電子レンジ庫内のガンコな汚れ掃除に、スプーンが大活躍!

お役立ち全般


電子レンジは、油汚れや食品や飲み物などのコゲがつきやすいもの。そのため、お掃除も手間がかかってしまいますよね。そんな電子レンジ特有の庫内の汚れを落とすのに有効なのが、重曹とスプーンを組み合わせたお掃除方法。自宅にあるもので簡単にできるので、要チェックです。

電子レンジの汚れを放置するのは危険!

電子レンジの掃除は面倒でつい後回しにしてしまいがちです。しかし、毎日の料理で使用することも多いので、知らないうちに汚れが蓄積しているかもしれません。料理をチンして温めるときに料理がこぼれたり、飛び散ったりすることで電子レンジ内は汚れてしまいます。それを放置してしまうとカビや菌の繁殖につながるので要注意です。

さらに最悪の場合、故障したり発火したりしてしまう危険性もあります。電子レンジは庫内にマイクロ波を発射し、料理の水分を振動させることで熱を発生させ、料理を温める仕組みです。そのため、電子レンジの中に水分を含む汚れがあると、料理と同じように熱を帯びて発火してしまう可能性があるのです。

また、汚れが溜まると料理が温まりにくくなり、電気代がかかる原因になります。定期的な掃除は電気代の削減にもつながるのです。

小回りの利くスプーンと、安全な重曹を掛け合わせる

「重曹」は、非常に優れた掃除アイテムです。比較的安価であるうえ、食用としても使われるものですから、安全性が高いというメリットもあります。このことから、「口に入るもの」を扱うキッチン周辺、電子レンジの掃除によく使われます。

この重曹を使って掃除していくときは、小回りの利くスプーンが活用します。
重曹を水に溶かして掃除をするときは、重曹15グラムに対して水200ミリリットルが目安です。ただ、毎回きちんとグラム単位で計るのは面倒なものですよね。そういうときは、計量スプーン大さじ1杯を目安にするとよいでしょう。

「このスプーンは、重曹専用」と決めて重曹の袋の中に入れてしまっていてもいいですし、ほかの掃除アイテムや洗剤の計量にも使う、としていてもいいでしょう。
ただし、重曹は安全なものであるとはいえ、食用に使うスプーンは使わない方がいいと思われます。食用の計量スプーンと重曹(やほかの洗剤)を計るためのスプーンは違うものを用意しましょう。

また、その際は近くに置いておいても「どっちが食用でどっちが洗剤用だっけ?」とならずに済むように、まったく異なる素材のものを用意したり、目印をつけたりするとよいでしょう。

続いて、電子レンジの掃除について見ていきましょう。
上記のように、大さじ1杯の重曹を水200ミリリットルで溶かしたものを、耐熱容器に入れて電子レンジで4分ほど加熱します。
こうすることで、重曹を含んだ水蒸気が庫内を満たしてくれます。

このあとは、すぐに電子レンジを開けるのではなく、30分程度そのままにしておきます。汚れを浮き上がらせるためです。

その後で電子レンジの中をきれいに塗れ雑巾で拭きあげます。
ただ、これだけでは、庫内の隅に溜まっている汚れや、ガンコな汚れはなかなか落とすことができないもの。
そんなときに利用できるのが、スプーンです!(使わなくなったものでOK)
スプーンに布、たとえばもう着なくなったTシャツなどを小さく切ってはぎれにしたものを巻き付けてください。
スプーンはもともと「握ること」を前提としている道具であるため、よく手にフィットします。
この布を巻いたスプーン=「Tシャツスプーン(と呼びましょう)」の先端を使って、電子レンジの隅々まで掃除していくのです。

もちろん、つまようじなども細かいところの汚れをとることには役立ってくれますが、少し力を入れると折れてしまうもの。
その点、スプーンならばある程度力を入れても折れることはありませんね。
ガンコな汚れもとりやすいことでしょう。

