お風呂掃除で赤ちゃんの安全を配慮するには?
出産・子育て
更新日:2020.02.28

赤ちゃんのいるような家庭だと、お風呂は雑菌が繁殖しやすく心配です。洗浄力の強い洗剤などを使うと、赤ちゃんに影響がないか心配です。
そこでお風呂掃除をする場合は、自然の成分である、体に悪影響のないものを使って掃除するのが良いといえます。
目次
お風呂には菌がたくさんいます
お風呂はリビングなどとは違い、床と浴槽に分かれており、排水口があり、シャワーや蛇口などもあり、湿度や温度が高くなりやすい場所です。
寝室やリビングとは違い、自然と菌も繁殖しやすい場所です。どうしてもシャワーや水道を使い、また体を洗いますので、皮脂や垢も発生し、それらが雑菌を繁殖させます。
お風呂では大腸菌やブドウ球菌、また黒カビなどが発生しやすく、黒カビとなるとタイルなどにこびりついてしまい、なかなか取れません。赤ちゃんは、免疫力が弱いので、成人の人間よりも菌やカビに弱く、細菌性の炎症やとびひなどを誘発することもあります。
黒カビであれば、赤ちゃんが吸い込むことで、喘息などのアレルギーを引き起こします。特に子供のころまでは、皮膚も消化管も弱いので、湿疹や下痢、腹痛などの症状も出やすく、少しの雑菌やカビでも症状を引き起こします。
お風呂場では、直接触れたりするアイテムも多いので、これらにもカビや雑菌が付着していることもあり、病気を誘発します。
さらには、お風呂のお湯を口にすると、お湯に含まれるカビや雑菌で、皮膚炎やアレルギー、腹痛を引き起こすこともあります。このために、日頃からお風呂はこまめに掃除する必要があります。
お風呂に雑菌やカビを増やさないようにしましょう

お風呂で雑菌やカビが繁殖しやすい条件は、温度と湿度です。もっとも増えやすい環境は、36度前後であり、湿度が50%以上になるとよく繁殖します。
カビも温度25~28度、湿度80%以上になると繁殖しやすく、雑菌やカビにしても、温度や湿度が高いと繁殖しやすいと考えておけば良いでしょう。
これらの雑菌やカビを増やさないようにするためには、温度を下げる、湿度を下げるということが重要です。特に換気をすると良く、冬なら一気に浴室が冷えていきます。
浴室乾燥機が設置してあるならば、お風呂に入った後は、必ずこのような乾燥機を使いましょう。定期的な掃除も重要であり、掃除をしないほどカビや雑菌が繁殖し、固まって頑固に取れなくなります。
・床や浴槽はこまめに洗う
・お風呂に入った後は、さっと洗い流して乾燥させる
・浴槽の蓋を使うならば、しっかりと洗うこと
・追い炊きの配管があれば、時々配管用洗剤で洗うこと
このようなことが重要であり、浴槽や床をきれいにしても、浴槽の蓋や配管が汚れていると、そこから菌が広がっていきます。浴槽や蓋、床などは自然の成分を使用して掃除し、配管のパイプクリーナーも自然成分の安全な製品があるので、それを使って掃除すると良いです。
安全な素材の洗剤を使いましょう
お風呂の掃除をするならば、赤ちゃんの体にも害のない、安全な自然成分の洗剤を使って掃除するようにします。
重曹
皮脂汚れや石けんカスを落とすのに効果的であり、食用ではベーキングパウダーとしても使われているので、食用重曹を使うと、口に入れても害が無く安全です。
クエン酸
水垢を落とすのに効果的であり、梅干しやレモンに含まれている舐めると酸っぱいと感じる成分です。
アルコール
除菌するのに便利です。
汚れが気になるような場所には、重曹やクエン酸をふりかけて、スポンジやブラシを使ってこすって落とします。
頑固でこすってもなかなか落ちないような部分には、水に重曹やクエン酸を溶かして、その水をふりかけ、30分程度放置し、その後ブラシなどで磨きます。壁であればふりかけても垂れて落ちてしまうため、キッチンペーパーなどに染みこませて貼り付けると良いです。
配管の掃除というと、化学薬品を使っているパイプクリーナーが有名ですが、赤ちゃんのいる家庭では、化学薬品を使うのは心配ということもあるでしょう。
そのような場合には、塩素系漂白剤や界面活性剤などを一切使っていない、パイプクリーナーもありますので、そのようなものを使用して掃除すると良いです。
赤ちゃんのお風呂に関するよくある疑問
新米ママにとって、赤ちゃんのお風呂は難しいと感じることが多いのではないでしょうか。ここでは、赤ちゃんのお風呂についてママからよく出る質問を3つ、ご紹介します。
1. いつからお風呂に入れていいの?
