夫婦円満に!家事分担表のおすすめテンプレート3選

家事の悩み


日々の家事や育児は夫婦のどちらかが一方的に行うのではなく、分担を決めて夫婦で力を合わせて家事を行えば、スムーズに進めることができます。さらに「家事分担表」を作り、担当を決めておくことで、家事の進行状況や誰がどのような家事を行うのかがすぐに分かります。

そこで、今回は家事分担表を作るときのコツやおすすめのテンプレートを紹介します。これらを参考にして、管理しやすい家事分担表を作ってみてはいかがでしょう。

「家事分担表」の作成はメリットばかり!

家事分担表を作ってそれぞれの分担を決めるには、最初にどのような家事が存在するのかを洗い出して書き出す作業が必要です。その作業を行うことで、今まで漠然とこなしていた家事が、具体的かつ客観的に目で確認できるようになります。さらにそれを家事分担表の形にすることで、家事の全体量とそれぞれの分担がすぐに分かるようになります。

夫よりも妻の負担がかなり大きい場合は、夫に現在の家事分担表を見せて家事の偏りを確認してもらいましょう。今まで妻から「家事をやって」と頼まれても、何をどうしたらいいのかわからなかった夫の場合は、この表を見ることでもっと協力しなければならないことに気づいてくれるはずです。

その上で家事の協力を夫に依頼すれば、これからはもっと家事分担の話し合いに参加してくれるようになるでしょう。そのようにして、夫に家事を意識してもらうことで、今後はさらに妻の家事の負担が減ってくると予想されます。

家事分担表を作るコツ

家事分担表作りは、全ての家事を書き出し、それぞれの家事の担当を振り分ければ完成という訳ではありません。夫婦で上手に家事を分担し、滞りなく進めていくことができるような工夫が必要です。そのためには、次のような家事分担表作りのコツを知っておくといいでしょう。

必要な家事を細かく洗い出す

まずは家事分担表を作る前に、思いつくかぎりの家事や育児を細かく洗い出します。中には家事とは呼べないような些細な事柄もあるかもしれませんが、それらも全て付箋紙などに書き出してみましょう。

全ての家事を書き終えたら、次にその家事を行う時間帯を「朝」、「昼」、「夜」に分け、さらに「定期的」に行う家事と「不定期」で行う家事に分けます。このような形で家事を振り分けておくと、後でそれぞれの生活パターンや仕事の都合を考慮しながら家事の分担を決めやすくなります。

例えば、平日の夜はいつも夫の帰宅が遅いのであれば、平日の夜の定期的な家事は妻が全て行い、夫は平日の朝と休日にまとめて家事をやるなどの工夫ができるようになります。

互いの得意不得意を活かす

家事の分担を仕分ける際は、どちらかが一方的に決めてしまうと後で不平不満が出てしまう場合があります。夫婦で話し合ってお互いが納得できるように適切な量を分担することが大切です。分担をうまく決めるコツは、なるべく得意分野や好きなことを担当できるように振り分けることです。

例えば夫が掃除好きで妻が料理好きの夫婦であれば、掃除全般を夫が行い、妻は料理を担当するなどでお互いに楽しく家事ができるようになります。反対に、お互いに不得意分野の家事がある場合、どちらかに一方的にそれを押し付けるのではなく、曜日によって交替で分担するなど、少しでも苦手な家事の負担を軽減できるような工夫をすることをおすすめします。

完璧を目指さない

お互いの家事の分担を決めると同時に、「いつまでにその家事を終わらせる」という目標を立てておくことも大切です。ですが、目標が厳しすぎても家事の負担が重かったり、途中で挫折してしまったりすることがあります。そのようなことがないように、目標は辛いと感じない程度に余裕を持って決めておくといいでしょう。

また、時には予定通りに家事が進まず、イライラしてしまうかもしれません。ですが、目標はあくまでも理想であって、たまには予定通りにいかないこともあると大きな気持ちで考えておくことも大切です。

家事分担表のおすすめテンプレート3選

それでは、具体的に家事分担表の作り方を紹介します。参考になるテンプレートを3つ用意しましたので、自分に合うものがあれば取り入れてみましょう。

1. AERAの家事育児100タスク表

AERA5月30日号の「共働き特集」で掲載した「共働きの家事育児100タスク表」では、一般家庭で想定される家事や育児のタスクを100個洗い出し、朝、夕、不定期の3つに分類した四角いテーブルの表にまとめています。これを参考にして、自分の家庭に合わせたタスク表を作ってみてはいかがでしょう。タスクは100個以上あっても以下であっても構いません。なるべく細かくタスクを洗い出して表に書き出してみることが大切です。

表が完成したら妻の担当と夫の担当を1つ1つ決め、マーカーなどでそれぞれ色を塗っていきます。色分けが終わったら、最後に全体の色バランスを見てみましょう。もし、どちらかの色に一方的に偏っているようであれば、再度話し合ってできるだけバランスのとれた配分になるように決めていきます。

