エアコンの室外機がうるさい原因は?騒音の理由と対処方法を徹底解説
エアコン掃除
更新日:2025.02.10

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忙しくて時短できる暮らし術が知りたい
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効率的に掃除するためにおすすめの方法を知りたい
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仕事や子育てと家事の両立が大変で、家事代行が気になっている
エアコンからの「ガタガタ」や「ポコポコ」といった音に悩む方も多いのではないでしょうか。特にアパートやマンションでは、騒音が気になったり、近隣からうるさいと言われたりして、対処法に困ることもあるかと思います。
そこで今回は、エアコンの室外機がうるさい場合の対処方法について、音の種類ごとに詳しく解説します。エアコンの騒音対策でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
そもそも室外機の役割・仕組み
エアコンの室外機は、以下の部品で構成されており、それぞれ冷暖房機の熱交換を担う大事な役割があります。
・熱交換器:空気の熱を移動させる
・冷却ファン:空気の熱を外に出す
・圧縮機(コンプレッサー):冷媒を圧縮して高温にする
・減圧機:冷媒を膨張させて低温にする
冷媒とは、熱を移動させるための特別な物質で、エアコンや冷蔵庫で使われています。室外機と室内機は2本の管でつながっており、エアコンを運転中は、その管の中を冷媒が流れて冷暖房を行います。
冷房を使う時、室内機が部屋の空気を取り込み、熱だけを冷媒にのせて室外機に送ります。室外機では冷却ファンを使い、送り込まれた熱を外の空気に逃がします。これにより、室内機は、冷たくなった空気を部屋に送り出せるのです。
一方、暖房を使うときは、室外機が大気中の熱を集め、圧縮機でさらに高温にしてから室内機に送ります。室内機は、送り込まれた熱を使い、暖かい空気を部屋に送り出します。
エアコンの室外機がうるさい原因6選
「エアコンの室外機がうるさいと言われた」「エアコンの室外機からすごい音がする」など、お悩みの方も多いでしょう。
エアコンを使うと、室外機の音が気になる場合があります。その理由には、設置方法や経年劣化、掃除不足などがあげられます。騒音対策のためにも室外機からうるさい音がする原因を把握し、適切に対処しましょう。以下では、エアコンの室外機がうるさい原因6選を紹介します。
・室外機の設置方法が悪い
・室外機の内部や外部に汚れが溜まっている
・エアコン本体や室外機の部品の劣化・故障している
・室内と室外の気温差が大きい
・室外機の周辺に物を置いている
・空気が逆流している
それぞれ、詳しく見てみましょう。
室外機の設置方法が悪い
傾斜のある地面やブロックの上など、不安定な場所に室外機を設置すると、音がひどくなる場合があります。これは、エアコン運転や霜取り運転時に室外機が振動し、固定が不十分だと「ガタガタ」と音を立てるためです。
まずは、室外機を安定した場所に移動し、音が改善されるか確認してみましょう。
室外機の内部や外部に汚れが溜まっている
室外機は屋外に設置されているため、常に雨風にさらされています。その結果、砂やほこり、枯葉などのゴミが内部にたまり、これらが熱交換器に当たって音が発生する可能性があります。
室内機は定期的に掃除していても、室外機は購入後一度も手入れをしていない場合もあるかもしれません。音が気になる場合は、室外機の清掃を試してみましょう。
エアコン本体や室外機の部品の劣化・故障している
エアコンの運転中に異音が発生する場合、内部の部品の故障や劣化が原因である可能性があります。エアコン内部は多くの部品で構成されており、1つの部品の不具合でも異音が生じることがあります。
また、長期間使用しているエアコンでは、経年劣化が進行している可能性があります。一般的に、エアコンの寿命は約10年です。 10年以上使用しているエアコンで異音が発生する場合、部品の劣化や故障が進行している可能性が高いため、買い替えを検討することをおすすめします。
室内と室外の気温差が大きい
