電子レンジは、油汚れや食品や飲み物などのコゲがつきやすいもの。そのため、お掃除も手間がかかってしまいますよね。そんな電子レンジ特有の庫内の汚れを落とすのに有効なのが、重曹とスプーンを組み合わせたお掃除方法。自宅にあるもので簡単にできるので、要チェックです。

小回りの利くスプーンと、安全な重曹を掛け合わせる

「重曹」は、非常に優れた掃除アイテムです。比較的安価であるうえ、食用としても使われるものですから、安全性が高いというメリットもあります。このことから、「口に入るもの」を扱うキッチン周辺、電子レンジの掃除によく使われます。

この重曹を使って掃除していくときは、小回りの利くスプーンが活用します。
重曹を水に溶かして掃除をするときは、重曹15グラムに対して水200ミリリットルが目安です。ただ、毎回きちんとグラム単位で計るのは面倒なものですよね。計量スプーンなどを使えば、簡単に計ることができます。

「このスプーンは、重曹専用」と決めて重曹の袋の中に入れてしまっていてもいいですし、ほかの掃除アイテムや洗剤の計量にも使う、としていてもいいでしょう。
ただし、重曹は安全なものであるとはいえ、食用に使うスプーンは使わない方がいいと思われます。食用の計量スプーンと重曹(やほかの洗剤)を計るためのスプーンは違うものを用意しましょう。

また、その際は近くに置いておいても「どっちが食用でどっちが洗剤用だっけ?」とならずに済むように、まったく異なる素材のものを用意したり、目印をつけたりするとよいでしょう。

続いて、電子レンジの掃除について見ていきましょう。
上記のように、大さじ1杯の重曹を水200ミリリットルで溶かしたものを、耐熱容器に入れて電子レンジで4分ほど加熱します。
こうすることで、重曹を含んだ水蒸気が庫内を満たしてくれます。

このあとは、すぐに電子レンジを開けるのではなく、30分程度そのままにしておきます。汚れを浮き上がらせるためです。

その後で電子レンジの中をきれいに塗れ雑巾で拭きあげます。
ただ、これだけでは、庫内の隅に溜まっている汚れや、ガンコな汚れはなかなか落とすことができないもの。
そんなときに利用できるのが、スプーンです!(使わなくなったものでOK)
スプーンに布、たとえばもう着なくなったTシャツなどを小さく切ってはぎれにしたものを巻き付けてください。
スプーンはもともと「握ること」を前提としている道具であるため、よく手にフィットします。
この布を巻いたスプーン=「Tシャツスプーン(と呼びましょう)」の先端を使って、電子レンジの隅々まで掃除していくのです。

もちろん、つまようじなども細かいところの汚れをとることには役立ってくれますが、少し力を入れると折れてしまうもの。
その点、スプーンならばある程度力を入れても折れることはありませんね。
ガンコな汚れもとりやすいことでしょう。

最後に、濡れていない乾燥したタオルで拭きあげます。
電子レンジで加熱して行う掃除です。
重曹を入れる容器は、必ず電子レンジ対応のものを選んでください。

【注意】※誤ってスプーンを電子レンジの中にいれたまま加熱しないようにご注意ください。

レモンで電子レンジの汚れを落とす

「レモンを使って汚れを落とす」という方法もよくとられます。

これはとても簡単で、レモンの皮やレモンの身を使って行う方法です。
電子レンジにこれらを入れて加熱して拭きあげるだけで、電子レンジの庫内がキレイになるというスグレモノです。

そのやり方はとてもシンプルです。
レモンを2分の1にカットして、電子レンジで2分ほど温めるだけ。軽微な汚れはこれでスッキリさせることができます。
また、焦げ付きが比較的ひどい部分については、レモンの皮をこすりつけるようにすることで解消することができます。その後に濡れ雑巾でしっかりとこすると、キレイにとることができるでしょう。

レモンに含まれている「リモネン」が働いてくれるためこのような掃除効果が得られると考えられています。
「リモネン」はその名前から、「レモンにだけ含まれているもの」と思われてしまいがちですが、実はミカンなどのかんきつ類全般にも含まれています。そのため、「レモンは家にはないけど、オレンジやミカンは常備している」という人の場合は、これを利用するのもよいでしょう。

ただこの方法は、「ひどすぎる汚れだと効果がないのでは?」などの声もあります。そのため、どちらかというと、軽微な汚れ向きでしょう。もっとも、レモンにしろミカンにしろ、これらは純然たる「食べ物」。掃除に使うものとして、これ以上に安全なものもなかなかありませんね。

酢も電子レンジ掃除に使える!

「酸っぱいもの繋がり」でもう1つ、「酢」を使った掃除方法を紹介しましょう。
ここでも、スプーンが活躍してくれます。もっともこの場合は、掃除用のスプーンではなく食用のスプーンを使ってもよいでしょう。

酢を30ミリリットル(大さじ2杯)に対して、水は120ミリリットルほど用意します。
これも重曹水と同じように、耐熱容器にまとめて入れます。

それを電子レンジで2分半ほど加熱します。重曹の場合は30分程度置きましたが、酢水の場合は45分ほど放置しましょう。

そのあとで電子レンジを開けて、中を拭いていきます。また、「汚れが特別にひどいな」という場合は、少し長めに加熱するとよいでしょう。
この方法も、重曹を使った方法と同じく、「汚れを浮き立たせて掃除する」というものです。

このように、電子レンジの庫内の掃除方法はたくさんあります。
しかしながら、やはり手間がかかるものであることは事実。特に汚れがひどい場合はなかなか落としきれないこともあるかもしれません。

そんな人におすすめなのが、ハウスクリーニングや家事代行といったサービスです。
これらは単純に「家事にかかる時間」をカットできるだけでなく、ハウスクリーニングの場合はプロの技術や機材、洗剤で、ガンコな汚れまでをもキレイに落としてくれます。電子レンジだけでなく、換気扇やガスコンロもまとめて掃除してもらうのもよいですね。

ちなみに中には、「電子レンジの掃除を徹底的に行う」というプランを設けているところもあります。
専用の道具や機材を使って掃除してくれるクリーニングもあれば、家庭にある道具を使って家政婦さんとして掃除してくれるサービスもあり、バリエーションに富んでいます。

まとめ

厄介な電子レンジの掃除は、重曹や酢を使って行うのが吉。こびりついた焦げ汚れなどには、重曹水やレモン水などの蒸気で庫内を満たし汚れを浮き上がらせた後、使い古した布でくるんだスプーン「Tシャツスプーン」を使って削ぎ取りましょう。

ただ、長期間放置した汚れがある場合、電子レンジの掃除は非常に面倒なものです。
そんな時は、自分で掃除する代わりに家事代行サービスで家政婦さんにやってもらったり、換気扇やガスコンロ、流しなどキッチン周辺をまとめてハウスクリーニングで徹底的に掃除してもらったりするのもありです。

「自分で掃除したけれど、汚れがどうしても落ち切らなかった」
「大掃除をするけれど、人手が足りなくて電子レンジの掃除までには手が回らない!」
「だれの目から見てもキレイな電子レンジになるようにクリーニングしてほしい」
このように考える人にとっては、これらのサービスは、特に心強い味方となるでしょう。