【参考】AERA「共働きの家事育児100タスク表」

2. Microsoftの家事分担テンプレート

Microsoft Officeではテンプレートが豊富にあります。そのうちのWordとExcelには「家事分担」のテンプレートが用意されています。

家事分担テンプレートの呼び出し方は、新規作成からテンプレートの検索で「家事 分担」と入力すれば該当のテンプレートが出てきます。また、Microsoft社のホームページからは、Power Pointで作る家事分担表のテンプレートもダウンロードで入手することができます。

【参考】Microsoftホームページ 家事分担表

WordとExcelの家事分担テンプレートでは、まずは細かく家事を表に記入していき、その横に曜日ごとの担当者を書きます。そのタスクが完了したら、チェック項目にチェックを入れる形式です。

一方、Power Pointのテンプレートは、タスクを食事、掃除、洗濯、その他でグループ分けされているため、それぞれのタスクを把握しやすい形になっています。また、そのタスクごとの頻度と曜日の担当者を書く欄も設けられています。

いずれの場合もテンプレートですので、自分が使いやすいようにカスタマイズができます。それぞれを比較し、最も使いやすいものをベースにして自由にアレンジしてみてはいかがでしょう。

3. 家事分担アプリ「Yieto」

iOSデバイス向けに「Yieto」という家事分担に特化したアプリがあります。Yieto ではまずは100を超える家事タスクが1つずつ表示され、そのタスクを誰が担当しているかを選別する作業から始めるようになっています。この作業を終えると、現在の家事の分担状況が分かる色分けされた表が表示されます。

このアプリではお互いに家事の話し合いができるようにトーク機能やレター機能などが付いています。これを利用すれば、なかなか家事分担の話し合いのきっかけが掴めないペアに、優しくサポートしてくれます。

また、Yietoの情報はパートナー同士でペアリングできますので、お互いのタスクの進行状況をスマホで確認することができます。さらに、タスクの完了のお知らせをパートナーに知らせる機能も付いていますので、二人で一緒に家事を進行していく意識が高まるようになります。

【参考】家事分担アプリ「Yieto」

家事分担表は見える場所に貼る!

以上紹介したアプリやテンプレートを参考に、さっそくオリジナルの家事分担表を作ってみましょう。作った家事分担表は、まずは家の目立つところに貼っておくことをおすすめします。

そして家事を1つやり終えたら、すぐに該当する家事の欄にチェックを入れましょう。このようにお互いにチェックを入れていくことで、家事のやり残しを防ぎ、相手がどのような家事をしてくれているのかを常に意識できるようになります。

人によっては、なるべくなら家の中に生活感のある貼り紙をしたくないという意見もあるかもしれませんが、少なくともお互いの家事分担が慣れてくるまでは、すぐにチェックできるような場所に貼っておくことをおすすめします。

さらに家事をラクにする方法

家事分担表を作れば、お互いに家事を行う意識が高まってくるため、以前よりも日常の家事や育児がスムーズになってきます。ですが、夫婦でいくら助け合ったとしても、仕事が忙しくて時間が取れないときなどは家事が滞ってしまう場合もあります。このような場合に備えて、さらに家事をラクにできる方法を考えておきましょう。

時短家電を導入する

まずは、家事分担表を作るときに洗い出した家事タスクをもう1度振り返って見直してみましょう。家事タスクのうちのいくつかは、時短家電を導入することによって解決もしくは軽減できるかもしれません。

例えば、「洗濯物を干す」は、乾燥機付き全自動洗濯機があればこの作業が不要になるため、削除することができます。また、「掃除機をかける」もロボット型掃除機があれば、掃除機がけの大部分を家電に任せることができるため、かなり軽減することができます。

このように、家電によって手間と時間をかなり減らすことができますので、ぜひ時短家電の購入を検討してみてはいかがでしょう。

家事代行を頼む

家事分担表にあるタスクをすべて完璧にこなすことは、なかなか大変なことです。夫婦共に多忙であったり、苦手な家事があったりする場合は、その家事を行わなくてはならないというプレッシャーだけでも心が潰れそうになることもあるでしょう。

そのような場合は、家事代行サービスに依頼してプロに家事を任せてしまうのも1つの手段です。家事を他人の手にゆだねることで家事のプレッシャーから心も体も解放され、時間にも余裕が生まれます。その時間を使って好きな趣味に没頭したり、ゆっくりと体を休めたり、家族とのコミュニケーションを取ったりするなど、いろいろな人生の楽しみを味わってみてはいかがでしょう。

【参考】家事代行サービス 初回お試しプラン/株式会社ベアーズ

まとめ

夫婦共働きで核家族化が進んできている昨今では、夫と家事を上手に分担することは、多くの妻の願いです。家事分担表を作って家事を見える化し、夫婦でよく話し合いをして理解することができれば、夫と平等に家事を行っていくことは可能です。

お互いに気持ちよく家事を行うためには、それぞれの得意な家事を担当する、完璧を目指さないなどの工夫が大切です。ですが、どうしても家事を行う時間に余裕が無い場合は、時短家電の導入や家事代行サービスの依頼なども考えてみてはいかがでしょう。

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