最後に、濡れていない乾燥したタオルで拭きあげます。
電子レンジで加熱して行う掃除です。
重曹を入れる容器は、必ず電子レンジ対応のものを選んでください。
【注意】※誤ってスプーンを電子レンジの中にいれたまま加熱しないようにご注意ください。

におい対策にはセスキ炭酸ソーダもおすすめ

重曹以外でおすすめなのがセスキ炭酸ソーダです。セスキ炭酸ソーダは重曹と成分がよく似ていて、同じように食品を扱う電子レンジの掃除にピッタリです。

セスキ炭酸ソーダは汚れを落とすのはもちろん、におい対策にも効果を発揮します。電子レンジを開けたときにフワっと漂う嫌なにおいは、セスキ炭酸ソーダで除去しましょう。

手順は重曹を使った掃除方法とほとんど同じです。スプーン1杯ほどのセスキ炭酸ソーダを250ミリリットルの水に溶かします。このセスキ炭酸ソーダ水を電子レンジに入れて4分ほど加熱します。加熱後にすぐ掃除をはじめても大丈夫ですが、重曹と同じように扉を開けずに15〜30分ほどそのままにしておくと汚れが落ちやすくなります。

最後にセスキ炭酸ソーダを含んだ蒸気で充満した電子レンジの中を拭き掃除したら、におい取りは完了です。

食材の飛び散りにはクレンザーと中性洗剤

料理を温めるときに誤って破裂させてしまったことがある人も多いのではないでしょうか。そんなときに活躍するのがクリームクレンザーと中性洗剤です。

手順としては、まずターンテーブルを取り外し、底面にクリームクレンザーを塗布します。その上からラップを被せ空気を抜きましょう。ラップの上からクレンザーを馴染ませ放置します。

その間に、中性洗剤を使って天井や側面を拭いていきましょう。中性洗剤を水で薄めて雑巾を浸します。硬く絞った雑巾で天井や側面を拭いていきます。このとき、扉の内外の拭き掃除も忘れずに。

拭き掃除が終わったら、いよいよラップを外します。外したラップを丸めてクレンザーごと汚れを拭き取っていきます。最後に水拭きと乾拭きをして仕上げましょう。

レモンで電子レンジの汚れを落とす

「レモンを使って汚れを落とす」という方法もよくとられます。

これはとても簡単で、レモンの皮やレモンの身を使って行う方法です。
電子レンジにこれらを入れて加熱して拭きあげるだけで、電子レンジの庫内がキレイになるというスグレモノです。

そのやり方はとてもシンプルです。
レモンを2分の1にカットして、電子レンジで2分ほど温めるだけ。軽微な汚れはこれでスッキリさせることができます。
また、焦げ付きが比較的ひどい部分については、レモンの皮をこすりつけるようにすることで解消することができます。その後に濡れ雑巾でしっかりとこすると、キレイにとることができるでしょう。

レモンに含まれている「リモネン」が働いてくれるためこのような掃除効果が得られると考えられています。
「リモネン」はその名前から、「レモンにだけ含まれているもの」と思われてしまいがちですが、実はミカンなどのかんきつ類全般にも含まれています。そのため、「レモンは家にはないけど、オレンジやミカンは常備している」という人の場合は、これを利用するのもよいでしょう。

ただこの方法は、「ひどすぎる汚れだと効果がないのでは?」などの声もあります。そのため、どちらかというと、軽微な汚れ向きでしょう。もっとも、レモンにしろミカンにしろ、これらは純然たる「食べ物」。掃除に使うものとして、これ以上に安全なものもなかなかありませんね。

酢も電子レンジ掃除に使える!

