エアコンのつけっぱなしと都度消しはどちらの方が省エネ?

エアコン掃除

エアコンの電気代がかかりやすいシーズンは夏と冬。「エアコンをつけっぱなしにするのと、その都度つけたり消したりするのでは、どちらの方が省エネになるんだろう?」は毎年、話題になるテーマですよね。この記事ではその疑問に回答した上で、エアコンの電気代が高くなってしまう原因、エアコンの電気代を節約する方法などについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

エアコンの電気代を比較!つけっぱなしがお得

電力会社が行った実験によると、夏場の外気温が高い9時〜18時頃における冷房運転では、こまめにエアコンの電源を切るよりも、つけっぱなしにしたほうが電気代は安いという結果が出たそうです。冬の暖房では全ての時間帯において、こまめにエアコンの電源を切るよりもつけっぱなしにする方が電気代を抑えられたのだとか。

なぜなら、エアコンが最も多くの電力を消費するのは、外気温と室温の温度差が大きい運転開始直後だからです。設定温度に達した後の安定運転ではそれほど多くの電力を消費しないので、外気温と設定温度の差が大きい夏の日中に在宅する場合は、つけっぱなしのほうがお得になります。

ただし、次の場合は例外です。

・夏の夜と冬はこまめに消したほうがお得
・1時間以上の外出時はこまめに消したほうがお得

それぞれの理由について次で見ていきましょう。

夏の夜と冬はこまめに消したほうがお得

夏の冷房については、18時以降はこまめにエアコンを消したほうが電気代は安くなります。なぜなら、夏でも18時以降は外気温が下がって涼しくなるため室温との温度差が小さくなり、その分、冷房を起動する時の消費電力量も小さくなるからです。

また、冬で外気温が3℃以上あるときは、暖房をこまめに消すほうが消費電力量を抑えられ、お得になります。ただし、外気温が3℃を下回る場合は暖房を切ると室温がすぐに下がってしまうため、ずっと家にいる場合や短時間の外出であれば、つけっぱなしにするほうがお得です。

1時間以上の外出時はこまめに消したほうがお得

夏でも冬でも、1時間以上など長時間にわたる外出時には、エアコンをこまめに消したほうが節電になります。特に、仕事などで6時間〜7時間以上も家を空ける場合は、エアコンを切って出かけるのがおすすめです。

ただし、とても暑い日や寒い日などに限ってはエアコンを切ると室温がすぐに変化してしまって設定温度との差が大きくなるため、2時間程度の外出であればつけっぱなしのほうがお得になるかもしれません。

外出時にエアコンをつけっぱなしにするのとこまめに消すのとどちらがお得になるかは、エアコンの機種や部屋の間取りによっても異なるため、目安程度に考えてください。

エアコンの電気代が高くなる原因

そもそも、どうしてエアコンの電気代が高くなってしまうのかについて考えてみましょう。主な原因は次の2点です。

・外気との温度差が大きい
・汚れが溜まり、エアコンの効きが悪い

それぞれについて以下で解説します。

外気との温度差が大きい

上でも説明したように、エアコンが最も多くの電力を消費するのは、室内温度と設定温度の差が大きい運転開始時です。また、温度差が大きくなるほど消費電力も増え、電気代も高くなります。

ちなみに、快適に感じる設定温度と外気温の差が大きいのは夏よりも冬です。たとえば、夏で外気温が33℃の場合は室温を5℃だけ下げれば28℃になりますが、冬で外気温が3℃の場合、設定温度18℃にするためには室温を15℃も上げなければなりません。そのため、一般的に冷房よりも暖房のほうが電気代は高くなることが多いです。

汚れが溜まり、エアコンの効きが悪い

エアコンの経年劣化やエアコン内部の汚れによって、エアコンが本来の効果を発揮できなくなっている場合もあります。たとえば、エアコン内部のフィルターがカビやホコリで目詰まりして通気性が悪化すると、温度調整された空気を効率的に排出できないため設定温度に達するまで余計な時間がかかってしまい、その分、電気代も上がってしまうのです。そのため、エアコン内部に汚れが溜まらないように、定期的なお手入れが必要になります。

