電子レンジ掃除には重曹がおすすめ!油・焦げなど頑固な汚れを落とす手順や注意点を解説

お掃除ノウハウ

「重曹を使った電子レンジの掃除方法が知りたい」「電子レンジ掃除に重曹を使うのはだめなの?」と疑問を抱えている方も多いでしょう。

重曹はキッチン周りの掃除に便利なアイテムで、弱アルカリ性の性質によって酸性の油汚れを中和し、落としやすくしてくれます。

しかし、正しい手順や注意点を把握せずに使うと汚れが落ちなかったり、重曹の粉が庫内に白く残ったり、最悪の場合は電子レンジの故障を招くこともあります。

そこで本記事では、重曹を使った電子レンジ掃除について詳しく解説します。手順や注意点も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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電子レンジの汚れの原因とは?そのままにした場合のリスク

電子レンジ掃除重曹

電子レンジの汚れの原因はさまざまですが、代表的な例は以下の4つです。

1.加熱中の食品の飛び散り
油分や水分の多い料理(カレー、煮物、スープなど)を加熱すると、内部に飛び散り汚れが付きやすくなります。

2.ラップや蓋をせずに加熱
蒸気や具材が飛びやすく、庫内の天井や側面に汚れが付着します。

3.過加熱による焦げ付き
食品を加熱しすぎると、焦げやにおいの原因につながります。

4.吹きこぼれ
牛乳や汁物を加熱しすぎると吹きこぼれて、底面にこびりつく場合があります。

庫内に、これらの汚れが残ったまま放置すると使うたびに焦げたような嫌な臭いがしたり、雑菌やカビが繁殖したりと、衛生面での問題につながるリスクがあります。

また、庫内の汚れがマイクロ波の通り道をさえぎると加熱ムラが生じ、調理の仕上がりに差が出やすくなります。加熱効率も落ち、余分な電力がかかる場合も考えられるでしょう。

さらに、庫内に油汚れなどがこびりついた状態で使用すると、発煙や発火が起きる恐れがあります。センサーが汚れに反応して誤作動を引き起こし、不具合や故障の原因につながります。

電子レンジ掃除に重曹がおすすめな理由

電子レンジ掃除重曹

ここからは、電子レンジ掃除に重曹がおすすめな理由について解説します。

・重曹は食品にも使われる成分だから安心
・重曹は電子レンジの油汚れを中和して分解しやすくする

それぞれを詳しく見てみましょう。

重曹は食品にも使われる成分だから安心

重曹はベーキングパウダーの原料にも使われる安全な成分で、料理にも活用されています。そのため、食品を扱う電子レンジの掃除にも安心して使うことができます。

さらに、重曹の粒子は細かくやわらかいため、庫内を傷つけにくいのも特徴です。

重曹は電子レンジの油汚れを中和して分解しやすくする

電子レンジ内の汚れの多くは、酸性の油汚れや調味料の飛び散りによるものです。重曹は弱アルカリ性のため、これらを中和し、浮かせて落としやすくしてくれます。

水に溶かすと軽く発泡する性質もあり、こびりついた汚れを浮かす効果も期待できます。

電子レンジ掃除は重曹・セスキ炭酸ソーダどちらが効果的?

電子レンジ掃除重曹

重曹を使ったレンジの掃除方法をご紹介しましたが、重曹の他に油汚れを落とすのに役立つものにはセスキ炭酸ソーダがあげられます。

電子レンジの油汚れが酷いという場合や、重曹を使用しても汚れが少し残ったという場合は、セスキ炭酸ソーダを使用してみることをおすすめします。

セスキ炭酸ソーダは重曹と同じ弱アルカリ性の性質を持っています。アルカリ性ほど刺激が強いわけではないので、ご家庭で使用するのも安心です。

セスキ炭酸ソーダは、重曹に比べややアルカリ性が強いといわれており、油汚れに対しても高い効果が期待できます。重曹を使用した掃除方法と同様の要領で使用すれば、より簡単に電子レンジの油汚れを落とすことが可能になるでしょう。

電子レンジの油汚れが酷いという場合や、重曹を使用しても汚れが少し残ったという場合は、セスキ炭酸ソーダを使用してみることをおすすめします。

また、ちょっとした油汚れであれば、レモンを使用して同様の手順にて掃除するのも良いと思います。レモンに含まれているリモネンの効果で、油汚れが落としやすくなるといわれています。

