共働きで親に頼れない夫婦にもできる「子育てをラクにする方法」
出産・子育て
更新日:2021.04.13

共働き夫婦の場合、育児については実家の両親からサポートしてもらっている場合も多いでしょう。しかし、実家が遠方であったり、両親の都合がつかなかったりして、どうしても両親に頼ることが難しいケースもあります。あるいは、両親との関係があまり良くないために頼りたくないという方もいるかもしれません。
そうなると、どちらも優先度が高い仕事と育児を両立させるのは非常に大変なことです。今回は、両親に頼れない場合でも子育てをラクにする方法について、ご紹介します。
目次
親に頼らず子育てできている夫婦の特徴
ここでは、両親に頼らなくても子育てができている夫婦にはどのような特徴があるかについて、代表的な例を3つ、ご紹介します。自分の家庭がひとつでもあてはまるかどうか、チェックしてみてください。
勤務時間の都合がつきやすい
子育てをしていると、子どもが急に熱を出したり体調を崩したりすることがあり、仕事中でもお迎えに行かなければならない場合があります。また、熱が出てから24時間以上を経過しないと登園できない保育園もあり、子どもを見守るために夫婦のどちらかが仕事を休まなければならない場合もあるでしょう。そのようなときに急な早退や欠勤ができる職場であれば、両親の助けがなくても子育てをこなせます。
また、ふだんから夜遅くなる前に帰宅できたり、子どものための休みを取りやすかったりする仕事であれば、夫婦だけでも育児をしやすいでしょう。中には、子どものために都合がつきやすい職場へ転職するケースもあります。
夫婦で家事・育児の分担ができている
夫婦のどちらかに家事・育児の負担が集中していると、突発的なケースにおいて臨機応変な対応が難しい場合があります。いざというときに柔軟に対処するためには、夫婦のどちらかに負担が偏らないように、普段ふだんから家事と育児を分担しておくことが大切です。
両親に頼らず子育てをしている夫婦は、育児中に起こりがちな不測の事態を想定して、事前に話し合いができています。「子どもが急に体調を崩した場合、どちらが早退してお迎えに行くか」などについて、あらかじめシミュレーションしておきましょう。
家事・育児の便利なサービスを活用している
「家事や育児は夫婦だけで完結しなければいけない」という思い込みから自由になると、両親に頼らなくても夫婦だけで子育てがしやすくなります。共働き世帯の増加に伴い、子育てや家事の負担を軽減できるサービスを積極的に使っている夫婦が増えています。
その分、お金はかかりますが、節約のために無理をして余裕をなくしてしまっては本末転倒ではないでしょうか。それより、金銭的コストをかけても心身の負担を軽くして、日々を穏やかに過ごすことを目指す方法もあります。そうすれば、両親の手を借りることができなくても、子育ての負担を減らせるでしょう。
子育てをラクにする5つのテクニック
ここでは、上で紹介した夫婦の良い面を参考に、子育てをラクにする5つの方法をご紹介します。事前に手続きが必要なサービスもあるので、早めに準備を始めましょう。
1.自治体・民間のサービスを活用する
子育てを支援するサービスは自治体・民間でいくつかあるので、積極的な活用がおすすめです。主な2つをご紹介します。
まず、ファミリー・サポート・センターは一般財団法人女性労働協会が地方自治体と提携して実施している事業で、子育てや介護などの支援を依頼したい人と引き受けたい人をマッチングします。サービスを利用したい場合は事前に会員登録が必要です。最寄りのファミリー・サポート・センターを探すには、自治体のホームページや一般財団法人女性労働協会を参照するか、役所の子育て支援課に問い合わせてください。
次にNPO団体「フローレンス」は首都圏で訪問型病児保育や障害児保育、小規模保育などのサービスを提供しています。利用したい当日8時までに依頼すれば100%対応してもらえ、インフルエンザや水ぼうそうといった感染症の子どもにも対応が可能です(はしかは除く)。また、団体と提携している医師の往診も手配してくれます。利用するには月額会員登録が必要です。
