結婚、共働き、家事が負担になりやすい日本人は北欧を参考に

共働き


日本人は、日々の家事について頑張り過ぎる傾向にあるそうです。結婚生活はずっと続いていくものですから、あまり負担になるような考え方では、そのうちパンクしてしまうかも知れません。そんな家事や役割分担について悩む方に、男女平等先進国で8割以上の夫婦が共働きである北欧フィンランドの考え方や習慣をご紹介します。

日本人は家事の役割分担について意気込みすぎ!?

みなさんは、夫婦の家事分担について、どのように考えていますか?
「家事は分担するものだと思っていたのに、自分にばかり負担がかかっている」と、結婚生活自体にストレスを抱くようになっていませんか?

日本人は、「家事は平等に負担すべき」「共働きの家庭なのだから、家事は分担すべき」というように、家事分担について固く考えすぎる傾向にあるようです。
しかし、結婚生活や家事分担はルール通りに回らないこともありますし、そもそも最初にルールを決めていない、という夫婦も少なくないようです。

実際、結婚情報誌『ゼクシィ』が実施したアンケートでは、78%の人が「特にルールを決めたわけでなく自然に現在の家事を担当するようになった」と回答しているそうです。

フィンランドの家事分担に対する考えとは?

フィンランドは日本よりも男女平等化が進んでおり、8割以上の夫婦が共働き世帯となっています。そしてこの国で暮らす人々は、家事に対して以下のような考えを持っています。

働きながら家事まで完璧にこなすなんて無理

フィンランドでは男女に共通して、「働きながら家事まで全てするのは無理」という理解があります。
これがあるとないとでは大きな違いがあり、食卓にできあいの惣菜が並んだり、洗濯の頻度が少なくなったりしても、「仕事もあるのだから仕方がない」と、パートナーに対して寛容になれるのです。また、家事を担当している側としてもパートナーに理解があると、楽な気持ちで結婚生活を送ることができます。

料理は得意な方がすればいい

結婚情報誌『ゼクシィ』が実施した調査によると、86%の夫婦が「炊事は妻が担当している」と回答しています。日本では、「料理は女性がするもの」という意識が男女に共通してあるのかもしれません。

これに対してフィンランドでは、「料理は得意な方がすればいい」という共通認識があるようです。

・朝食は早起きしたほうが作る。
・食事内容はシンプルに。パンを焼くなど、自分でできることは自分でする。
・料理は鍋ごと食卓に出すなど、洗い物を増やさないようにする。

日本人も仕事と家事を両立することの大変さについて理解し、互いに寛容になることができれば、家事に対して生まれたネガティブな感情を解消できるかもしれません。また家事分担についても、「ルール」として最初に決めるのではなく、「できる方がする」という共通認識を持っておくと、時間が経つにつれてそれぞれの役割が自然に決まってくるのではないでしょうか。

上手に手抜きして家事の負担を軽減

フィンランドの女性は日本の女性に対して、「あんなに沢山のおかずを用意するなんてすごい」「日本のお母さんは本当に偉い」と思っているのだそうです。
確かに日本のお母さんは、おかずが何種類もある朝食を用意したり、見た目がきれいで栄養バランスのとれたお弁当を用意したり、毎日掃除や洗濯をしたり・・・というようなことを、仕事をしつつこなしています。
もちろんこれは本当に素晴らしいことなのですが、そのためにストレスを抱えたり、パートナーに対して不満に思ったりしていては、幸せな結婚生活をおくるのが難しくなってきます。

フィンランドの夫婦は手抜き上手

フィンランドの夫婦は、日々の家事について上手に手抜きしているようです。
現在、日々の家事を負担に思っている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

忙しい平日は出来合いのものを活用

フィンランドのマーケットでは、惣菜や味付けされている食材が数多く販売されています。
それだけ、需要があるということなのでしょう。
この国の家庭では、仕事などで忙しい平日の食卓には出来合いのものが並ぶ、ということが一般化しているのです
家族の好みに合わせてクリームやチーズ、スパイスをプラスすれば、「家庭の味」をつくることも可能です。

食器洗いは食洗器にお任せ

最近は食器洗いを活用する家庭が増えつつありますが、「食洗器を使うなんて手抜きだ」「ちゃんと洗えているのか心配だ」といった意識がある人が存在するのも事実です。

この点、フィンランドでは、ほとんどの家庭で食洗器が活用されています。使い終わった食器はそれぞれが食洗器の中に入れ、その日の夜にまとめて洗うのです。すると、朝起きたときにはすべての食器がきれいになっています。
「いつも自分ばかり食器洗いをさせられている」とケンカするくらいなら、食洗器を活用して夫婦のストレスをなくすほうが賢いのかもしれません。

洗濯も上手に手抜き

フィンランドでは、洗濯は週に1回しかしない、という家庭が少なくありません。
下着は各自5組以上確保しておくなど、少ない頻度の洗濯でも支障がないよう工夫しているのです。
全自動洗濯機を使えば、「干す」作業も省略できますよね。
また洗濯後の衣類についても、下着など畳む必要のないものについては、そのままにしておく家庭が多いようです。

家事代行を利用して時間と心に余裕を

夫婦で協力していても、仕事が忙しい時期などは家事をする余裕がないこともあります。
そういった場合は、家事代行やベビー・キッズシッターを上手く活用してみましょう。家事についてマジメに考えている人ほど「家事代行なんて手抜きなのではないか」と思ってしまいがちですが、そんなことはありません。

こういったサービスを利用して家事の負担を軽減することは、時間だけでなく心に余裕を持つことに繋がりますし、心に余裕ができると、仕事や家庭生活をより良いものにしていくことができます。

家事代行やベビー・キッズシッターを利用することは、家事によるストレスを軽減して夫婦生活を円満に保つうえで、大変効果的な手段の一つといえるでしょう。

【家事代行サービスでできること】
日常のお掃除から、お料理、買い物、洗濯、アイロン掛け等、家事全般をお客様のご要望にあわせてオーダーメイドで!

【キッズ・ベビーシッターでできること】
1歳~12歳のお子様の身の回りのお世話や送迎、室内・屋外でのシッティング等を頼める!

【まとめ】北欧を参考に頑張りすぎないHappyな結婚生活を

共働きの夫婦が多いフィンランドでは、家事や育児に関して日本よりも寛容です。
もちろん、その全てについてフィンランドと同じように・・・というわけにはいかないでしょうが、家事が負担になりやすい方は、この国の考え方だけでも参考にしてみてはいかがでしょうか。
あまりマジメに考えすぎず、ときには上手に手抜きすることも大切です。
その一手段として、家事代行サービスなどの利用についても検討してみましょう。

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