パパが子どもの「寝かしつけ」をできないときの裏技8選
出産・子育て
更新日:2023.06.26

子どもの寝かしつけをしている間は他のことができないので、「パパに寝かしつけをお任せできたら、もっと楽になるのに」と思うママは多くいます。しかし『ママスタジアム』(URL:http://mamastar.jp/) の『ママリサ〜いまどきママリサーチ』の調査によると、約50%のパパしか寝かしつけができないという結果が出ているのです。
今回は、寝かしつけにまつわるパパのよくある失敗エピソードや、パパに寝かしつけてもらうための裏技をご紹介します。
目次
パパの寝かしつけ失敗エピソード
まずは、よくある「パパの寝かしつけ失敗エピソード」を4つ、ご紹介します。「うちの旦那(パパ)も同じ!」と共感する方も多いのではないでしょうか。
子どもより先に寝てしまう
子どもの寝かしつけを引き受けてくれた夫。子どもと一緒に布団に入って絵本の読み聞かせなどをしてくれている様子に安心し、しばらくしてから部屋を覗いてみると、子どもより先に寝息を立てていた、というエピソードは、どこの家庭でもあるようです。
パパの場合、「家に帰ってきた」という解放感からオフモードになってしまい、寝落ちしやすくなるのかもしれません。体温の高い子どもと寄り添っていると眠気を誘われるという理由もあるでしょう。しかし、妻の場合は「寝かしつけの後も残った家事を片付けなければいけない」という気持ちの張りによるオンモードが続いています。ですから、子どもを寝かしつけながら「このまま一緒に眠ってしまおうか」と思っても、実際には眠れないことが多いのです。
赤ちゃんを布団に置いたら大泣き
男性は腕力があるため、赤ちゃんを抱きあげて歩き回ったり、軽く揺すったりして眠らせるのが上手な場合もあります。しかし、パパの腕の中で眠った赤ちゃんを布団に置いたら、その瞬間に目覚めて大泣きする、というのも、よくある話です。パパとしては、「眠っていたのに、どうして起きてしまうの?」と困ってしまうでしょう。
一節によると、赤ちゃんは温度差に敏感なため、温かい腕の中から冷たい布団に置かれると不快感で目を覚まして泣いてしまうのだそうです。そういった失敗を防ぐ方法としては、布団ごと腕に抱いて寝かしつけるというテクニックもあります。ママがそれをするのは体力的に大変かもしれませんが、パパなら楽々とやってのけるのではないでしょうか。
パパは諦めるのが早い
パパの中には、子どもの扱い方について自信が持てない方もいるようです。また、男性はプライドの高い人も多いため、失敗を恐れるあまりに自分ができないことを避けたがる傾向が女性よりも強い、なんて一説も。
「妻の負担を軽くしてあげたい」「良い父親として役割を果たしたい」と思って、育児に挑戦するパパは、決して少なくありません。寝かしつけにしても、自分に見守られてスヤスヤと眠るわが子を眺める喜びを予想していたことでしょう。
しかし、子どもはなかなか眠ってくれないものです。逆に大泣きしてしまう場合も。すると、パパは「やはり、俺が子どもをうまく寝かしつけることはできないのか」と感じて、早々に心が折れてしまいます。すぐに諦めてしまうのは、「時間をかけて努力しても成功しなかったらプライドが傷つく」という不安があるからです。
パパの多くは、ママが長い時間を費やして子どもを寝かしつけていることを知りません。すぐにギブアップしてしまうパパに対しては、「私が寝かしつけるときも苦労している」と伝えてみましょう。
子どもが「ママがいい!」と言う
妊娠中から子どもとずっと一緒にいるママと違い、外で仕事をしているパパは子どもとの接触がどうしても少なくなってしまいます。そのせいで、子どもがパパに対して絶対的な安心感を持つことができなかったり、パパになついていなかったりすることも珍しくありません。
その場合、パパが子どもを寝かしつけようとしても、「ママがいい」と言われて大泣きしてしまうことがよくあります。すると、「子どもの言うことだから」「ママと一緒にいる時間が長いから、しかたない」と頭ではわかっていても、パパの心はやはり、傷ついてしまうのです。そして、寝かしつけの努力を続ける意欲を早々になくしてしまい、あきらめて戻ってきてしまいます。
パパでも寝かしつけができる裏技