エアコン運転時に室内外の気温差が大きいと、室外機への負荷が増し、運転音が大きくなる場合があります。これは、冷却ファンや圧縮機が活発に稼働し、空気の循環や熱交換を行うためです。気温差が大きいほどこれらの動作が強まり、作動音が増す傾向があります。
また、設定温度と外気温の差が大きい場合も、室外機の音がうるさくなる原因です。例えば、真夏の暑い時間帯に冷房を使用すると室外機の負荷が増し、作動音が大きくなるケースも考えられます。この場合は、室外との温度差を抑えるよう、設定温度を調整してみてください。
室外機の周辺に物を置いている
バケツやジョウロ、植木鉢などを室外機の近くに置くと、運転時に音がうるさくなる場合があります。これは、エアコン運転中に室外機本体が周囲の物とぶつかり、音が発生するためです。
また、室外機の周囲に物を置くと、音の発生だけでなく、空気の循環が妨げられ、放熱効率が低下する恐れもあります。エアコンの室外機周りをチェックし、物がない状態を保つよう心がけましょう。
空気が逆流している
室外機と室内機をつなぐドレンホースから空気が逆流し、音が発生する場合があります。ドレンホースとは、室内機で発生した結露水を排水するための蛇腹状のホースのことです。
室内と室外の気圧差が大きいと、ドレンホースを通じて空気が流れ込み、エアコン内部の結露水と衝突し、「ポコポコ」や「ポンポン」といった異音が発生します。この場合には、室内の換気扇を止める、窓を開けるなどの対処で改善できるかもしれません。
さらに、ドレンホース内に枯葉や虫の死骸、小石などが詰まると水の流れが悪くなり、異音につながるケースもあります。ドレンホースの中を確認し、詰まりを解消するようにしましょう。
音で確認!室外機・ファンがうるさい・騒音の原因
前述のとおり、室外機の音がうるさくなる原因はさまざまですが、音の種類によって原因を特定するヒントが得られる場合があります。以下では、室外機の音の種類ごとに騒音の原因を解説します。
・「ブーン」という低音
・「ガタガタ・カタカタ」という振動音
・「カラカラ・キュルキュル」という金属音
・「ポコポコ」という水のような音
・「ゴーゴー」という音
・「キーン」という音
それぞれを詳しく見てみましょう。
「ブーン」という低音
「ブーン」という低音は、室外機の冷却ファンの作動音であり、異音ではありません。ただし、アパートやマンションのベランダに設置されている場合、静かな環境では音が気になるときがあります。
とくに、室内と室外の温度差が大きく、熱処理に負荷がかかると、音が大きくなる傾向があります。その場合は、温度調整を試してみてください。
あまりにも音が大きい場合には、故障や不具合などが起きている可能性も考えられます。メーカーや購入した店に、点検を依頼すると良いでしょう。
ガタガタ・カタカタ」という振動音
室外機からガタガタ・カタカタという振動音がする場合は、室外機周辺に物を置いていないかを確認しましょう。室外機周辺や室外機の上に置いている物が振動で動き、異音がしている場合があります。まずは、室外機周辺に物を置かないようにしましょう。
そのほか、傾斜やブロックの上など、不安定な場所に室外機を設置しているときは平らな場所に移動してみましょう。壁に近すぎるときもガタガタ・カタカタと音がする可能性が高いです。
メーカーやモデルによっても異なりますが、室外機の設置スペースは、以下のポイントを目安にすると良いでしょう。
・壁などの背面から5cm以上、左右は10cm以上、上部・前面は20cm以上のスペースを確保する
・水平な場所に設置する
・直射日光や雨風をできるだけ避けられる場所に設置する
・室内機にできるだけ近い場所に設置する
また、防振ゴムを設置して室外機を固定するのも有効です。ただし、室外機は非常に重いため、移動や固定作業を行う際は、専門の工事業者に相談することをおすすめします。
「カラカラ・キュルキュル」という金属音
室外機から「カラカラ」や「キュルキュル」といった音が聞こえる場合、室内機内部にゴミやホコリが溜まっている可能性があります。熱交換器やファンにホコリが絡まったり、ぶつかったりすると、このような異音が発生します。
そのため、一度電源を切り、室外機内部を確認してください。ゴミや異物が見つかった場合は取り除きましょう。ただし、室外機内部を徹底的に清掃するには、分解清掃が必要です。専門業者に依頼すれば、室外機だけでなく室内機の清掃も併せて行うことができます。
