日本の旦那は家事や育児をしない?できる妻がやっていること

共働き


旦那が家事や育児をあまりしない…。そんな悩みを抱えている女性は、少なくありません。世界的にみても、日本人男性は家事や育児にあまり協力的でないようです。

では、どうすれば家事や育児に協力的な旦那さんになってくれるのでしょうか?ここでは、おすすめのアイデアや具体策をご紹介します。

日本人男性は家事や育児に非協力的ってホント!?

旦那が家事や育児にあまり協力してくれない…。
自分ばかりに家事や育児の負担がかかっている…。

これは、多くの既婚女性に共通する悩みです。

日本人男性は世界的にみても家事時間が少ない!

『平成27年度版男女共同参画白書』に掲載されている「6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連時間(1日当たり,国際比較)」によると、各国の男性の家事時間は以下のようになっています。 ・スウェーデン…3時間21分 ・ノルウェー…3時間12分 ・ドイツ…3時間 ・アメリカ…2時間58分 ・イギリス…2時間46分 ・フランス…2時間30分 ・日本…1時間7分

【参考】男女共同参画白書 平成27年版 6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連時間(1日当たり,国際比較)

なんと!他の先進国に比べると、日本人男性の家事時間はかなり少ないといえますね。これが現実なのでしょう。

男性の労働環境が影響している可能性も!

男女平等化が進んでいるとはいえ、日本の企業はまだまだ男性社会です。近年は育児休暇をとる男性が増えつつあるものの、「男が育児休暇を取るなんて!」といった声があるのも現実です。

男性の中には、「家事や育児に協力的な旦那でありたい」と考えている人も沢山います。しかし、よほどのことがない限りは仕事を優先すべき、といった環境下で仕事をしているうちに、「家事や育児は基本的に女性がするもの」といった固定観念が植え付けられてしまうのかもしれません。

また、これまであまり家事をしてこなかった男性の場合、手伝いたくても何をどうすればいいのかわからず、結果的に非協力的な感じになってしまっている、という可能性もあります。

家事や育児関連のタスクをリストアップしよう

「家事を分担してほしい」、「育児に協力してほしい」ということをそのまま伝えても、大きな成果は期待できません。これまで家事や育児をあまりしてこなかった男性は、抽象的なことを言われても何から始めればいいのかわからず、困惑してしまう可能性があるのです。

夫婦でタスクをリストアップ

そこでまずは、家事や育児においてこなすべきタスクを一つひとつリストアップしていきましょう。
具体的に書き出すことで何をすればいいのかが明確になりますし、現在誰がどのくらいのタスクを負担しているのか、という情報について夫婦で共有することもできます。

またこの作業は、必ず「夫婦」で行うようにしてください。夫婦でたくさん話しながら家事や育児のタスクをリストアップすると、役割分担についての話し合いをスムーズに進めやすくなります。

夫婦で話し合い役割分担を決める

家事や育児のタスクをリストアップしたら、次はどのタスクを誰が負担するのか、役割分担を決めますこのとき、家事や育児は夫婦で半分ずつやるべき、勤務時間が短い方が沢山家事をやるべき、といった固定観念はいったん捨てましょう。「こうあるべき」、「こうするべき」といった観点から役割分担を決めるのではなく、どんなことなら無理なくできそうか、これまで家事や育児をしてこなかった旦那でもできそうなことはなにか、といった観点から互いの役割を決めていくのです。

得意なことから少しずつ始めてもらおう

家事や育児に対する順応力には、個人差があります。最初のうちは、1~2個のタスクを片付けるだけで精一杯…という人もいるでしょう。これに対してイラ立つ気持ちもわからなくはないのですが、家事や育児に苦手意識を持っている男性に最初からたくさんの仕事をお願いしても、上手くこなせるとは思えません。役割分担を決めるときは、得意なことから少しずつ始めてもらうことをおすすめします

できる妻は「ありがとう」と「まあいいか」が上手

家事や育児の分担ができている夫婦の会話には、「ありがとう」という言葉が頻繁に出てくるようです。

家事や育児の分担ができている夫婦の会話には、「ありがとう」という言葉が頻繁に出てくるようです。人は意外と単純で、「ありがとう」と感謝されると、とても嬉しい気持ちになります。特に男性は、「あなたのおかげで」、「あなたがいてくれたから」といった感じでその存在意義に対して感謝されると、プライドが満たされとても気分が良くなるのだそうです。

パートナーが家事や育児をしてくれたときは、感謝の気持ちを伝えましょう。「もしかしたら私より上手なんじゃない?」、「あなたのおかげで本当に助かるわ」というように相手を優位に立たせる言い方をすれば、悪い気持ちになることはないはずです。

「まあいいか」の割り切りも大切

夫婦生活は、これから何十年も続きます。その中では、家事や育児の分担体制が上手く回らないこともあるでしょう。このとき、イライラしたりケンカをしたりしていては、互いにストレスがたまり夫婦関係が悪化してしまう可能性があります。

「最近、私の負担が増えているな…」、「最近、旦那が家事をサボっている…」といった気持があっても、少々のことであれば「まあいいか」と割り切ってしまいましょう。夫婦関係を円満に保つためには、「家事は平等に負担すべき」、「役割分担通りにすべき」というように固く考えすぎないことが大切です。

また、これまで家事や育児をしたことがない男性の場合、最初は失敗ばかりかもしれません。このときも「まあいいか」と割り切り、まずは感謝の気持ちを伝えましょう。そのうえで、改善点がある場合は「〇〇してくれると助かるな」といった感じで相手を立てるような言い方をすると、男性も進んで行動してくれるようになるかもしれません。

【まとめ】できる旦那を育てるコツは「ありがとう」

旦那が家事や育児をしない…と悩んでいる方には、夫婦での話し合いをおすすめします。やるべきことをリストアップしてそれぞれの役割分担を決めることで、負担を軽くできるからです。そして分担している家事や育児を上手くこなしてくれたら、必ず感謝の気持ちを伝えましょう

また、仕事が忙しいときや家事をする時間がつくれないときは、家事代行サービスやベビー・キッズシッターを利用するのもおすすめです。家事や育児の負担が減ると時間と心に余裕が生まれ、夫婦関係が円満になるかもしれませんね。

Related -関連記事-

Pick Up -ピックアップ-

ページ上部へ戻る