パパが「自分は子どもを寝かしつけることもできない」と思って育児に対する自信を喪失すると、寝かしつけ以外の子育てに対しても消極的になりかねません。ここでは、パパ(夫)や寝かしつけが苦手なママでもできる裏技を8つ、ご紹介します。
子どもと手をつなぐ
子どもは「守られている」という安心感で心が満たされると、眠ってくれることがあります。そこで、子どもと手をつないで、一緒に横になるという寝かしつけ方法を試してみましょう。手のスキンシップは感情が伝わりやすく、信頼関係を築くはたらきをしてくれます。
また、手から伝わる温もりに安心して、子どもが眠りに入ってくれることも期待できるのです。ただし、パパも眠くなりやすいシチュエーションのため、子どもより先にパパが眠ってしまわないように注意しましょう。
パパを「寝かしつけ担当」にする
子どもがスムーズに寝つくためには、安心できると感じられることが必要です。そこで、パパと子どもが触れ合う時間や頻度を増やし、「パパと一緒にいると、ほっとできる」という親子関係を築かなければなりません。
パパを「寝かしつけ担当」にして、毎晩、パパと子どもが2人で過ごす時間を作ってみましょう。それによって、親子の信頼関係が徐々にできていきます。「寝るときはパパがいてくれる」という習慣ができれば、子どもも寝入りやすくなるでしょう。
最初からうまくいくとは限りませんが、「相手との接触回数を増やさないと信頼してもらえないのは、仕事でも子育てでも同じ」と説得すれば、パパも「なるほど」と思うのではないでしょうか。
ティッシュで赤ちゃんの顔を撫でる
赤ちゃんの寝かしつけに苦労している親は世界共通で、さまざまな「寝かしつけテクニック」がSNSなどでシェアされています。効果があるかどうかには個人差がありますが、一度は試してみる価値があるのではないでしょうか。
たとえば、一枚のティッシュをつまんで赤ちゃんの顔に軽くかぶせ、上から下に向かって軽くなでるように動かすという方法があります。最初はきょとんとしていた赤ちゃんが、くりかえしてなで続けるうちに、だんだんとまぶたが重くなって眠ってしまうという動画が公開されています。ティッシュの感触が気持ちいいのか、ティッシュが動くときに目をつぶることで眠りに入りやすくなるのかは不明です。
赤ちゃんのパジャマと日中着を区別する
頻繁に寝起きを繰り返す時期には、決まったパジャマを使用せず、お風呂やオムツ替えのタイミングでの着替えだけを行うこともよくあります。
ただし、首がすわり、着替えがしやすくなってきたら、日中の服とパジャマを区別してみるのもおすすめ。赤ちゃんにとって、着替えは体をたくさん動かすことがパパやママとの触れ合いの機会となりますので、寝る前の合図として認識しやすいでしょう。
たとえば、夕方早い時間におふろに入る場合は、夜の就寝前に再びパジャマに着替えるなど、パジャマへの着替えを入眠のスイッチとして取り入れることも有効です。このような工夫をすることで、赤ちゃんに寝る準備の時間をあたえることができます。
おんぶや抱っこして歩きまわる
寝かしつけの方法をいろいろ試しても、なかなか寝付かないこともあるでしょう。そんな時は、おんぶや抱っこをして歩き回りながら寝かしつけてあげるのも効果的です。
歩きまわる際には、ランダムに場所を変えるのではなく、特定のコースを決めてゆっくりと歩くことが大切です。これにより、赤ちゃんが落ち着きやすくなり、スムーズに眠りにつけます。
ただし、いろいろな場所を歩き回ってしまうと、子供の好奇心が刺激されて逆に眠れなくなり、大泣きすることがあるので、注意が必要です。
また、抱っこしながらバランスボールに座ってリズムよくゆらす方法も試してみる価値があります。この方法は、赤ちゃんの寝つきを良くする効果がありますので、試してみると良いでしょう。この方法は力がいるので、パパがやると良いでしょう。
音楽を流す
赤ちゃんが快適に眠れるように、音楽を活用することも効果的です。
音楽の音量が大きすぎると、かえって赤ちゃんが目を覚ましたり大泣きしたりしてしまうことがあるため、音量はひかえめにしましょう。オルゴールの音や川や海の自然の音など、おだやかな音楽を流すと良いでしょう。
また、毎回異なる音楽を流すのではなく、できるだけ同じ音楽や似たような曲調の音楽を選ぶこともおすすめです。同じ音楽をくりかえし流すことで、赤ちゃんも「この音楽は寝る時間だ」と認識しやすくなりますので、寝かしつけがより簡単になるかもしれません。
添い寝して赤ちゃんの背中をトントン
