共働きママに多い悩みとは?子育てと仕事を両立するコツを紹介
共働き
更新日:2019.12.04

妊娠・出産を経てようやく職場に復帰したものの、想像していた以上に子育て中の共働きが大変で息切れしているママも多いのではないでしょうか。このまま仕事を続けるべきかどうか悩んでいる人もいるかもしれません。この記事では、共働きで子育て中のママに多い悩みや子育てと仕事を両立するための考え方について紹介します。
目次
1.子育て中の共働きママに多い悩みとは

共働きで子育て中のママは多くの悩みを抱えています。ここでは代表的な5つの悩みに深く切り込み、どうすればもっと楽に育児と仕事が両立できるようになるかを考えていきます。
家事育児の負担が女性に偏っている
共働きであるにもかかわらず、家事育児の負担が女性側に偏っているという現状に悩んでいるママは多いのではないでしょうか。特に、まだまだ手がかかる小さい子どもがいる家庭では、食事や着替え、入浴といった育児に相当な時間が割かれてしまいます。共働きでも女性に家事育児の負担が偏っているというのは、日本特有の問題です。実際に、内閣府の調査においても、先進国の中でも日本は男性が育児や家事に費やす時間が極端に短く、その分、女性が圧倒的に長いことがわかっています。
具体的な数値をみると、6歳未満の子どもを持つ夫が家事育児関連にかける時間は1日あたり83分と先進国の中でも最低の水準です。しかしその一方、女性が家事育児関連にかける時間は7時間34分と群を抜いて長く、男性が負担しない分のしわ寄せが女性にきていると考えられます。仕事もしながら1日あたり平均7時間以上を家事育児に費やすとなると、睡眠時間以外に自分の時間がほとんど取れないという計算になります。
周りの支援のないワンオペ育児がつらい
家事に協力的な男性も増えている反面、まだ多くの家庭において、女性の「ワンオペ育児」が続いています。
ワンオペとは、「ワンオペレーション」の略で、すべてのことをひとりでこなさなければならない状態のことです。日本では、「育児については母親の仕事」という固定観念が根強く、女性をワンオペ育児へと追い込む大きな要因になっています。
実際、結婚するまでにひとり暮らしを経験していたなどの理由から家事はある程度担当できても、育児となると急に消極的になる男性も少なくありません。
そのため、保育園の送り迎えの連絡が女性側に集中する、帰宅してからの子どもの食事も当然のように女性が面倒を見ることが前提となっているケースが多くあります。
また、小さい子どもがいる父親の年齢と働き盛りの年齢も重なりやすく、手伝いたくても物理的に帰宅できないという場合もあるでしょう。特に、男性側の残業や休出が多い場合では、仕事のある日だけでなく休日までワンオペ育児になってしまいます。そうなると、女性が休む暇がありません。
子どもが熱を出すと予定が狂う
子どもの体調不良によって、頻繁にスケジュールが狂うことに悩むケースも多くみられます。職場復帰にあたって保育園に通わせるようになった途端、さまざまな病気をもらって子どもが毎日のように熱を出すようになってしまうことは珍しくありません。
体調によっては保育園で預かってもらえないため、自分も急きょ休まなければならなくなってしまう場合も多くあります。また、朝は平熱でもその後、子どもが高熱を出して保育園からお迎えの連絡が入ると、たとえ勤務中でも早退して迎えにいかなければなりません。
大人と違って子どもは急に熱を出すことも多く、たとえ親であっても子どもがいつ体調不良になるかは予測が難しいものです。そのため、せっかく職場に復帰しても、仕事の予定が組みづらい、会議へのドタキャンが続くなど、仕事においては気まずい思いをしてしまうことも多くあります。
さらに、子どもの体調がなかなか安定しないことによって、一体いつまでこのような状況が続くのかと悩んでしまうのです。
残業できない
復帰したからにはバリバリ働きたいと思っていても、育児中には残業が難しいことにフラストレーションを感じてしまうケースもあります。たとえば、保育園に子どもを預けている場合は、迎えに行く時間が決まっているため、たとえ定時までに仕事が終わらなくても残業できず、イライラしてしまうことも。終わらなかった分は次の日に回すか、他の人にカバーしてもらうということになるため、仕事で達成感を感じにくくなります。
こういった状態から、結果として職場で肩身の狭い思いをする、子育てが落ち着くまでは大きな仕事を振ってもらえないことも多くあります。働き方改革も進む中で、キャリアアップを目指している女性にとって、自分の能力が生かしきれない状況が続くというのはつらいものでしょう。仕事に復帰したものの、仕事も育児も中途半端な状況になってしまっていると感じ、自己嫌悪に陥ってしまうケースも少なくありません。
自分の時間が取れない
自分だけの時間を捻出しづらいという問題もあります。家事育児をしながら仕事もするとなると、自分だけの時間は相当削られてしまいます。
特に、子どもが小さく仕事中に預けなくてはならない場合は、出勤前後に幼稚園や保育園、祖父母宅に送り迎えする必要もあるでしょう。
加えて、まだ自立できていない子どもの面倒を見るのにも手間がかかります。特に、フルタイムで働いているケースにおいては、純粋に自分だけの時間を捻出するのは容易ではありません。結果として、体力回復のために必要な睡眠時間が削られてしまうことにもなりかねません。
2.子育てと仕事を両立するために考えたいこと
子育て中の共働きはとかく女性に負担が偏りがちです。しかし、どちらか片方にだけ負担が集中している状態はあまり健全とはいえません。ここからは、子育てと仕事を両立するうえで重要となってくる3つの考え方について説明します。
共働きの利点を整理する
まず、夫婦で共働きの利点を整理して、そもそも何のために共働きをしているのかを再認識することが大切です。共働きには長い目で見ると、夫婦にとって多くのメリットが期待できます。
もっとも大きなメリットは、妻が専業主婦の家庭と比べると、生涯賃金が大幅にアップすることです。企業に勤めている場合は、厚生年金や退職金もダブルでもらえます。世帯収入が増えればその分だけ子どもの教育にお金をかけられますし、選択肢も増えます。老後に向けて蓄えを増やすこともできるでしょう。
また、夫婦で働くことは、将来病気やケガ等でどちらかが働けなくなった場合のリスク分散にもなります。どんなに健康に気を付けていても、病気やケガになる可能性は誰にでもありますし、年齢を重ねれば重ねるほどそのリスクが高まるでしょう。
さらに、共働きをすることによって妻が充実感を感じられるという面もあります。やりがいのある仕事を持つ、仕事を通じて社会と関わり続ける、働いてきちんと収入を得られるといったことは自分への自信につながります。
家事育児の分担を見直す
次に、夫婦の家事育児分担を見直すことも必要です。女性にばかり家事育児の負担が偏っている状態が続くと、女性が疲弊してしまいます。
体調不良になる、ストレスが溜まってうつ病になるといったケースもあり、そうなるとメリットの多い共働きが続けられなくなる可能性もあります。子育て中の共働きを長く続けるコツは、男性が家事育児に積極的に参画することです。
夫が家事育児に不慣れな場合は、洗濯や掃除、休日に食事を作るといった簡単なレベルから始めてもらい、徐々にコツをつかんでもらうと良いでしょう。洗濯や掃除、食事の用意、皿洗い等、日常的な家事を分担できるようになれば、作業内容に共通点の多い育児もスムーズに手伝えるようになります。
家事の分担については、すべての家事を一覧にして「見える化」してみることも大事です。なぜならば、家事は掃除や料理、洗濯といったわかりやすいものだけではありません。
たとえば、日用品の補充や洗った食器の片付けなど目立たない家事も多く存在します。そういったものを表にまとめて共有することによって、細かな部分の家事も分担しやすくなる場合もあります。
サポート人員を増やす
そして、家事育児を助けてくれる人員を増やすのもひとつの手です。夫婦だけで家事育児が回らない場合は、お互いの両親や兄弟姉妹といった身内に助けてもらう等、サポート人員を増やすことも解決策になります。
子どもの送り迎え、帰宅してからの食事作りや子どもの入浴など、スポット的に助けてもらうだけでも負担感が違ってきます。ただし、身内が近くに住んでいない、親自体が両親の介護等で忙しいという人もいることでしょう。
その場合は、家事の外注を検討してみてはいかがでしょうか。案外割り切って家事代行サービスを利用するほうが、身内に頼むよりも気を使わなくて済むという考え方もあります。
3.家事代行サービスを利用するメリット