生後28日目までの新生児期は赤ちゃんの抵抗力がまだ弱く、へその緒も乾ききっていないため、大人も使用する浴槽に入れると雑菌に触れてしまわないかが心配です。また、産褥期のママも悪露が多いため、湯船に浸からず、シャワーだけで済ませることも多いでしょう。
そのため、新生児期は赤ちゃんを浴槽に入れる代わりに、ベビーバスを使用して赤ちゃんを沐浴させてあげましょう。一般的に、生後1ヶ月以降なら、赤ちゃんが大人と一緒にお風呂に入っても問題ないタイミングといわれています。ただし、念のため、初めてのお風呂の前にお医者さんに相談するほうが安心です。1カ月健診のときにでも、聞いてみてください。
2. お風呂に入れるときの注意点は?
まず、お風呂上がりにあわてないように、必要なものの準備をしっかりしましょう。もっとも重要なのは、赤ちゃんを湯冷めさせないことです。寒い時期は、脱衣所や洗い場、お風呂上りに赤ちゃんが過ごす部屋などを暖めておきましょう。
脱衣所にバスマットや厚手のバスタオルと赤ちゃんの着替えやオムツ、ベビーオイルなど保湿剤、自分の着替えやバスタオルをセットします。赤ちゃんの着替えは、前開きの肌着やバスローブ・バスラップを広げて置き、その上にもう1枚、バスタオルを敷いておくのがポイントです。そうすると、体を拭いてあげた後、すぐに服を着せることができ、赤ちゃんの湯冷めを防止できます。
赤ちゃんを洗う順番は顔→頭→体です。赤ちゃんの目や口に石鹸が入ったり、石鹸を流し残したりしないように注意しましょう。首周りや脇の下、お尻や股間などは特に気をつけてあげたいものです。ママの膝の上に赤ちゃんを乗せて、背中を支えながら手早く洗ってあげましょう。
また、赤ちゃんはお湯の温度が熱いかぬるいかを自分で言えないので、ママが調節してあげる必要があります。赤ちゃんにとっては38度くらいのぬるめのお湯が心地よいですが、冬はお湯が冷めやすいため、40度くらいを目安にするとよいでしょう。それから、赤ちゃんは大人よりものぼせやすい点にも注意が必要です。赤ちゃんの様子を見ながら、お湯に浸かる時間を調整してください。お風呂上りには水分補給も忘れないようにしましょう。
3. 赤ちゃんをお風呂に入れる頻度や時間は?
赤ちゃんの肌は新陳代謝がとても活発なため、汗をかいていないように見えても、多くの皮脂を分泌しています。また、おしっこやうんちでお尻が汚れるため、清潔にしておくことが大切です。そのため、新生児のうちから、基本的には毎日、体を洗ってあげるのが理想的といえるでしょう。
ただし、産褥期で体がしんどいママにとって、赤ちゃんを毎日、洗ってあげるのは一苦労かもしれません。冬など、比較的、汗をかきにくい季節なら、無理せずに1日置きにしてもよいでしょう。逆に、夏など汗をかきやすい時期は臨機応変に、1日に2~3回、体を洗ってあげたほうがよい場合もあります。
お風呂掃除を家事代行にお任せ!
赤ちゃんがいると目が離せなくて、家事をこなすのも大変です。特に、お風呂掃除は赤ちゃんから離れて浴室に行くため、赤ちゃんが泣いてしまうなど、気がかりなことも多いでしょう。赤ちゃんとの時間を大切にしたい時期だからこそ、手間がかかるお風呂掃除はじめ家事全般は家事代行サービスにサポートしてもらうのもおすすめです。また、大切な赤ちゃんもいれるお風呂はしっかりお掃除して清潔を保っていたいですよね。そのためにもお掃除のプロに任せるのはおすすめです。
家事代行なら、お風呂掃除や家中の掃除はもちろん、洗濯や料理、買い物なども依頼できます。そのため、赤ちゃんとゆっくりとした時間を過ごすことができ、ママの心身にもゆとりが生まれるのです。短時間で手際よく、質の高い家事をしてくれるため、家事のやり方の参考にすることもできます。
【参考】家事代行サービス 初回お試しプラン/株式会社ベアーズ
(まとめ)お風呂掃除で赤ちゃんの安全を配慮するには?
1.赤ちゃんにも安全な成分を使いお風呂掃除をします
赤ちゃんのいるような家庭ならば、お風呂掃除は自然成分の体に害のないもので行なうのが良いです。そのようなものを使って掃除しても、お風呂は十分にきれいになります。
2.お風呂には菌がたくさんいます
お風呂場は湿度や温度が高くなりやすいので、カビや雑菌が繁殖しやすい場所です。そのようなカビや雑菌によって、赤ちゃんはアレルギーや喘息、腹痛などを引き起こすこともあります。
3.お風呂に雑菌やカビを増やさないようにしましょう
お風呂場は、雑菌にしても、カビにしても、湿度や温度が高くなると繁殖しやすくなります。雑菌やカビを増やさないためには、こまめに掃除し、お風呂の蓋や配管なども定期的に洗うようにするのです。
4.安全な素材の洗剤を使いましょう
お風呂の掃除をするならば、自然成分の洗剤を使用して掃除すると、赤ちゃんにも安全で安心です。重曹やクエン酸、アルコール、または自然成分のパイプクリーナーなどを使うと良いでしょう。
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