「酸っぱいもの繋がり」でもう1つ、「酢」を使った掃除方法を紹介しましょう。
ここでも、スプーンが活躍してくれます。もっともこの場合は、掃除用のスプーンではなく食用のスプーンを使ってもよいでしょう。

酢を30ミリリットル(大さじ2杯)に対して、水は120ミリリットルほど用意します。
これも重曹水と同じように、耐熱容器にまとめて入れます。

それを電子レンジで2分半ほど加熱します。重曹の場合は30分程度置きましたが、酢水の場合は45分ほど放置しましょう。

そのあとで電子レンジを開けて、中を拭いていきます。また、「汚れが特別にひどいな」という場合は、少し長めに加熱するとよいでしょう。
この方法も、重曹を使った方法と同じく、「汚れを浮き立たせて掃除する」というものです。

このように、電子レンジの庫内の掃除方法はたくさんあります。
しかしながら、やはり手間がかかるものであることは事実。特に汚れがひどい場合はなかなか落としきれないこともあるかもしれません。

そんな人におすすめなのが、ハウスクリーニングや家事代行といったサービスです。
これらは単純に「家事にかかる時間」をカットできるだけでなく、ハウスクリーニングの場合はプロの技術や機材、洗剤で、ガンコな汚れまでをもキレイに落としてくれます。電子レンジだけでなく、換気扇やガスコンロもまとめて掃除してもらうのもよいですね。

ちなみに中には、「電子レンジの掃除を徹底的に行う」というプランを設けているところもあります。
専用の道具や機材を使って掃除してくれるクリーニングもあれば、家庭にある道具を使って家政婦さんとして掃除してくれるサービスもあり、バリエーションに富んでいます。

庫内の焦げつきには歯磨き粉

研磨剤効果のある歯磨き粉は、電子レンジ内の焦げつきにも効果的です。古くなった歯ブラシに歯磨き粉をつけて焦げつきを擦り落としていきましょう。歯磨き粉は口に入れるものなので、食品を扱う電子レンジに使用するときも安心です。

さらに、歯磨き粉にはミントの香料が含まれているため、焦げつきをキレイにするとともに、におい消し効果も期待できる優れものです。ミントには消臭効果があり、電子レンジについた嫌なにおいもスッキリとさせてくれます。歯磨き粉で汚れを落としたあとは、水分を取り除くために乾拭きで仕上げましょう。

市販の電子レンジ洗浄剤を使う

前述したような方法以外に、「市販の電子レンジ洗浄剤を使う」という方法もあります。市販の電子レンジ洗浄剤には、ウェットシートタイプやスプレータイプ、電子レンジで温めて使うものなど、さまざまなタイプのものが売られています。100円ショップでも電子レンジ用の洗浄剤が販売されていますので、一度利用してみましょう。

温めて使うタイプの洗浄剤の使い方を簡単に説明します。まずは、掃除シートを袋のまま電子レンジで30秒~1分ほど加熱します。すると、袋が破けて水蒸気がでてきます。その後1~2分ほどシートを冷まし、中からシートを取り出して庫内の汚れを拭き取ります。

シートやスポンジと洗浄液が別々になっているタイプの場合は、洗浄液をシートに含ませてから電子レンジで加熱します。いずれにしても加熱して拭くだけですので、手軽に掃除ができるのがメリットです。

どれぐらいの頻度で掃除すればいい?

電子レンジを汚れたままにしておくと、消費電力が増えたり、嫌な臭いがしたり、汚れが固まってこびりついてしまったりすることがあります。また、汚れが原因で庫内が発火する可能性もあります。

そのようなことにならないためにも、できれば使用後すぐに庫内を軽く拭いておくと安心です。毎回の拭き掃除は大変というのであれば、少なくとも一週間に一度は掃除をすることをおすすめします。

普段のお手入れ方法

それでは、電子レンジの普段のお手入れ方法や注意点などを紹介します。

調理直後に電子レンジを掃除するときは、庫内が冷めてからおこないましょう。電気が通ったまま掃除をすると感電する可能性もありますので、コンセントを抜いてから掃除をすることをおすすめします。

最初に庫内に付着した油や食品のカス、水分などをキッチンペーパーか乾いた布で軽く拭き取ります。その後、固く絞った雑巾などで庫内をまんべんなく拭きましょう。

ターンテーブルがある場合は、ターンテーブルを外して洗うことができます。吹きこぼれの跡や食品のこびりつきが残っている場合は、台所用中性洗剤を薄めたもので浸け置き洗いをすると簡単に落ちます。水垢などの取れない汚れは、クエン酸水かお酢をスプレーで吹き付けて、ラップをしてしばらくおくと楽に落とすことができます。ターンテーブルを洗った後は、ふきんなどでしっかりと水気を拭き取ってから元に戻しましょう。

