着物をリメイクする方法6選!和服をオシャレにリサイクルしよう

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もう着る機会はないけれど処分する決心もなかなかできず、タンスにしまいこんだままの着物をお持ちではありませんか? いくら着ないからといっても、昔愛用していた和服や家族から譲ってもらった思い出の着物を捨ててしまうのはもったいなくて、なかなか処分する気にはなれないものです。

そこで、着物ならではの素敵な柄や質感を活かして、さまざまなものにリメイクしてみましょう。この記事では着物をリフォームして再利用するアイデアを紹介します。

着物をリメイクするには手作りかセミオーダーがある

もう着ない着物をリメイクする場合の手段は手作りとセミオーダーの2つです。手作りにもセミオーダーにもそれぞれのメリットとデメリットがあります。ここでは、それぞれを踏まえて、どちらの手段が自分に合っているかを考えてみましょう。

手作りのメリット・デメリット

着物を手作りでリメイクするメリットは、細かいところまで自分の好みにこだわって作れることです。着物のどの部分をリメイクに活用するか、リメイクする物の形、サイズなどを自由に選べます。部分的に生地の劣化や汚れ、虫食いによる穴などがある着物を使う場合も、リメイクに使える部分を自分で見分けることもできるので、無駄になりません。また、セミオーダーするより費用を安く上げられる点もメリットです。

デメリットとしては、手作りで着物をリメイクする場合、着物を扱う知識・経験が欠かせません。古い着物の生地は劣化している場合があるため、リメイクに耐える状態かどうかを見分ける必要があります。また、自分で着物をほどき、洗ってしわを伸ばし、型を取って裁断、縫い上げるためには技術が必要です。そこまで自分でできたとしても、素人の手作りによるリメイクは一般的に、プロの行うセミオーダーよりも耐久性において劣ります。

セミオーダーのメリット・デメリット

プロによるセミオーダーで着物をリメイクするメリットは、高いクオリティが期待できることです。着物がリメイクに使える状態どうかのチェックから、着物にしみついた防虫剤のにおいなどを取るために空気にさらす工程、洗い張り(あるいは水通し・陰干し)、しわ伸ばし、裁断、縫製までをプロに任せることができます。また、正しい工程を経てリメイクされた着物は素人のリメイクよりも耐久性が高いため、長く愛用できる品に仕上げてもらえる点もメリットです。

セミオーダーのデメリットとしては、手数料がかかることが挙げられます。たとえば、着物をセミオーダーでワンピースにリメイクする場合の手数料は、形の複雑さなどに応じて10,000~70,000円くらいが目安です。また、依頼してから完成するまで数カ月かかるケースもあります。

このようにデメリットはあるものの、思い出のある大切な着物をハイクオリティで仕上げてもらい、長きにわたって楽しみたいという人にはセミオーダーがおすすめです。

着物をリメイクするアイデア

着物をリメイクするなら、服はもちろん、毎日使えるような雑貨もおすすめです。ここでは、着物を日常的に使える服や雑貨にリメイクする具体的なアイデアを5つ紹介します。

ワンピースにする

着物をリメイクしてワンピースにするメリットは、年齢を問わずに長く着られる風合いなので、ウエストをゴムで調整できるように作っておけば体型が変わっても長く着られることお気に入りの生地を洋服として身に纏えることです。

着物ワンピースにはいくつかのパターンがありますが、Tシャツを型紙代わりにするなど、比較的シンプルで簡単な作り方もあります。ワンピースだけではなく、スカートやブラウスにリメイクすることもできます。大切な着物をふだんから気軽に身に付けやすい服にリメイクしたい人におすすめです。

シュシュにする

着物リメイクでシュシュやポニーなどヘアアクセサリーを作ることもできます。1枚の着物からたくさんのヘアアクセサリーを作れるので、自分で使いきれない分は友達に配ったり、フリーマーケットに出したりすることもできます。

着物地ならではの風合いや和風のデザインを活かして高級感のあるヘアアクセサリーを作ってみたい人や小さな端切れも大切に活用したい人におすすめの着物リメイクです。

ポーチにする

着物や帯をリメイクしてポーチにすることも可能です。着物ポーチのメリットは、比較的シンプルな工程で作れること古い着物の傷んでいない部分を有効活用して作れることなどです。着物地や帯の柄や質感は独特なので、それをうまく使えば、更衣室や職場などで仲間の目を引き付けるオシャレな小物になります。