とくに、長期間エアコンクリーニングをしていない方や、エアコン掃除に時間が取れない方は、業者への依頼を検討してみてください。ベアーズではエアコンクリーニングサービスを提供しています。興味のある方は以下のページをご覧ください。
それでも異音が改善しない場合、室外機内部の部品が故障している可能性があります。また、「カラカラ」よりも「ガラガラ」や「ガゴンガゴン」といった音に近い場合は、内部の部品が外れたり破損していたりする恐れがあります。
このような場合は、メーカーや購入店舗に相談し、専門的な点検を依頼してください。
「ポコポコ」という水のような音
室外機や室内機から「ポコポコ・ポンポン」という水のような音が聞こえる場合、ドレンホースが関係している可能性が考えられます。
空気は、気圧が高いところから低いところへ移動する性質があります。気密性の高い部屋や換気システムが働いている部屋では、ドレンホース内に外気が入り込みやすく、それがエアコン内部の水分に当たって音がでます。
対処法として、窓を開けて室内の気圧を調整したり、換気扇を一時的に停止したりすれば、音が改善する場合があります。また、エアコン用の逆止弁を取り付ける、ドレンホースの向きを風が入り込まないよう調整する、といった方法も効果的です。
ドレンホース内に詰まりや水分が残っている場合も、水のような音が聞こえる原因につながります。この場合はホースを点検し、内部の詰まりや汚れをしっかり取り除くことが重要です。
「ゴーゴー」という音
エアコンから「ゴーゴー」という強い風のような音が聞こえる場合、エアコンが高負荷で稼働している可能性があります。エアコンの運転開始直後は、設定温度に達するまでフルパワーで運転するため、このような音が発生しても問題ありません。
また、加湿モード、清掃モード、換気モードの運転中にも同様の音が聞こえる場合があります。これらの機能をオフにした際に音が消える場合、とくに問題はありません。しかし、長時間運転しても音が続く場合、別の原因が考えられます。
例えば、エアコンの適用畳数よりも広い部屋で使用していると、設定温度に達しにくく、エアコンが常にフルパワーで稼働し続けるため、音が大きくなる可能性があります。この状態が続くと、エアコンに負荷がかかり、寿命が短くなる恐れがあります。
また、長期間掃除をしておらず、エアコン内部に汚れが溜まっていると、フィルターの目詰まりなどにより稼働効率が低下し、フルパワーの状態が続く場合があります。
まず、エアコンの適用畳数と部屋の広さを確認し、適切であるかをチェックしましょう。さらに、エアコンのフィルターや内部の清掃を行い、音が改善されるか確認してみてください。
「キーン」という音
エアコンから「キーン」という高周波の音が聞こえる場合、内部の電装部品やコンプレッサーの劣化・故障が原因である可能性があります。これらの部品が摩耗や破損を起こすと、異音が発生する場合があります。
とくに、圧縮機が劣化していると「キーン」という機械音に似た音の原因が高いです。このような場合、エアコンの分解や修理が必要となるため、メーカーや購入店舗、または専門の修理業者に点検や修理を依頼するのをおすすめします。
ただし、主要な部品が劣化・故障していると、修理費用は高額になるケースも多いです。そのため、エアコンの使用年数や修理費用を考慮し、新しいエアコンへの買い替えも検討すると良いでしょう。
クーラー・暖房の室外機がうるさい?対処法を解説
エアコン稼働時に室外機から大きな音がするとエアコンを使うのを躊躇ってしまいます。また、周囲から「うるさい」と言われてしまう可能性もあるでしょう。エアコンの大きな音を防ぐためにも、定期的なメンテナンスが必要です。
以下では、エアコンの室外機がうるさい場合の対処法を詳しく解説します。
・室外機の清掃とメンテナンスを行う
・室外機をしっかり固定して設置場所を安定させる
・室外機の周辺に物を整理する
・エアコンの設定温度を調整する
・ドレンホースから空気が逆流しないように対策する
それぞれを、詳しく見てみましょう。
室外機の清掃とメンテナンスを行う
エアコンの室外機のメンテナンスについて、室内機は掃除しているものの、室外機は購入後そのまま放置しているという方も多いのではないでしょうか。
屋外に設置されている室外機は、雨風の影響を受けやすく、想像以上に汚れています。室外機本体と周辺の掃除を行えば、異音が改善する可能性が高いため、定期的な清掃を行いましょう。
エアコンの室外機を清掃する大まかな手順は、以下の通りです。また、エアコンの室外機を清掃する際は、感電防止のためにも、必ずエアコンのコンセントを抜いた状態で行いましょう。
