二人目育児が辛い!大変な育児を上手に乗り越える方法とは?
出産・子育て
更新日:2021.09.30

一人目の子どもで子育ての経験を積んだのにもかかわらず、二人目が生まれてから育児が苦痛になったという方は意外に多いものです。むしろ、一人目よりも二人目の子育てのほうが辛いという方もいます。
この記事では、二人目育児が辛い理由について考察し、どのような対処方法があるかを紹介します。育児の負担にお悩みの方はぜひ、参考にしてください。
目次
二人目の育児が辛い理由
まず、二人目の育児を辛く感じる理由を考えてみましょう。二人目育児を大変にする要因は主に4つがあるとされています。この段落では、それぞれの要因についてくわしく紹介します。
二人の生活リズムが違う
子どもが幼い場合は年齢が近くても生活リズムにギャップがあるため、お世話の効率化が難しいという問題があります。ご飯やお風呂、寝かしつけ等を同じタイミングで済ませられたら楽なのですが、0歳児と2歳児では食事の頻度や眠くなるタイミング、睡眠時間などもかなり違います。そのため、それぞれの子どもに合わせてお世話をしていると、二度手間になることも珍しくありません。
特に、寝かしつけで苦労するママは多いようです。赤ちゃんを寝かせようとしているときに限って上の子が騒いだり、ママに構ってほしがったりすることがよくあります。上の子が眠ってくれたと思ったら赤ちゃんが目を覚まして夜泣きする場合もあります。
上の子が赤ちゃん返りする
最初の子どもは生まれてからずっとママとパパを独占してきました。それだけに、弟や妹が生まれてからは両親の愛情や関心を赤ちゃんに奪われてしまったように感じて、不安から赤ちゃん返りをしてしまう場合があります。「もっと、自分のほうを構ってほしい」という気持ちから、今まではできていたこともできなくなったり、今までは良い子だったのに聞き分けがなくなったりするのです。
赤ちゃんと同じ行動をすればママの関心を引けると考えて、上の子が赤ちゃんと同時にぐずり出すこともあります。パパがいるときなら上の子の相手をしてもらうこともできますが、ワンオペ育児の場合、ママが同時に二人の子どもに対応するのは大変でしょう。
忙しすぎてネガティブになる
一人目と二人目の子どもの年齢差は2才前後が多いのではないでしょうか。0歳から2~3歳くらいの子どもが二人いる場合、常にどちらかが泣いたり、わがままを言ったりしている状態になることも珍しくありません。もちろん、二人同時に泣きわめくシーンも出てきます。
このように、0~3才くらいまでは育児が最も大変な時期といえるでしょう。一人だけでも大変なのに二人同時となれば、大変さは2倍どころか、2乗になるかもしれません。ママはゆっくり眠る暇も食事をする暇もないくらい忙しいでしょう。
忙しすぎると心のゆとりを持ちにくくなりますし、体にも疲れがたまります。また、子どもに泣かれてしまうと母としては辛いので、気持ちがネガティブになって、ふさぎこみやすくなることもあるのです。
上の子がかわいく思えない
子どもが一人のうちは、その子だけにひたすら、愛情と関心を注いで育てることができていたでしょう。しかし、二人目の子どもが生まれた途端、愛情と手間を二人にどう振り分けるかという問題が出てきます。
「ママは自分よりも赤ちゃんを大事にしている」「いままでと同じようにしてくれない」と感じた上の子は当然、怒ったりぐずったりします。ママは上の子のさみしい気持ちを感じながらも、赤ちゃんのお世話を優先せざるを得ない場面が1日に何度も何度も出てくるのです。上の子どもは待たされてばかりで、不満を募らせてわがままを言うでしょう。そろそろ口が達者になってくる2~3才くらいだと、ママの心をえぐるような言葉を吐くこともあるかもしれません。
産後でまだ体力も十分に回復していない時期のママは心にも余裕を持ちにくいため、上の子の言動にイライラして「かわいくない」と感じてしまうこともあります。幼い子どものほうを優先しないと安全に育てにくいという本能から「幼いほうをかわいく感じる」という説もあります。
ワンオペの2児育児によくある悩み
夫婦そろって育児休暇を取得する、夫婦の親やきょうだいに助っ人に来てもらうなど、複数の大人がしっかりと育児への協力体制を築くことができる場合でさえ、2児育児はなにかと大変です。ましてや、ママだけ・パパだけのワンオペ2児育児なら、なおさら、大変なことが多くなるでしょう。ここでは、ワンオペの2児育児によくある悩みから主なものを3つ、紹介します。
