共働きで離婚する前に考えてみて!夫婦のためにできること
共働き
更新日:2019.12.03

働き方や生活スタイルが変化し、共働き夫婦の世帯が増えています。お互いに忙しく働いていると、夫婦間でのすれ違いが増えやすくなるでしょう。場合によっては離婚を考えてしまうこともありますが、夫婦で解決できる問題なのであれば、できるだけ離婚は避けたいものです。
今回は、共働き夫婦が離婚に至る原因と、離婚を回避するためにできることを紹介します。離婚するべきかどうか悩んでしまったら、ぜひ参考にしてみてください。
目次
共働き夫婦のよくある離婚原因
共働き夫婦が離婚に至る場合、どのような原因があるのでしょうか。家庭の数だけ事情がありますが、一般的に共働き夫婦に多く聞かれる離婚原因を紹介します。
生活がすれ違いやすい
夫婦がそれぞれ働いている共働き夫婦は、生活がすれ違いやすくなります。同程度の忙しさや勤務時間であればよいのですが、多くの場合は夫の方が帰りが遅くなりがちです。
夫婦で予定が合わない、休日がずれてしまうなど、コミュニケーションが取りづらいこともあるでしょう。生活がすれ違うことで、些細なケンカが増えたり、ゆっくりと話し合う時間が取れなかったりして、夫婦の溝が深まってしまうこともあります。
働き方が柔軟に変わりつつある現代では、男性だけではなく女性も忙しく働く場面が増えています。忙しい毎日のなかでも、なるべく夫婦で会話をする、意識的に休日を合わせるなど、夫婦関係を円満に保つためにちょっとした工夫が大切です。
育児・家事負担で不満を抱きやすい
男性の中には、「家事や育児は女性の仕事である」という考えを持っている人は多くいます。母親が専業主婦だったなど育ってきた環境にもよりますが、共働きであってもそのイメージが定着していることもあります。夫がそのような考えを持っていると、多くの場合は妻の負担が大きくなるでしょう。毎日の仕事に加え、家事・育児に追われてしまうと、自分の時間はほとんどありません。
朝から晩まで忙しく動き回っていると、身体的な疲れだけではなく、精神的なストレスも大きくなります。男性の方が仕事も忙しくなりがちですが、忙しいからと妻に任せっきりにせず、夫ができる家事を探すなどの意識が必要です。完全な公平は難しくても、少しでも負担を軽減できるでしょう。
人生プランにズレが生まれやすい
専業主婦の場合、子育てに時間が割きやすいため、出産するタイミングをある程度選ぶことが可能です。しかし、共働きの場合では、出産や子育てにより妻のキャリアプランが大きく変わります。ある程度人生プランを話し合っていたとしても、職場や上司から少し待ってくれと言われてしまうこともあるでしょう。妻の職場によっては、女性社員の退職・休職を防ぐために、出産が順番待ちになることもあるのです。
特に20代の若い時期は、勤務年数やスキルにより、出世したり仕事を任されたりと環境が目まぐるしく変化します。夫婦間でもお互いのキャリアにより、子どもが欲しいタイミングにズレが生じてしまう可能性もあるでしょう。
互いに収入があるため離婚のハードルが低い
共働きの場合、夫婦それぞれにある程度の収入があります。お互いに収入があり自立していると、離婚しても自立して暮らせる基盤があるため、離婚へのハードルが低くなりがちです。離婚後の金銭面に不安を抱える必要がなければ、その分離婚を思いとどまる条件が少なくなるでしょう。
また、共働きは世帯収入が高く貯金しやすくなる半面、財布を別々にしていて互いの収支や貯蓄を把握していないこともあります。
そのため、いざ蓋を開けてみれば予想よりも貯蓄が少なかったという可能性もあるでしょう。共働きでも収入をお互いに把握し合うことはとても大切なことです。後々トラブルとならないよう、定期的に家計について話し合うことをおすすめします。
離婚する前に考えるべきこと
忙しい毎日のなか、ふとしたきっかけで離婚が頭をよぎってしまう人は多くいます。離婚を決める前に、まずはいくつかのポイントを考えてみましょう。
本当に「離婚」以外の道はない?
一度離婚を決意してしまうと、それ以外の道はないと思いがちです。しかし、本当に離婚する以外に方法がないのかどうか、改めて考えてみましょう。抱えている問題の原因と解決方法を洗い出してみます。自分が何を不満に思っているのか、どのように改善したいのかなど、考えをまとめてみることが大切です。決定的な価値観の違いや不倫などではない限り、解決の糸口が見つかるかもしれません。
選択肢の中から一旦離婚を外して、まずは関係修復を目指すことから始めるのがおすすめです。
相手と十分に話し合った?
共働きで忙しく働いていると、話し合いの時間を取れていないケースが多くあります。自分は話し合いたくても相手が応じてくれない、顔を合わせる時間がないといった場合もありますが、まずは「離婚を考えているほど悩んでいる」という状態を理解してもらうとよいでしょう。大抵の場合、相手はそこまで悩んでいると気付かないケースが多いため、悩んでいる問題を相手と共有することが重要です。
きっかけを作る際は、話し合いたい事情、内容などを手紙やメールで伝えてもかまいません。また、ホワイトボードやノートにメモを取って記録を残しながら話し合うと、感情的になることなく、建設的な話し合いができます。
子どもへの影響は?