1.室外機の外カバーの汚れやホコリを取り除く
2.背面の汚れやホコリを取り除く
3.ドレンホースの詰まりを確認し、ゴミや小石などの異物を取り除く
4.室外機周辺を掃き掃除する
まずは、ほうきや雑巾を使って、室外機本体を覆う外カバーの汚れやホコリを取り除きます。細かい砂ぼこりや泥汚れなどは、濡れ雑巾を使って拭き取りましょう。
次に、使い古しの歯ブラシを使って、室外機の裏面の汚れやホコリを取り除きます。室外機の裏面には熱交換器や吸気口など重要な部品があるため、破損しないよう注意しましょう。
ドレンホースに異物が詰まっていると、室内機からの排水が上手くいかずに異音が発生する可能性があります。ドレンホースクリーナーや割り箸などを使って、ホースの先端の詰まりを取り除いてください。
最後に、室外機周辺のゴミや雑草をきれいに清掃し、周囲に物を置かないようにしましょう。室外機の清掃は、1年に1〜2回程度、エアコンシーズン前後に行うのがおすすめです。
ただし、室外機の内部の汚れ、ホコリをすっきり取り除くためには分解清掃が必要なため、家庭内での清掃では限りがあります。室外機はかなりの重量があるため、清掃時に移動すると室外機の破損につながる可能性も考えられます。
そのため、エアコンの室外機清掃はプロにお任せするのがおすすめです。業者への依頼は有償ですが、自分では手が届かない室外機内部を専用の洗剤や道具を使って安全に清掃してくれます。
室外機からの異音が気になる方はもちろん、室外機の清掃は自分ひとりでは難しいという場合には、ぜひプロへの依頼を検討してみてください。
室外機をしっかり固定して設置場所を安定させる
エアコン運転時、室外機のモーターが稼働すると振動が発生します。室外機を傾斜のある場所や不安定な場所に設置していると、その振動によってカタカタとした異音が生じる場合があります。
室外機の設置場所を確認し、不安定な場合は平面な場所に移動させるなど、適切に対処しましょう。また、室外機を乗せている土台が不安定な場合には、プラスチックブロックや専用の防振ゴム、ラックなどを使用して、土台を安定させてください。
さらに、室外機を設置するスペースが狭すぎると、稼働中に振動によって周囲にぶつかり、カタカタとした音が発生するケースもあります。メーカーが推奨する設置スペースを守り、十分なスペースを確保して設置しましょう。
室外機の周辺に物を整理する
室外機の異音を防ぐためにも、室外機周辺に物を置いていないかを確認しましょう。例えば、植木鉢やじょうろ、バケツなどが置かれていると、室外機が振動した際にぶつかり異音が発生する恐れがあります。
また、自転車や三輪車、ベビーカーなどを室外機の近くに置いている場合も注意が必要です。室外機の上に物を置いている場合も、別の場所へ移動させましょう。
室外機周辺に物を置いていると、異音だけでなく空気の循環が妨げられ、稼働効率が低下します。その結果、電気代が余計にかかったり、設定温度に達するまで時間がかかったりするため、室外機周辺には何も置かないようにするのがおすすめです。
さらに、地震や台風といった災害の影響により周囲の物が転倒し、室外機が破損する可能性も考えられます。これらのリスクを避けるためにも、定期的に室外機周辺をチェックし、周囲が片付いている状態を維持するよう心がけましょう。
エアコンの設定温度を調整する
室外機から「ブーン」という音がする場合は、エアコンの設定温度を調整してみてください。エアコンの室外機は、室内と室外の温度差が大きいと冷却ファンや圧縮機の稼働が増えるため、その分音が大きく聞こえます。
できるだけ、室外との温度差がないよう調整してみてください。ただし、あまりにも音が大きい場合や、音が改善されない場合は、故障の可能性もあるため、メーカーや購入した店に相談するようにしましょう。
ドレンホースから空気が逆流しないように対策する
ドレンホースに外気が入り込まないよう、対策するのもひとつの方法です。特に、エアコンからポコポコ・ポンポンといった水の音が聞こえる場合、ドレンホース内部で空気が逆流している可能性があります。
その場合、以下のような対策で改善される場合がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
・窓を開ける・換気扇を止める
・ドレンホース用の逆流弁を取り付ける
・ドレンホースを清掃する