赤ちゃんと一緒に寝る方法もあります。赤ちゃんのそばに横になって、やさしくお腹や背中をトントンとたたいたり、さすることで眠りに誘います。赤ちゃんはママのお腹の中で感じていた心音のリズムに触れると安心することが多いようです。
また、腕枕で眠る赤ちゃんや、ママやパパの手や腕をしっかり握って眠る赤ちゃんもいます。目と目の間を鼻筋に沿ってさすると、目を閉じてそのまま眠りにつくこともあります。寝かしつけの際には毎回同じ歌を歌ってあげると、赤ちゃんも眠りやすくなることがあります。赤ちゃんの様子を観察しながら、眠くなる方法を探っていきましょう。
赤ちゃんの寝室は真っ暗に
まずは就寝前の準備から始めましょう。赤ちゃんを寝かしつける1時間前までには、部屋の明るさを徐々に下げて、おだやかな環境を作りましょう。
寝室は基本的には暗くすることがおすすめです。ただ、見落としがちなのが天井の常夜灯です。赤ちゃんは強制注視といって、一度注視したものからなかなか目をはなさない特徴があるので、赤ちゃんが目を閉じない場合は、天井の常夜灯を見てしまっている可能性があります。できるだけ常夜灯を消し、低月齢の赤ちゃんで必要な明るさがある場合は、赤ちゃんの目に直接光が入らない床置きのナイトライトが便利です。
寝かしつけできないパパに頼みたいこと
あの手この手で子どもを寝かしつけようと試みたけれど、どうしてもできないというパパも少なくないでしょう。その場合は、寝かしつけの代わりに他の家事をしてもらうのも良い方法です。ここでは、寝かしつけ中にパパにお願いしたいことを3つ、ご紹介します。
寝かしつけ中の家事
ママが子どもを寝かしつけている間は、他の家事は当然、何もできないです。そこで、ママの代わりにパパに家事をしてもらうようにお願いしましょう。
夕食の後片付けや洗い物をする、洗濯物を取り込んで畳む、お風呂を洗ってお湯をためるなど、夜にする家事はたくさんあります。寝かしつけを終えたママの家事負担を減らしてほしい、早く眠れるようにしてほしい、と説明すれば、夫も協力してくれるのではないでしょうか。
また、音を立てずにできる家事・育児なら、何でもお願いすることが可能です。部屋の片付けや、幼稚園・保育園の連絡帳チェック、持ち物チェックなども、パパにお願いできるかもしれません。
寝かしつけ中に騒がしく帰宅しない
残業が多く帰宅が遅いパパの場合、子どもを寝かしつける時間と帰宅のタイミングが一致してしまう場合があります。すると、子どもがやっと眠りに入ったところでドアを開閉する音などをさせてしまい、子どもが目を覚まして大泣きしてしまうこともあるでしょう。時間をかけて寝かしつけたママにとって、徒労感を覚える瞬間です。
解決法としては、寝かしつける時間をパパに把握してもらい、その時間帯に帰宅するときはできるだけ物音を立てないように気をつけてもらうとよいでしょう。寝かしつけに入るときにLINEでパパに伝えておくようにすれば、夫がうっかり大声で「ただいま」と言ったりすることも防げます。
たまにはママの休日を作る
ママの育児・家事タスクは非常に多く、毎日の労働量はかなりのものです。ほとんど休めない生活が長く続くと、ママの心身に不調をきたすおそれもあります。たまには、一日ゆっくり過ごせる日を作ってもらうようにしましょう。
ママの休日を作る方法としては、まず、家事と育児をパパに見てもらうことです。実家の両親や義理の両親などが近くに住んでいれば、お願いしてもよいでしょう。
あるいは、家事代行サービスを呼んで家事をお任せすることもおすすめです。炊事・掃除・洗濯といった家事一般はもちろん、買い物や銀行・役所での手続きや庭木のお世話なども依頼できます。また、キッズ・ベビーシッターのサービスもあります。
【参考】家事代行サービス 初回お試しプラン/株式会社ベアーズ
【参考】家事代行サービス キッズ・ベビーシッター初回お試しプラン/株式会社ベアーズ
まとめ
今回は、パパが子どもを寝かしつけるときに失敗する理由や、寝かしつけのコツをご紹介しました。しかし、パパが寝かしつけようとしても、パパがいるうれしさで興奮して遊びたくなってしまい、なかなか寝てくれない子どももいます。パパによる寝かしつけが難しい場合は、代わりに他の家事を役割分担してもらって、夫婦で家事・育児の負担に偏りがないようにしましょう。
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