冷蔵庫の下や裏面のホコリ対策は?手作り便利グッズでキレイ&節電

お掃除ノウハウ


冷蔵庫の素地

ホコリがたまりやすく、掃除しにくい冷蔵庫の下や裏面。庫内は、食品を入れるため衛生面にも気を配ってこまめに掃除する人は多いものの、冷蔵庫の下や裏面は目が届きにくく見過ごしがち。意外にホコリなどが溜まっており、放置するとさまざまな良くないことが起こるリスクも。手作り便利グッズでささっと掃除しませんか?

冷蔵庫の下や裏のホコリ掃除が大切な理由とは?

冷蔵庫の下は、わずかなスキマが空いており、手やフロアモップ、掃除機のノズルなどは入りにくい場所で、ホコリだけはしっかりと入り込むようになっています。
こうしたわずかなスキマはホコリが溜まっていても覗き込むこともないため気づきにくく、放置されがちです。

冷蔵庫の下や裏は見えませんし、「別に多少汚れていてもいいんじゃない?」と思っている人もいるかも知れません。
しかし、実は見えなくてもいろいろな「リスク」があるのです。
放置すると、密かに生活を脅かすかも知れない冷蔵庫のホコリ汚れのリスクと、掃除の必要性をチェックしておきましょう。

冷蔵庫の掃除はカビやダニ防止に必要!

冷蔵庫の下の汚れは、なんと「カビ」や「ダニ」の原因となる可能性があります。
冷蔵庫の下は湿気や水分が一緒に溜まっていることもあり、それとホコリが一緒になってカビやダニの温床となるかも知れません。
何もせずとも、冷蔵庫の置かれているキッチンは、水分が多く湿気も高くなりがちです。
さらに、食べカスや人の髪の毛や皮膚、垢などのエサとなり、温かい環境などの条件も整っています。

冷蔵庫の下も例外ではなく、さらに掃除をせずに放置されがちなので、リスクはさらに高くなります。こまめに掃除することで、ホコリも湿気も溜めずに清潔にしておくことが必要です。

冷蔵庫の掃除は「節電」のために必要!

冷蔵庫の下や裏側、側面など、いわゆる「箱の外側」に汚れを溜めると、冷却機能の効率が悪くなることもあります。
冷蔵庫の裏側には“熱”を逃すための機能がついていますので、その部分の機能をホコリ汚れで邪魔しないようにすることが必要です。
熱を逃がす機能が衰えれば、冷却の効率が悪くなり、電気をたくさん使うようになります。節電とは逆の結果になってしまいますね。

冷蔵庫の熱の逃し先は、本体の背面や左右側面、上部にある「放熱器」から逃がすようになっている場合が多い。取り扱い説明書に“壁から何cm、天井から何cm開けて設置するように”という注意書きが必ずあるのはこのためだ。

出典 : 第4回:冷蔵庫の節電法、実際どれだけの効果がある?|家電Watch

冷蔵庫下の掃除は「水漏れチェック」にもなる!

冷蔵庫下の掃除をこまめにしておくことで、ドレンパンやドレンパイプの故障や水漏れをチェックすることもできます。
霜(しも)をとるために働き、庫内の水分を排出し、蒸発させる部分ですが、これが故障すると冷蔵庫の下に水が溜まってしまうことがあります。
こまめに冷蔵庫下の床を掃除していれば、その異常にも早く気づけるでしょう。

冷蔵庫の下と裏側の掃除に使えるグッズ

冷蔵庫下や裏面、側面の掃除には、どこのお家にもきっとある「針金ハンガー」と「履き古したストッキング」を使って掃除グッズを作ってみましょう。
この2つのアイテムがあれば、簡単に作れて掃除も簡単。

気づいたときにささっと掃除してキッチンの衛生や節電にもつなげましょう。
これは、お掃除のプロと呼ばれている、家事研究家高橋ゆきの愛用している「ストッキングハンガー」という手作りお掃除グッズです。
手の届きにくい部分のホコリを、ストッキングならではの「静電気」でキャッチする仕組み。

針金ハンガー×ストッキングの「ストッキングハンガー」

  1. ハンガーのフックと反対側の輪の部分を持って引っ張り合い、ひし形にする。
  2. ストッキングをかぶせる(ストッキングは片足ずつ使える)
  3. フック部分とは反対の側からハンガーを通して、つま先まですっぽりと入ったら、フックに余ったストッキングをくるくると巻きつけて結び、固定する。
  4. フック部分を持って、冷蔵庫の下で左右に動かすだけでホコリが取れる!

薄いので、冷蔵庫と床に挟まって取れなくなることもありませんし、柔らかくしなるので、すみずみまでフィットして汚れを取ります。 【参考】お掃除のプロ高橋ゆき愛用のストッキングハンガー|日経DUAL

仕上げは「針金ハンガー」+「靴下」

仕上げとして、ストッキングハンガーの上からさらに靴下を重ねて拭けば、厚みも増して、よりしっかりとホコリなどの汚れを拭き取ることができます。

冷蔵庫下だけでなく側面と壁側のホコリも!

冷蔵庫の節電のためには、下だけでなく裏面と側面の汚れ落としも必要です。
また、冷蔵庫に面している壁側にも意外にホコリが溜まっています。
そこもサッと落としておくと衛生的ですし、見た目にもキレイになります。

家中のあらゆる場所に使える「ストッキングハンガー」

冷蔵庫の下や裏側、側面のように、気がつかないうちにホコリが溜まる場所は家のあちこちにあります。冷蔵庫の周りだけでなく、家中のスキマのホコリを小まめに掃除するためにも、ストッキングハンガーは役立ちます。

家具の下やスキマにも「ストッキングハンガー」が大活躍!

リビングのソファーやタンス、ベッドの下などのスキマ掃除にも、ストッキングハンガーは大活躍します。
スキマの幅にもよりますが、これらの家具の下もハンディワイパーや掃除機のノズルが入りにくいことがありますよね。
重い家具を動かして掃除するのは大変なので、ストッキングハンガーでササッと掃除してしまいましょう。

高い場所の掃除にも「ストッキングハンガー」なら曲げて使いやすい!

大きな家具類の上部や高い棚などの掃除にもストッキングハンガーは使えます。針金が曲がるため、拭きたい部分に合わせてハンガーの先端を曲げて角度を付けることが可能です。手の届きにくい部分もハンガーの長さでスッと掃除できます。

まとめ:冷蔵庫の掃除で衛生面も節電もしっかりと。

冷蔵庫の下や裏は、なかなか目が届かず、掃除もサボりがちになってしまいます。
しかし、汚れを放置するとデメリットが多いため、普段から小まめに掃除しておくことが必要です。冷蔵庫の下や裏といったスキマの掃除には、針金ハンガーとストッキングを組み合わせた便利グッズを使いましょう。針金の柔軟性が使う場所にも柔軟に対応してくれます。

Related -関連記事-

Pick Up -ピックアップ-

ページ上部へ戻る