カーペットの洗濯・洗い方は?自宅でできるお掃除方法とダニ対策も

家事の悩み

カーペットダニ対策

カーペットは汚れが目立ちにくいため、洗濯や掃除をサボっていませんか?  カーペットの汚れを放置してしまうと、ダニや頑固な汚れが増える可能性があります。 定期的に掃除をすることで清潔なカーペットを保ちましょう。

自宅でも手軽にできるカーペットの洗濯お掃除方法を紹介します。すっきりクリーンにして気分も爽快にしませんか。

カーペットは種類によって洗濯方法が異なる

カーペットに限らず、布製品には洗濯表示があり、種類によって洗濯方法・洗い方が異なります。
カーペットの素材や機能などによっては水に付けてはいけないものや、洗濯機で洗ってはいけないものもあるので要注意です。

・水洗い可能か?
・洗濯機で洗えるか?
・洗濯機に入るサイズか?

カーペットを洗濯するときは上記3点を確認しましょう。洗濯機で洗えない場合は手洗いをする、洗濯機に入らない場合はバスルームの浴槽で洗うなどの対策が必要です。

洗濯不可のカーペットを見分ける方法

衣類などと同様に、カーペットにも洗濯表示タグが裏面の隅に付いているので、それをチェックしましょう。

まず、洗濯機okのカーペットのタグには洗濯桶の中に数字が書かれたマークが表示されています。数字は水温の上限です。また、洗濯桶下の線の有無や本数は、洗濯に適した強度を示します。

例)
下線2本で「40」のマーク:水温40℃まで/洗濯機で非常に弱い洗濯処理が可能
下線なしで「40」のマーク:水温40℃まで/洗濯機で通常の洗濯処理が可能

洗濯桶に手を入れたマークは「手洗い」に適していることを意味します。

洗濯桶の上に大きくバツを書かれたマークは「洗濯不可」を意味します。自宅で洗うことはできないので気をつけましょう。

カーペットを洗濯する頻度

カーペットを洗濯する頻度の目安は半年に1回、最低でも1年に1回です。ただし、季節や家族構成によっては頻度を増やすほうが良い場合もあります。

家の中では靴下をはかずに過ごすことが多い夏は、足裏の皮脂や汚れがカーペットにも付着するため、汚れやすくなります。また、赤ちゃんや小さな子ども、ペットなどがいる家庭では、カーペットの上を這いまわったり座り込んで遊んだりすることで、カーペットに触れている時間が長くなり、その分、皮脂や汗、抜け毛などが付着するのです。このような場合は、ダニ対策のためにもカーペットの洗濯頻度を2か月に1回ほどに増やすことをおすすめします。

カーペットを自宅で洗濯する場合の洗い方

カーペットを自宅でも上手に洗濯できるように、適切な方法とコツを知っておきましょう。カーペットの洗濯方法は、洗濯機と手洗いがあります。

下準備:ゴミやホコリを落とす

洗濯の前には、洗っただけでは取れにくいホコリや髪の毛などをあらかじめ落としておくことが大切です。また、シミがある場合には、その部分に洗剤の原液を付けておきます。これは普段の衣類の洗濯と同じことです。

洗濯:洗濯機で洗う場合

洗濯機で洗う方法は機械がやってくれるため基本的には簡単ですが、きちんとネットに入れるまでが少々手間です。屏風のように折りたたみ、サイズの合うネットに入れて洗いましょう。

洗濯:手洗いする場合

お風呂場を利用した手洗いをする場合は、正確には「足洗い」になります。浴槽にカーペットがひたひたに浸かるくらいのぬるま湯と洗剤を入れたら、足で踏み洗いします。お湯を入れ替えながら行い、お湯が汚れなくなったら脱水をします。

脱水も踏んで行い、ある程度の水が抜けたら、浴槽のフチなどにかけて水気を落としてから外に干します。

ダニ対策:風通しの良い日陰で干す

洗濯をしたカーペットは気持ちいいですが、生乾きで敷いてしまうとせっかくの清潔なカーペットが台無しです。ダニやカビの原因にもなるため、しっかりと乾燥させてから設置しましょう。風通しの良い日陰で干してください。絨毯など、毛足の長いものはブラッシングで毛足を立てて乾かすことも大切です。

カーペットの生地が厚く、なかなか乾かない場合は、干し方を少し工夫しましょう。
物干し竿が2本ある場合は、2本の物干し竿を使ってM字型になるように干します。カーペット全体がなるべく日が当たるように物干し竿の片方を少し高くすると、効率良く乾かすことができます。

物干し竿が1本だけしかない場合は、カーペットが三角形になるように干します。カーペット同士がなるべく重ならないように、両端をずらして干しましょう。

カーペット・絨毯を洗濯するときのコツ

自宅の洗濯機を使ってカーペットを洗う場合は、次のようなコツがあります。

洗濯機の対応サイズをチェックする

洗濯機の対応サイズに対して大きすぎるカーペットを無理に入れて洗濯すると故障の原因になるため、まず、洗濯機の取扱説明書で容量を確認してください。取扱説明書を紛失した場合は、ネットでメーカー名・機種名を検索するとオンラインの取扱説明書が見つかることもあります。