2.病児保育施設を利用する
子どもが急に体調を崩して登園できないけれど、仕事を抜けることがどうしても難しい場合もあるでしょう。そのような場合は、「全国病児保育協議会」加盟の病児保育施設を利用する方法もあります。北海道から九州・沖縄まで、全国に加盟施設があるため、どこに住んでいる方でも利用しやすいでしょう。ただし、利用にあたっては事前登録と年会費納入が必要です。突然起こる子どもの体調不良であわてずに済むように、小さい子どもを持つ共働き夫婦なら早めに登録しておくことをおすすめします。
3.子育て・家事は夫婦で協力する
普段ふだんから、子育てと家事のルールについて、夫婦で話し合っておきましょう。何でもかんでも公平に分担しようとするより、夫と妻、それぞれの得意なことや不得意なこと、できることに応じて役割分担を考えるほうがうまくいきます。
特に、子どもと直接かかわる時間が夫婦のどちらかに偏らないようにすることが大切です。普段からふだん、子どもの世話をしていない親が緊急事態にいきなり対応しようとしても、なかなかスムーズにはいきません。朝のお世話や登園・お迎えなどを妻が分担するなら、夫はお風呂のお世話や寝かしつけをするなど、無理がないように分担しましょう。
4.保育園や学童保育を活用する
保育園によっては親の都合を考慮して延長保育に対応してくれる場合があります。何時まで子供を預かってもらえるか、保育士と事前に相談してみましょう。延長保育を利用できるようになったことにより、育児と仕事の両立がしやすくなったというケースもあるのです。
子どもが小学校に入学すると、保育園時代よりも育児と仕事の両立が難しくなるといわれています。いわゆる「小1の壁」です。学童保育は共働き夫婦が「小1の壁」を乗り越えるために必須といわれるもので、「放課後児童クラブ」が正式名称とされています。仕事などの理由で親が日中いない子どもを対象に、小学校の放課後に学校の教室や校外の児童館、保育園を利用して預かってくれます。夏休みなどの長期休暇には早い時間からの利用も可能です。学童には公立と民間組織が運営するものがあり、利用時間は一般的に18時までですが、近年はもっと遅くまで預かってくれるところも増えてきました。
5.時短家電を導入する
共働き夫婦が両親の助けを借りずに子育てする場合は、忙しくて子どもの相手や家事に十分な時間を割けないことも多いでしょう。せめて、育児の時間を増やすために、家事を時短できる便利な家電を導入するのもおすすめです。
ドラム式洗濯乾燥機があれば、夜に洗濯物を入れてスイッチを押すだけで朝には洗濯物が乾いています。食器洗いも意外に時間がかかる家事ですが、食器洗い乾燥機を導入すれば数十分~1時間×食器を洗う回数分の時短が可能です。その他、自動調理鍋やおまかせ調理ができるオーブンレンジ、ロボット型掃除機なども家事の時短に役立ちます。
家事も育児も助けてくれる「家事代行サービス」

家事も育児もサポートしてもらえる「家事代行サービス」を利用する共働き夫婦も増えています。ここでは、家事代行サービスでは何を頼めるのかについてご紹介します。
「家事代行サービス」とは?
家事代行サービスとは、家庭にある道具や洗剤などを使用して、日常の家事を代わりにしてもらえるサービスです。特殊な道具や洗剤を使用してエアコンや換気扇などの分解洗浄や汚れを徹底的に落とす清掃だけを行うハウスクリーニングとは異なります。
家事代行サービスでは、掃除や洗濯、買い物や炊事といった家事全般から、役所手続きや郵便物受け取り、ペットや庭木の世話、子どもの見守りやお世話まで、幅広い対応が可能です。長期契約や定期的な利用の場合は、自宅の鍵を預けて不在中に家事をしてもらうこともできます。
家事代行サービスの利用者層は仕事で多忙な独身者や夫婦、産前産後のママ、年配の方など、あらゆる世帯にわたります。特に、忙しい共働き世帯の利用者は多数です。
困ったときはキッズ・ベビーシッター!