離婚を考えた際、一番気になるのはやはり子どもへの影響です。もしご家庭に子どもがいた場合、離婚することによりどのようなメリット・デメリットを子どもに与えるのかも冷静に考えておく必要があります。子どもの年齢や状況にもよりますが、結果として子どもを傷付けることにならないか、親権はどちらが取るのか、金銭的な問題はないかなどを考えてみましょう。
離婚は夫婦間の問題ですが、子どもにも少なからず影響を与えるものです。また、子どもは大人が思っているほど未熟ではなく、たくさんのことを学び、考えながら成長していきます。子どもの将来まで考えたうえで、離婚が最適かどうかを検討することが大切です。
離婚せずに関係を改善できるのが一番◎
一度離婚しようかと思い立つと、そればかりを考えてしまうでしょう。しかし、やはり離婚せずに関係を改善できるのであれば、再構築をするに越したことはありません。離婚すると、精神的にも経済的にもデメリットとなり、子どもの将来へも影響します。収入があるから自立していけると考えても、子どもがいる場合は思っている以上に費用がかさみますし、金銭的な不安やストレスにも繋がりやすくなります。
やむを得ない事情がないようであれば、できれば離婚をせず、やはり夫婦仲を改善するのが望ましいでしょう。
離婚を防ぐためにできること
ここからは、離婚を回避するために有効な対策を紹介します。どのように改善したらよいか、まず何をすればよいのかわからないといった場合には、こちらを参考にしてください。離婚を考えた時以外にも、日頃から取り入れるのがおすすめです。
家族会議を設ける
夫婦間での話し合いでは、何よりも冷静でいることが大切です。感情的になってしまうと建設的な話し合いができず、ただの口げんかになってしまいます。もしもどちらかが感情的になってしまった場合は、別日に改めて話し合いの場を設けるようにしましょう。家の中だけではなく、外の飲食店などで行うと感情的になりにくいです。日頃から互いの不満を溜めないよう、隔週・月一など、定期的な家族会議を設けるのもおすすめです。
家族会議では、「今月気になったこと」「今月よかったこと」など、良い点と悪い点の両方を共有できるようにしましょう。「言わなくてもわかってくれるだろう、いつも言っているからわかるだろう」と考えるのではなく、話し合いの場で改めて共有することが大切です。
友人や家族に相談する
悩みを自分の中だけでため込んでいると、次第に思考がネガティブに寄ってしまいやすくなります。重要なのは第三者の目線を入れることであり、自分一人の視点だけでは物事を多面的に見ることはできません。親しい友人や自身の家族などに悩みを相談し、客観的な意見を貰うのがおすすめです。また、悩みを口に出すことで、自分でも気付かなかった深層心理が見えてくることもあります。
自分が不満に思っている状況を改善するためには、まず自分が不満に思っている原因、どうして欲しいのかを的確に把握することが大切です。自分の思いや不満を洗いざらい話すことは、様々な自覚にも繋がります。なかなか友人や家族に相談できない場合には、思っていることを紙に一通り書き出すのも良いでしょう。悩みや感じたことなど、どんなに些細なことでも構いません。
お互いの家事負担を減らす
共働き夫婦において、家事負担は離婚を考える大きな要因になり得ます。自分も忙しいのに相手はいつものんびりしているなど、少しでも不公平を感じてしまうと、不満は次第に積み重なってしまうのです。夫婦円満を維持するためには、余分な家事をなくし、できるだけ夫婦の負担を軽くすることが大切です。そこでおすすめなのは、時短家電の導入や、家事代行サービスです。
特に家事代行サービスは時間に余裕ができるだけではなく、効率のよい作業を学び、日常に活かすことが可能です。夫婦で家事を分担するのはもちろんですが、できる所はなるべく時短して、夫婦のコミュニケーションを増やすようにしてみましょう。
【参考】家事代行サービス 初回お試しプラン/株式会社ベアーズ
離婚カウンセラーに相談する
具体的に離婚を検討している場合には、離婚を考える夫婦専門の「離婚カウンセラー」に相談する方法もあります。離婚は各家庭により事情が異なり、自分の経験だけでは的確な対応が難しいものです。また、離婚については非常にデリケートな問題のため、むやみに周囲へ相談しづらいという人もいます。そこで、離婚カウンセラーというプロの手を借りれば、様々なアドバイスが受けられます。
本当に離婚が必要なのか、離婚を回避するためにはどうしたらよいのかなど、客観的かつプロの視点から助言を得られるため、離婚を考えた際は相談してみると良いでしょう。
まとめ
夫婦が離婚を考える理由は様々です。共働き夫婦が忙しさによりすれ違いが生じ、離婚を考えてしまうのはよくあるケースです。しかし、抱えている不満や悩みは本当に離婚で解決するのかどうか、今一度見つめ直してみることが大切です。離婚は人生の大きな岐路にもなり得るため、一時の衝動で決めるのではなく、落ち着いて慎重に考え進めるようにしましょう。
もし離婚しようか悩んでしまったら、離婚は最終手段として、その前にできることから始めてみてはいかがでしょうか。
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