洗濯機の容量と洗えるカーペットのサイズは、以下を参考にしてください。

洗濯機の容量洗濯機のサイズ
容量8kg以下の洗濯機130cm×190cm(約1.5畳)以下のカーペット
容量10kg以下の洗濯機190cm×190cm(約2畳)以下のカーペット
容量14kg以下の洗濯機190cm×240cm(約3畳)以下のカーペット

ダニ対策!洗濯機のコースは「大物洗い」を選ぶ

ダニはカーペットの奥に潜り込んでしまうと、通常の洗濯では完全に駆除することができないこともあります。その対策として、60℃以上の温風が出る乾燥機でカーペットを乾かすか、ダニ対策用コースがある洗濯機を使うとダニを死滅させることができます。カーペットの隅々まで温風を行き渡らせるためにも、「大物洗い」のコースを選択しましょう。

洗えるシャギーラグでもドラム式は避ける

フカフカで毛足の長いシャギーラグでも、水洗いOKのマークが表示されているものもあります。しかし、そのマークがあってもドラム式洗濯機での洗濯は避けたほうがいいでしょう。

ドラム式洗濯機は「たたき洗い」が基本です。縦型洗濯機の「もみ洗い」と比べるとたたき洗いは少ない水で効率よく洗うことができますが、生地が傷む可能性があります。繊細なラグマットは縦型洗濯機で洗うか、手洗いがおすすめです。

屏風たたみして洗濯ネットに入れる

カーペットはそのままの状態で洗濯機に入れて洗うと、生地同士がこすれて傷みの原因になることがあります。また、カーペットの重さで洗濯機の中のバランスが崩れると、途中で止まってしまう可能性も考えられます。カーペットをボロボロにする失敗を避けるには、カーペットを洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うといいでしょう。

カーペットを洗濯ネットに入れるときは、たたみ方にもコツがあります。ブラシか掃除機で軽くホコリを取ったら屏風たたみをしてから、さらに洗濯ネットに入る大きさにまでクルクルと丸めて入れると、洗剤をカーペットの隅々まで行き渡らせて洗うことができます。

洗濯後はブラッシングして毛並みを整える

カーペットは長く使用するうちに毛並みが倒れてしまい、フワフワした感触が失われがちになります。特に、ジャギーラグなど毛足が長めでおしゃれなカーペットほど、へたりやすい傾向です。

そこで、洗濯後にヘアブラシなどでブラッシングし、寝た毛並みを起こしてあげましょう。そうすれば、新品に近いフワフワ感を取り戻せます。うまく毛並みを立てられない場合は、霧吹きなどを使って軽く湿気を与えたり、水濡れに弱い素材のカーペットなら蒸しタオルを当てて置いたりすれば、毛並みを整えやすくなります。

毛足が絡まって固まっている場合はペット用のブラシを使うとほぐしやすくなるので、試してみてください。

下準備で掃除機を使うのもおすすめ

カーペットを丸洗いする前の下準備の段階で、カーペットに残っているゴミやホコリはできるだけ落としておくことが必要です。ざっと見た感じではキレイであっても、毛足の奥にゴミやホコリが溜まっている可能性があるからです。落とすための手段として、掃除機を使うと効率良くできます。

掃除機をかける際は、カーペットの毛の流れに逆らいながら、毛を立てるようにしてゆっくりと動かしていきます。さらに、一方方向のみではなく、縦、横、ななめと向きを変えながら丁寧にかけていくといいでしょう。

シャギーラグをふかふかに洗濯する方法

毛足の長いシャギーラグは、洗濯方法を間違えると手触りが変わってしまいます。そこで、シャギーラグをふかふかに洗濯したい場合の洗い方を解説します。

大きな汚れは先に洗う

洗濯する前には、必ずシャギーラグに大きな目立つ汚れがないかをチェックしましょう。汚れがあった場合は、事前に部分洗いをしておくことをおすすめします。部分洗いは以下の手順で行ってみてください。

まずは固く絞った布で、表面の汚れをできる限りつまみ取っておきます。次にぬるま湯に中性洗剤を少量垂らした洗剤液を作り、汚れのある部分の裏の下に厚めにタオルを敷きます。最後に布に洗剤液を染み込ませたら、汚れている部分を叩いて汚れをタオルに移していきましょう。

このとき、布をこすってしまうと汚れが下のタオルに移らずにカーペットの繊維に染み付いてしまう可能性があるため、トントンと軽く叩くよう移していくのが正解です。

中性洗剤と柔軟剤を使う

シャギーラグはデリケートな素材であるため、オシャレ着を洗うときと同じような感覚でお手入れを行えば、まずは失敗することがありません。

シャギーラグを洗濯するときに特に注意したいのは、洗剤の選び方です。弱アルカリ性の洗濯洗剤は中性洗剤よりも洗浄力が強い傾向にありますが、シャギーラグを洗う際は中性洗剤のほうを選んだほうがいいでしょう。中性洗剤は繊維を傷めにくく、色落ちや生地の風合いの変化なども抑えてくれるため、ラグの質感を守るには最適です。