思い出深い着物を使用頻度の高い雑貨にして毎日手に取りたい人や、人に見せて話題にしたい人、手芸の初心者などにおすすめの着物リメイクです。

スマホケースにする

着物リメイクでスマホケースも作れます。着物スマホケースのメリットは手先が器用でない人や裁縫に不慣れな人でも簡単に作れることです。型紙も必要ありません。100円ショップなどで売っているプラスチック製のスマホケースとボンドを用意して着物の端切れを貼り付けるだけで、オリジナルデザインのスマホケースが出来上がります。

お気に入りの着物をいつも手元に置いて愛用したい人や小さな端切れも大切に活用したい人、Instagram映えするハンドメイドを作ってみたい人におすすめの着物リメイクです。

トートバッグにする

着物の生地はしっかりとしているので、トートバッグや手提げバッグなどにリメイクできます。着物トートバッグのメリットは異なるデザインの着物生地をパッチワークして無駄なく使えることです。生地の組み合わせによってオシャレなデザインにも、かっこいいデザインにもなります。バッグは年齢性別を問わず誰でも使うものなので、男性や子どもも着物リメイク雑貨を活用できることもメリットです。

家族から譲り受けた思い出の着物を家族みんなで愛用できる雑貨にリメイクしたい人におすすめです。

世界にひとつだけのリメイク日傘はいかが?

もう着ない着物を処分しようと思っても、着物の買取相場が予想よりも安くて、がっかりしてしまうケースも少なくありません。納得できないまま手離すよりは、着物の価値や魅力を活かせるリメイクをしてみてはいかがでしょうか。おすすめのリメイクは日傘です。着物を日傘にリメイクするメリットやおすすめの人、日傘にリメイクする方法を以下で説明します。

着物を日傘にリメイクするメリット

着物を日傘にリメイクすれば、世界にひとつしかないオシャレな日傘になります。着物の生地には人の目を引き付ける柄や色、風合いがあるため、着物リメイク日傘を持つことで高い美意識を表現することもできるのです。着物から作った日傘なら和装にも合わせやすいですし、プロにリメイクを依頼すればUV加工・撥水加工もできるので、日差しが強い日や突然の雨のときなどに重宝します。

また、思い出の詰まった着物を気軽に愛用できる実用品として手元に置けることも日傘リメイクのメリットです。1枚の着物から2本の日傘を作れるので、家族などの形見分けの方法として日傘にリメイクすることもできます。実用性が高いだけでなく、室内にディスプレイし、インテリアの一部として楽しむのもおすすめです。

リメイク日傘はこんな人におすすめ

リメイク日傘は、大切な着物のデザインをしっかりと活かせる方法を探している人や、着物を使って自分だけの個性的なファッションアイテムを作りたい人におすすめです。また、着物を日常的に着ないライフスタイルを送りながらも思い出深い着物を別の形で手元に置いておきたい人は、日傘のような実用品にリメイクするのがよいでしょう。着物だけでなく浴衣も日傘にリメイクすることができます。

ベアーズならオシャレなリメイク日傘をオーダーできる

家事代行のベアーズが提供するサービス「暮らしサポート」には「日傘リメイクプラン」があり、世界でひとつだけのオリジナル日傘にリメイクできます。かけがえのない着物へのこだわりを伝えられるオーダーメイドを依頼できるため、安心です。日傘とお揃いの収納袋作成もプラン料金に含まれています。

「日傘リメイクプラン」には持ち手が白木タイプの「スタンダードプラン」と持ち手がバンブータイプの「ハイクラスプラン」があります。「ハイクラスプラン」では「銀骨」と「黒骨」から好みの色を選択可能です。どちらのプランも傘の軸は強度の高い「けやき」、石突きは丈夫な金属を使用しています。

料金プランは次の4種類です。
※2022年9月現在(いずれも解き代・送料込み・税込価格)

オーダー日傘 スタンダード:制作費用32,380円
オーダー日傘 ハイクラス :制作費用34,580円
ひとつ紋日傘 スタンダード:制作費用41,180円
ひとつ紋日傘 ハイクラス :制作費用 43,380円

【参考】日傘リメイクプラン/株式会社ベアーズ

まとめ

大切な思い出が詰まった着物だけど「もう着る機会がない」という場合、処分や買取をしてもらう方法もあるものの、なかなか決心しにくいことがよくあります。そこで、着物を洋服や雑貨、ファッションアイテムなどにリサイクルして、長く手元に置いておくという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。素敵な手触りや風合い、柄を持つ着物だからこそ活かせるリメイクを、ぜひ、楽しんでみてください。

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