大理石の研磨はクリーニング業者に依頼しよう!光沢を取り戻す方法

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住まいに高級感を与えてくれる大理石は、シミや汚れが落ちにくいデリケートな素材でできています。玄関やキッチン、浴槽などの大理石の汚れが気になる人は、正しいお手入れの知識を身につけることが大切です。この記事では、大理石の種類によって異なるお手入れ方法や、プロの業者にクリーニングを依頼した方がいい理由について紹介します。

お手入れ前にチェック!大理石の違い

大理石には、天然大理石と人工大理石、人造大理石の3種類があります。種類によって素材や研磨方法が異なるため、お手入れをする前にチェックしておきましょう。

天然大理石の特徴とお手入れ方法

天然大理石は、火山のマグマなどに熱された石灰岩に含まれる炭酸カルシウムが再結晶化した天然岩を加工したもので、光沢や重厚感、天然素材に特有の高級感が特徴です。産地によって模様や色が異なり、産地によってブランドになっている天然大理石もあります。

天然大理石は柔らかく加工や運搬に技術を要すため、人工大理石や人造大理石と比べると飛びぬけて高価です。天然大理石はたくさんの穴が開いている構造をしており、水分がしみこみやすく溶けやすいなど水に弱い性質があります。また、酸にも弱いため、ワインやジュースなど酸性の飲み物をこぼすとしみになりやすいです。水分やジュース、ワインなどはすぐに拭き取るようにしましょう。

人造大理石の特徴とお手入れ方法

人造大理石とは、粉砕した天然大理石や他の石材をセメントや樹脂などで固めて作った大理石で、「テラゾー」とも呼ばれます。人造大理石は天然大理石よりは水に強いため、水周りに使用することも可能です。

人造大理石は天然の石を素材に使っているため、お手入れの仕上げに研磨が必要となります。人造大理石は天然大理石よりは安価に入手できるものの、人工大理石よりは高価です。人造大理石は複雑な形の加工が難しいため、主に壁材や床材、キッチンカウンターなど、板状の製品に使われています。

人工大理石の特徴とお手入れ方法

人工大理石は、ポリエステルやアクリルなどの樹脂を使用して、大理石に似た外観・質感になるように成型した人工素材です。人造大理石と違って、天然石の成分は一切含まれていません。加工しやすくカラーバリエーションが多いこと、水や酸にも比較的強いため天然大理石や人造大理石よりもお手入れしやすいことが人工大理石のメリットです。

人工大理石は天然大理石よりも柔らかく、非常に傷つきやすい点に注意しましょう。お手入れする時は柔らかいスポンジと中性洗剤を使用するのがおすすめです。メラミンスポンジを使う場合は傷つかないように優しくこするようにするとよいでしょう。

自分で大理石の研磨はしない方がいい理由

天然大理石の床などの光沢が失われたりシミができたりした際、できれば自分で大理石を研磨したいと考える人もいるでしょう。しかし、天然大理石の研磨はかなり難しいため、基本的にDIYはおすすめできません。

天然大理石の成分は炭酸カルシウムのため酸に弱く、天然大理石には専用の洗剤を使用する必要があります。洗剤選びを間違えると、かえって大理石が変質してしまうおそれがあるのです。

また、天然大理石のお手入れには「細かいホコリを取り除く」「蓄圧意識噴霧器で洗剤をまんべんなく、かつ薄く塗布する」「高速回転ポリッシャーで複数の研磨パッドを適宜使いながら磨き上げる」「汚水を吸い取る」「マイクロファイバークロスか柔軟剤入りのタオルでやさしく拭き取る」など作業工程が多く、機材も必要となります。素人には難しいため、大理石クリーニング専門業者への依頼がおすすめです。

大理石クリーニングを業者に依頼するメリット

プロの大理石クリーニング業者に依頼すれば、素人が自分で落とすことが難しい大理石のシミや汚れ、傷などを、専用の洗剤や機材を使って綺麗にしてくれます。また、時間や労力をかけずに、新品のような光沢を取り戻すことが可能です。

くわえて、大理石の表面を保護するコーティングを施してもらうこともできるので、天然素材の質を保ちつつ、毎日のお手入れも楽になります。

大理石クリーニングの料金相場

大理石クリーニングの料金相場は大理石の種類、業者、広さによって大きく異なるため、まずは、見積もりを取ることをおすすめします。以下は、ハウスクリーニングのベアーズに依頼した場合の料金例です。

クリーニング面積が3平方メートルまでの場合、総額で約92,400円(税込み)が目安です。6平方メートルの場合は123,900円(税込み)ですので、参考にしてみてください。

ベアーズの「大理石クリーニング」とは?

ベアーズでは「暮らしサポート」の一環として、大理石クリーニングのサービスを提供していています。

ベアーズの大理石クリーニングでは、まず、事前調査をしっかりと行います。大理石の状態を念入りに確認することによって、万が一の破損などの事故を防止できるのです。その後、経験豊富なスタッフが専用洗剤で汚れやシミを落とし、専門技術を駆使して丁寧に研磨・クリーニングを行います。その結果、大理石は本来の輝きを取り戻すことが可能です。

ベアーズの大理石クリーニングサービスは、このような人におすすめです。

・ご自宅の大理石の床に定期的なメンテンナンスをしたい人
・床の大理石に傷や汚れが付いてしまい、光沢が失われてしまったので、ピカピカにしたい人
・ワインやジュースなどをこぼしてしまってシミになってしまった人
・ペットの尿などで大理石床にシミができてしまった人

【参考】大理石クリーニングサービス/株式会社ベアーズ

大理石クリーニングによくある疑問

ここでは、大理石クリーニングによくある2つの疑問をQ&A形式で紹介します。

大理石の表面にコーティングできる?

大理石の種類や仕上げ方によっては、コーティング剤を施すことによって製品の良さがなくなったり、見た目が変化してしまって元に戻せなくなったりすることがあるので、要注意です。特に、もともとツヤ消しになっている人工大理石や人造大理石にはコーティングが向かないことがあります。

大理石の表面にコーティングをするには、大理石の種類に応じたコーティング剤選びとプロの専門的な知識・経験が必要となります。コーティングを希望する場合は、プロの大理石クリーニング業者に相談することをおすすめします。

普段のお手入れはどうしたらいい?

天然大理石の床は、靴の裏に付着した土砂などで表面が削られて光沢がなくなってしまうので、こまめな清掃がおすすめです。ホコリや土は、掃除機やマイクロファイバークロスを付けたフローリングワイパーなどで取り除きましょう。また、天然大理石の上に重いものを直接乗せることは避け、フェルトパッドなどで保護するようにしてください。

もしも天然大理石が濡れた場合は、水分が残らないようこまめに拭き取ることが大切です。特に、酸性の洗剤やジュースなどはシミや傷になりやすいため、注意しましょう。天然大理石のテーブルには飲み物を直接乗せず、コースターを使うほうが安心です。

まとめ

大理石は傷がつきやすくデリケートな石材のため、素人が自分で研磨をするのは困難です。無理に自分で綺麗にしようとして状態を悪化させてしまうよりは、プロの大理石クリーニング業者に依頼しましょう。プロなら、大理石の状態を確認して適した専用洗剤で汚れを落とし、ピカピカに研磨してくれます。

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