伝統的で風情ある日本ならではの「お正月遊び」には何がある?

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昔ながらのお正月の遊びといえば何を思い浮かべますか?かるたや百人一首、羽子板(羽根つき)、凧あげ、双六などの中には、古き良き要素を残しながらも現代的な進化を遂げているものもあります。歴史や由来、遊び方の基本を知って、家族や親族みんなで一緒に楽しみませんか?

定番の昔遊びには何がある?

日本で昔から愛されてきた正月遊びには、いろいろなものがあります。

凧あげ

正月遊びの定番といえば、やはり「凧あげ」ではないでしょうか。
正月に凧あげをするようになったのは、願いを込めた凧を天に向かってあげることでゲンを担ぐため、江戸時代に立春(旧暦の新年)を祝って空(上)を向くため、など様々な説があります。

凧あげは現代人にも親しまれている遊びで、凧あげ大会が開催されている地域も多くあります。また、昔は手作りするのが一般的であった凧も、100円ショップなどで安価に購入できるようになったり、持ち運びしやすいコンパクトサイズの凧が販売されたりしているようです。

百人一首・かるた

百人一首やかるたは、子どもや若者たちを中心に親しまれてきた遊びです。和歌やことわざが描かれている百人一首・かるたを使って遊ぶことは、子どもたちの教育にも役立っていたようです。
近年は「ツンデレ百人一首」や「キャラクターかるた」など、ユニークな商品が数多く販売されています。

羽子板(羽根つき)

羽子板(羽根つき)も、昔から行われてきた正月遊びのひとつです。
羽根つきに使う羽の根元部分についている黒い玉のことを「無患子(むくろじ)」と呼ぶのですが、昔の人はこれを使って正月に遊ぶことで、「子どもが病気にならないように」とゲン担ぎをしたのではないか、と言われています。
ちなみに羽根つきではミスをすると顔に炭を塗られてしまいますが、これは本来「罰ゲーム」としてではなく「魔除けのおまじない」として行われていたのだとか。

近年は羽根つきをスポーツとして捉え、羽根つき大会が開催されている地域もあります。
また羽子板の中には、美しい装飾が施された観賞用のものも多くあるのですが、これについては正月事始めの日である12月13日あたりから飾り、どんと焼き(正月飾りなどを焼く行事)が行われる1月15日にしまうといいでしょう。

コマ回し

昔の正月遊びであり、現代でも多くの人々に親しまれているコマ回し。
コマ回しについては、「お金が回るように」という願いを込めゲン担ぎのために行われたという説や、縁日の余興として行われたのが始まりではないか、という説があります。

近年はLEDライト付きのものや人気アニメとタイアップしたものなど、いろいろな種類のコマがあり、日本独楽まわし普及協会主催の大会では様々な技が披露されています。

お正月遊びに+αで楽しみたいお出かけ先

お正月遊びは家でするのもいいですが、どこかにお出かけして楽しむのもいいものです。

全日本かるた協会主催の大会

社団法人全日本かるた協会が主催する百人一首大会・かるた大会では、情緒あふれる正月遊びを楽しめます。1月に開催される大会の中には、福岡県の太宰府天満宮を会場とするものもありますので、大会に参加したあと太宰府天満宮での観光を楽しむ、というのもおすすめです。
社団法人全日本かるた協会

新年こども羽根つき大会(東京都中央区)

東京都中央区では、昭和32年より毎年、新年こども羽根つき大会が開催されています。
子どもたちが繰り広げる本気の戦いは、参加している本人はもちろん応援席にいる保護者の方も存分に楽しめると評判のようです。
中央区ホームページ

シンプル凧づくり(こどもの国)

神奈川県横浜市にある「こどもの国」では、毎年1月に「シンプル凧づくり」というイベントが開催されています。
このイベントでは自分で作った凧を空高く飛ばすことができますので、親子で参加してみてはいかがでしょうか。
こどもの国

まとめ:お正月は昔遊びを楽しんでみよう

お正月を迎えるにあたっては、大掃除やおせちの準備など気が重くなるようなことも沢山あります。毎日忙しくしていると、お正月を楽しむことをついつい忘れてしまいがちですよね。
そんなときは家事代行サービスを利用して負担を軽減すると、時間と心に余裕が生まれてくるかと思います。
家族との大切な時間を日本ならではの正月遊びをしながら楽しく過ごしてみませんか?

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