換気扇の掃除にはエタノールが有効って本当?

換気扇掃除



普段は意識することのない換気扇の汚れ。

エタノールを使えば、ただの水で掃除するよりも、頑固な油汚れを落とすことが容易になるでしょう。

エタノールにはいくつか種類がありますが、換気扇の掃除には消毒用のものが向いているといわれています。

エタノールはアルコールの学名であり、消毒や殺菌効果が期待できる

まず、エタノールはアルコールと同じものです。

エタノールとアルコール、エチルアルコールなど様々な呼び方がありますが、実はどれも同じものを指しているのです。

アルコールと聞くと、お酒に入っている成分をイメージしがちですよね。

エタノールはアルコールの国際化学命名法の呼び名であるというだけです。

エタノールには油を溶かす性質があるため、油汚れが酷い換気扇の掃除を行うのに活用することができます。

また、殺菌や消毒などの効果も期待できますので、キッチン周りの掃除で幅広く使用できるのではないでしょうか。

もちろん、まな板や包丁などの調理器具や食器に使用しても問題はありません。

ただ、製品によって成分が異なるため、使用時には確認するようにしてください。

調理器具や食器に使用してもよいものかどうかは、「水で洗う必要がない」という記載があるかでも判断できます。

生ゴミの嫌なニオイを消臭する効果もあるといわれており、まさに主婦の味方のようなアイテムです。

換気扇の掃除をするのであれば、直接スプレーして吹きかけるタイプのものを選ぶと便利です。

エタノールは三種類あり、換気扇の掃除には消毒用エタノールが向いている


換気扇の掃除で用いるエタノールには、最も濃度の高い無水エタノール、次に濃度の高いエタノール、濃度が低めの消毒用エタノールの三種類が挙げられます。

また、エタノールは種類によってエタノール濃度に違いがあります。

無水エタノールのエタノール濃度は99.5%以上、エタノールは95.1~96.9%、消毒用エタノールは76.9~81.4%となっています。

一般的に、消毒や殺菌の効果が特に高いといわれているのが、エタノールの濃度が80%前後のものです。

ですから、換気扇の掃除をするのに適しているのは消毒用エタノールだと考えられます。

無水エタノールを水で薄めて使うことも可能です。

その場合、無水エタノール:水=8:2の割合で薄めるのが効果的です。

無水エタノールを濃度の濃いまま使用すると、殺菌・消毒効果が極めて低いといわれています。

しかし、実際どれくらい水を含ませればよいのか判断できないでしょうから、やはりはじめから消毒用エタノールを用意する方が手間も省けてよいと思います。

エタノールを使用する時は、火と換気に注意

エタノールは引火しやすいため、火の近くで使用することは避けた方が良いです。

キッチンの掃除で使用する場合も、コンロなどの火を消した状態にしましょう。

また、常に直射日光が当たるような場所に置いておくのも危険なので止めてください。

エタノールを使用して換気扇の掃除をする時は、必ず換気をしながら行うようにしましょう。

長時間密閉された空間でエタノールの空気を吸い込むと、気分を害する恐れがあるからです。

エタノール特有のニオイが苦手という方であれば、ハッカ油やラベンダー、柑橘系の精油を数滴混ぜて使えば、気にならなくなると思います。

エタノールは調理器具や食器に使用しても問題ないですが、直接口に入れるようなことは絶対にやめましょう。

(まとめ)換気扇の掃除にはエタノールが有効って本当?

  1. 換気扇の掃除には消毒用のエタノールが良いと言われています 換気扇の掃除で大変なのは、なんといっても頑固な油汚れ。 これを落とすためにエタノールを使うと、より効率よく作業が捗ると思われます。 また、家庭の掃除で使うのであれば、エタノールの中でも消毒用エタノールが適しているといわれています。
  2. エタノールはアルコールの学名であり、消毒や殺菌効果が期待できます エタノールはアルコール、エチルアルコールと同じものであり、油を溶かす性質を持っているため、換気扇の油汚れを落とすのに使用することができます。 殺菌や消毒の効果もあるといわれており、キッチン周りの掃除で幅広く活用するアイテムです。
  3. エタノールは三種類あり、換気扇の掃除には消毒用エタノールが向いています エタノールには無水エタノール、エタノール、消毒用エタノールの三種類があり、それぞれ濃度に違いがあります。 殺菌や消毒の効果が高まるのは濃度が80%前後のものだといわれているため、換気扇の掃除には、消毒用エタノールが適しているといえます。
  4. エタノールを使用する時は、火と換気に注意しましょう エタノール使用してキッチンの掃除をする場合、必ずコンロの火が付いていない状態で行いましょう。 長時間エタノールのニオイを嗅いでいると気分が悪くなることがあるため、換気にも気を使ってください。

Related -関連記事-

Pick Up -ピックアップ-

ページ上部へ戻る