庫内に魚の生臭さなどの嫌な臭いが残っている場合は、柑橘系の果物の皮を電子レンジで温めれば消臭(脱臭)できます。

電子レンジの外側の掃除には、洗剤を使わなくても汚れを落としができるマイクロファイバーの雑巾がおすすめです。マイクロファイバー特有の超極細繊維が汚れをキレイに絡め取ってくれます。ほこり汚れは乾拭きで、油や食品で汚れている場合は、水で濡らして固く絞ってから拭き取りましょう。

外側の汚れにはアルコール除菌

レンジの外側にも意外と汚れが溜まっているもの。ほこりや手垢などがつきやすく、そのままにしていると、料理の出し入れするときにほこりが混入してしまう可能性もあります。

電子レンジの庫内を掃除するのと一緒に外側も掃除しましょう。外側の汚れにはアルコール除菌スプレーがおすすめです。キッチン用のものなら天然由来成分で作られていることが多く、電子レンジの掃除に使っても安心な商品です。

キッチンペーパーにアルコール除菌スプレーを吹きかけて、電子レンジの上部や側面、扉などの汚れを拭き取りましょう。細菌やウイルスを除菌して清潔に保つことができます。

頑固な汚れはプロにお任せ!

仕事や子育てでいつも忙しく、掃除までなかなか手が回らないという人は、ハウスクリーニングで電子レンジの清掃を依頼するという方法もあります。

掃除のプロであれば、こびりついてなかなか落ちない汚れなどもキレイに落としてくれますし、庫内に残った嫌な臭いなども消してもらうことができます。ハウスクリーニング「ベアーズ」の「キッチンお掃除・台所クリーニング」コースではキッチン周りに加えて、追加料金を支払えば電子レンジの掃除を同時にしてもらうことができます。

それでは、ベアーズのお客様から寄せられた声を紹介します。

自己流お掃除で汚れが蓄積した汚れが気になってきました。キッチンがみるみるキレイになっていく様は圧巻!

引用元:https://www.happy-bears.com/houseclean/jirei/1117

どうしても手が出せなかった長年の家の汚れを、プロにお任せできると聞き、水周りの油汚れ・水垢を中心にお願いさせてもらいました。家の気になる所をピカピカにしていただけるのは嬉しい。

引用元:https://www.happy-bears.com/houseclean/jirei/5869

このようにベアーズのハウスクリーニングは、普段手が届かないような場所までキレイに掃除してくれると好評価です。自分では落とせないしつこい汚れやカビなどを落としてほしい場合は、ぜひ一度ベアーズに相談してみてはいかがでしょう。

【参考】家事代行サービス ハウスクリーニング/株式会社ベアーズ

まとめ

厄介な電子レンジの掃除は、重曹や酢を使って行うのが吉。こびりついた焦げ汚れなどには、重曹水やレモン水などの蒸気で庫内を満たし汚れを浮き上がらせた後、使い古した布でくるんだスプーン「Tシャツスプーン」を使って削ぎ取りましょう。

ただ、長期間放置した汚れがある場合、電子レンジの掃除は非常に面倒なものです。
そんな時は、自分で掃除する代わりに家事代行サービスで家政婦さんにやってもらったり、換気扇やガスコンロ、流しなどキッチン周辺をまとめてハウスクリーニングで徹底的に掃除してもらったりするのもありです。

「自分で掃除したけれど、汚れがどうしても落ち切らなかった」
「大掃除をするけれど、人手が足りなくて電子レンジの掃除までには手が回らない!」
「だれの目から見てもキレイな電子レンジになるようにクリーニングしてほしい」

このように考える人にとっては、これらのサービスは、特に心強い味方となるでしょう。

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