迎える前に家を綺麗にすることができます。

窓ガラスや網戸、お風呂場の掃除もしやすい


梅雨になると雨で窓が濡れるので、掃除はしない方が良いと考えるかもしれません
しかし大雨でなくても、小雨の時などを選んで、窓の雑巾がけをするなどして、掃除してみましょう。

湿度がある方が窓の汚れは落としやすいのです。

網戸の埃も晴れた日は飛び散りますが、雨の日だと効率よく掃除できます。

窓ガラスを拭くならそのまま雑巾がけをしても構いませんが、予め水切りヘラを使って水滴などを取ってから掃除すると良いです。

網戸は埃が大量についているならば、予め掃除機を使って埃を吸い取っておきましょう。浴室も天井や換気扇には、カビの胞子が付着しています。窓を開けた際や換気扇を回した際に、飛び散って床に付着して、カビが繁殖してしまいます。

浴室の掃除ならば雑巾を使っても構いませんが、フロアモップを使った方が簡単です。ウェットタイプのシートや、使い捨てのモップを使うと、天井などの高い部分も簡単に手が届いて掃除できます。

カビ取りなども行なっておき、掃除が終わった後は、最後に換気してよく乾燥し、カビ防止剤などをかけておくとカビの繁殖も防げます。

掃除の後は、必ず換気して乾かし、乾燥させるというのは重要です。

床も埃やゴミが飛びにくい時期なので掃除に適している


部屋の中は、衣類やカーテンから出る繊維の埃や、カビやダニのふん、外から入ってくる砂埃、また人が生活していれば皮膚や髪の毛なども飛散します。

これらはとても軽いので、人が歩くだけで舞い上がり、舞い上がったゴミや埃は、やがて重力で下に移動し、家具の上やテーブルなどにまんべんなく落ちていき、やがて降り積もって溜まっていきいます。

このようなゴミや埃は、乾燥した時期だと静電気によって、カーペットやカーテンなどに付着しやすいのです。

フローリングの床であれば、その表面にも付着し、掃除機やモップで掃除すると余計に静電気を発生させて、ゴミや埃を集めることもあります。

もちろん掃除をして綺麗にすべきですが、夏では気温が高いので、水で濡らした雑巾での掃除はしにくく、水分がすぐ蒸発するので、効率が悪いです。

冬となると、静電気を発生しやすく、雑巾がけをすると余計に静電気を生みます。

そのために、湿気が多く気温もまだ夏ほど高くなっていない、梅雨の時期に床やフローリングの雑巾がけをするのが良いのです。

ゴミや埃を綺麗に取るならば、マイクロファイバークロスなどの繊維の細かい素材を使うと、集めやすいです。

そして掃除をした後は、必ず換気して部屋の湿気を少なくするようにしましょう。

梅雨前に洗濯機も掃除しておこう

洗濯機を毎日使っていても、洗濯槽の裏側などにホコリや水垢、石鹸カスなどが溜まっていき、それを栄養分にしてカビが生えることがあります。湿度が高い梅雨は特にカビが繁殖しやすいため、梅雨を迎える前に蓄積した汚れを掃除しておきましょう

洗濯槽の掃除に使える市販の洗剤には塩素系漂白剤と酸素系漂白剤があります。塩素系漂白剤を使用する場合、投入してから洗濯槽洗浄コースか標準コースで洗濯機を回すだけで洗濯槽の掃除が可能です。

酸素系漂白剤を使う場合は、投入してから約5分間、標準コースで洗濯機を回してから、排水せずに2~3時間ほど放置します。すると、洗濯槽の裏などにこびりついていた汚れが浮き上がってくるので、ゴミ取りネットなどで取り除いてください。それから標準コースで洗濯機を回します。
酸素系漂白剤は商品によって利用方法が変わる可能性があるので、事前によく利用方法を確認しましょう。

一度で汚れが落ちない場合は、洗剤を入れるところから数回、同じ手順を繰り返しましょう。重曹を使って洗濯槽を掃除する場合も手順は同じです。

梅雨に気をつけたいカビ対策

梅雨は湿度が高いため、家の中にカビが発生しやすい時期です。ここでは梅雨時に掃除をするとき、掃除のついでに実施しておきたい、おすすめのカビ対策を2つ紹介します。

ゆとりある収納を心がける

収納の通気性が悪い状態にしておくとカビが発生しやすくなります。ものを収納するときはびっしりと詰め込みすぎず、ものとものの間に空気が通りやすいゆとりを持たせるようにしましょう。

たとえば、クローゼットにハンガーをかけるときは、こぶし一つ分を空けておくことがおすすめです。時々、クローゼットを開放して扇風機で風を通すのも良いでしょう。

水分や汚れは拭き取っておく

カビは高湿度で栄養分が多いほど発生しやすくなるため、カビの生えやすい場所の水分や汚れをそのままにしておかないことが大切です。

特に、浴室、洗面所、キッチンなど湿度が高い水周り、また、押し入れや下駄箱など通気性が悪く皮脂などの汚れが付きやすい場所はカビが発生しやすいので、あらかじめ対策しましょう。使用後や掃除をした後は早めに、しっかりと水分や汚れを拭き取っておくようにしてください。

梅雨におすすめの掃除グッズ

ここでは、梅雨に備えて準備しておきたい主な掃除道具を5つ紹介します。

水切りワイパー
窓ガラスの掃除をするときは最初に、ガラスに付着した水分をワイパーで取り除きます。

デッキブラシ
ベランダや玄関の掃除に使用します。穂がポリエステル製やナイロン製のものを選ぶとお手入れが楽です。

マイクロファイバークロス
水分をよく吸い取るため、雨が多い時期の掃除には布製の雑巾よりマイクロファイバークロスが適しています。網戸を掃除するときはマイクロファイバークロスで挟んで汚れを拭き取る方法がおすすめです。

バケツ
マイクロファイバークロスや雑巾を洗ったり、床の流れを洗い流したりするときに使います。

カビ取り洗剤
カビが発生した場合、放置するとカビ汚れが定着して落としにくくなってしまいます。カビが生えたら早めに取り除けるよう、カビ取り洗剤を用意しておきましょう。

(まとめ)雑巾がけは梅雨に行なうといいって本当?

  1. 梅雨は雑巾がけをするには良い季節といえます 梅雨の時期の雑巾がけは、年末などに行なうよりも掃除に向いています。 湿気が多くなる時期ですが、その分汚れが浮き出てくるため、雑巾がけをするにも適した時期なのです。
  2. 梅雨の湿気が掃除に役立つのです 梅雨の時期はジメジメと湿気の多くなりますが、掃除するには良い時期です。 これは湿度が高くなると汚れが浮きやすくなり、また埃も飛びにくくなりますので、掃除がしやすいのです。
  3. 窓ガラスや網戸、お風呂場の掃除もしやすいです 窓は梅雨の時期は、湿気で汚れが浮いて、埃も飛びにくいため掃除に適しています。 またお風呂場の掃除も、湿気によってカビの胞子が飛びにくいため、こちらも掃除に適しています。
  4. 床も埃やゴミが飛びにくい時期なので掃除に適しています 梅雨の時期は湿気が多くなっているので、静電気が発生しにくく、ゴミや埃を飛ばさず掃除できます。 マイクロファイバークロスなどの繊維の細かい素材を使うと、より効率的に掃除できます。

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