さらに、柔軟剤の投入もおすすめです。柔軟剤は繊維を優しくコーティングする効果があるため、柔らかくふかふかの仕上がりが期待できます。

コインランドリーでカーペットを洗う方法

最近のコインランドリーは大型の洗濯機が設置されている店舗も多く、カーペットや毛布洗いがOKのところが増えています。2畳から3畳くらいの大きさのカーペットを入れたときの時間と利用料金の目安は、洗いから乾燥までおよそ60分で1,000円程度です。クリーニングに出すよりも早くて安く仕上がるため、価格重視であれば積極的に利用するといいでしょう。

コインランドリーを利用する前に、まずはカーペットの洗濯表示タグを確認しましょう。「水洗い不可のドライクリーニング表示になっていないか」、「洗濯機で洗っても良いか」、「乾燥機を使用しても大丈夫か」、「色落ちしないか」などをチェックします。
洗濯表示タグがない場合は、素材で判断しましょう。シルクやウールを使った高級カーペットの場合は、水洗いしないほうが安全です。裏に滑り止めのゴムが使われているものなどは熱に弱いため、乾燥機の使用は避けたほうがいいでしょう。

水洗いできないカーペットを掃除する方法

洗いにくいカーペットや水洗い不可のカーペットは、重曹を使った掃除でケアできます。また部分洗いで気になる汚れは改善可能です。

重曹と掃除機でケア

重曹は汚れも匂いも吸着する性質を持っているため、カーペットを水洗いできない場合も重宝します。

まずはカーペット表面の汚れやホコリを掃除機などで取り除きます。続いて、カーペット全体に重曹を振りまいて、ゴム手袋をはめた手で馴染ませてください。3〜6時間ほどそのまま放置したあと、掃除機で吸い取るとサッパリキレイになります。

シミ汚れは部分洗いで対策

洗うほどでもないカーペットのシミは部分洗いで対策しましょう。吸い取れる汚れは前もって乾いた紙や布で吸い取り、固く絞った雑巾で叩くように汚れを移し取っていきます。

油汚れや落ちにくい汚れは台所用洗剤や中性洗剤を使います。洗剤を使う場合には、水で薄めた洗剤、水拭き、乾拭きの順で叩き洗いしていきます。

水拭きする

水洗いできないカーペットの場合、掃除機がけ以外にも月に1~2回程度の水拭きをプラスするとスッキリとします。水拭きをする際は、雑巾を固く絞り、カーペットの繊維の毛並みに逆らうようにしながら丁寧に拭いていきましょう。水拭きをした後は、乾いた雑巾を使って乾拭きし、陰干しでしっかりとカーペットを乾燥させることが大切です。

カーペット全体が薄っすらと汚れているのであれば、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを使用して拭くこともできます。ただし、カーペットの種類によっては中性洗剤による色落ちや傷みが発生することもあるため、事前に目立たないところで試し拭きをすることをおすすめします。

中性洗剤を使って拭いた後は、ぬるま湯での水拭きも必ず行って、洗剤の成分をできるだけカーペットに残さないようにしてください。最後は乾拭きと乾燥もしっかりと行いましょう。

カーペットのクリーニングをプロにおまかせ!

「カーペットの汚れがひどくなってしまったけれど張り替えるのは大変」、「ハウスダストが心配なのでクリーニングしたい」という場合は、ハウスクリーニング業者にお任せすればすぐにでもカーペットを綺麗にすることができます

ハウスクリーニングのベアーズには絨毯・カーペットクリーニングを依頼した人からの口コミがたくさん寄せられています。今回はその一部を紹介します。

【カーペットが見違えるようにきれいになった】

先日のカーペット洗浄、本当にありがとうございました。

家具などの移動もすべてしていただき、大変恐縮いたしております。

カーペットが見違えるようにきれいになったのはもちろんのこと、テレビのうしろ側のほこり(何年分もたまっておりました・・・)もきれいにお掃除していただき、大変感激しております。

引用元:https://www.happy-bears.com/area/houseclean/tokyo/meguro/3938

ベアーズでは専用の機材と洗剤を使ってカーペットのシミや汚れを浮かせてから、洗剤と共に汚れを強力吸引する方法でクリーニングを行っています。自分ではなかなかクリーニングができない大型で重いカーペットなども簡単に綺麗にすることができます。

【参考】ハウスクリーニング 絨毯・カーペットクリーニング/株式会社ベアーズ

まとめ:カーペットも洗濯と掃除でサッパリ

カーペットのような大物の洗濯は大変ですが、洗えるものならば定期的に洗濯した方が快適に過ごせます。洗えない場合にも重曹を使った掃除方法でサッパリキレイにすることができます。

湿気があるとダニやカビの発生につながるため、十分に乾燥させましょう。洗濯や掃除は面倒、ダニの発生など心配…という場合にはプロの業者を利用するのも便利です。

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