屋外よりも部屋の気密性が高い場合、ドレンホースに外気が入り込む可能性があります。とくに、雨風が強い日に発生しやすくなります。その際は、窓を開けたり換気扇を止めたりして、部屋の気密を調整すると改善されることがあります。
また、ドレンホース用の逆流弁を取り付けるのも有効な対策です。逆流弁はドレンホースに取り付ける部品で、空気や雨水、ゴミ、ホコリなどの侵入を防ぎます。フラップ式タイプやバネ式タイプなど種類が豊富なため、使用目的に応じて選びましょう。
さらに、ドレンホースにゴミやホコリが溜まると、詰まりが原因で正常に排水できず、異音の原因となる場合も考えられます。定期的にドレンホース内部を清掃し、詰まらない状態を維持することも重要です。
室外機をうるさいまま放置しておくことによるリスク
「エアコンの室外機の音は、そのままにしておいても問題ない?」と、疑問に思うかもしれません。しかし、エアコンの室外機の音をそのままにしておくと、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
・エアコン本体への負担が増大し、故障や不具合が生じる
・高負荷な状態により電気代が増加する
・騒音による苦情や近隣とのトラブルの発生につながる
・部品の破損による火災や漏電などの二次被害 など
エアコンの室外機の異音は、正常な動作音の場合もあれば、異常が起きている場合もあります。
とくに、音が大きい場合には、室外機内部にゴミやホコリが詰まり、高負荷な状態になっている可能性があります。その結果、故障や不具合が生じたり、電気代が増加したりする原因となります。
また、室外機の部品の破損や劣化が原因で異音がしている場合も考えられます。故障状態で使用を続けると、雨水による漏電や発火のリスクが高まるため、非常に危険です。
いろいろ対処したものの、なかなか改善できない、異常なまでに音が大きい、金属音の音がするなどの場合は、速やかにメーカーや購入店舗へ点検を依頼しましょう。
室外機の音が大きいと、ご近所とのトラブルにつながる恐れもあります。これらを避けるためには、室外機の定期的なメンテナンスや清掃が重要です。異音が発生した場合は、速やかに原因を特定し、適切に対処するようにしましょう。
エアコンの新品への買い替え・修理の判断目安
エアコンの室外機が故障している場合、新品に買い替えるべきなのか、それとも修理するべきなのか迷う方も多いでしょう。エアコンの買い替えを検討する際の目安の一つ目は、購入してからの年数です。
一般的に、エアコンの寿命は約10年といわれています。その理由は、多くのエアコンの耐用年数が10年で、修理部材も販売終了から10年間しか保有されないためです。10年以上経過したエアコンの場合、修理用の部品が手に入らず、修理ができない可能性があります。
また、購入から5年以上経過しているエアコンで、修理費用が本体価格の50%以上の場合は、買い替えを検討した方が良いかもしれません。5年以上経過している場合、たとえ修理したとしても、他の部品が劣化し、寿命を迎えるリスクが高くなります。
これらの基準を参考に、エアコンを修理するか、買い替えを検討するか判断してみてください。
エアコンを買い替える前にプロに室外機清掃を依頼するのがおすすめ
エアコンの室外機は清掃したことがないという方も、多いのではないでしょうか。室外機は屋外に設置されているため、雨風にさらされている状態です。エアコン内部に、砂ボコリやゴミなどが蓄積されると異音がする場合があるため、定期的に清掃する必要があります。
ただし、家庭内での清掃だけでは室外機内部の清掃は難しく、汚れがしっかり取り除けていない可能性が高いです。
そのため、エアコンの音対策には、プロの業者に依頼し、室外機の内部をしっかり清掃することをおすすめします。
エアコン清掃をどこに頼んだらいいのかわからないという場合には、創業20年以上、累計250万件以上の実績を持つ家事代行・ハウスクリーニングの「ベアーズ」に任せてみてはいかがでしょうか。
ベアーズでは、専門スタッフが専用の洗剤と道具を使って、エアコン内部に溜まった汚れを徹底的に除去します。オプションで室外機の清掃も行っているため、エアコンからの異音に悩んでいる方はぜひ試してみてください。
エアコン室外機がうるさい時によくある質問
以下では、エアコンの室外機がうるさい時によくある質問をまとめています。
・室外機の音を静かにする方法・治し方は?