寝かし付けが大変
上の子が3歳を過ぎるまでは、まだまだ、寝かし付けてあげないと一人では眠れないことが多いでしょう。上の子一人を寝かしつけるだけでも大変なのに、もっと幼い下の子も一緒にと二人を同時に寝かし付けようとすれば、その大変さは2倍にも2乗にもなります。ワンオペ育児なら、なおさら大変です。
二人を一緒に寝かし付けようとしてみたとしても、上の子がおしゃべりを続けるなどなかなか静かにできないことはよくあります。そのせいで、上の子が寝ないばかりか下の子も眠れない、といった事態になることも多いでしょう。あるいは、下の子の泣き声が気になってしまったために上の子が寝付けなくなるケースもあります。
お風呂に入れるのが大変
ワンオペ2児育児では、子どもたちをお風呂に入れることも、なかなか大変です。目が離せない年齢の子どもを放置して一人だけをお風呂に入れるわけにはいかないので、子ども二人に目を配りながらお風呂に入れるしかありません。
しかし、大人の手が足りない状態で子ども二人をお風呂に入れようとしても、子どもたちが湯船に浸かる時間はバラバラになりがちです。また、ワンオペのママやパパは、ゆっくりと湯船に浸かることはおろか、自分の髪や体を洗うだけでもあわただしく済ませなければならないことがほとんどでしょう。
また、お風呂上がりに子どもたちの体を拭いてあげることも二人同時にはできません。そのため、子どもたちのどちらかが濡れたまま裸で待つ場合もあります。寒い時期には風邪をひかせないか心配になることも多いでしょう。
忙しくて疲れが取れない
ママやパパが疲れたり体調が良くなかったりするときでも待ったなし、一息つくひまもないのがワンオペ育児。常にどちらかのお世話をしなければならないため、家事が思うように進まず、夕飯作りに専念することもできないなど、なにかとうまくいきません。
また、赤ちゃんのお世話だけでも大変なことに加えて、上の子の遊び相手もしてあげる必要があります。時間的にも、気力・体力的にもゆとりがないワンオペ育児ではイライラしてしまいがちなので、上の子と楽しく遊んであげようとしても、キツイと感じることがあるのではないでしょうか。
ワンオペ2児育児の対策
それでは、上のようなワンオペ2児育児に付き物の悩みには、どのような対処をすれば解決できるのでしょうか。ここでは、ワンオペ2児育児によくある悩みへの対策を3つ、紹介します。
二人のお風呂の時間をずらす
ワンオペ2児育児で子ども二人をお風呂に入れるには、二人のお風呂の時間を少しずらすという方法があります。子ども二人を同時に脱がせてお風呂に入れるのではなく、どちらかを先にするのです。
たとえば、上の子を先に洗ってあげる間、下の子は脱衣所に設置したバウンサーで寝ていてもらいます。上の子を湯船に浸からせている間に下の子を脱がせて洗い、一緒に湯船に浸かり、下の子を先に上がらせましょう。上の子が湯船で溺れたりのぼせたりしないよう、注意を払うことも忘れないようにしてください。
寝かし付け方を決める
「寝る前には上の子の好きなDVDを見せる」「本を読んであげる」など、寝かし付けのルーチンを決めてみましょう。寝る前のルーチンを徹底することで、子どもは「もう寝る時間なんだな」とわかってくれます。「夕食の後で下の子に授乳する」といったルーチンでも良いでしょう。下の子がおっぱいを飲むとすぐに眠ってくれる子なら、先に寝かし付けるのがおすすめです。
最初からこの方法でうまくいくとは限りませんが、寝かし付けの方法をあれこれ変えるのはよくありません。2日ほど試してみて良さそうだったら、その方法に決めて、ずっと習慣にするようにしましょう。
就寝時間を早めに設定する
就寝時間が遅くなればそれだけ寝不足になりやすく、心身の疲れがなかなか取れなくなります。ワンオペ2児育児をするママやパパが疲労をためずに乗り切るためには、良質な睡眠が欠かせません。
ワンオペ育児をするママやパパがしっかりと睡眠時間を確保するためには、子どもの寝かし付けと同時に親も早い時間から寝てしまうことです。つまり、就寝時間を早めに設定した生活スケジュールに改めてみましょう。早寝早起きの生活にするには、夕食やお風呂の時間も早めに設定する必要があります。
二人目育児はいつまで辛い?