エアコンの電気代を節約する方法

さまざまな工夫をすれば、エアコンの電気代を節約できます。具体的な方法は次の4つです。

・設定温度を調整する
・サーキュレーターと併用する
・風量を「自動」に設定する
・エアコンの内部を掃除する

それぞれについて以下で見ていきましょう。

設定温度を調整する

エアコンの設定温度を調整して外気温と設定温度の差を小さくすると、節電・節約が可能です。ちなみに、環境省によればエアコンの設定温度は夏28℃、冬20℃が推奨されています。

たとえば、外が暑い時は部屋をキンキンに冷やしたくなるかもしれませんが、そこを少しがまんして28℃に設定すれば、暑さが和らぎ、電気代も抑えられます。また、外が寒い時も室温を上げ過ぎないように意識して20℃に設定することで、寒さを感じにくくなり、節電にもなります。

サーキュレーターと併用する

サーキュレーターとエアコンを併用して室内の温度ムラを解消することにより、空調効果が上がります。そのため、設定温度を1℃変えても快適な室温にしやすく、電気代の節約に効果的です。

たとえば、夏にサーキュレーターを使えば、床に溜まった冷たい空気を効率よく室内に循環させることができます。また、冬にサーキュレーターを使えば、天井付近に溜まっている暖かい空気を室内に循環させることが可能です。

風量を「自動」に設定する

エアコンの風量を「自動」に設定すれば室温に応じて最適な風量になるため、余分な電力の消費を抑えることにつながります。

たとえば、風量設定を「小」にして運転を開始すると、設定温度に達するまで時間がかかってしまい、その分、電気代が上がってしまうのです。逆に、「強」に設定して運転を開始すると、設定温度に達してからも強風のまま運転を続けるため、余分な電力を消費することになります。ですから、エアコンの風量は最初から「自動」に設定しておきましょう。

エアコンの内部を掃除する

上でも述べたように、エアコンの内部が汚れていると空調効率が下がってしまいます。フィルターやフィン、送風ファンが汚れていると空気を吸い込む力や風量が低下し、設定温度に達するまでに時間がかかってしまうためです。そのため、エアコンの内部をしっかり掃除することが電気代の節約につながります。

ただし、エアコンは複雑な構造をした精密機械のため、フィルター以外を自分で掃除するのは難しいでしょう。そこで、定期的にプロのエアコンクリーニングを利用するのがおすすめです。

プロのエアコン掃除で電気代を節約しよう

家事代行のベアーズではエアコンクリーニングのサービスも提供しています。

ベアーズは累計サービス250万件を超える豊富な実績と高品質のサービスが特徴。しっかりと研修を受けたスタッフがエアコンの内部を徹底的に分解洗浄します。家庭では難しいカビ汚れやホコリまでしっかりと取り除くので、エアコンの効きもアップし、電気代の節約につながります。また、必要に応じて、室外機清掃やキレイな状態を長持ちさせるオプションなどの提案も可能です。

丁寧なカスタマー対応もベアーズの強み。サービス終了後の作業内容報告はもちろん、お客様の要望に応じて、日頃のメンテナンス方法などの説明も可能です。また、サービス終了後30分以内のフォローコールや手直し保証もあるため安心です。

【参考】エアコンクリーニング/株式会社ベアーズ

エアコンクリーニング体験の声

ベアーズのエアコンクリーニングを体験した人の声を1件、紹介します。

『去年の夏ににおいが気になって依頼しようと思ったのですが、ハイシーズンに突入していたようでどこも予約がいっぱいで、結局去年は行わず、今回オフシーズンで依頼させていただきました。汚れの具合もしっかり説明してくださり、丁寧に対応くださいました。真っ黒な汚水がでてきて、やってよかったという達成感があります。』

https://www.happy-bears.com/houseclean/aircon/yamanashi/minami-alps/20717/

このように、プロの技術によってエアコン内部の汚れをしっかりと落とすことができ、綺麗になったエアコンに達成感を得られたことがわかります。また、ハイシーズンは混みあうため、時間に余裕を持って早めに予約するのがおすすめです。

まとめ

エアコンをつけっぱなしにするのと、こまめに消すのでは、お得になる時間帯やシチュエーションが異なります。自宅ではどんな使い方をするとお得になるのか、考えてみましょう。また、エアコンの電気代を節約する方法を知っておけば、今よりもっと節電することができます。くわえて、定期的なエアコンクリーニングをプロに依頼すれば空調効果を高めることができるので、ベアーズのエアコンクリーニングをぜひお試しください。

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