重曹を使った電子レンジの掃除方法

電子レンジ掃除重曹

以下では、重曹を使った電子レンジの掃除方法を紹介します。

・【臭い・軽い汚れ】重曹水を使った掃除手順
・【食品カス・油汚れ】重曹スプレーを使った掃除手順
・【焦げ・頑固な汚れ】重曹ペーストを使った掃除手順

それぞれを詳しく見てみましょう。

【臭い・軽い汚れ】重曹水を使った掃除手順

電子レンジ内のニオイや軽度の油・食品汚れに効果的です。蒸気で庫内を包み込み、汚れをふやかしてくれます。

準備するもの

・重曹 小さじ1(約5g)
・水 約200ml
・耐熱容器(マグカップやボウル)
・ふきん、またはキッチンペーパー
・乾いたタオル

手順

1. 耐熱容器に水と重曹を入れてよく混ぜる
2. 電子レンジ(500〜600W)で5分加熱する
3. 加熱後、扉を開けずに10〜15分放置して蒸気を充満させる
4. 容器を取り出し、浮いた汚れや水滴をふきんで拭き取る
5. 乾いたタオルで仕上げ拭きをする

加熱した耐熱容器や蒸気は高温のため、火傷に注意しながら作業しましょう。掃除後に重曹の粉が残らないよう、しっかりと拭き取りましょう。

【食品カス・油汚れ】重曹スプレーを使った掃除手順

重曹スプレーは、食品の飛び散りや軽い油汚れの掃除に適しています。扉や、取手の手垢落としに使うのもおすすめです。手軽に吹きかけて拭き取るだけなので、毎日の掃除に役立ちます。

準備するもの

• 重曹 小さじ1(約5g)
• お湯(40℃) 100ml
• スプレーボトル
• 布、またはキッチンペーパー
• 乾いたタオル

手順

1. スプレーボトルにお湯と重曹を入れてよく振り混ぜる
2. 汚れが気になる箇所にスプレーする
3. 2〜3分ほど置いて汚れを浮かせる
4. 布やペーパーで汚れを拭き取る
5. 布や雑巾などで水拭きし、その後乾拭きで仕上げる

重曹スプレーは、成分が分離して効果が薄れたり、雑菌が繁殖したりする可能性があるため、1週間を目安に使い切るようにしましょう。
また、使用後に乾燥すると、重曹の成分が白い粉状で残る場合があるため、最後に水拭きでしっかり拭き取ることが大切です。

【焦げ・頑固な汚れ】重曹ペーストを使った掃除手順

重曹ペーストは、こびりついた焦げや頑固な油汚れにおすすめです。汚れにピンポイントで塗り込み、しっかり浮かせて落とします。

準備するもの

・重曹 大さじ2
・水 大さじ1
・小皿やカップ(混ぜる容器)
・スプーン・スポンジ・歯ブラシ
・ラップ(必要に応じて)
・乾いた布

手順

1. 重曹2:水1の割合で混ぜてペースト状にする
2. 汚れにペーストを厚めに塗りつける
3. 10〜20分ほど放置する(乾燥しそうならラップをかぶせる)
4. スポンジや歯ブラシでやさしくこすって落とす
5. 水拭きでしっかり拭き取ってから、乾拭きで仕上げる

ペーストを塗ったあとの放置時間は、汚れの状態を見ながら調整しましょう。長時間放置しすぎると、ペーストが乾いて扱いにくくなる場合があります。

また、重曹の成分により化学反応を起こし、変色する恐れがあるため、金属製やアルミ素材の部分は、使わないようにしましょう。汚れが一度で落ちない場合はペーストを塗り直し、繰り返し掃除すると効果が高まります。

電子レンジ掃除重曹を使う際の注意点

電子レンジ掃除重曹

重曹は電子レンジ掃除に便利なアイテムですが、使い方を誤ると逆効果になる恐れがあります。以下のポイントに注意し、上手く活用しましょう。

・金属・アルミ素材には使用しない
・最後にしっかり水拭きする
・重曹ペーストは放置しすぎない
・重曹水・重曹スプレーは使い切れる量だけ作る

重曹はアルカリ性で、金属やアルミに付着すると変色するため注意が必要です。重曹スプレーやペーストを使った後は、しっかり水拭きしましょう。重曹が残ったまま乾燥すると白く固まり、汚れのように見えてしまうためです。