二人目育児の辛さにぼうぜんとするのは、なんといっても産後から間もない頃です。新生児のうちは数時間おきに授乳しなければならず、眠ってもすぐ目を覚ますため、ママは寝不足になります。それは一人目のときも同じだったはずですが、一人目育児の疲れが蓄積しているところにお世話する子どもが二人に増えたため、最初のうちは負担がかなり増えたと感じるでしょう。
下の子どものオムツが外れる頃になると、オムツ替えの手間がなくなる分、楽になるとよくいわれます。また、「二人目の子どもが1歳くらいになると少し手がかからなくなる」「歩き始めるようになれば、ずっと抱っこしていなくても大丈夫になるので、けっこう楽になる」という意見もあります。
ただし、子どもの性格や成長具合には個人差もあるため、一概に「いつ」とはいえません。また、ママの気持ちの持ちようによっても「楽になった」と感じる時期はさまざまです。いずれにせよ、二人目育児の辛さは子どもの成長に応じて少しずつ軽減され、いつかは必ず終わります。
辛い二人目育児を乗り越える方法
二人目育児のハードさに絶望を感じて、「みんなはどうやって乗り切っているのか」と思うママも少なくありません。この段落では、二人目育児を乗り越えるためのコツを3つ紹介します。
夫と役割分担をする
夫が一日中、外で働いている家庭は多く、ワンオペ育児で苦労しているママが増えています。しかし、二人の幼い子どものお世話をママ一人ですべて背負い込むことには無理があるのです。できるだけ、夫にも積極的に育児に参加してもらえるように相談してみましょう。
夫の帰宅時間が遅い場合は、買い物や寝かしつけなど、可能な範囲や得意分野で家事や育児を担当してもらうという方法もあります。男性は漠然と「手伝って」「育児に参加して」と言われても何をすればよいかわからないケースが多いため、具体的にオーダーを伝えるようにしましょう。特に、紙オムツやミルク等、選び方が難しいものは「○○の紙オムツで男の子用の〇サイズを〇個買ってきて」等と細かく指示しないと、トラブルのもとです。
家事を減らす
子どものお世話だけでもきりがないため、省略できる家事はできるだけ減らしてしまいましょう。たとえば、子どものおもちゃは片付けるそばから散らかされてしまうので、いっそ片付けないと割り切ってしまうこともできます。また、以前は週に2回していた掃除を週1回にしたり、使った食器はその都度洗わずにまとめて洗ったりという減らし方も可能です。
ただでさえ終わりのないものが家事ですから、小さい子どもがいるならなおさら、すべてをきっちりこなすことは困難です。無理に完璧を目指すことはやめてしまいましょう。
上の子を特別扱いする
上の子どもの赤ちゃん返りを防ぐ方法として「“お兄ちゃん(お姉ちゃん)なのだから我慢しなさい”と言ってはいけない」というルールがよく知られています。その発展形として、「あえて上の子を特別扱いする」という方法が効果を発揮することがあります。
上の子どもが寂しい思いをして赤ちゃん返りをしないように、ママが積極的に声をかけてあげたり、「あなたが一番かわいい」と言い聞かせてあげたりしましょう。すると、上の子は下の子へ嫉妬する気持ちがおさまり、問題行動も防止できるかもしれません。
二人目育児を助けるグッズ&サービス
二人の子どもを育てるのは肉体的にも精神的にもハードなばかりか、ゆっくりと腰を下ろす暇もないくらい時間に追われるものです。そこで、育児の負担を少しでも楽にできるなら、便利なグッズやサービスを活用しましょう。この段落ではおすすめの3つを紹介します。
乾燥機付き全自動洗濯機
赤ちゃんと幼児がいる家庭では次から次へと無限に洗濯物が出てくるので、1日に何度も洗濯機を回さなければいけないことがあるでしょう。
その度に洗濯物を干していたら時間と手間がかかるため、乾燥機能付きの全自動洗濯機を活用して時短するやり方をおすすめします。それだけでも1日の時間に少しは余裕が生まれるでしょう。雨の日や夜間でも、必要に応じていつでも洗濯ができることも乾燥機能付き洗濯機の大きなメリットです。
キッズ・ベビーシッター
幼保無償化がスタートし、キッズ・ベビーシッターも実質的に無料で利用できるようになりました(認可を受けた施設に限ります)。上の子どもを見てもらうだけでも手間や心配を減らすことができ、気持ちに余裕が生まれます。
家事代行サービスのベアーズが提供する「キッズ・ベビーシッター」は、1歳から12歳までの子どものお世話を依頼できます。自宅でのシッターからお散歩や送迎、食事の補助までに対応しており、絵本の読み聞かせや宿題サポート、簡単な家事や遊びを一緒にすることも可能です。家事代行研修とシッター研修を修了したプロのスタッフがサービスを提供するため、安心して利用できます。
【参考】家事代行サービス キッズ・ベビーシッター初回お試しプラン/株式会社ベアーズ
家事代行
二人目育児で疲れ果ててしまったママに必要なのは、時間と気持ちのゆとりです。家事代行サービスに家事を任せてしまって、子どもたちにゆったりと向き合うための時間を作りましょう。「家事をしなくては」という焦りやプレッシャーがなくなるだけでも、精神的にリフレッシュできます。
家事代行サービスのベアーズでは炊事・洗濯・掃除といった家庭で毎日する家事全般から、銀行や役所の手続き、子どもの送り迎え、庭木の手入れまで、幅広いサービスを提供しています。即日利用できるプランや必要な日だけのプラン、隔週などの定期プランまであり、お客様のご要望に合わせたオーダーメイドプランも利用が可能です。
【参考】家事代行サービス 初回お試しプラン/株式会社ベアーズ
まとめ
子ども二人のお世話は大切ですが、ママの負担が大きすぎて辛くなってしまっては、子どもたちの気持ちにも良くない影響を与えてしまいます。
ママがゆとりのある気持ちを保つために、たまには家事を手抜きしてみたり、便利グッズやサービスを利用したりすると良いでしょう。ときには、気持ちをリフレッシュするように心がけてください。
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