家事代行サービスのプランの中には「キッズ・ベビーシッター」もあります。一般的な家事代行サービスは家事をメインとして引き受けるのに対し、「キッズ・ベビーシッター」プランは子どものお世話がメインです。子どものお迎えに行けないときや保育園がまだ決まっていない状態で復職するとき、子どもを置いて外出しなければいけないときなど、子育てで困ったときに頼ることができます。
家事代行サービスの「ベアーズ」が提供する「キッズ・ベビーシッター」では、派遣されるすべてのスタッフが家事代行研修にくわえてシッター研修を修了しています。厳しい基準に合格したスタッフが対応されるので、安心して利用していただけます。定期コースではご利用前に面談やお子さんとの顔合わせもあるので、心配いりません。
【参考】家事代行サービス キッズ・ベビーシッター初回お試しプラン/株式会社ベアーズ
家事を代行にまかせ、子どもとの時間を
家事代行では、さまざまな家事をプロの家政婦におまかせできます。ふだんは家事・育児と仕事の両立をがんばっている方も、たまにはプロに家事をおまかせして、子どもやパートナーとゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。心身の疲れを癒やし、家族のコミュニケーション不足を解消する良い機会になるでしょう。
家事代行サービスの「ベアーズ」では、他人が自宅に入ることへの不安を理解し、お客様の心に寄り添うサービスを提供します。定期的なご利用プランが最も人気ですが、スポット(単発)でのご利用も可能です。初回限定のお試しプランもありますよ。
【参考】家事代行サービス 初回お試しプラン/株式会社ベアーズ
まとめ
両親の手を借りずに子育てと家事を乗り切るのは大変なことです。忙しい共働きのご夫婦は自分たちだけで乗り切ろうと無理をせず、周りのサポートや便利なサービスを活用していきましょう。ひとり親世帯の方も同様に、周囲に協力を仰いでみてください。
Related
-関連記事-
-
育休から復帰、家事に手が回らない…新米ママパパの家事代行体験談
育休が明け、共働きがスタートしたTさん夫婦。育児と仕事の日々が忙しく、掃除になかなか手が回らなくなり
育休が明け、共働きがスタートしたTさん夫婦。育児と仕事の日々
2023.08.28
-
家政婦大国・フィリピン。特区ベアーズレディによる家事代行体験談
フィリピンから受け入れをしている特区スタッフの家事代行を体験してもらいました!ベアーズレディの変わら
フィリピンから受け入れをしている特区スタッフの家事代行を体験
2023.08.01
-
ネズミやゴキブリの害虫駆除をしたい!家に虫が侵入したときの対策
ゴキブリやネズミ、トコジラミ、ハチなどの害虫は、いつの間にか家の中に侵入しているものです。不愉快で健...
ゴキブリやネズミ、トコジラミ、ハチなどの害虫は、いつの間にか...
2023.07.31
-
育児に家事に、忙しいママへ届けたい。「出張整体」体験インタビュー
リニューアルしたベアーズの暮らしサポートからクオースホームの出張整体が受けられるようになりました!
リニューアルしたベアーズの暮らしサポートからクオースホームの
2023.06.05
-
義母の大切な着物を、家族で受け継ぎたいから。「オーダー日傘・着物リメイク」体験インタビュー
こんにちは。 家事代行のベアーズです。 みなさまは大切なお着物はお持ちでしょうか。 ...
こんにちは。 家事代行のベアーズです。 みなさ...
2023.05.10
-
エアコンクリーニングにかかる時間は? それにまつわる疑問も解消!
「エアコンクリーニングにかかる時間はどのくらい?」その疑問に答えます! エアコンを長く安心し...
「エアコンクリーニングにかかる時間はどのくらい?」その疑問...
2023.04.11
Pick Up
-ピックアップ-
-
【体験談】ベアーズの家事代行初回お試しプランは、快適な暮らしへの第一歩
ベアーズの「家事代行初回お試しプラン」の体験談をHさんにインタビュー。共働きで1歳の娘を育てるHさん
ベアーズの「家事代行初回お試しプラン」の体験談をHさんにイン
2023.01.19
-
子どもの絵でオーダーメイドのぬいぐるみを作ろう!料金目安や注意点
子どもが描いた絵をいつまでも大切にしたい人におすすめなのが「ぬいぐるみオーダーメイドサービス」です...
子どもが描いた絵をいつまでも大切にしたい人におすすめなのが...
2022.12.22
-
福利厚生の事例8選|従業員の満足度が高いユニークな福利厚生とは
企業が活動するにあたり、従業員は最も重要な財産といえます。優秀な人材が長く働きやすい環境を築くため...
企業が活動するにあたり、従業員は最も重要な財産といえます。...
2022.12.22
-
出張買取とは?おすすめの業者選びと危険なトラブルを避ける方法
自宅にいながら不用品やブランド品の査定と買取を依頼できる出張買取。忙しい人や家を空けられない人、不...
自宅にいながら不用品やブランド品の査定と買取を依頼できる出...
2022.11.29
-
マットレスクリーニングの料金相場や洗浄手順、業者の選び方は?
毎日使うベッドのマットレスには汗や皮脂などが付着するため、予想以上に汚れが溜まりやすいものです。マ...
毎日使うベッドのマットレスには汗や皮脂などが付着するため、...
2022.08.31
-
冷房の使い始めに注意!エアコン掃除や試運転がポイント!【クリーニングサービス体験談も】
夏への準備、エアコンは試運転した方がいいって本当? 季節は5月。夏はまだ先のこと……と思って...
夏への準備、エアコンは試運転した方がいいって本当? ...
2022.05.09