重曹ペーストを使う場合は放置しすぎないよう気をつけましょう。時間が経つと乾燥してカチカチになり、取り除きにくくなります。

さらに、重曹水や重曹スプレーは作り置きに不向きです。時間が経つと成分が沈殿しやすく、雑菌が繁殖するおそれもあるため、使い切れる量だけ作るようにしてください。

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電子レンジ掃除重曹に関するよくある質問

電子レンジ掃除重曹

以下では、重曹を使った電子レンジ掃除についてよくある質問を紹介します。

・電子レンジ掃除に重曹はダメ?NG
・電子レンジ掃除の重曹の白い跡はどうやって落とす?
・電子レンジ掃除に重曹スプレーは使える?
・電子レンジ掃除に重曹とクエン酸のどっちがいい?

それぞれを詳しく見てみましょう。

電子レンジ掃除に重曹はダメ?NG?

電子レンジ掃除に重曹を使うのは基本的に安全ですが、すべての素材に適しているわけではありません。特に、注意したいのが、庫内に金属やアルミ製のパーツが使われている場合です。重曹が化学反応を起こし、黒ずんでしまう場合があります。

また、加熱に弱い塗装やコーティングが施されている部分も、使用を控えたほうが良いでしょう。

重曹自体は食品にも使われる安全性の高い素材ですが、使い方を誤ると汚れがかえって目立ってしまうこともあります。正しい方法で使用すれば、重曹は脱臭や油汚れの除去にとても役立ちます。

電子レンジ掃除の重曹の白い跡はどうやって落とす?

重曹を使った掃除の後に残る白い跡は、水拭きが不十分なことが原因です。これは重曹の粒子が乾燥して白く浮き出た状態で、汚れではありません。布やキッチンペーパーでも拭き取れます。

もし乾いて固まってしまった場合は、ぬるま湯を含ませた布でしばらく押さえてから拭き取ると良いでしょう。

また、スプレーやペーストを使用する際は、分量をしっかり確認することが大切です。特に濃すぎると成分が残りやすくなり、白い跡の原因となります。掃除の最後には、乾いた布で全体を拭き上げることで、仕上がりがきれいになります。

電子レンジ掃除に重曹スプレーは使える?

重曹スプレーは、電子レンジ掃除に使えます。とくに、食品の飛び散りや軽い油汚れに対して有効です。スプレーボトルにお湯100mlと重曹小さじ1を入れてよく混ぜれば、すぐに使える掃除アイテムが完成します。

使い方は簡単で、汚れに直接スプレーしてから布で拭き取るだけです。頑固な汚れには向きませんが、日々の軽い汚れの掃除に便利です。ただし、スプレー後はしっかり水拭きを行い、重曹の成分が残らないようにしましょう。

電子レンジ掃除に重曹とクエン酸のどっちがいい?

電子レンジ掃除では、汚れの種類によって「重曹」と「クエン酸」を使い分けるのが効果的です。

油汚れや焦げ付き、食品カスなどの酸性汚れには、アルカリ性の重曹がぴったり。水に溶かした重曹を加熱して蒸気を発生させ、汚れを浮かせて拭き取る方法が定番です。

一方、庫内に残った白っぽいザラザラした水垢(アルカリ性汚れ)には、酸性のクエン酸が効果的。クエン酸水を加熱して同じように蒸気で汚れを緩めてから拭き取ります。

また、重曹とクエン酸を併用することで、頑固な汚れに対して泡と蒸気のダブル効果が得られる方法もあります。たとえば、濡らした雑巾に重曹とクエン酸をふりかけて加熱すると、化学反応によって発生する泡が汚れを浮かせるのに役立ちます。

まとめ

電子レンジ掃除重曹

電子レンジ掃除には、重曹を使ったお掃除がおすすめです。弱アルカリ性の重曹が酸性の油汚れや焦げ付きを浮かせて中和し、汚れ落ちを助けます。汚れの状態に合わせて、重曹水、スプレー、ペーストと使い分ければ、軽度の汚れからこびりついた焦げまで、落ちやすくなります。

ただし、金属やアルミ、コーティング部分への使用は変色の恐れがあるため、重曹が付着しないよう注意しましょう。また、重曹は乾くと白い粉状となり電子レンジの庫内に残ってしまうため、掃除後にしっかり水拭きすることが大切です。

電子レンジ掃除で重曹を使う際は、ぜひ本記事で紹介した内容を参考にしてください。

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