子育て中の共働き家庭の救世主として家事代行サービスに注目が集まっています。最後に、子育て中の共働き家庭が家事代行サービスを利用するメリットについて詳しく説明します。
自分や家族のための時間が増える
1つ目のメリットは、自分や家族のための時間が増えることです。家事代行サービスを利用することで家事にかかる時間を減らすことができれば、その分、自分ひとりの時間や子どもと過ごす時間を作りやすくなります。
たとえば、家事の中でも「掃除だけ」「料理だけ」と部分的にアウトソースするだけでも時間効率が良くなるでしょう。その場合、自分がもっとも苦手なものやストレスを感じやすい家事からアウトソースするのがコツです。時間に余裕ができれば、美容院や整体に行って心身のメンテナンスをする、家族で食事や散歩に行くなどの楽しみが増えます。
ストレス軽減につながる
2つ目のメリットは、精神的な負担感が軽減されることです。家事代行サービスを利用して時間的な余裕ができれば心にもゆとりが生まれやすくなります。
家事総量が減ることによって、「自分ばかりが大変」「夫にもっと手伝ってほしい」という不満も感じにくくなり、ストレスの軽減にもつながります。
また、帰宅してから夜寝るまでに「あれもこれもしなければ」と追い詰められなくて済むでしょう。さらに、プロに頼むことで家の掃除が理想的な仕上がりになり、さらに汚れにくくなるという効果も期待できます。仕事で疲れて帰宅しても家がきれいに片付いていれば心置きなくくつろげます。
子育て中で共働きの場合は家事の外注化も検討してみよう
とにかく時間がいくらあっても足りない子育て中の共働き家庭では、家事代行サービスを活用して家事負担を減らしてみるのも賢い選択肢のひとつだといえます。共働きをすることによる大きなメリットが世帯収入のアップです。世帯収入が増えた分、便利な家事代行サービスを利用して自身の負担を軽減してみてはいかがでしょうか。
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