・ベランダの室外機がうるさい。眠れない時は?
それぞれを、詳しく見てみましょう。
室外機の音を静かにする方法・治し方は?
室外機の音を静かにする方法・治し方は、以下を参考にしてください。
【防振対策】
・防振ゴムの使用:室外機と床の間に取り付ける部品。室外機の振動や揺れを軽減し、振動音を抑制する。
・土台の固定(プラスチックブロックの設置):室外機の下にプラスチックブロックを設置することで、安定性が向上し、振動音をさらに軽減できる。
【設置場所の調整】
・設置スペースを十分に確保する:室外機は、壁から5cm以上、左右10cm以上、前面20cm以上のスペースに設置する。
・室外機周辺の整理:室外機周辺に物を置かず、十分なスペースを確保する。
【定期的なメンテナンス】
・室外機の清掃:室外機内部に蓄積されたゴミやホコリなどの異物をしっかり取り除く。
・ドレンホースの清掃:ドレンホース内部を清掃し、ホース内のゴミやホコリなどの詰まりを解消し、正常に排水できる状態を保つ。
【その他の対策方法】
・エアコンの設定温度の調整:室外と室内の温度差が大きくならないよう、エアコンの設定温度を調整する。
・専門業者へのエアコンクリーニングの依頼:自力で清掃できない室外機内部の清掃を専門業者に依頼する
ベランダの室外機がうるさい。眠れない時は?
マンションやアパートのベランダに設置された室外機が、音や振動でうるさく感じられる場合があります。これは、ベランダやバルコニーが金属製の壁やコンクリートの床に囲まれているため、室外機のわずかな振動音や作動音が反響し、大きく聞こえることが主な原因です。
さらに、室外機がしっかり固定されていない場合や、ベランダの狭いスペースにより室外機が壁に接触している場合、振動がベランダの壁や床を通じて室内にまで伝わる可能性があります。
このような場合には、室外機からの音や振動を軽減する対策を講じることが重要です。具体的には、防振ゴムを室外機と設置台の間に敷く方法が効果的です。また、防音シートを取り付けると音の抑止につながるので、ぜひ試してみてください。
今すぐにベランダの室外機の音を止めたい場合は、エアコンの設定温度を調整してみましょう。屋外と室内の温度差が大きいと、エアコンがフル稼働し、室外機のモーター音が大きくなる可能性があります。
また、エアコンの加湿機能やお掃除機能、除湿機能などが作動している場合も音が響く原因となることがあります。これらの機能を一時的に停止させて、音が消えるかどうかを確認してみてください。
室外機の騒音は単に不快なだけでなく、睡眠に悪影響を及ぼすことがあります。例えば、35デシベル以上の騒音が続くと、入眠しづらくなったり、夜中に目が覚めたりすることがあります。長期間これが続くと、自律神経のバランスが崩れ、疲労感やストレスを感じることが増える可能性もあります。そのため、室外機の騒音問題は放置せず、なるべく早く対処するようにしましょう。
まとめ
ここまで、エアコンの室外機の音がうるさい場合の原因、対処法について解説しました。エアコンの室外機がうるさい主な原因には、設置場所の不安定さや室外機内部の汚れがあげられます。
また、周囲に物が置かれている場合、それらが室外機と接触して音が発生する可能性もあります。まずは室外機のメンテナンスを行い、設置方法や周囲の状況を確認することが重要です。
さらに、室外機から金属音や大きな音がするときは、部品の劣化や故障が原因の可能性があります。これらの問題を放置すると、漏電や発火などのリスクが高まるため、メーカーや購入店舗に相談し、速やかに対処するようにしましょう。
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